59 / 245
ep.40 オフロード小型リヤカーバカ売れ
しおりを挟む
うぇい! うぇい! うぇーーーい! うぇい~♪
わはは~♪ わはは~♪
荷物を運ぶ~~~~♪ 荷物を運ぶ~~~~♪
きゃりんぐ・らげぇーーーーじッ
Carrying luggageッ Carrying luggageッッッ!!!
わはは~♪
あっ、坊さんの立てカンバンがある。読んでみよ~。
絶望環境のとき、ただ、土を食え。川の水を飲め。
土はまだある。川の水はまだある。草を食え。草もまだある。
その部分で、生きる意志として、生活環境を上げて行け。
すべては王が悪い。
神を信じよ。
アーメン・インシュアラー・阿弥
おうっ。
土しか食べられない人っていうのが世界にはいるんだ。
確かに、日に収入が500ギルを切ると、食べ物買えなくなっちゃう。
そんなときは、土を食って貯めろって話か。
うーん。いつでも誰でも仕事があるようにできないかな?
思うんだよね~。
土だけ食べて生きている人を、けっこう、みんな平気な顔で見てたりするんだ~。
ただ、そういう状況って、
自分の立場が劣ると同じ状況になる状態なのに、
誰ひとり、それをなんとかしようとしたりしないんだよね~。
そういう世の中に僕は、けっこう不満を思ってたんだけど、
人類って、頭よく生きられないのかなぁとか。
なんだか、すごい葛藤を感じる坊さんのカンバンだったなぁ。
僕も、今突然スキルを失ったら、そういう状態になったりするのかなあ。
こわこわ。
おっ、隠れた掲示板だ。観てみよう~。
パラレルワールドの世界に、ガイコツ様っていう、ものすごい美形がいるの。
そのガイコツ様って、ものすごい美形だから、未来の世界で自分の容姿を人に魔道の力で取り上げられちゃって、ひどいガイコツにされて、ひどい目にあってる。
それで、ガイコツ様は未来の世界で、女の人の善人を増やそうとしているの。
ずっと地獄におられて、容姿を奪われてガイコツになってるけど、
だから、パラレルワールドには、ガイコツ様が元の容姿に戻れるときがあって、その世界で、容姿とは関係なく、善良な意志を持った人を愛して、ものすごく紳士的に抱きしめて、なんでも奉仕してくれるの。
私はあまり容姿に自信のない方なんだけど、私、気分でボランティアとかやったのね。
貧困の人に食料を配るボランティア。
なんか私ずっと独り身だったし、貧困ボランティアなら、善良な人が現れて、容姿に関係なく結婚して私を守ってくれる人が現れると思ったの。
ところがそのとき、私を守ってくれる出会いはなかったの。一生。
でも、転生したらガイコツ様がいた。ガイコツ様は素敵。ものすごく優しくて、私の夫になって、他のどんな美形の女にも目もくれず、私をずっと死ぬまで一人きり愛してくれたの。
「優しい人を救う心を持ったお前ならば、私の傍にお前が来たとき、私は喜んで夫となってお前を愛し続けよう。心から愛してるよ」
ガイコツ様はひとりの女を愛する人じゃないけど、
ひとつの世界では、たった一人だけ死ぬほど愛してくれる人なの。
また、ガイコツさまと会いたいな。
ガイコツさまの容姿を盗んでる人、ガイコツさまに容姿を返してください。
私が力を得たらあなたを徹底的に地獄に落としますよ。
あなたがものすごい美形だけど、性格がものすごく悪いから、ガイコツさまの容姿を盗んでるのはわかってます。
ガイコツさまの容姿を使っても、醜さが顔に現れてるから。
ガイコツさま。私はずっと転生を繰り返しても、貧困の給付ボランティアを続けています。凄まじい美形のあなたを独占した日のこと、忘れられません。
だれもが私を羨ましがったの。ただ、ガイコツさまは私だけの夫だった。
また、愛し合いましょう。ガイコツさま。あなたが他の世界で、他の人を世界のために愛しても。私だけのガイコツさまです。
匿名
なに?
あまりにも美形過ぎて、容姿を人から奪われてガイコツになってる人がパラレルワールドにいるの?
