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さよなら。TOYBEE

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ep.49 ビッテと遊ぶ

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 いえーーーーい♪ いえい!

 障がい児と遊ぶっ~~~♪ 障がい児と遊ぶっ~~~♪

 ぷれいんぐ・うぃず・ちるどれん!!! うぃず・ディザビリティぃいぃーーー!!!

 Playing with children with disabilitiesッッ♪♪♪

 わはは~♪ わはは~♪ おとうさん、がんばっちゃうゾーーーーー!!!!




 あっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。


人類の労働の魔道機械化を推し進めたい。
ただし、人類にとって、労働の機械化を推し進めることは、人類自身の働いて生きる機会を損ねることになる。
そこで、魔道労働化が行われた機会に、
人類を人類救済意志として、12000ギルで雇用を行える状態としたい。
それを、人類労働遷移化紙幣といい、通常の紙幣との兌換価値を作って、貨幣の安定化を行いたい。
人類の人類救済労働は、まずは、食糧の安定生産のために、国有地の食糧増加の植林活動を行い、
それから、人類の落ちる地獄があったならば、救済活動を信仰として行いたい。

アーメン・インシュアラー・人類労働遷移化紙幣


 なるほど。確かに機械化文明を進めたときに、あぶれる人の居場所を作るのって大切だな。


 あっ、僕思ったんだけど、

 リストラとか、環境整備とかで、雇用人数が減った状態が発生したら、

 そのときに、減らした分の人数分の仕事を、リストラした人とか、環境整備した企業とかが

 考えなきゃならない体制にしたらどうなんだろうか?


 人を減らせば、その分の人の居場所はなくなるんだし、

 その減らした分の人の居場所を増やさないと、その分、税金になる形にしたらいいのに。

 その税金は、雇用が減った人の充填分に当てるとか。


 なんで、リストラとか平気でやって、人の居場所減らした人に、

 一切のリスクが掛からない世界になってるんだろう?


 こういうこと、誰も考えたりしないんだよなああ。


 でも、人類労働遷移化紙幣か?


 この環境整備とか、リストラで減らした人数の部分の仕事を増やした状態で、
 
 さらには、仕事が増やせなくなった状態で、

 そこから、人類労働遷移化紙幣を発行したらいいんじゃないかな?


 とにかく、人の居場所は機械化によってなくなって行くんだから、その分の居場所を充填する考え方とかないと、

 人はお互い同士の居場所の取り合いで、すごい環境が悪化することを、誰か考えて欲しいよね?


 坊さん、がんばってるな~。それよりも今はビッテだ。


 今日はお休みにして、ビッテと遊ぶことにしたッッ☆彡

 なんだか、ビッテは雇い主として僕をこわがってるみたいだし、安心して働けるように、コミュニケーションを取ってみようと思ったんだ。



 だから、僕はビッテに言った。

「ビッテ。今日は君はお休みだ。僕と一緒に、庭で遊ぼう。それが君の仕事だ。いいね?」

 12歳の男の子のビッテはびっくりして、僕を見上げた。




「あ、あ、あ、あの、ど、ど、どういうことで、でしょうか?」

「いいから今日は遊ぶこと! 普段の仕事の疲れを癒して、僕と遊ぶんだ」




 とはいえ、ビッテも何をして遊んだりするかわからない☆彡

 こういうときに、異世界通販を使ってもいいよね?




 異世界通販:オープン

 検索:障がい者が遊べるもの




 おっ、面白いのがあるね。

 なになに?

 ピロリ

 ひっつき色染めTシャツ × 1 「購入」




「あっはは! これは面白い商品だよ。ビッテ。ひっつき色染めTシャツって言って、色々な染め色がつく色紙を引きちぎって、濡らして自由にTシャツに貼り付けると、染め色がついて、斬新なTシャツができるんだ」

「う、あ、すごっ」

「これなら、不器用な君でも、色紙を引きちぎって、Tシャツにつけるだけで、自由に遊べるよ! ほら。ビッテ。一緒に遊ぼうよ。絶対楽しいよ」

「は、はい。だ、だ、だ、だんなさま」




 ビッテと引っ付き色染めTシャツで遊ぶッッ☆彡

 僕の白い家の大きな庭先で、シートを敷いて、木漏れ日のこぼれる木の下で、ひっつき色染めTシャツで遊ぶ。




 染め色の色紙を、ビリビリと自由に破くッッ☆彡

 びりびりー

 びりびりー




 後は濡れたTシャツに、染め色を張り付けていくだけッッ☆彡

 ぺったん

 ぺったん




「だ、だ、だ、だんなさま。お、お、お、おもしろいです。ははは」

 ビッテが笑って、引っ付き色染めTシャツで遊んでいる。

「おっ!? すごいすごい。ビッテ。これは斬新なTシャツができたぞ」

「わ、わあ。だ、だ、だんなさまっ。す、すごいですっ」




 ビッテの作った斬新なTシャツを観て、これはもしかしたら、障がいを持つ人の、新しいビジネスになるかも知れないと思った☆彡




 よし! ちょっと王様にアプローチを掛けてみよう。王様はいい人だから、わかってくれるはずだ。




 王城に行く前、通りかかったアーシャさんに話したら、すごく褒められた。

「弱いものを助けたり、弱いものの心配ができるお前を、私は尊敬するし、そんなお前が大好きだ。なんというか、そういう気持ちを持てるお前の傍に私はずっといたい。大好きだ」




すごい元気になったし、励みになって、王様にプレゼンするのに、勢いがついた。がんばって、王様にTシャツ売り込むゾ~☆彡
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