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ep.62-2 王様を怒らせちゃった

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 出て来た。出て来た。いっぱい出て来たぞ。

 おっ、これがいいかも。風船割りゴルフ用バルーン!!!!




 ピロリ

 風船割りゴルフ用バルーン × 100 「購入」




 さて、王様に売り込もう。

「はい。今日ご紹介するのは、風船割りゴルフバルーン!!!! やるお遊びは風船割りゴルフです。実にゴルフというと、小さな穴にボールを落とす細かいゲームになります」


「でも、そこで思いませんか? なんかちまちまして面白くない!!!! そ、そこで☆彡 そこで、私が提案したいのが、巨大風船を割るゴルフです!!!!」


「大自然の中で、いくつもの巨大風船と、小さい風船を配備して、色分けして、ポイント数をつけて、ポイントの高い方が勝つゴルフです。金が10PT.赤は5PT.青は3PTと、そういう風に色分けすると、すごい面白いし、戦略性があって、すごく楽しいゴルフが出来ると思いませんか~☆彡?」


「是非やってみましょう。風船割りゴルフっ!!!!」


 僕はカクカク言った。


 カクカク。カクカク。カクカクっ。カクカク。
 カクカク。カクカク。カクカクっ。カクカク。

 あっ、坊さんの立てカンバンだ。チラリと見えたよ。

私は人が普通の生活で、サバイバルする方法を漫画として、永遠に作り続けたいです。
人が生活する上でサバイバルする方法は、面白いものではありません。
だからこそ、永遠にその方法を、漫画で作って、信仰として、その漫画を販売して、救済活動を行いたいです。
信仰に力を。

アーメン・インシュアラー・サバイバル漫画


 なるほど~。

 サバイバル漫画って、本格的な、リアリティがある漫画ってほんとに大切かも知れない。

 人が生きてる中で、

 普通の生活ができない状態になっちゃったりすることって、

 実際の世界でもありうることだし、

 そういう中で、本当に生きられる知恵を入れてくれるのが、サバイバル漫画だったりして。



 小説で描こうとしても、色々な部分で、現実の描写とかで、

 見えない部分があったりするのを、

 漫画とかの図法だと、結構、それを表現して描写とかできちゃったりするからなあ。


 例えば、水の得方とか、鳥の採り方、毒草の見分け方とか、

 現実には関係ないと思っていても、

 意外にサバイバルで生きざるを得ない状況って、発生したりすると思うんだよね。


 とくに戦争とか起きて、逃げる場所がなくなったときに、

 人間って、サバイバルの必要性をすごく理解することになると思うんだ。


 そういうとき、平和な今だからこそ、サバイバルの実際的なやり方を、

 漫画として残しておくのは、すごく大切なことだと思ったりして。



 坊さんがんばってるな~。それより、今は王様の反応だ。どうなる?




 王様はわらった。

「わはは。風船割りゴルフか。それは面白そうなのじゃ。よし! 伊佐木。明日、お前わしに付き合え! ちょっと実際にやってみるのじゃ」

「ええっ」

「わかっておるじゃろうな? ・・・もし、つまらなかったら、お前は打ち首じゃっ」





 えええええええええええ。なんだか知らないけど、明日は王様と風船割りゴルフをすることになったよ。
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