ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

さよなら。TOYBEE

文字の大きさ
220 / 245

ep.128 ひとりでドラゴン退治2

しおりを挟む
 うぉおお~♪

 やったるぜぇ! ドラゴン狩りぃ~♪

 ドラゴンハントぉ! Dragon Hunt~♪

 おりゃあ!


 ブチ切れだ! ブチ切れだ!


 こうなりゃ、ポップに行くぞ~。



 バル――ン。バルーーン。ばるばるばる~。

 くるりん魔法で、なんでも解決っ! やったりぃーーーー!!!

 わはは~♪ わはは~♪



 ナタリーさんが酒を飲んでるとき、僕に言った言葉を思い出す。

「かんぱーーい。伊佐木。人間っていうのは本来戦うべきじゃないんだ。戦わずに済むなら、戦わないで物事を解決する方が利口で賢い。だから、余計に無暗に戦うのは正しいことじゃない。人は戦えば必ず怪我をし、それは致命的な傷になって、一生不自由することになるんだ。ただ、それでも、戦わなきゃならないっていうのがあるんだよ。人間は生きるために、だから、焦点を絞ってどうしても戦わなきゃならないときに戦うんだ。そうやって、自分が生きるために、ギリギリ必要な戦いをしながら、幸福に生きられる道を作るもんだよ。だから、冒険者は無駄な戦いは避けるもんさ。だけど、戦わなきゃひどい状況になるときは戦わなきゃダメなんだよ。でも、今はそのときじゃないからね。アタシはあんたの平和な顔が好きだよ。あんたは戦わなくていい男さ。プハっ」


 ナタリーさんの嘘つきっ!!!!

 僕は絶対に戦う必要のない人間だと思います!!!!


 ええい! こうなりゃブチ切れだよ。ブチ切れ!!!



 僕は冒険者の立てカンバンを観たぞ。巨大な倒すことが一人じゃ不可能な敵を倒す!

 こうなりゃゲン担ぎしかない!!!! 冒険者よ。僕に戦闘を乗り越えるラッキーをくれい!!!

 良ければ是非とも、ドラゴンの効率的な戦闘での倒し方を!!!! お願いっ!!!



私は戦闘が好きじゃありません。
だから、初級ダンジョンで、ねこちゃんとロボちゃんと遊びながら、
ずっと、ずっと、平和に暮らしていけないかって思ってます。
誰かその方法を教えてください。私は本屋の娘で、戦えません。

 本屋のアルマ



 ぐぁあああああああああ。

 僕が必死で戦ってるときに、そんなメルヘンな女の子の、

 かわいい女心なんてぇええええ、相手にできないょおおおおおおおお。


 うわっ!!! 戦わなきゃ!!!!



 でも、やったるわい!!!!

 本屋の女の子~~。

 スライム狩りのスライムの核は50ギル。効率的に集めてまとめて倒す方法を考えてみよぉーーーーー!!!!

 冒険者なんだから、スライムくらいは狩って生きてこうね~。

 それか、饅頭か、ツボだよ。

 戦わずに他のことで、饅頭か、ツボくれるモンスター、初級ダンジョンに確かいたよ!


 いえい!!!!!


 聖人で、伯爵のお兄さんからのお願いだーーーーーーっ。



 おっと、よそごと。よそごと。戦闘。戦闘~。異世界通信で、戦闘できるアイテムを出すゾ。




 上級ダンジョンで、25メートルのファイヤードラゴンの前に突然押し出された!

 ヤツは僕を焼き殺したり、踏みつぶそうとして来る。

 異世界通販で出て来たのは、「機械コントロールワイヤー?」





 僕は機械コントロールワイヤーを炎を避け、アイコンで高速に購入した!

 ピロリ

 機械コントロールワイヤー × 1 「購入」





 バトルスタート!



 機械コントロールワイヤーをファイヤードラゴンに打ち出す。


 ぴゅるるーーーーーーーーーー!!!


 機械コントロールワイヤーはヤツのクビにきゅるると針金のようで、しなやかな鉄のワイヤーとして力強く巻きついて、上下左右の動きが手元のコントローラーに、フックとして現れた!

 ヤツが怒って、クビをムチャクチャに振って炎を吹いて、焼き殺そうとする!


 ごおおおおお


 手元にあるフックを操作してジャンプしてかわす。ワイヤーで上空を僕は跳ねたっ!


 機械コントロール : ジャンプ


 ぎゅるるっーっ! 空を飛んでワイヤーで地面に華麗に着地!



 トン!


 ヤツはものすごく凶悪な顔で僕を睨みつけ巨大な足で僕を踏みつぶそうとする!


「ぎゃあぼおお。ギャアアっ」

 ドシン!


 
 僕はワイヤーで上空を跳ねるっ!


 ――――機械コントロールワイヤーは、力の強い敵にからみつき敵の力の反動を使い、自分がワイヤーで縦横に動く軌道を作ってくれるテクニカルなワイヤー。


 ヤツがまたキレながら、ぶくぶくと口に炎をため、おもいきり、炎を吐いてくる!


 ごおお


 機械コントロール : ヤツのクビが動く力を使ってジャンプ!



 ぎゅるるっーっ! 僕は空を飛んで、ワイヤーで地面に着地!


 炎がすこしかすって、顔が熱くなって痛いっ! ただかまうかっ!



 僕はヤツのクビを動かす力を使って、反動でワイヤーで、右に左、上下にジャンプし続け、攻撃をかわし続ける。

 ごおお


 ヤツは巨大な爪で足で、僕を殺そうとしムチャクチャに暴れまわっているっ。



 ぎゅるるっーっ! 僕は空を飛んで、ヤツのクビを動かす力を使って、ワイヤーで何度も跳ね、地面に着地!



 ヤツは僕を踏みつぶすために巨大な足で僕を殺そうとする!


「ぎゃあぼおお。ギャアアっ」

 ドシン!




 ごおおおお

 ジャンプ!



 ぎゅるぅっーっ! 僕は空を飛んでワイヤーで地面に着地した!


 ナタリーさんが笑い出した。

「あはははっ。なるほど。ワイヤーの力を使ってジャンプして敵の攻撃をかわす。いい武器だねっ。こりゃ買いだ!」

「そのとおりですっ。ナタリーさんっ。ヤツのクビを振る動きを使って、力を使って僕はいつまでもかわし続けることができますよっ! そりゃ、ジャンプっ」

 ヤツの攻撃。

 ジャンプッ。炎をかわす。


 ぎゅるるっーーっ!!! 僕は空を飛んで、地面に着地!


 ただ、ナタリーさんの声。

「おらおらっ! でも、逃げてるばっかじゃドラゴンは倒せないよっ! ドラゴンぐらい倒せないで、孤児たちを守れるのかいっ! あんたは今、ヤヴァイ状況なんだよ。死の覚悟を決めて、強くなる必要があるんだ! どうにかしな!」
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

一流冒険者トウマの道草旅譚

黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。 しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。 そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

処理中です...