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ep.84 突然のヤバいこと。ダンジョンスタンピート 後編

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 わお! わおわお!

 なぜッッ~~~♪ なぜっっ~~~~♪ なぜっっ~~~~♪ なぜッッ~~~♪

 わいっっ~~~~♪

 Whyっっ~~~~♪  Whyっっ~~~~♪   Whyっっ~~~~♪


 僕は坊さんの立てカンバンを観た。



人に救済意志を持たせ、それが楽しめるメディアを信仰として育てたい。
人は自らの快楽を得ることでしか娯楽を楽しめない。
そこで、救済意志を楽しめるメディアを購入したもののうち、1000位までに、100万ギルの抽選配当を100本作りたい。そこで、1億ギルのみ、100万ギル救済意志紙幣を発行する。
これは、10億人以上の人口を想定してランキング順位を作っている。
1000位までなら、連合国家でも集合して救済するメディアを集め、評価できる。
メディアは選ばず、音楽・小説・漫画、ドラマ販売、映画のうち、購入者の数で当選者抽選ランキング配当となる。
ただし、購買者が多くても、信仰にて救済意志が入ってないと判断されるメディアについては、
抽せんの対象外となり、下位のメディアが抽選対象となる。
メディアはレシートに、氏名を書いたものを信仰に送ることで、抽選対象となる。映画は映画館レシートにて、100万ギル抽選を得られる。
続巻のある漫画の場合、例えば、「ひめてん」10巻と、2巻は「ひめてん」で1年のうちランキング統合とされる。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・100万ギル救済意志紙幣


 あれ? この立てカンバン前見たことあるような? ちょっと違うのか?

 だが、今は気にしているときじゃない。



 軍神マルスの立てカンバンが目に入った。


 戦うときは、恐れを麻痺させよ。
 ただ、身体には恐怖が残っているものである。
 その麻痺した恐れと、身体に残った恐怖で
 戦いを切り抜けろ。
 戦うときは賢い統率者に従え。そこに軍神マルスが宿る。


 マルス

 おおおおおお。なんか、マルスの立てカンバン気合が入るねぇ。

 がんばろーーーー!!!




 誰かが戦場でまだ叫んでいるっ☆彡

「うわぁああぁッ。絶望だぁぁああ
モンスタァーースタンビーーーーーートだぁああぁあああッッーーーー!!!!」

 オークが咆哮を挙げている☆彡

 ぉぉおぉプぎゃぁああぼおおおぉおおーーーーーーーッッ☆彡



 ぞろぞろ、ぞろぞろ、オークの群れはぞくぞくとダンジョンからやって来るッッ




 ピロリ

 辛し入り爆竹 × 10000 「購入」




 冒険者はそこから、辛し入り爆竹を、オークの群れの集団の中にぶっこんだ☆彡

 バン! バン! バン! バン!




 辛。辛。辛し。辛し爆竹ぅ~。激辛タイフーーーーン♪




 バン! バン! バン! バン!




 辛。辛。辛し。辛し爆竹ぅ~。激辛スピニーーーーング♪




 ・・・・「ぷぎぃああぼぁあああ」「ぴぎゃぁあがあぁ」「ぷぎぃあぼいいぼ」・・・

 オークたちが目を傷めたり、身体を痛めたりして、そこで、内輪もめを起こして、混乱しはじめた。




 女騎士団長であるアーシャさんが、そのとき、大声で言った。




「おぉおおーーーー!!! 今だぁあ!!!! オークどもは混乱しているっ!!!! ここは攻めるぞっ!!!!」



 女冒険者であるナタリーさんが、大剣を握って、必殺技を繰り出した。




「アタシが行くよおっ!!!! おらあっ。ライトカウント!!!」




 そこから、冒険者たちが次々に必殺技を繰り出す。




「斧千舞!!!」「サウザンクロス!!!」「ロックアーチ!!!」「死ねこらぁああっ!!! スピンナウト!」



 そのとき、光背に廻って、戦いの再フロントで、オークを削っていた上級冒険者のクランが、ついにオークの多くを撃滅して、切り込んで来た。


 マジック・ウィンドだ!

「ウィンドッ。ウィンドッ。ウィンドッ。ウィ――ーンドぉおおおおお」

 ドラゴンソードだ!

「ひるむな。跳べ。ドラゴンナイツアタァーーーーークッ!!!!」

 サイクロプス・エアコンだ!

「うらぁあああああ。おめえらああぁああ、ぶっこめえええ!!! 死ぬ気で突撃じゃあああああーーー!!!」

 その他のソロの上級冒険者たちが縦横無人に暴れまわる。


 なにかすさまじく巨大な剣を振り回すゴリラっぽい獣人みたいな人と、巨大な槌を持った人がものすごい活躍をしていた。

「ドランだぁああああああああ。ドランに続けぇええええええ」

「グロスの巨大剣に巻き込まれるなぁあああああ。死ぬ気でくらいつけぇええええええっ」




 ざくざくざくざく

 次々にオークたちは倒れて行き、そこで、ダンジョンスタンピートは終わった。




 朝方からはじまったスタンピートは、昼頃には終わり、昼の日が中天に差す頃、オークの絶滅を観て、ギルド長が剣を天高く掲げて、宣言した。




「おらあああああ。おまえら勝利だーーーーーっ。おめえらやったぞぉおおおお!!!!」

「うおおおおおおおおおっ」




「でぇえええ、今回の1番手柄はっ。伊佐木。おめえだっ!!!! 誰にも文句は言わせねえぞっ」

「うおおおおおおおおおっ」「伊佐木っ」「伊佐木っ」「伊佐木っ」「伊佐木っ」




「おめえらっ。今日はがんばったぜぃ。おめえらのおかげで、スタンビートは無事に終わった。怪我人は出たが、死亡者もいねええっ。今日は俺がギルドの酒蔵から、酒を全部出してやるっ」

「おうっ。さすがギルド長だっ!」

「たらふく、肉を食って、酒を飲め!!!! おめえら、よくやったっ!!! これから肉祭りだっ!!!!」

「うおおおおおおおおおっ」




 やったね!!!! これから、みんなで戦勝パーティ肉祭りだっ!!! いえーーーい。
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