その人が、善行をやった女の人を愛して、助けてるみたい。
いい人だね~。ガイコツさま。
おっ、それより、今は小型リヤカーだ。
オフロード小型リヤカーが、冒険者の間で、バカ売れしているッッ☆彡
冒険者には荷物を運ぶ手段が基本的にはないんだ~。
ただ、Sクラス冒険者ぐらいになると、宝具として、マジックバッグという、ダンジョンからまれに産出される容量制限ありで、小型バッグぐらいの大きさで、50キロくらいの荷物があるすごいアイテムを買えるようになるけどッッ☆彡
その値段が、1億ギルくらいするんだ~。
とても、中級冒険者や、初級冒険者に手を出せる代物じゃない☆彡
そこで、僕が異世界通販で、売り出したオフロード小型リヤカーが、バカ売れしてるッッ
この間、冒険者ギルドに行ったら、ギルド長に首根っこを掴まれて、言われた。
ギルド長は珍しく僕を褒めてくれた。
「おうっ! 伊佐木。おめえ、やってくれたゼ。冒険者にとって、一番大事なのは、一人でも多く荷物を気軽に運べることだ! そこで、この小型リヤカー安いしよっ。すげえ冒険者に受けてる。おめえ、かなり、今、冒険者界隈だと有名人になってるからな!!! 裾直しズボンだけじゃなく、小型リヤーを考えたおめえは、ローデルムの冒険者はすげえ感謝してると思えやっ!!! がははっ」
バンっ、バンっ、バンっ、バンーーーーー!
うわっ。
ギルド長、また、僕の身体を思いっきり叩いたよっ。
ちょっと酔っぱらってる?
今日もまさかギルドで飲んでるんじゃないの? ギルド長。
でも、なんだか、僕って、冒険者に有名になってるらしいよ。
仕事がんばってよかったぁーーーーー!!!
「つうわけでよ。おめえ、オフロード小型リヤカーを10万台ぐらい、倉庫に納品しやがれ。それからな。ギルドの店子とは別で、他に特別に、リヤカーだけ売るヤツを3人孤児から雇え。今すぐだ」
ピロリ
オフロード型小型リヤカー × 100000 「購入」
そういうわけで、孤児から、ゴン・スニック・ロンザーという男の子で、8歳と、12歳、14歳の少年3人を雇った。
わはは~♪ わはは~♪
荷物を運ぶ~~~~♪ 荷物を運ぶ~~~~♪
きゃりんぐ・らげぇーーーーじッ
Carrying luggageッ Carrying luggageッッッ!!!
わはは~♪
あっ、坊さんの立てカンバンがある。読んでみよ~。
絶望環境のとき、ただ、土を食え。川の水を飲め。
土はまだある。川の水はまだある。草を食え。草もまだある。
その部分で、生きる意志として、生活環境を上げて行け。
すべては王が悪い。
神を信じよ。
アーメン・インシュアラー・阿弥
おうっ。
土しか食べられない人っていうのが世界にはいるんだ。
確かに、日に収入が500ギルを切ると、食べ物買えなくなっちゃう。
そんなときは、土を食って貯めろって話か。
うーん。いつでも誰でも仕事があるようにできないかな?
