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ep.109-2 ローデルム1の美女を探す!!!!
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「おうっ。そりゃすげえ」「悪くねえ話だなっ」
えへへ。大勢の冒険者たちが1000人以上も集まって、僕の話を聞いてくれたゾ。
孤児100人も集まっている!
わいわい♪ わいわい♪
孤児が僕に聞いた。
「僕が必ず美女を見つけ出してあげるよっ! けど、伊佐木の兄ちゃんっ。なんでそんなことをするの?」
僕は孤児に真剣な顔で話した。
「僕は貧困とか、働けない能力の人に、日に12000ギルの仕事をいつでもできるように、王様と僕は交渉してるんだ。勝負に勝つと、王様がお金を出してくれるようになるんだ」
「どういうことだい?」
ナタリーさんが聞いて来た。
「はい。ナタリーさんッッ。人は常に仕事ができる状態じゃありませんッ。ただ、そんな人でも、雇える仕事の場を僕は作りたいんですッ」
「おいおいおい! ああん? そんなことは可能なのかよぉ? 伊佐木よお」
ギルト長も僕に聞いて来た。
「可能ですっ! 王国では紙幣を常に発行していますッッ。紙幣の発行は無限にできるから、お金を発行して、いつでも、生活に困った人が本を8時間読んで真面目に感想を書くだけで、12000ギル給料として与えられるようにするんですッッ。いい小説が読まれると王国全体の知識が高まる。必要なことです!」
集まった冒険者たちがわいわい、僕の言葉に騒いでいる。
「まじか?」「そんなことができるのかっ」「ほんとうに?」
「できます!!!! 可能です!!!」
「本当か? でも、なんで、小説を読むだけの仕事なんだ。そんなの意味があるのか?」
「意味があります!!!! 小説を読むだけの仕事というのは大事な仕事です!!!! 今の王国にとって本当に大切なこと!!!! 人が退屈で読みたくもない難しいことが書かれたこと!!!! そんな小説を誰が好んで読むでしょう!!!! そういう退屈で、世の中にとって重要なことが書かれて、つまらないために見向きもされない情報っていうのは、いっぱいあるんです!!!!! それを小説で書いて読む人がいたら!!!!! その情報が広がって!!!! 王国にとって大切な情報を大勢の人が知ることになるんです!!!! そのために小説を読むだけしか働けない人を!!!! 雇って小説を読んで感想を真面目に書いてもらうんです!!!! それは十分な仕事です!!!!」
ギルド長が笑った。
「がははっ。そりゃ悪くねえ話だっ。俺だって、足を怪我して動けなくなったら、本を読んで感想を書くくらいしか仕事ができなくなる。わかったッ。俺が冒険者を全部動かして、ローデルム1の美女を必ず見つけ出してやるよっ」
ナタリーさんが言った。
「確かに美女見つけるだけで、100万ギルはわるくない話だねぇ。2万ギルも入るしねぇ」
「おう! おめえら、今日1日、20000ギルで働けっ! ローデルム1の美女を見つけ出したら、100万ギルのボーナスが入るっ! みんな、協力しやがれっ」
「おう!」「やったるわい」「オイラもやるデチュー!」「俺もやるぞ」「俺が見つけてやるよっ」「僕がみつけるよ。伊佐木おにいちゃんっ」
1000人以上の冒険者たち、孤児たちが僕の言葉に応えてくれた。
それから、2時間っ! 王様の私兵100人が街中を走り、僕のお金で動かした冒険者と、孤児たち1000人が、街中を走り回るっ。
おっ、ネズミの冒険者がすごい勢いで走ってるっ。
ちゅうちゅう♪ ちゅうちゅう♪
びゅうぅーーーーん。タタタタタタっ。
「はははっ。オイラに探し終わった場所の情報を集めるデチュー。おいらが走り回って、探し終わった場所の情報をみんなに知らせるデチュー」
孤児も走ってる。たたたっ。
「なら、僕らはきれいな人の情報をみんなから集めて廻るよ~。僕ら100人がみんなで情報を集めて広げれば、みんなが動けると思うから~」
おっ、孤児もがんばってる~。
「おらっ。みんな走んぞっ」「おらっ。王よりも先に美女を見つけろっ」「全員で走って探せば俺たちが王より先に美女をみつけられるぜ」「まかせなっ」
冒険者たちもそこら中を走り回る。ダダダダダっ。
みんな、協力ありがとう。
チラリと坊さんの立てカンバンが目に入った。
正しい道を人が嫌うことで、正しい道に人が至れず、人が断崖へ向かうことはよくあることである。
ただ、その際には、断崖の危険を知らせ、正しい道の安全を知らせ、人が断崖に落ちる前に、正しい道に至る脇道を作ることである。
ただ、快楽でもって断崖に至る人は、正しい道の人を断崖に落として喜ぶようにできている。
そこで大切なのは、快楽でもって断崖に至る人を、正しい人を断崖に落とす不利益を教えることである。正しい人を断崖に落とせば、断崖に落ちる。
アーメンズ・インシュアラー・エンブレム
坊さん、難しいこと言ってるな~。
ただ、本当は長く難しいことを言いたいけど、簡単にまとめてるんだろうな~。
人を絶望から救うことって大事。坊さん、がんばってるな~。
棒はそこで、みんなと一緒にローデルム1の美女を探すために走るっ。
なんとか美女を探して、この制度を王様に作ってもらうんだっ。
わお。2時間経った!
「やったよ! 見つけたよっ! 伊佐木おにいちゃんっ。吟遊詩人のおねえちゃんで、とびきりの美人だよっ! この人がローデルム1の美人だよっ! 間違いないっ!」
えへへ。大勢の冒険者たちが1000人以上も集まって、僕の話を聞いてくれたゾ。
孤児100人も集まっている!
わいわい♪ わいわい♪
孤児が僕に聞いた。
「僕が必ず美女を見つけ出してあげるよっ! けど、伊佐木の兄ちゃんっ。なんでそんなことをするの?」
僕は孤児に真剣な顔で話した。
「僕は貧困とか、働けない能力の人に、日に12000ギルの仕事をいつでもできるように、王様と僕は交渉してるんだ。勝負に勝つと、王様がお金を出してくれるようになるんだ」
「どういうことだい?」
ナタリーさんが聞いて来た。
「はい。ナタリーさんッッ。人は常に仕事ができる状態じゃありませんッ。ただ、そんな人でも、雇える仕事の場を僕は作りたいんですッ」
「おいおいおい! ああん? そんなことは可能なのかよぉ? 伊佐木よお」
ギルト長も僕に聞いて来た。
「可能ですっ! 王国では紙幣を常に発行していますッッ。紙幣の発行は無限にできるから、お金を発行して、いつでも、生活に困った人が本を8時間読んで真面目に感想を書くだけで、12000ギル給料として与えられるようにするんですッッ。いい小説が読まれると王国全体の知識が高まる。必要なことです!」
集まった冒険者たちがわいわい、僕の言葉に騒いでいる。
「まじか?」「そんなことができるのかっ」「ほんとうに?」
「できます!!!! 可能です!!!」
「本当か? でも、なんで、小説を読むだけの仕事なんだ。そんなの意味があるのか?」
「意味があります!!!! 小説を読むだけの仕事というのは大事な仕事です!!!! 今の王国にとって本当に大切なこと!!!! 人が退屈で読みたくもない難しいことが書かれたこと!!!! そんな小説を誰が好んで読むでしょう!!!! そういう退屈で、世の中にとって重要なことが書かれて、つまらないために見向きもされない情報っていうのは、いっぱいあるんです!!!!! それを小説で書いて読む人がいたら!!!!! その情報が広がって!!!! 王国にとって大切な情報を大勢の人が知ることになるんです!!!! そのために小説を読むだけしか働けない人を!!!! 雇って小説を読んで感想を真面目に書いてもらうんです!!!! それは十分な仕事です!!!!」
ギルド長が笑った。
「がははっ。そりゃ悪くねえ話だっ。俺だって、足を怪我して動けなくなったら、本を読んで感想を書くくらいしか仕事ができなくなる。わかったッ。俺が冒険者を全部動かして、ローデルム1の美女を必ず見つけ出してやるよっ」
ナタリーさんが言った。
「確かに美女見つけるだけで、100万ギルはわるくない話だねぇ。2万ギルも入るしねぇ」
「おう! おめえら、今日1日、20000ギルで働けっ! ローデルム1の美女を見つけ出したら、100万ギルのボーナスが入るっ! みんな、協力しやがれっ」
「おう!」「やったるわい」「オイラもやるデチュー!」「俺もやるぞ」「俺が見つけてやるよっ」「僕がみつけるよ。伊佐木おにいちゃんっ」
1000人以上の冒険者たち、孤児たちが僕の言葉に応えてくれた。
それから、2時間っ! 王様の私兵100人が街中を走り、僕のお金で動かした冒険者と、孤児たち1000人が、街中を走り回るっ。
おっ、ネズミの冒険者がすごい勢いで走ってるっ。
ちゅうちゅう♪ ちゅうちゅう♪
びゅうぅーーーーん。タタタタタタっ。
「はははっ。オイラに探し終わった場所の情報を集めるデチュー。おいらが走り回って、探し終わった場所の情報をみんなに知らせるデチュー」
孤児も走ってる。たたたっ。
「なら、僕らはきれいな人の情報をみんなから集めて廻るよ~。僕ら100人がみんなで情報を集めて広げれば、みんなが動けると思うから~」
おっ、孤児もがんばってる~。
「おらっ。みんな走んぞっ」「おらっ。王よりも先に美女を見つけろっ」「全員で走って探せば俺たちが王より先に美女をみつけられるぜ」「まかせなっ」
冒険者たちもそこら中を走り回る。ダダダダダっ。
みんな、協力ありがとう。
チラリと坊さんの立てカンバンが目に入った。
正しい道を人が嫌うことで、正しい道に人が至れず、人が断崖へ向かうことはよくあることである。
ただ、その際には、断崖の危険を知らせ、正しい道の安全を知らせ、人が断崖に落ちる前に、正しい道に至る脇道を作ることである。
ただ、快楽でもって断崖に至る人は、正しい道の人を断崖に落として喜ぶようにできている。
そこで大切なのは、快楽でもって断崖に至る人を、正しい人を断崖に落とす不利益を教えることである。正しい人を断崖に落とせば、断崖に落ちる。
アーメンズ・インシュアラー・エンブレム
坊さん、難しいこと言ってるな~。
ただ、本当は長く難しいことを言いたいけど、簡単にまとめてるんだろうな~。
人を絶望から救うことって大事。坊さん、がんばってるな~。
棒はそこで、みんなと一緒にローデルム1の美女を探すために走るっ。
なんとか美女を探して、この制度を王様に作ってもらうんだっ。
わお。2時間経った!
「やったよ! 見つけたよっ! 伊佐木おにいちゃんっ。吟遊詩人のおねえちゃんで、とびきりの美人だよっ! この人がローデルム1の美人だよっ! 間違いないっ!」
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