ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

さよなら。TOYBEE

文字の大きさ
163 / 245

ep.98 アーシャさんと米探しの旅 後編

しおりを挟む
 るららるぅーーー♪ るららるぅーーー♪

 季節は夏で、米は青々~♪ 季節は夏で、米は青々~~~~♪

 いっつ サマー あんど ザ ライス イズ ぐりーーーーーん♪

 It's summer and the rice is green.~♪ It's summer and the rice is green.っ~♪

 いえーーーす!






「60年貯蔵できる肉か・・・まるで神様の食べ物だな」

「ええ。僕らのいる地球では、この米を育てるために、2000年のときを大事に、大事に守りながら、ずっと人類を支え続けて来たのが、このコメなんです」

「2000年か。すごい壮大だな」

「ほんとですね」




「ただ、私は2000年あったら、ずっとお前の傍にいたい」

「僕もですよ。アーシャさん」



 それから、僕らは川の源流から再び荒れ地までも戻って、また、荒れ地の草原を、どこまでも馬で走って行く。

 パカッ パッカッ




 アーシャさんが僕のために選んでくれた馬、ルクセイグに乗って草原を走ると、すごく気持ちがいい。

 風を切るように手綱を使って速度をあげると、ルクセイグは僕に応えて速度をあげてくれる。



 そこから、アーシャさんの馬、アグノマルタと一緒に、僕らは二人で草原をどこまでも走った。




「はははっ。伊佐木っ。ずいぶん、馬に乗るのうまくなったなっ」

「アーシャさんのお蔭ですよ。アーシャさんは僕の成功の女神ですっ」

「はわわ。せ、せ、せいこうの女神か。わ、わ、わたしが成功の女神。はわわっ」




 アーシャさんは真っ赤になって照れている。

 僕は照れ性のアーシャさんが好きだ。アーシャさんは、ずぐに照れて真っ赤になるけど、その反応がどこまでもかわいくて、普段、キリリとした感じなのに、そのギャップがたまらなく愛おしくなる。




 それから、僕らは領地まで帰って来て、最後にまた、僕とアーシャさんはキスをした。

 ちゅっ

 アーシャさんのキスは今日はちょっと爽やかな汗の匂いがして、その甘やかさが僕にはたまらない。




 アーシャさんは言った。

「・・・これで、この冒険も最後になるのだな。なんだか、すごく愛おしい三日間をお前と過ごした気がするよ。伊佐木」

「僕もですよ。アーシャさん。アーシャさんと冒険出来てよかった」



 最後にもう一度キスをして、僕とアーシャさんは再び日常に戻った。

 ちゅっ




 ふぅ・・・。楽しい三日だったな。おっ、また、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう。


パラレルワールドすべての救済行動の褒賞を、我々信仰は独自に作っている。
具体的には、救済行動を行うと褒賞ポイントがつき、ある次元に行くと、その褒賞ポイントで美味しい食べ物が食べられ、また、100年以上の快楽の世界に行くことも出来る。
よく信仰でいいことをすると後に天国に行けるというが、パラレルのある世界では、我々は独自にそれを実際の世界で作り出さなければならない。それを褒賞という。
褒賞は、例えば、ある世界で我々の信仰が絶対権力を握った際に、社会システムのうちで作り出すもので、我々自身は信仰でもってそれを構築しているが、
個人として、その褒賞をたった一人で作っている存在もいる。例えば、超科学の世界において、魔道仮想における夢の世界を魔道コンピューターで作り、
ただひとつのサーバー機械で、褒賞ポイントと天国と、グルメ、女性、男性のハーレムを仮想で作ったりして、救済を行ったものに、
たった一人で褒賞を与え、サーバー運営することもできるのだ。
いずれにせよ、みなさんは神を越えた力をパラレルで持つ瞬間が発生する。そのときに自分が快楽に浸ったり、他人を地獄に落として楽しむのではなく、
全救済を行った存在に褒賞を与えることで、自分が全パラレルにおいて、救済される確率を増やすのだ。
また、この一人でも全存在に対し、褒賞を与えることができるという情報を広く全パラレルワールドに告知することによって、
自分以外の大多数が褒賞環境を作る確率を天文学的な数値で増やす。我が信仰は、この情報を広く告知し、褒賞を人に与える存在を増加し、全救済を行う存在を増加したい。
神に力を。


アーメンズ・インシュアラー・神道


 へえ。褒賞かあ。

 でも、実際に死んだ後にいいことをしたら天国に行けるっていう話、

 坊さん、ほんとにそれを作ってるんだなぁ。坊さん、すごいがんばってるな~。






 僕はそこから、アーロンにお願いして、家の中に低い池を作って、その中にイネを植えて、それの実りを待つことにした。

 この稲が育てて実がつけば、稲が増える。その後に、僕はコメを食べられるようになるんだ。

 なんとか、がんばって育って欲しい。




 この5日間は特別な冒険だった。さーーーて、明日からなにをしよっかな? 楽しくぱーーっと面白い明日が来るといいよね☆彡?




 僕はそうやって、米を巡る冒険を終えて、豪奢なうちのベッドの中で、ぐっすりと眠りについた。




 明日がいい日でありますように~。イエイ。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

【第2章完結】最強な精霊王に転生しました。のんびりライフを送りたかったのに、問題にばかり巻き込まれるのはなんで?

山咲莉亜
ファンタジー
 ある日、高校二年生だった桜井渚は魔法を扱うことができ、世界最強とされる精霊王に転生した。家族で海に遊びに行ったが遊んでいる最中に溺れた幼い弟を助け、代わりに自分が死んでしまったのだ。  だけど正直、俺は精霊王の立場に興味はない。精霊らしく、のんびり気楽に生きてみせるよ。  趣味の寝ることと読書だけをしてマイペースに生きるつもりだったナギサだが、優しく仲間思いな性格が災いして次々とトラブルに巻き込まれていく。果たしてナギサはそれらを乗り越えていくことができるのか。そして彼の行動原理とは……?  ロマンス、コメディ、シリアス───これは物語が進むにつれて露わになるナギサの闇やトラブルを共に乗り越えていく仲間達の物語。 ※HOT男性ランキング最高6位でした。ありがとうございました! ※完結後、三人称一元視点に変えて全話改稿する予定です。規約を確認してから決めますが、こちらも残したいと思っています。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!

ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!? 夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。 しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。 うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。 次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。 そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。 遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。 別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。 Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって! すごいよね。 ――――――――― 以前公開していた小説のセルフリメイクです。 アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。 基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。 1話2000~3000文字で毎日更新してます。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

処理中です...