ニッチなまーったりな、異世界、楽々のーんびり通販生活♪

さよなら。TOYBEE

文字の大きさ
94 / 245

ep.61-3 1億円でできる遊び

しおりを挟む
 メルティちゃんたちや、孤児たちや、障がい者もコンテストに参加してもらって、楽しみにしてる~。

「わたしも参加しちゃってもいいんですか?」「わーーい。僕も料理コンテストの審査員になるぞ」「たのしみー」「ぼ、ぼ、ぼくも、楽しみです。こ、こ、こ、これは、すごく美味しい料理が食べられても、も、も、もりあげるぞ」



 集まった料理人にキッチンを借りて、食材を好きに使って、料理を作ってもらったゾ~。

 ぐつぐつ

 ぐつぐつ 出来上がり~♪





 ドラゴンの焼肉☆彡 ボオオオオオオオオオオッ

 オークのステーキ☆彡 ぷぎぃいいいいいいいいい。

 幻想野菜のフルコース☆彡 やさい~☆彡 やさい~☆彡

 鳳凰の香草焼き☆彡 キュオオオオオオ・・・

 ゴブリンやきにく☆彡 ごぶごぶ

 その他、その他、ファンタジーの料理がたっくさんだ~♪




 10つの料理が次々に出て来て、僕と、孤児と、障がい者たちはそれに舌鼓を打ったよ。

「おいしー」「すごくおいしいね」「お、お、お、おいしいです」「ほんとにおいしー」「ゴブリンの焼肉以外」「ゴブリンの焼肉ぅー」「ドラゴンすっごい美味しー♪」




 むぐむぐ。

 パクパク

 うーーん。メルシィー。




 僕は孤児たちと、障がい者たちと話して、真のグルメ王の料理人の決定を下したッッ☆彡




「はいはい!!!! 勝者は、幻想野菜のフルコース。下味に使われてる、異世界の味がすごい!!!! これが一番うまかったよぉーーーー!!!」

 ドラゴン焼肉も捨てがたかったけど、やっぱ異世界の味って感じで、幻想野菜のフルコースがよかった~。




 勝利者の心の不屈の野菜料理人シンが言った。

「ふふふ。当然ですね!!! 勝つのは幻想野菜です」




 あー。楽しかったぁー★

 孤児や、障がい者たちとも遊べたし。

 やっぱり、グルメパーティは面白いよね。こういう催しものっていっぱいあればいいな。



 あっ、冒険者の掲示板だ。観てみよう。


冒険者は一歩先は死ぬしかねえから、
派手に金を使いたいとおもっちまう。
だけど、俺は金を貯めて、
地味に遊びながら、老後まで行きたい。
誰か、安くて美味しい店知らないか?
一緒に貧乏メシ食ってくれるヤツ、募集。

中級冒険者 剣使いのダイオ

 なるほど。冒険者いろいろいるな~。

 普通ファンタジーの世界だと、冒険者ってあんまり物事を考えずに生きてる感じだけど、

 ほんとに、リアルなファンタジーの世界だと、

 色々な価値感を持って生きてたりするんだよね~。


 例えば、引きこもり冒険者がけっこういるって、この世界で僕初めて知ったんだよね~。

 魔道テレビを観て、冒険だけして、そこで、タバコを吸ったり、酒を飲んだりしてるだけの冒険者とか。

 結構、色々な人が生きてて、いろいろ楽しく生きようと色々動いてたりするんだなぁとか。


 僕の冒険者ギルドのズボン屋にもいろいろな冒険者がいて、

 けっこう価値観がいろいろあって面白いなんだよね。

 ダイオさん、がんばって欲しいな。中級冒険者でお金貯めて、貧乏メシを食いながら、

 老後まで平和に安定して生きる冒険者かあ。

 なんか、生々しい生活的な冒険者って感じで、けっこう僕は応援したくなっちゃうゾ。

 ダイオさん、がんばれ!




 おっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう~。



パラレルワールドには罠の世界というものがある。
人を罠に嵌めて自由に操って支配する独裁体制である。
その際に、罠を作るのに、明晰な頭脳を持った人間が利用される。
罠を作るのに利用される人間に、我々は信仰として告知したい。
罠を作る際に、罠を使う人間が破滅するように罠を作るように誘導すると、
罠が破壊され、あなたの頭脳を利用することを、独裁者が止めることになる。
罠が稼働するたびに独裁者が攻撃される状態を罠を作る際に作り上げる頭脳を持って欲しい。
例えば、FXを使って金を自動で奪い取るシステムを作らされたとしたら、
その際に、金の上下を大きい動きにすることによって、
独裁者自体よりも、他の勢力が金を持つことになり、独裁者を倒す仕掛けを作ることができる。
このように、罠を利用する形で、独裁者周辺にダメージを強烈に与える罠を作ると、
その罠の利用は止められ、あなたの頭脳を罠に使われることがなくなる。
信仰に力を。


アーメンズ・インシュアラー・魔訶



 なるほどね~。

 パラレルワールドには、人を罠に嵌めて支配する体制とかあったりするんだ~。

 その体制を作るのに、

 頭脳のある人間が無理矢理に頭脳を使われて罠を作らされるような状態ってあったりするんだね~。



 でも、罠を作らされるときに、

 罠自体の影響力を利用して、独裁者を攻撃するように罠を誘導していくと、

 罠を作るのに利用されることを止めると同時に、

 罠を作っている独裁者を倒すことができるようになるって話だね~。



 でも、悪いヤツを嵌めるための罠を壊すのは難しい話かも知れない~。

 罠自体に、自分たちが守られている状態で、

 自分たちを守る罠は、壊さないようにするのが、けっこう大事かも知れないね~。







 お?

「送達でーーーーす!」

 王様から手紙が届いた。

 なんだろ?




「前略 伊佐木へ。こらこら。お前だけグルメを楽しむとはどういうことじゃ。ちと、呼び出すから、すぐにわしのとこに来い。わしは怒っておる」

 えええええええ。王様に呼び出されちゃったよ。なんか怒ってるし。だ、だ、だ、大丈夫かなあ?




 なんか、僕、王様に殺されたりしないかな? まさか、打ち首とか? ありえないよね?
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作) 異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

一流冒険者トウマの道草旅譚

黒蓬
ファンタジー
主人公のトウマは世界の各地を旅しながら、旅先で依頼をこなす冒険者。 しかし、彼には旅先で気になるものを見つけると寄らずにはいられない道草癖があった。 そんな寄り道優先の自由気ままなトウマの旅は、今日も新たな出会いと波乱を連れてくる。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

処理中です...