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さよなら。TOYBEE

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ep.120 自販機による世界救済

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 わお! わーーーお!

 天の神よぉ~~~♪ 僕に幸せの祝福ぉ~~~♪

 それは素晴らしい~~♪ それは素晴らしい~~♪

 ザッツ グレイトぉ~~~♪

 that's great~ッ♪

 that's great~ッ♪ that's great~ッ♪

 ててい! ててい!

 行ってみよぉーーーーーーーーーー!!!




 おっ、冒険者の掲示板だ。観てみよう。


逃げ上手ヤングマンという、漫画を落とすモンスターの
漫画集めてます。ただでください。

初級冒険者 ムロマチ


 アッハハ。初級冒険者って収入源すくないから、

 漫画もなかなか買えないよね?

 初級冒険者生きてるな~。



 さて、僕はローデルムの大教会に来ていた☆彡

 そこで、世界を救うための救世自販機を広げようと思っていたんだ。

 ただ、そこで、大司教から物言いがついたゾ。



「聖・伊佐木殿の救世自販機は素晴らしいですが、教会すべてで広げるためには、救世自販機を我々の手で作らなければなりません。伊佐木さまの自販機を広めるのでは、教会全土に自販機が広まりませんが、どうしますかな?」

 ふむ。大司教の言うとおりだ。

「それなら、木で作れるようにしましょう。自販機の構造は棚を作る要領で作れます」

「ただ、伊佐木さまの言葉を広めるための音声の読み取る仕組みが作れませんが?」

「それはバズルを作るように木の組み合わせで作れば、からくりで作れます。僕の救世自販機は、音声の読み取りでやりますが、木組みのパズルで作れれば、木の仕組みで作れます」



「食料品はどうしましょう?」

「お坊さんって、信仰をしてても、暇な時間が多いでしょう。空いてる時間を使って、60年保存できる食料を作り出して、毎日自販機に入れる仕事をお坊さんたちに仕事として増やしてください」

「おおお!!! それは素晴らしい」

「そうです!!! お坊さんって、墓守りと、読経だけしかやってないなんてもったいないです。すべての人間を救うために動いてもらいましょうっ!!!!」


 大司教が言った。

「いずれにせよ、人が商いとして食べ物をやり取りしてる状況で、食べられない人間が多く出るのは当たり前のことですかな。ただ、人を食べられぬことの恐怖から働かせて、体制を保つ世界が長く続き、そのことで食べられぬ人間を脅迫して動かす世界が当たり前となってしまった。我々は食べ物を全員分配る力を有していて、我々が食べることに苦しむ世界というのは、なくして当たり前だというのに。我々人類は食べものを得ることの苦しみから脱却をできない。これは悲しいことです。権力を持ったものは当然のように食べられて、食べられぬ苦しみを想像もせずに、人を食べる意識で脅迫して当たり前と思う。また、食べられるからと人を無暗に襲って好き放題をやらかすものも確かに存在するものですから」

「食べられるからと言って人を襲うヤツは、食べられない状態でも人を襲うでしょうね」

「そうですな。ただ、例えばですが、単に自分が一番の存在になりたいがために、人を救済自販機の前に張り付けて、食べ物を民衆に与えて、村や、街を襲う連中はどうしますかな?」

「体制が悪いとき、そういう状況でも立ち上がる人もいると思いますけど」

「それはおりませんな。体制を善意で倒そうとする人間は、ただ、自分が好き放題にするために人を集めるものです。確かにひどい体制もありますがな。なおさらにひどい体制のときは、自分だけが好き放題にするために、人を善意と騙して襲う人間しか生き残りませんがな」

「・・・救世自販機にストッパーをつけましょう。人を襲う人間が自販機を支配したときに、悪い人間が集って、そこで救世自販機を使って人を襲う危険性があるときには、その報告を上がられ、配給を止められるように」

「配給を止めれば生きられない人がでますな。人が悪がために、人は救われない」

「同時に人は悪でしか生きられない世界でしょう。でも、やらないでいると死ぬ人も出るから。やってるときには人が生きられます。とにかく、悪い人間が寄らないように、悪い人間が寄って悪さをしようとしたら、報告を」

「普通の人間と悪い人間の区別がつきますかな?」

「・・・簡単な区別です。配給を担当している坊さんが危険と感じたら悪い人間の群れです」

「お恥ずかしい話ですが、その場合、配給を握ってるからと地域で好き放題にする坊主も出ると思いますが。人は自分が崇め奉られればいいと思うものですし、また、そういう人間を人は褒めたたえる」

「監査しろっていうのは難しいですよね?」

「そうですな。善人の坊主でも愛人を3人は囲ったりしますからな」

「とにかく配給は運行する形で、ストッパーもつける形で、後は各地で配給が止まった際の調査を大司教の信頼するものにまかせて。後は配給が止まったらそれは僕の責任ということで」

「それでは、聖・伊佐木がその連中に殺されることになりませんがな?」

「大丈夫ですよーーーっ。いざとなれば、僕の妻が、全員殺してくれますっ。そのくらいの覚悟はできてますよーーーっ」

「はははっ。さすがに聖・伊佐木ですな。ただ、武力を持たないで善意で救済を行う弱いものは、人は襲うものですから。その上、悪をなすりつける。十分に気をお気をつけて。あなたは世界で不当に自分だけは生きたい10億の人間の集団に襲われる危険性がありますぞ」

「だいじょうぶでーーす。それでも、救済自販機つくりまーーーーすっ」












 それから、急ピッチで木製の自販機が教会で作られて、お坊さんたちが、その救世自販機に食料を入れるのを、新しい仕事にするようになったんだ。

 あっという間に、救世自販機は世界中に広まって行き、そのすべてに僕の言葉でパズルで食料給付されるように世界でなって行った。


「弱い人を助けることで、社会はよくなる。弱い人を助けない社会は、どんな素晴らしい社会システムでも、システムを利用して人を落とす人が多く出て、損耗社会になる。ゆえに我々は弱い人を助ける人を育てなければならない。また、この世界には転生が確実に存在する。デジャヴは、転生の実在の現実的な証明である。悪い人は今の世界で悪いことをやると、後に転生した先で、その悪さの報いを受けることになるので、悪いことをしてはならない。ただ、人が正しく生きられない社会においては、悪いことをしなければ生きられないため、我々は正しい人が生きられる社会を作らなければならない」


 ガッコン!!!!
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