思うんだよね~。
土だけ食べて生きている人を、けっこう、みんな平気な顔で見てたりするんだ~。
ただ、そういう状況って、
自分の立場が劣ると同じ状況になる状態なのに、
誰ひとり、それをなんとかしようとしたりしないんだよね~。
そういう世の中に僕は、けっこう不満を思ってたんだけど、
人類って、頭よく生きられないのかなぁとか。
なんだか、すごい葛藤を感じる坊さんのカンバンだったなぁ。
僕も、今突然スキルを失ったら、そういう状態になったりするのかなあ。
こわこわ。
おっ、隠れた掲示板だ。観てみよう~。
パラレルワールドの世界に、ガイコツ様っていう、ものすごい美形がいるの。
そのガイコツ様って、ものすごい美形だから、未来の世界で自分の容姿を人に魔道の力で取り上げられちゃって、ひどいガイコツにされて、ひどい目にあってる。
それで、ガイコツ様は未来の世界で、女の人の善人を増やそうとしているの。
ずっと地獄におられて、容姿を奪われてガイコツになってるけど、
だから、パラレルワールドには、ガイコツ様が元の容姿に戻れるときがあって、その世界で、容姿とは関係なく、善良な意志を持った人を愛して、ものすごく紳士的に抱きしめて、なんでも奉仕してくれるの。
私はあまり容姿に自信のない方なんだけど、私、気分でボランティアとかやったのね。
貧困の人に食料を配るボランティア。
なんか私ずっと独り身だったし、貧困ボランティアなら、善良な人が現れて、容姿に関係なく結婚して私を守ってくれる人が現れると思ったの。
ところがそのとき、私を守ってくれる出会いはなかったの。一生。
でも、転生したらガイコツ様がいた。ガイコツ様は素敵。ものすごく優しくて、私の夫になって、他のどんな美形の女にも目もくれず、私をずっと死ぬまで一人きり愛してくれたの。
「優しい人を救う心を持ったお前ならば、私の傍にお前が来たとき、私は喜んで夫となってお前を愛し続けよう。心から愛してるよ」
ガイコツ様はひとりの女を愛する人じゃないけど、
ひとつの世界では、たった一人だけ死ぬほど愛してくれる人なの。
また、ガイコツさまと会いたいな。
ガイコツさまの容姿を盗んでる人、ガイコツさまに容姿を返してください。
私が力を得たらあなたを徹底的に地獄に落としますよ。
あなたがものすごい美形だけど、性格がものすごく悪いから、ガイコツさまの容姿を盗んでるのはわかってます。
ガイコツさまの容姿を使っても、醜さが顔に現れてるから。
ガイコツさま。私はずっと転生を繰り返しても、貧困の給付ボランティアを続けています。凄まじい美形のあなたを独占した日のこと、忘れられません。
だれもが私を羨ましがったの。ただ、ガイコツさまは私だけの夫だった。
また、愛し合いましょう。ガイコツさま。あなたが他の世界で、他の人を世界のために愛しても。私だけのガイコツさまです。
匿名
なに?
あまりにも美形過ぎて、容姿を人から奪われてガイコツになってる人がパラレルワールドにいるの?
その人が、善行をやった女の人を愛して、助けてるみたい。
いい人だね~。ガイコツさま。
おっ、それより、今は小型リヤカーだ。
オフロード小型リヤカーが、冒険者の間で、バカ売れしているッッ☆彡
冒険者には荷物を運ぶ手段が基本的にはないんだ~。
ただ、Sクラス冒険者ぐらいになると、宝具として、マジックバッグという、ダンジョンからまれに産出される容量制限ありで、小型バッグぐらいの大きさで、50キロくらいの荷物があるすごいアイテムを買えるようになるけどッッ☆彡
その値段が、1億ギルくらいするんだ~。
とても、中級冒険者や、初級冒険者に手を出せる代物じゃない☆彡
そこで、僕が異世界通販で、売り出したオフロード小型リヤカーが、バカ売れしてるッッ
この間、冒険者ギルドに行ったら、ギルド長に首根っこを掴まれて、言われた。
ギルド長は珍しく僕を褒めてくれた。
「おうっ! 伊佐木。おめえ、やってくれたゼ。冒険者にとって、一番大事なのは、一人でも多く荷物を気軽に運べることだ! そこで、この小型リヤカー安いしよっ。すげえ冒険者に受けてる。おめえ、かなり、今、冒険者界隈だと有名人になってるからな!!! 裾直しズボンだけじゃなく、小型リヤーを考えたおめえは、ローデルムの冒険者はすげえ感謝してると思えやっ!!! がははっ」
バンっ、バンっ、バンっ、バンーーーーー!
うわっ。
ギルド長、また、僕の身体を思いっきり叩いたよっ。
ちょっと酔っぱらってる?
今日もまさかギルドで飲んでるんじゃないの? ギルド長。
でも、なんだか、僕って、冒険者に有名になってるらしいよ。
仕事がんばってよかったぁーーーーー!!!
「つうわけでよ。おめえ、オフロード小型リヤカーを10万台ぐらい、倉庫に納品しやがれ。それからな。ギルドの店子とは別で、他に特別に、リヤカーだけ売るヤツを3人孤児から雇え。今すぐだ」
ピロリ
オフロード型小型リヤカー × 100000 「購入」
そういうわけで、孤児から、ゴン・スニック・ロンザーという男の子で、8歳と、12歳、14歳の少年3人を雇った。
131
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
一流冒険者トウマの道草旅譚
黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。
しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。
そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる