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さよなら。TOYBEE

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ep.117 ルフラちゃんの相談

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 わっしょーーーい♪ わっしょぉーーい♪

 元気出していこぉ~~♪

 わはは~♪

 それはわかりませーーーんっ。それはわかりませーーーん♪

 アイドンノ~~~~~~♪

 I don't know~♪



 おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。



我々は現在のところ、1億人を超えた段階で、金の力を使ってしか、他人を尊重することができない存在だ。
金は、なんでも基本的に手に入るものであるから、その金を得るために、我々は妥協し、協調関係をエゴがあっても作り出すことができる。
だから、悪の存在であっても、金がある状態だと、お互い同士の争いに干渉を掛けることができるのだ。
原始的な世界でも、クズの石があれば、金は構築できる。ゆえに、血と肉しかない環境でも金は作れるのである。
ただし、気づいて欲しいのは、我々は金を道具として使っているのであって、金に操られて不利益を被るのではない。
金を越えたツール作りは、現代文明を越えた段階で考えられるべきであり、それは、すべての人間が楽園に至るために必要なことである。

アーメン・インシュアラー・陀仏


 なるほどね~。

 人口1億人くらいだと、金でしか人の通常の生活を作れないって話なんだね。

 確かに例えば、王様の命令で、

 1億人に従えって言ってもムリかも。金を越えたツールって、システムかな?

 でも、お金を越えたシステムってどうやって、人が働くように動いてくれるんだろ?

 おっ、よそごと。よそごと。それより、ルフラちゃんのことだ。



 夏のビーチバカンスから帰って来て、家でゆっくり休んでいると、ルフラちゃんが深刻な顔でまた、相談に来た。



「・・・私・・・わかりません店長・・・」

「どうしたんだい? ルフラちゃん」



 僕が問いかけると、ルフラちゃんは女冒険者から、エッチな商品の相談をまたされたっていうんだ。

「女冒険者は、なにが欲しいって言ってるの?」

「はい。一人エッチをするときに、楽しい商品が欲しいとかって・・・私、そういうのわからなくて」


 わはは。それは、12歳のルフラちゃんには難しいよね?




 よし! それなら、僕が異世界通販で、調べちゃえ。


 スキル : 異世界通販オーープン!!!
 検索 : 女の人がひとりエッチのときに楽しい商品。


 出て来たのは? 声優バイブレーター???


 あははっ。こりゃ、面白いや。是非みんなにCMしたい。


「はいはい。ここに取り出したのは、声優バイブレーターです!!!! 女の人必見!!! な、なんと、この商品、エッチな振動を与えるときに、声優の声で、色々エッチを盛り上げる言葉を言ってくれるバイブレーターなんです!!!!」

「一人エッチは一人で寂しくありませんか? そんなときに、このバイブレーターは、「君のことが好きだよっ」とか、「君がきれいだっ」とか、「君のきれいな声が聴きたい」とか。イケメン声優のキメ声で、一人エッチを盛り上げてくれるんですっ!!!」

「女の方。あなたの一人エッチをイケメン声優の声で盛り上げてみませんか? これはファイヤーです! ふぁいやぁぁああああ」


 ピロリ

 声優バイブレーター × 1 「購入」



 僕がルーンさんを使って、女冒険者に声優バイブレーターの話を広めると、ゾロゾロ来るわ。来るわ。


 多量の女冒険者が、こそこそと隠れながら、ギルドの売り場で、声優バイブレーターを買い求めにき始めた。



「・・・あの、例のものが欲しいのだけれど」

「ええと、例のものって、セのつくヤツでしょうか?」

「そうよ。ゆのヤツ・・・・ひそかにお願いね?」

「はい。わかりました。お客様・・・秘密でご用意いたします」


 それから、ひそかに、冒険者ギルドの隠れた人気商品として、声優バイブレーターが売れ始めて、数日経った日のことだった。




 それは真夏の蒸し暑い日。受付嬢のリリアさんが、真っ赤な顔で、僕に話をして来たんだ。


「あの・・・伊佐木さん。私と、せのつく商品を使って欲しいんですけど・・・・」


 僕はびっくりして、リリアさんに聞いた。

「えっ? セのつく商品って。ゆのつく商品で間違いないですか? リリアさん」

 僕がそう問い返すと、リリアさんは真っ赤な顔で僕に言ってきた。


「はい・・・。恥ずかしいですけど、私、伊佐木さんとその商品が使いたくって・・・」


 えええええええ。リリアさん。そ、それって、僕と×××をしたいってことじゃないですか?

 ほんとうにぃいいいいい?

 僕、異世界ではじめて、女の人と??? しかも、リリアさんとおおおおおおおおお????


 今日、ついに大人の階段のぼっちゃうんですかぁーーーーーーー?????
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