83 / 239
第四章 すれ違う想い
83. 相殺
しおりを挟む
第033日―3
ボレアの城壁の上に無表情で佇む【彼女】に向かって、周囲から矢が斉射された。
攻撃したのは、ボレア獣王国の兵士達。
しかしそれらは全て、【彼女】の展開する不可視の壁に弾かれてしまった。
【彼女】はそんな周囲からの攻撃には目もくれず、右手を振り上げると、手刀のように振り下ろした。
その手から放たれた不可視の斬撃が、一瞬の後に、ボレア郊外に陣する帝国軍の軍営の一角に襲い掛かるのが“視えた”。
地面が抉られ、兵士達が吹き飛ばされる。
これはもしや、霊力による攻撃!?
僕は思わず叫んでいた。
「【彼女】がボレアの城壁からこちらを攻撃してきています!」
近くに立つ皇帝ガイウス以下、周囲の人々の顔が一斉に強張った。
僕は皇帝ガイウスに駆け寄り、小声で話しかけた。
「ボレア獣王国側の兵士も、【彼女】を攻撃しています。この攻撃は【彼女】単独によるものです。僕に任せてくれませんか?」
皇帝ガイウスがそっと囁き返してきた。
「カケルの話していた【彼女】なれば、我等の攻撃は通用するまい。そなたに任せようぞ」
僕は皇帝ガイウスに一礼すると、駆け出そうとした。
しかしその腕をハーミルに掴まれた。
「待って! 私も一緒に」
「ハーミル、【彼女】は霊力を使用している。僕でないと、多分止められない。ハーミルはここで、陛下やノルン様達を守ってくれ」
「でもっ!」
僕は、まだ何か言いたげな彼女の手を優しく自分の腕から外すと、手にしていたレルムスのローブを羽織った。
これでハーミルを含め、周囲の人々の目からは、僕の姿が忽然と消えたように見えるはず。
そのまま少し離れた幕舎の影、皆から死角になる位置まで移動してから、光球を顕現した。
膨大な量の霊力が全身を満たし、感覚が信じられない位研ぎ澄まされていく。
その時、再び【彼女】がこちらに向けて、霊力の斬撃を放つのが“視えた”。
僕にはそれがどこに“着弾”するのか瞬時に理解出来た。
だから僕は、その斬撃がこちらに届く寸前、陣営の前方に霊力の盾を展開してその相殺を試みた。
【彼女】の放った斬撃は、僕が展開した霊力の盾に衝突すると、虹の煌めきを残して霧散した。
その後も【彼女】は次々と霊力の斬撃を放ち続け、そのことごとくを、僕は相殺していった。
霊力は見えずとも、相殺した時に生じる虹の煌めきは人々の目に映るらしく、皆が口々に立ち騒ぐのが聞こえてくる。
一方、【彼女】の方はいくら相殺しても、まるで自動人形のように、一定の間隔で霊力の斬撃を放ち続けている。
このままだと埒が明かないな……
そう判断した僕は、霊力を展開し、一気に【彼女】のすぐ傍へと転移した。
そしてまさに振り下ろされようとしていた【彼女】の右腕を掴み、抑え込もうとした。
その瞬間、何かが猛烈な勢いで僕の中に流れ込んできた……
……
…………
僕は空中に浮遊した状態で、巨大なドーム状の構造物の中にいた。
眼下には、人の背丈ほどもある数十個程の半透明な容器が、所狭しと並べられていた。
ここは僕にとって、初めての場所。
しかしここがどこで、何をする場所なのか、瞬時に理解出来ていた。
北方の氷に閉ざされた魔王の領域の一角、魔族最高の魔導士との呼び名も高い、ナブーの研究施設。
ナブーはこの施設で、霊晶石を核としたホムンクルス作出の実験を繰り返していた。
彼の忌まわしき実験は、数万体以上の失敗作の犠牲の果てに、ついに【彼女】を生み出した。
【彼女】は限定的ではあるものの、霊力を展開し、操って見せた。
【彼女】に与えられた初めての任務は、数千人の人々が平和に暮らす街の完全破壊であった……
…………
……
気が付くと、僕はまだ【彼女】の右腕を掴んでいた。
どうやら時間にしてコンマゼロ秒の間、僕の意識は、【彼女】の過去を覗いていたようだ。
【彼女】がゆっくりと、僕の方に顔を向けてきた。
そこには、“戸惑い”と呼ぶべき感情が浮かんでいるように見えた。
僕は思わず、【彼女】に問い掛けた。
「……君は一体?」
「キミハイッタイ?」
奇妙な事に、【彼女】は僕の言葉をオウム返ししてきた。
そして唐突に、僕に掴まれていない方の手、つまり左手を自身の額に押し当てた。
その刹那、僕は持てる霊力を全開して【彼女】を締め上げた。
