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さよなら。TOYBEE

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ep.80 悪い金持ちにザマァ。なぜか、王太子妃もザマァ。

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 だっふんだ! だっふんだぁーーーーー!!!

 いえい! いえーーーい!

 この土地はわしのもんッ~♪

 でぃす ランド いず まぁーーいん~♪

 This land is mineっっ~~~~♪

 いえすっ!




 おっ、坊さんの立てカンバンだ。観てみよう。


なぜ、大きな力を持つものが、大きな力を使うことなく、小さな失敗の要因を消すために力を使うのか?
大きな力を持つものが、大きな力を使うと、大きな反動が世界に作られ、大きな失敗が増えるのである。
逆に大きな力を持つものが、小さな失敗の要因を消すことは、力の範疇でいえば、容易なことである。
ただし、小さな失敗の要因を消すということは、力を使うことには変わりがないため、
本質的に状況を改善するために、大きな力を持つものは、力を使うべきである。
神を信じよ。

アーメン・インシュアラー・阿弥


 観念的な話かな?

 いや、もっと現実的に大きいことをやると、悪いことがいっぱい起こるって話かな?


 力を持つ人間って、案外に大きな力を使いがちだけど、

 ほんとうに大切なのは、

 大きな力を使うことじゃなくて、

 力を持つ人間が小さな力を使うことが大切って話かな?


 大きな力っていうのは、

 動かせば確かに大きいことができるけれど、

 ただ、大きい力を使うことによって、

 大きな失敗も同時に起きちゃうって話だろうか?


 確かにそれって言えることかも知れない。

 大きい力を持って、小さいものごとを治すのを繰り返すと、

 悪い影響を起こすことなく、すべてがきれいに解決しちゃったり。


 ただ、それでも、ときには、ものすごく力いっぱい力を使わなきゃならないときってあるよね?

 それが悪いことが起こったとしても。


 坊さん、がんばってるな~。それより、今は悪い金持ちだ。



 悪いお金持ちを懲らしめてやったんだけど、悪い金持ちは心を入れ替えなかった☆彡

 ローデルム北にある孤児たちの住む空き家の近くに、ごつい部下たちを大勢引き連れ、孤児たちを追い出そうとやって来た。




「わしは悪の道を通す!!!! この土地はわしのもんじゃ。お前ら汚い孤児は出ていけっ!!! わしは孤児やこどもが大嫌いなんじゃっ!! さあ! 出てけっ。出てけっ。この土地の中に入ってくるんじゃないっ」




「わああああ。やめてよおお」

「僕たちは住む場所がないんだよおお」

「ひえ。助けてっ。伊佐木おいにちゃーーん」




 僕は孤児たち100人をとりあえず引き取って、家に泊めてあげてムカムカした。

 うーーーん。許せんっ。




 元暗殺者で妻のコウヅキがうちの家で孤児たちに食事を出してあげながら言った。

「やっぱり、暗殺すべきだと思うわ。住む場所がないこどもの居場所も作ってあげられない金持ちなんて、存在する意義はないと思うの」

 コウヅキの言うとおりだ。でも、暗殺は最後の手段にしたいゾ。

 こうなったら・・・もっと、過激な手を使ってやる!!!

 異世界通信オープンだ!!!!




 スキル : 異世界通信オープン

 検索 : 性悪の金持ちをうんと苦しめるもの




 さあ!!! 異世界通信。すごい力を僕に見せてくれ!!!!


 検索で出て来たのは?

 150倍からしマヨネーズ!!!!






 僕はみんなに言いたい。

「ねーーーえ。みなさーーん。罰ゲームで遊ぶとき、面白いものってありませんよねぇ。この激辛150倍マヨネーズはものすごーーーく楽しいですぅーーーーー」

「まあ手に取って、実際罰を与える誰かに与えてみてください。ものすごーーーく楽しいパーティになりますよ!!! これ! お薦めです!!!!」

「悪即斬!!!! いけすかない人間をいっぱつで、ころりと昇天させますよーーーー♪ 悪いヤツが、イチコロころりで、バンバンバンっ!!! 悪ッ、即っうーーーー、斬ぁーーーんッッッ。いえーい」




 コウヅキがまた、性悪金持ちの家に忍び込んで、ディナーのサラダに激からのマヨネーズをたっぷり塗った。

 ぬりぬり~♪

 コウヅキは帰って来て、笑う。

「・・・ふふふ。私の仕込みは完璧。まかせなさい」




 性悪金持ちが、ディナーのお肉を食べたゾ。

「むふふ。孤児たちを追い出した後の、肉は最高じゃわい。あーーー、うまいのう。おっ、次はサラダかのう・・・」

 むふふ。そのサラダは地獄だ! くらえーーい。
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