201 / 245
ep.117 ルフラちゃんの相談
しおりを挟む
わっしょーーーい♪ わっしょぉーーい♪
元気出していこぉ~~♪
わはは~♪
それはわかりませーーーんっ。それはわかりませーーーん♪
アイドンノ~~~~~~♪
I don't know~♪
おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。
我々は現在のところ、1億人を超えた段階で、金の力を使ってしか、他人を尊重することができない存在だ。
金は、なんでも基本的に手に入るものであるから、その金を得るために、我々は妥協し、協調関係をエゴがあっても作り出すことができる。
だから、悪の存在であっても、金がある状態だと、お互い同士の争いに干渉を掛けることができるのだ。
原始的な世界でも、クズの石があれば、金は構築できる。ゆえに、血と肉しかない環境でも金は作れるのである。
ただし、気づいて欲しいのは、我々は金を道具として使っているのであって、金に操られて不利益を被るのではない。
金を越えたツール作りは、現代文明を越えた段階で考えられるべきであり、それは、すべての人間が楽園に至るために必要なことである。
アーメン・インシュアラー・陀仏
なるほどね~。
人口1億人くらいだと、金でしか人の通常の生活を作れないって話なんだね。
確かに例えば、王様の命令で、
1億人に従えって言ってもムリかも。金を越えたツールって、システムかな?
でも、お金を越えたシステムってどうやって、人が働くように動いてくれるんだろ?
おっ、よそごと。よそごと。それより、ルフラちゃんのことだ。
夏のビーチバカンスから帰って来て、家でゆっくり休んでいると、ルフラちゃんが深刻な顔でまた、相談に来た。
「・・・私・・・わかりません店長・・・」
「どうしたんだい? ルフラちゃん」
僕が問いかけると、ルフラちゃんは女冒険者から、エッチな商品の相談をまたされたっていうんだ。
「女冒険者は、なにが欲しいって言ってるの?」
「はい。一人エッチをするときに、楽しい商品が欲しいとかって・・・私、そういうのわからなくて」
わはは。それは、12歳のルフラちゃんには難しいよね?
よし! それなら、僕が異世界通販で、調べちゃえ。
スキル : 異世界通販オーープン!!!
検索 : 女の人がひとりエッチのときに楽しい商品。
出て来たのは? 声優バイブレーター???
あははっ。こりゃ、面白いや。是非みんなにCMしたい。
「はいはい。ここに取り出したのは、声優バイブレーターです!!!! 女の人必見!!! な、なんと、この商品、エッチな振動を与えるときに、声優の声で、色々エッチを盛り上げる言葉を言ってくれるバイブレーターなんです!!!!」
「一人エッチは一人で寂しくありませんか? そんなときに、このバイブレーターは、「君のことが好きだよっ」とか、「君がきれいだっ」とか、「君のきれいな声が聴きたい」とか。イケメン声優のキメ声で、一人エッチを盛り上げてくれるんですっ!!!」
「女の方。あなたの一人エッチをイケメン声優の声で盛り上げてみませんか? これはファイヤーです! ふぁいやぁぁああああ」
ピロリ
声優バイブレーター × 1 「購入」
僕がルーンさんを使って、女冒険者に声優バイブレーターの話を広めると、ゾロゾロ来るわ。来るわ。
多量の女冒険者が、こそこそと隠れながら、ギルドの売り場で、声優バイブレーターを買い求めにき始めた。
「・・・あの、例のものが欲しいのだけれど」
「ええと、例のものって、セのつくヤツでしょうか?」
「そうよ。ゆのヤツ・・・・ひそかにお願いね?」
「はい。わかりました。お客様・・・秘密でご用意いたします」
それから、ひそかに、冒険者ギルドの隠れた人気商品として、声優バイブレーターが売れ始めて、数日経った日のことだった。
それは真夏の蒸し暑い日。受付嬢のリリアさんが、真っ赤な顔で、僕に話をして来たんだ。
「あの・・・伊佐木さん。私と、せのつく商品を使って欲しいんですけど・・・・」
僕はびっくりして、リリアさんに聞いた。
「えっ? セのつく商品って。ゆのつく商品で間違いないですか? リリアさん」
僕がそう問い返すと、リリアさんは真っ赤な顔で僕に言ってきた。
「はい・・・。恥ずかしいですけど、私、伊佐木さんとその商品が使いたくって・・・」
えええええええ。リリアさん。そ、それって、僕と×××をしたいってことじゃないですか?
ほんとうにぃいいいいい?
僕、異世界ではじめて、女の人と??? しかも、リリアさんとおおおおおおおおお????
今日、ついに大人の階段のぼっちゃうんですかぁーーーーーーー?????