意識を失い崩れ落ちた【彼女】を抱きかかえたまま、僕はその場から転移した。
――◇―――◇―――◇――
「大変です! あの少女が突然現れて、城壁の上から一方的に帝国軍への攻撃を開始しました!」
駆けこんできた伝令からの知らせに、王宮内で今後について、忙しく指示を出していたゲシラムの表情が凍りついた。
「何!? まさか、あのナブーも一緒か?」
「いえ、報告ではあの時の少女だけです。しかしやはり我々の攻撃では、少女を止められません」
これはまずい。
帝国側から見れば、和平交渉中に、突然奇襲をかけられたと誤解するかもしれない。
帝国側がこれをボレアの裏切りとみなせば、帝国軍の総攻撃により、ボレアは滅ぼされるだろう。
「すぐに帝国側に軍使を派遣せよ」
そう命じたものの、ゲシラムはいても立ってもおられず、自らも状況確認のため、配下と共に、少女が現れたという城壁に向けて馬を走らせた。
ゲシラムが報告のあった場所に到着すると、確かに城壁の上にあの時の少女がいた。
兵士達が矢を斉射し続けているが、全て少女の周囲の不可視の壁に弾かれている。
だが、肝心の少女の様子が少しおかしい。
少女は右手を振り上げているが、その姿勢のまま壊れたゼンマイ仕掛けの人形のように揺れている。
やがて自分の額に左手を当てたかと思うと、ガックリと脱力したようになった。
どう見ても気を失っているように見える少女は、しかし地面に崩れ落ちる事無く、不自然な姿勢のまま、やがて淡く発光したかと思うと、溶けるように消え去った。
――◇―――◇―――◇――
眩暈に似た感覚と共に、周囲の景色がグニャリと歪み、突然切り替わった。
懐かしい、薬草を煮込んだような独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
狙い通りの転移に成功した事を確信した僕は、ほっと一息つき、腕の中の【彼女】をそっと床に下ろした。
ここはアルザスにあるイクタスさんの“魔法屋”のはず。
【彼女】が自身の額に左手を押し当てた時、僕は異常な霊力の流れを感知した。
そのまま【彼女】に霊力を使用させれば、何か良くない事が起こる。
そう感じた僕は、咄嗟に霊力で【彼女】を失神させ、霊力関係に詳しそうなイクタスさんのアドバイスを受けようと、ここへ転移してきたのだ。
「イクタスさ~ん、いませんか?」
……返事がない。
少し逡巡した後、僕は霊力で建物内を探ってみた。
建物内にはイクタスさんの姿は無かった。
どこかへまた出掛けているのかもしれない。
「どうしよう……?」
イクタスさんの帰りをこのまま待とうか?
しかしボレアと帝国軍の事も気になる。
余りここで時間を浪費する事は、得策では無さそうだ。
少し考えた後、僕はレルムスのローブを脱いで、まだ意識の戻らない【彼女】をそれで包み込んだ。
そして再び彼女を抱えると、霊力を展開して転移を行った。
次の転移先は、ボレア郊外の帝国軍軍営内、自分とハーミル、ジュノ達に与えられた幕舎の中であった。
幕舎の中には、ハーミルとジュノの姿があった。
ジュノが驚いたような声を上げた。
「お前、今、いきなり現れたよな!?」
「ごめん、ちょっと色々事情があって、転移してきたところなんだ」
「転移!? 魔法陣も無しにか?」
「う~ん、その辺はまた今度ゆっくり説明するよ。それより、ボレアからの攻撃は?」
ハーミルが口を開いた。
「カケルが消えてすぐ、ボレアからの攻撃は止まったんだけど……」
ジュノに比べて、ハーミルは明らかに不機嫌そうな雰囲気だった。
恐らく僕一人で【彼女】の対処をしに行った事に、納得していないのだろう。
それはともかく、僕は二人に告げた。
「実は、攻撃してきていた当人を連れて来た」
ボレアの城壁の上に無表情で佇む【彼女】に向かって、周囲から矢が斉射された。
攻撃したのは、ボレア獣王国の兵士達。
しかしそれらは全て、【彼女】の展開する不可視の壁に弾かれてしまった。
【彼女】はそんな周囲からの攻撃には目もくれず、右手を振り上げると、手刀のように振り下ろした。
その手から放たれた不可視の斬撃が、一瞬の後に、ボレア郊外に陣する帝国軍の軍営の一角に襲い掛かるのが“視えた”。
地面が抉られ、兵士達が吹き飛ばされる。
これはもしや、霊力による攻撃!?
僕は思わず叫んでいた。
「【彼女】がボレアの城壁からこちらを攻撃してきています!」
近くに立つ皇帝ガイウス以下、周囲の人々の顔が一斉に強張った。
僕は皇帝ガイウスに駆け寄り、小声で話しかけた。
「ボレア獣王国側の兵士も、【彼女】を攻撃しています。この攻撃は【彼女】単独によるものです。僕に任せてくれませんか?」
皇帝ガイウスがそっと囁き返してきた。
「カケルの話していた【彼女】なれば、我等の攻撃は通用するまい。そなたに任せようぞ」
僕は皇帝ガイウスに一礼すると、駆け出そうとした。
しかしその腕をハーミルに掴まれた。
「待って! 私も一緒に」
「ハーミル、【彼女】は霊力を使用している。僕でないと、多分止められない。ハーミルはここで、陛下やノルン様達を守ってくれ」
「でもっ!」
僕は、まだ何か言いたげな彼女の手を優しく自分の腕から外すと、手にしていたレルムスのローブを羽織った。
これでハーミルを含め、周囲の人々の目からは、僕の姿が忽然と消えたように見えるはず。
そのまま少し離れた幕舎の影、皆から死角になる位置まで移動してから、光球を顕現した。
膨大な量の霊力が全身を満たし、感覚が信じられない位研ぎ澄まされていく。
その時、再び【彼女】がこちらに向けて、霊力の斬撃を放つのが“視えた”。
僕にはそれがどこに“着弾”するのか瞬時に理解出来た。
だから僕は、その斬撃がこちらに届く寸前、陣営の前方に霊力の盾を展開してその相殺を試みた。
【彼女】の放った斬撃は、僕が展開した霊力の盾に衝突すると、虹の煌めきを残して霧散した。
その後も【彼女】は次々と霊力の斬撃を放ち続け、そのことごとくを、僕は相殺していった。
霊力は見えずとも、相殺した時に生じる虹の煌めきは人々の目に映るらしく、皆が口々に立ち騒ぐのが聞こえてくる。
一方、【彼女】の方はいくら相殺しても、まるで自動人形のように、一定の間隔で霊力の斬撃を放ち続けている。
このままだと埒が明かないな……
そう判断した僕は、霊力を展開し、一気に【彼女】のすぐ傍へと転移した。
そしてまさに振り下ろされようとしていた【彼女】の右腕を掴み、抑え込もうとした。
その瞬間、何かが猛烈な勢いで僕の中に流れ込んできた……
……
…………
僕は空中に浮遊した状態で、巨大なドーム状の構造物の中にいた。
眼下には、人の背丈ほどもある数十個程の半透明な容器が、所狭しと並べられていた。
ここは僕にとって、初めての場所。
しかしここがどこで、何をする場所なのか、瞬時に理解出来ていた。
北方の氷に閉ざされた魔王の領域の一角、魔族最高の魔導士との呼び名も高い、ナブーの研究施設。
ナブーはこの施設で、霊晶石を核としたホムンクルス作出の実験を繰り返していた。
彼の忌まわしき実験は、数万体以上の失敗作の犠牲の果てに、ついに【彼女】を生み出した。
【彼女】は限定的ではあるものの、霊力を展開し、操って見せた。
【彼女】に与えられた初めての任務は、数千人の人々が平和に暮らす街の完全破壊であった……
…………
……
気が付くと、僕はまだ【彼女】の右腕を掴んでいた。
どうやら時間にしてコンマゼロ秒の間、僕の意識は、【彼女】の過去を覗いていたようだ。
【彼女】がゆっくりと、僕の方に顔を向けてきた。
そこには、“戸惑い”と呼ぶべき感情が浮かんでいるように見えた。
僕は思わず、【彼女】に問い掛けた。
「……君は一体?」
「キミハイッタイ?」
奇妙な事に、【彼女】は僕の言葉をオウム返ししてきた。
そして唐突に、僕に掴まれていない方の手、つまり左手を自身の額に押し当てた。
その刹那、僕は持てる霊力を全開して【彼女】を締め上げた。
意識を失い崩れ落ちた【彼女】を抱きかかえたまま、僕はその場から転移した。
――◇―――◇―――◇――
「大変です! あの少女が突然現れて、城壁の上から一方的に帝国軍への攻撃を開始しました!」
駆けこんできた伝令からの知らせに、王宮内で今後について、忙しく指示を出していたゲシラムの表情が凍りついた。
「何!? まさか、あのナブーも一緒か?」
「いえ、報告ではあの時の少女だけです。しかしやはり我々の攻撃では、少女を止められません」
これはまずい。
帝国側から見れば、和平交渉中に、突然奇襲をかけられたと誤解するかもしれない。
帝国側がこれをボレアの裏切りとみなせば、帝国軍の総攻撃により、ボレアは滅ぼされるだろう。
「すぐに帝国側に軍使を派遣せよ」
そう命じたものの、ゲシラムはいても立ってもおられず、自らも状況確認のため、配下と共に、少女が現れたという城壁に向けて馬を走らせた。
ゲシラムが報告のあった場所に到着すると、確かに城壁の上にあの時の少女がいた。
兵士達が矢を斉射し続けているが、全て少女の周囲の不可視の壁に弾かれている。
だが、肝心の少女の様子が少しおかしい。
少女は右手を振り上げているが、その姿勢のまま壊れたゼンマイ仕掛けの人形のように揺れている。
やがて自分の額に左手を当てたかと思うと、ガックリと脱力したようになった。
どう見ても気を失っているように見える少女は、しかし地面に崩れ落ちる事無く、不自然な姿勢のまま、やがて淡く発光したかと思うと、溶けるように消え去った。
――◇―――◇―――◇――
眩暈に似た感覚と共に、周囲の景色がグニャリと歪み、突然切り替わった。
懐かしい、薬草を煮込んだような独特の匂いが鼻孔をくすぐる。
狙い通りの転移に成功した事を確信した僕は、ほっと一息つき、腕の中の【彼女】をそっと床に下ろした。
ここはアルザスにあるイクタスさんの“魔法屋”のはず。
【彼女】が自身の額に左手を押し当てた時、僕は異常な霊力の流れを感知した。
そのまま【彼女】に霊力を使用させれば、何か良くない事が起こる。
そう感じた僕は、咄嗟に霊力で【彼女】を失神させ、霊力関係に詳しそうなイクタスさんのアドバイスを受けようと、ここへ転移してきたのだ。
「イクタスさ~ん、いませんか?」
……返事がない。
少し逡巡した後、僕は霊力で建物内を探ってみた。
建物内にはイクタスさんの姿は無かった。
どこかへまた出掛けているのかもしれない。
「どうしよう……?」
イクタスさんの帰りをこのまま待とうか?
しかしボレアと帝国軍の事も気になる。
余りここで時間を浪費する事は、得策では無さそうだ。
少し考えた後、僕はレルムスのローブを脱いで、まだ意識の戻らない【彼女】をそれで包み込んだ。
そして再び彼女を抱えると、霊力を展開して転移を行った。
次の転移先は、ボレア郊外の帝国軍軍営内、自分とハーミル、ジュノ達に与えられた幕舎の中であった。
幕舎の中には、ハーミルとジュノの姿があった。
ジュノが驚いたような声を上げた。
「お前、今、いきなり現れたよな!?」
「ごめん、ちょっと色々事情があって、転移してきたところなんだ」
「転移!? 魔法陣も無しにか?」
「う~ん、その辺はまた今度ゆっくり説明するよ。それより、ボレアからの攻撃は?」
ハーミルが口を開いた。
「カケルが消えてすぐ、ボレアからの攻撃は止まったんだけど……」
ジュノに比べて、ハーミルは明らかに不機嫌そうな雰囲気だった。
恐らく僕一人で【彼女】の対処をしに行った事に、納得していないのだろう。
それはともかく、僕は二人に告げた。
「実は、攻撃してきていた当人を連れて来た」
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる