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ep.74-2 王太子の願い
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七色ファンデーション?
七色ファンデーションとは、顔につける化粧のことだ。顔に軽く塗るだけで、顔の傷も、ほくろも、痘痕も誤魔化せるっ。
わお! これっきゃないね!!!!
ピロリ
七色ファンデーション × 1 「購入」
僕は張り切っている。思わず、坊さんの立てカンバンを思い出したよ。
我々は、新世界の新しい社会システムのテストを信仰として行いたいです。
具体的には、100人の信仰者が、それぞれの立場で、新システムが導入された際の、
問題点と、人がどのように動くか等をコメントし、それを信仰の布教のための本として配布したいです。
我々は、いずれ、人類が完全に救済される社会システムを作り上げたいです。信仰に力を。
アーメン・インシュアラー・法華
人類が完全に救済される社会システムか~。
確かに実際テストしないとできるかどうかわからないよね?
ほんとにそれをやって坊さんは人類を全部救済しようとしてるんだな。
でも、それってどうやってやればいいんだろう。
人が生きてる状態をトレースして、
その状態から、不幸になっている人を想定した状態で、
その不幸になってる人をどうやって救うかとかを永遠と繰り返して、
世界中が救えるような社会システムの形を作ったりするのかな?
なにか、現実的に考えると、そんな場所に人間生きていねえよ!!!! とか突っ込み出そうだけど、
でも、少なくとも、人類すべてを救済する意志を作ろうとしている人がいることは、
ずいぶん、幸いなことだと思ったりするよね?
実際に本とかにしていく段階で、本当に世界を救うための
いくつものアイディアが出たりしたら、確かにそれは面白いかも知れない。
ためになる話だな~。坊さんのように、僕もがんばろう。それより、今は王太子だ。
僕は王太子に向かって、無理矢理に力技でセールスした。
カクカク~♪ カクカク~♪
「はいはーーい♪ ここで取り出したる七色ファンデーション!!!! もう、すっごい効果なんですよーーー! なんとこの七色ファンデーションを塗るだけで、顔のどんなくすみも誤魔化せる!!!!」
「それだけじゃないんです。なんと、顔一面に塗るとびっくりするほど、白くてきれいな顔にみえまーーす♪」
「このミラクル七色ファンデーションは、顔色に合わせて、色々な調整ができます!!! もう!!!! 買うっきゃないっ☆彡」
王太子はそれを観て、顔に塗る。
どうなる? どうなる?
ぬりぬり~♪ ぬりぬり~♪
さて、どうなった?
「ッ!!!! おおうッ。このファンデーションはすごいな!!!! 顔の傷が一瞬で取れた。そして、私の顔色がなにか、輝いて見える。ど、どういうことだっ????」
ぺかーーーーーー!!!!
ぼーーーん! ぼーーーん! まばゆい王太子の顔に仏の顔が見えるッッ
王太子の顔が輝き始めた。
家臣たちが王太子の顔の色にみんな、驚いて声を上げているっ。
「おおおっ」「これは・・・」「王太子さまのお顔が」
どこまでもきれいな顔にシェスティーナ王太子妃が顔を覆っている!!!!
「ま、ま、まぶしいですわっ。王太子さまッッ。まばゆく光って、顔が見えませんわっ!!!!」
わお! すごい効果だ。こりゃ、化粧の魔法だよっ!
王太子は自分の顔色を観て、満足げに言ったよ。
「買った!!!!」
「まいどありィー♪」
ふふふ。僕はピンチを脱したぞ。これで、僕の死刑はなしだよね? シェスティーナさま?
「あら? わたくし死刑なんて言ったかしら? ほほほほ」
こいつぅーーーー!!!
七色ファンデーションとは、顔につける化粧のことだ。顔に軽く塗るだけで、顔の傷も、ほくろも、痘痕も誤魔化せるっ。
わお! これっきゃないね!!!!
ピロリ
七色ファンデーション × 1 「購入」
僕は張り切っている。思わず、坊さんの立てカンバンを思い出したよ。
我々は、新世界の新しい社会システムのテストを信仰として行いたいです。
具体的には、100人の信仰者が、それぞれの立場で、新システムが導入された際の、
問題点と、人がどのように動くか等をコメントし、それを信仰の布教のための本として配布したいです。
我々は、いずれ、人類が完全に救済される社会システムを作り上げたいです。信仰に力を。
アーメン・インシュアラー・法華
人類が完全に救済される社会システムか~。
確かに実際テストしないとできるかどうかわからないよね?
ほんとにそれをやって坊さんは人類を全部救済しようとしてるんだな。
でも、それってどうやってやればいいんだろう。
人が生きてる状態をトレースして、
その状態から、不幸になっている人を想定した状態で、
その不幸になってる人をどうやって救うかとかを永遠と繰り返して、
世界中が救えるような社会システムの形を作ったりするのかな?
なにか、現実的に考えると、そんな場所に人間生きていねえよ!!!! とか突っ込み出そうだけど、
でも、少なくとも、人類すべてを救済する意志を作ろうとしている人がいることは、
ずいぶん、幸いなことだと思ったりするよね?
実際に本とかにしていく段階で、本当に世界を救うための
いくつものアイディアが出たりしたら、確かにそれは面白いかも知れない。
ためになる話だな~。坊さんのように、僕もがんばろう。それより、今は王太子だ。
僕は王太子に向かって、無理矢理に力技でセールスした。
カクカク~♪ カクカク~♪
「はいはーーい♪ ここで取り出したる七色ファンデーション!!!! もう、すっごい効果なんですよーーー! なんとこの七色ファンデーションを塗るだけで、顔のどんなくすみも誤魔化せる!!!!」
「それだけじゃないんです。なんと、顔一面に塗るとびっくりするほど、白くてきれいな顔にみえまーーす♪」
「このミラクル七色ファンデーションは、顔色に合わせて、色々な調整ができます!!! もう!!!! 買うっきゃないっ☆彡」
王太子はそれを観て、顔に塗る。
どうなる? どうなる?
ぬりぬり~♪ ぬりぬり~♪
さて、どうなった?
「ッ!!!! おおうッ。このファンデーションはすごいな!!!! 顔の傷が一瞬で取れた。そして、私の顔色がなにか、輝いて見える。ど、どういうことだっ????」
ぺかーーーーーー!!!!
ぼーーーん! ぼーーーん! まばゆい王太子の顔に仏の顔が見えるッッ
王太子の顔が輝き始めた。
家臣たちが王太子の顔の色にみんな、驚いて声を上げているっ。
「おおおっ」「これは・・・」「王太子さまのお顔が」
どこまでもきれいな顔にシェスティーナ王太子妃が顔を覆っている!!!!
「ま、ま、まぶしいですわっ。王太子さまッッ。まばゆく光って、顔が見えませんわっ!!!!」
わお! すごい効果だ。こりゃ、化粧の魔法だよっ!
王太子は自分の顔色を観て、満足げに言ったよ。
「買った!!!!」
「まいどありィー♪」
ふふふ。僕はピンチを脱したぞ。これで、僕の死刑はなしだよね? シェスティーナさま?
「あら? わたくし死刑なんて言ったかしら? ほほほほ」
こいつぅーーーー!!!
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