元気出していこぉ~~♪
わはは~♪
それはわかりませーーーんっ。それはわかりませーーーん♪
アイドンノ~~~~~~♪
I don't know~♪
おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。
我々は現在のところ、1億人を超えた段階で、金の力を使ってしか、他人を尊重することができない存在だ。
金は、なんでも基本的に手に入るものであるから、その金を得るために、我々は妥協し、協調関係をエゴがあっても作り出すことができる。
だから、悪の存在であっても、金がある状態だと、お互い同士の争いに干渉を掛けることができるのだ。
原始的な世界でも、クズの石があれば、金は構築できる。ゆえに、血と肉しかない環境でも金は作れるのである。
ただし、気づいて欲しいのは、我々は金を道具として使っているのであって、金に操られて不利益を被るのではない。
金を越えたツール作りは、現代文明を越えた段階で考えられるべきであり、それは、すべての人間が楽園に至るために必要なことである。
アーメン・インシュアラー・陀仏
なるほどね~。
人口1億人くらいだと、金でしか人の通常の生活を作れないって話なんだね。
確かに例えば、王様の命令で、
1億人に従えって言ってもムリかも。金を越えたツールって、システムかな?
でも、お金を越えたシステムってどうやって、人が働くように動いてくれるんだろ?
おっ、よそごと。よそごと。それより、ルフラちゃんのことだ。
夏のビーチバカンスから帰って来て、家でゆっくり休んでいると、ルフラちゃんが深刻な顔でまた、相談に来た。
「・・・私・・・わかりません店長・・・」
「どうしたんだい? ルフラちゃん」
僕が問いかけると、ルフラちゃんは女冒険者から、エッチな商品の相談をまたされたっていうんだ。
「女冒険者は、なにが欲しいって言ってるの?」
「はい。一人エッチをするときに、楽しい商品が欲しいとかって・・・私、そういうのわからなくて」
わはは。それは、12歳のルフラちゃんには難しいよね?
よし! それなら、僕が異世界通販で、調べちゃえ。
スキル : 異世界通販オーープン!!!
検索 : 女の人がひとりエッチのときに楽しい商品。
出て来たのは? 声優バイブレーター???
あははっ。こりゃ、面白いや。是非みんなにCMしたい。
「はいはい。ここに取り出したのは、声優バイブレーターです!!!! 女の人必見!!! な、なんと、この商品、エッチな振動を与えるときに、声優の声で、色々エッチを盛り上げる言葉を言ってくれるバイブレーターなんです!!!!」
「一人エッチは一人で寂しくありませんか? そんなときに、このバイブレーターは、「君のことが好きだよっ」とか、「君がきれいだっ」とか、「君のきれいな声が聴きたい」とか。イケメン声優のキメ声で、一人エッチを盛り上げてくれるんですっ!!!」
「女の方。あなたの一人エッチをイケメン声優の声で盛り上げてみませんか? これはファイヤーです! ふぁいやぁぁああああ」
ピロリ
声優バイブレーター × 1 「購入」
僕がルーンさんを使って、女冒険者に声優バイブレーターの話を広めると、ゾロゾロ来るわ。来るわ。
多量の女冒険者が、こそこそと隠れながら、ギルドの売り場で、声優バイブレーターを買い求めにき始めた。
「・・・あの、例のものが欲しいのだけれど」
「ええと、例のものって、セのつくヤツでしょうか?」
「そうよ。ゆのヤツ・・・・ひそかにお願いね?」
「はい。わかりました。お客様・・・秘密でご用意いたします」
それから、ひそかに、冒険者ギルドの隠れた人気商品として、声優バイブレーターが売れ始めて、数日経った日のことだった。
それは真夏の蒸し暑い日。受付嬢のリリアさんが、真っ赤な顔で、僕に話をして来たんだ。
「あの・・・伊佐木さん。私と、せのつく商品を使って欲しいんですけど・・・・」
僕はびっくりして、リリアさんに聞いた。
「えっ? セのつく商品って。ゆのつく商品で間違いないですか? リリアさん」
僕がそう問い返すと、リリアさんは真っ赤な顔で僕に言ってきた。
「はい・・・。恥ずかしいですけど、私、伊佐木さんとその商品が使いたくって・・・」
えええええええ。リリアさん。そ、それって、僕と×××をしたいってことじゃないですか?
ほんとうにぃいいいいい?
僕、異世界ではじめて、女の人と??? しかも、リリアさんとおおおおおおおおお????
今日、ついに大人の階段のぼっちゃうんですかぁーーーーーーー?????
0
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
一流冒険者トウマの道草旅譚
黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。
しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。
そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる