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さよなら。TOYBEE

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ep.26 女騎士に相談を受けた。

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 ふふふふ♪ ふふふふ♪

 わはは~♪ わはははは~♪

 相談してください~~~♪ 相談してください~~~~ッッ♪

 ぷりーず・こんさぁると・みぃーーー~♪

 Please consult me~♪

 Please consult me~♪



 おっ、坊さんの立て看板がある。読んでみよ~。


上級ダンジョンに生息するドラゴンと同じ巨大モンスターの
一つ目のサイクロプスの資源化が進んでいない。
身体は巨大なサイクロプスで、
肉は石のように固くて食べられたものではないが、
これだけ大きな素材をただ、エアコンのために血だけ使ったり、
自動馬車の部品である目玉の水晶だけを利用するのは、もったいない。

誰かサイクロプスの死体を我が信仰に持って来て欲しい。
持ち運びは大変だが、
必ず、上級冒険者の収入にするために、
必ず私たち信仰が商品化してみせる。上級冒険者の生活を豊かにしたい。
神を信じよ。

アーメン・インシュアラー・南無


 わお! なるほどね~♪

 サイクロプスの血は、エアコン使うための冷たくする機構として使われてるって話だったよね?

 それで、結構上級冒険者でウハウハ稼いでるんだよね~。



 ただ、

 それでも、サイクロプス自体はでかいから、身体の肉が全然使われてない状態だって話みたい。

 肉は固いし、食べられない状態で、持ち運びも大変だからかな?




 うーーーん。肉をどうにか食べられるようにするのもひとつだけど、

 叩いたり、ミンチにしたら、食べられないかな?

 安くてうまい、サイクロプス・バーグとか?


 どかーーーーんとでかい、ハンバーグにしちゃえ!!!!


 どかーーーーん!!!



 ほかほかほか~♪ じゅーじゅー。じゅーじゅー。

 肉汁たらぁーーり。チーズを乗っけちゃえっ。チーズとろぉーーーーん。



 できないかな?


 ええい。坊さんの立てカンバンに書きこみしちゃえ!!!


 ↑↑↑
 固い肉は筋をつぶす感じで、ミンチにして棒で叩くと、食べられると思います。



 これで、よしっと!


 まあ、とりあえず、持ち運びのための機構をなにか考える必要があるのかな?

 でかいものって簡単に持ち運べるものじゃないし、

 通常サイクロプスを倒しても、

 運送のために、けっこう冒険者大変なんだなー。


 なんか、いろいろ考えたくなっちゃうゾ~。

 商売にできる機会があったら、なにか、荷物をひとりで持ち運べるものを考えてみよぉーーーと。


 おっ、よそごと。よそごと。



 今日は時間に余裕が出来たので、そこから、ルフラちゃんと、メルティちゃんとギルドでの売り子の仕事していたッッ☆彡

 すると、やたらとキリリとした騎士が、僕の前にやって来て、僕の方を観ている~。

 眉に皺が寄ってる女の騎士さんに、僕はにこやかに答えたッッ☆彡




「お客様。なにかお困りのことがございますか?」

「ううむ。コホン」

「我が商会は常に誠心誠意の商売をしております。お客様のお役に立ちたいと思っておりますが、なにか、ご相談ごとがありましたら、おっしゃっていただけますか?」




 女騎士は僕の言葉を聞いて、そこから悩みながら、ゆっくりと口を開いた。

「・・・こういう相談をするのは私としても遺憾なのだが、実は騎士は警備の仕事があってな。ただ、そのたびに、ヤリを装備している我々をみなが怖がるのだ」

「まあ、それは」

「それで、どうにか、できる商品はないかと思ってな」




 ・・・なるほど。それはそうかも知れない。

 僕は早速、通販サイトをオープンした。

 異世界通販☆彡サイトオープン:

 検索:警備に使えるもの




 アルミ製如意棒。

 ピロリ

 アルミ製如意棒 × 1 「購入」!!!




 ほらほらほら~★ 伸びろ如意棒って、本当に現実にあったってみなさん、知ってました?

 西遊記の孫悟空や、アニメの黒髪から金髪にパワーアップする野菜人じゃなく、人類はゴクウの使う如意棒を本当に作り上げちゃったので~す。すごいですよ。これっ。マジ、強力。すごい欲しい~。

 あっ、こりゃ、便利だッッ☆彡




 僕は女騎士に言った。

「はい。お客様。いい商品がございますよ!!!」

「手のひらに握りこんで5センチくらいの棒なんですが、フックひとつで、たちまちのうちに石をも砕ける長い棒になる商品がございます」

「アルミ製如意棒と言いまして、バネ仕掛けで、あっという間に固い長い武器になるんです」

「これなら、普段は手に持っているだけで、ヤリや剣を怖がる市民のみなさんも安心して、騎士さまの傍に来られると思います。試しに伸ばして叩いてみますね」




 僕はアルミ製如意棒を伸ばしたッッ☆彡

 にょーーーん。あっという間に50センチくらいになった如意棒で、石を叩く。

 バシン!!!!!

 石がみごとに割れたッッ☆彡




 女騎士さんは喜んだ。

「おおっ。これは素晴らしい。私はこのローデルムの街の騎士団長をしている、アーシャという」

「ご丁寧に。私は伊佐木太郎です」

「早速、騎士団で使いたいから、これから騎士団の詰め所に来てくれないか? 兵士や、騎士たちで試したい」




 おお! これはすごい商売になりそうだぞっ!
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