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第七章 忍び寄る悪夢
214.水着
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話は再びカケルとメイに戻り……
――◇―――◇―――◇――
第051日―4
路地から大通りに戻った僕は、メイに声を掛けた。
「メイはどこか行きたい所とか、したい事とかある?」
「私はカケルと一緒にいられるなら、他に何もいらないわ」
メイはそう答えると、僕の服の袖をそっと掴んできた。
そして、はにかむような笑顔を向けてきた。
そんな彼女の様子に少しばかりどぎまぎしつつ、僕は彼女に提案してみた。
「じゃあさ。南の海辺の町に遊びに行ってみない? 転移の魔法陣使えば、日帰りで遊びに行ってこられるよ」
メイの顔がぱっと輝いた。
「行ってみたい。南の海って、とても綺麗なんでしょ?」
「うん。きっとメイも楽しめると思うよ」
「あ、でも私、水着持ってない」
「行った先でも買えると思うけど、どうする?」
「カケルに任せる」
僕達は一旦、ハーミルの家に戻った後、南の海に遊びに行く準備をした。
そしてキースさんと家政婦のマーサさんに、夕食を食べて帰ってくる事を告げてから、再び家を出た。
転移の魔法陣へと向かう道すがら、メイが問い掛けてきた。
「ところで南の海辺の街って、どこ? もしかしてコイトス?」
メイには既に、クレア様の故郷、コイトスの海辺の美しさについて話してある。
「コイトスでも良いんだけど、あそこだと、僕の顔と名前が知られ過ぎているからね」
万一、僕の事を見知っている王宮関係者に見られたら、国王陛下直々にもてなそう、なんて方向に話が大きくなる可能性がある。
それだと僕は委縮するし、ひょんな事からメイの素性がバレないとも限らない。
だからメイと二人で遊びに行くなら、僕達二人の事を知らない街が望ましいし、その方が思いっ切り羽を伸ばして楽しめるはず。
そう考えていた僕は、あらかじめ目星を付けていた街の名を挙げた。
「今日はパセテルって街に行ってみようと考えているんだ」
「パセテル?」
「うん。帝都の丁度真南の海岸沿いの街で、結構、観光で訪れる人も多いらしいよ」
転移の魔法陣経由でパセテルの街に降り立った僕達二人を、南国特有の強烈な陽射しが出迎えてくれた。
赤道に程近いこの街は、太陽が最も高く昇る季節を迎えていた。
きれいに整備された街中の道路沿いには、ヤシの木が植えられている。
そこかしこを、ラフな格好で様々な種族の人々が行き交い、街は大変な賑わいを見せていた。
お昼までは、まだ時間があった。
だから僕達は食事の前に、メイの水着を買いに行く事にした。
海辺の大通り沿いには、集まる観光客向けに様々な品々を扱うお店が並んでいた。
強烈な陽射しの中、歩いていくと、自然と体が汗ばんできた。
僕は隣を歩くメイに話を振った。
「暑いね~。メイ、大丈夫?」
「うん、私は大丈夫」
暗色系のフードを目深に被り、同系統の色のローブを全身着込んでいるメイは、しかし意外にも涼し気な顔をしていた。
「メイって、そんな格好しているのに、暑くないの?」
「ふふふ」
メイは悪戯っぽく笑うと、僕の右腕に自分の左腕を絡めてきた。
彼女の身体が密着してきた途端、ひんやりとした冷気が、僕の身体を包み込んできた。。
「もしかして、魔法?」
「うん。こうしてれば、カケルも涼しいよ?」
「メイって、凄いね」
メイはどうやら、器用に魔法で冷気を作り出し、自分達の周囲だけ温度を下げているようであった。
こうして、傍目にはとても暑苦しい格好をした僕達は、涼し気な顔で談笑しながら、海水浴用品を扱っている店へと入って行った。
「いらっしゃいませ~」
店の扉を開けた僕達二人を、女性店員の元気な声が出迎えてくれた。
そこそこ広い店内には、様々な海水浴用品が所狭しと並べられていた。
僕は女性店員に軽く会釈した後、メイを女性用の水着コーナーへと連れて行った。
ビキニタイプからワンピースタイプまで、結構な種類の品揃えだ。
「メイ。好きなの選んで良いよ」
メイは飾られた水着を少し眺めた後、僕の方を振り返った。
「どれが良いかな。カケルが選んで」
「えっ?」
女の子の水着なんてよく分らないし、どうしよう?
僕は近くにいた女性店員に声を掛けた。
「すみません。彼女の水着選び、手伝って貰えないですか?」
女性店員はとびきりの営業スマイルで、水着選びのアドバイスを始めた。
「彼女さん、小柄だから、この胸元にフリルのついたのとか良いかも。あ、でも、こっちの三角ビキニも意外と似合うかもしれないし……」
話好きなのだろう。
次から次へと説明してくれるけれど、自分が着るわけでもないし、正直、半分も理解出来ない。
僕は苦笑しながら、メイに囁いた。
「いくつか試着させてもらったら?」
頷いたメイは、僕が適当に選んだいくつかの水着を手に、女性店員の案内で試着コーナーへと向かって行った。
僕は待つ間、店内の物品を見て回る事にした。
水中メガネ、浮き輪、シュノーケリング用品……
もちろん、僕の知る日本のそれとは違いがあるものの、用途が同じ品々は眺めているだけで楽しめた。
しばらくすると女性店員が呼びに来た。
「彼女さんが呼んでいますよ」
彼女は僕を試着コーナーへと案内してくれた。
そこには胸元フリルの可愛らしい水着を試着したメイが、恥ずかしそうな感じで立っていた。
「カケル、どうかな?」
白地に黒の縁取りがされたフリルのついたビキニは、元々華奢なメイにはとても良く似合って見えた。
「うん。似合っているよ。それ、すごく可愛いね」
素直な感想を口にした僕に、メイがはにかむような笑顔を向けてきた。
「他も試してみていい?」
「いいよ」
メイは女性店員と一緒に、いそいそと試着コーナーの奥へと消えて行った。
しばらくすると、今度は別の水着を身に着けて戻って来た。
前がキャミソールの様なデザインで、後ろがレースアップになっているワンピース。
パステル調の色合いが、これまたメイには良く似合って見えた。
「それも可愛いよ。メイって元がいいから、何着ても似合うのかも」
メイは僕の言葉に、素直に喜んでくれた。
「どうしよう、悩むな~」
「時間、たっぷりあるし、ゆっくり選んだら」
メイは女性店員が勧めてくれた水着を手に、また試着コーナーの奥へと消えて行った。
こうした買い物の経験が、ほぼ皆無だからだろう。
その後も次から次へと、メイは試着を続けていく。
気付くと二時間近くが経っていた。
最初は笑顔で色々アドバイスしてくれていた女性店員も、途中からはどこかへ行ってしまった。
さすがに、メイが20着目に試着した水着を見せに来た時、声を掛けてみた。
「メイ、そろそろ決めようか」
「どうしよう……決められない。カケルが決めて」
「これで良いんじゃないかな?」
少し迷った末、僕は最初にメイが着ていたフリルのついたビキニを勧めてみた。
「でも、こっちも可愛いし……」
メイは、肩紐の無いバンドゥビキニを手に取って悩んでいる。
華奢なメイは、胸元も小ぶりだった。
そんな彼女がバンドゥビキニを身に着けると、子供が背伸びして頑張っているようにしか見えない。
しかし当然ながら、そんな事を本人に伝える事が出来るはずもないわけで……
とりあえず僕は、オブラートに包んだ感想を伝えてみた。
「それは、メイにはちょっと大人っぽ過ぎないかな?」
口にしてから後悔した。
これ、あんまりオブラートに包めてないよね?
案の定、メイがふくれっ面をした。
「私、もう16歳よ。子供じゃないもん」
「ごめんごめん。そういう意味で言ったわけじゃ無いんだ。どちらかと言うと、僕は可愛い格好しているメイが好きだな~とか」
「可愛い格好の私が好き……」
咄嗟に出た一言だったけれど、どうやらメイにとっては悪くなかったらしく、彼女は顔を赤らめた。
明らかに機嫌が良くなったメイに、僕は改めて提案してみた。
「じゃあさ、フリルのと肩紐ついてないのと、両方とも僕がメイにプレゼントするよ」
「ホント?」
メイの目が輝いた。
――◇―――◇―――◇――
第051日―4
路地から大通りに戻った僕は、メイに声を掛けた。
「メイはどこか行きたい所とか、したい事とかある?」
「私はカケルと一緒にいられるなら、他に何もいらないわ」
メイはそう答えると、僕の服の袖をそっと掴んできた。
そして、はにかむような笑顔を向けてきた。
そんな彼女の様子に少しばかりどぎまぎしつつ、僕は彼女に提案してみた。
「じゃあさ。南の海辺の町に遊びに行ってみない? 転移の魔法陣使えば、日帰りで遊びに行ってこられるよ」
メイの顔がぱっと輝いた。
「行ってみたい。南の海って、とても綺麗なんでしょ?」
「うん。きっとメイも楽しめると思うよ」
「あ、でも私、水着持ってない」
「行った先でも買えると思うけど、どうする?」
「カケルに任せる」
僕達は一旦、ハーミルの家に戻った後、南の海に遊びに行く準備をした。
そしてキースさんと家政婦のマーサさんに、夕食を食べて帰ってくる事を告げてから、再び家を出た。
転移の魔法陣へと向かう道すがら、メイが問い掛けてきた。
「ところで南の海辺の街って、どこ? もしかしてコイトス?」
メイには既に、クレア様の故郷、コイトスの海辺の美しさについて話してある。
「コイトスでも良いんだけど、あそこだと、僕の顔と名前が知られ過ぎているからね」
万一、僕の事を見知っている王宮関係者に見られたら、国王陛下直々にもてなそう、なんて方向に話が大きくなる可能性がある。
それだと僕は委縮するし、ひょんな事からメイの素性がバレないとも限らない。
だからメイと二人で遊びに行くなら、僕達二人の事を知らない街が望ましいし、その方が思いっ切り羽を伸ばして楽しめるはず。
そう考えていた僕は、あらかじめ目星を付けていた街の名を挙げた。
「今日はパセテルって街に行ってみようと考えているんだ」
「パセテル?」
「うん。帝都の丁度真南の海岸沿いの街で、結構、観光で訪れる人も多いらしいよ」
転移の魔法陣経由でパセテルの街に降り立った僕達二人を、南国特有の強烈な陽射しが出迎えてくれた。
赤道に程近いこの街は、太陽が最も高く昇る季節を迎えていた。
きれいに整備された街中の道路沿いには、ヤシの木が植えられている。
そこかしこを、ラフな格好で様々な種族の人々が行き交い、街は大変な賑わいを見せていた。
お昼までは、まだ時間があった。
だから僕達は食事の前に、メイの水着を買いに行く事にした。
海辺の大通り沿いには、集まる観光客向けに様々な品々を扱うお店が並んでいた。
強烈な陽射しの中、歩いていくと、自然と体が汗ばんできた。
僕は隣を歩くメイに話を振った。
「暑いね~。メイ、大丈夫?」
「うん、私は大丈夫」
暗色系のフードを目深に被り、同系統の色のローブを全身着込んでいるメイは、しかし意外にも涼し気な顔をしていた。
「メイって、そんな格好しているのに、暑くないの?」
「ふふふ」
メイは悪戯っぽく笑うと、僕の右腕に自分の左腕を絡めてきた。
彼女の身体が密着してきた途端、ひんやりとした冷気が、僕の身体を包み込んできた。。
「もしかして、魔法?」
「うん。こうしてれば、カケルも涼しいよ?」
「メイって、凄いね」
メイはどうやら、器用に魔法で冷気を作り出し、自分達の周囲だけ温度を下げているようであった。
こうして、傍目にはとても暑苦しい格好をした僕達は、涼し気な顔で談笑しながら、海水浴用品を扱っている店へと入って行った。
「いらっしゃいませ~」
店の扉を開けた僕達二人を、女性店員の元気な声が出迎えてくれた。
そこそこ広い店内には、様々な海水浴用品が所狭しと並べられていた。
僕は女性店員に軽く会釈した後、メイを女性用の水着コーナーへと連れて行った。
ビキニタイプからワンピースタイプまで、結構な種類の品揃えだ。
「メイ。好きなの選んで良いよ」
メイは飾られた水着を少し眺めた後、僕の方を振り返った。
「どれが良いかな。カケルが選んで」
「えっ?」
女の子の水着なんてよく分らないし、どうしよう?
僕は近くにいた女性店員に声を掛けた。
「すみません。彼女の水着選び、手伝って貰えないですか?」
女性店員はとびきりの営業スマイルで、水着選びのアドバイスを始めた。
「彼女さん、小柄だから、この胸元にフリルのついたのとか良いかも。あ、でも、こっちの三角ビキニも意外と似合うかもしれないし……」
話好きなのだろう。
次から次へと説明してくれるけれど、自分が着るわけでもないし、正直、半分も理解出来ない。
僕は苦笑しながら、メイに囁いた。
「いくつか試着させてもらったら?」
頷いたメイは、僕が適当に選んだいくつかの水着を手に、女性店員の案内で試着コーナーへと向かって行った。
僕は待つ間、店内の物品を見て回る事にした。
水中メガネ、浮き輪、シュノーケリング用品……
もちろん、僕の知る日本のそれとは違いがあるものの、用途が同じ品々は眺めているだけで楽しめた。
しばらくすると女性店員が呼びに来た。
「彼女さんが呼んでいますよ」
彼女は僕を試着コーナーへと案内してくれた。
そこには胸元フリルの可愛らしい水着を試着したメイが、恥ずかしそうな感じで立っていた。
「カケル、どうかな?」
白地に黒の縁取りがされたフリルのついたビキニは、元々華奢なメイにはとても良く似合って見えた。
「うん。似合っているよ。それ、すごく可愛いね」
素直な感想を口にした僕に、メイがはにかむような笑顔を向けてきた。
「他も試してみていい?」
「いいよ」
メイは女性店員と一緒に、いそいそと試着コーナーの奥へと消えて行った。
しばらくすると、今度は別の水着を身に着けて戻って来た。
前がキャミソールの様なデザインで、後ろがレースアップになっているワンピース。
パステル調の色合いが、これまたメイには良く似合って見えた。
「それも可愛いよ。メイって元がいいから、何着ても似合うのかも」
メイは僕の言葉に、素直に喜んでくれた。
「どうしよう、悩むな~」
「時間、たっぷりあるし、ゆっくり選んだら」
メイは女性店員が勧めてくれた水着を手に、また試着コーナーの奥へと消えて行った。
こうした買い物の経験が、ほぼ皆無だからだろう。
その後も次から次へと、メイは試着を続けていく。
気付くと二時間近くが経っていた。
最初は笑顔で色々アドバイスしてくれていた女性店員も、途中からはどこかへ行ってしまった。
さすがに、メイが20着目に試着した水着を見せに来た時、声を掛けてみた。
「メイ、そろそろ決めようか」
「どうしよう……決められない。カケルが決めて」
「これで良いんじゃないかな?」
少し迷った末、僕は最初にメイが着ていたフリルのついたビキニを勧めてみた。
「でも、こっちも可愛いし……」
メイは、肩紐の無いバンドゥビキニを手に取って悩んでいる。
華奢なメイは、胸元も小ぶりだった。
そんな彼女がバンドゥビキニを身に着けると、子供が背伸びして頑張っているようにしか見えない。
しかし当然ながら、そんな事を本人に伝える事が出来るはずもないわけで……
とりあえず僕は、オブラートに包んだ感想を伝えてみた。
「それは、メイにはちょっと大人っぽ過ぎないかな?」
口にしてから後悔した。
これ、あんまりオブラートに包めてないよね?
案の定、メイがふくれっ面をした。
「私、もう16歳よ。子供じゃないもん」
「ごめんごめん。そういう意味で言ったわけじゃ無いんだ。どちらかと言うと、僕は可愛い格好しているメイが好きだな~とか」
「可愛い格好の私が好き……」
咄嗟に出た一言だったけれど、どうやらメイにとっては悪くなかったらしく、彼女は顔を赤らめた。
明らかに機嫌が良くなったメイに、僕は改めて提案してみた。
「じゃあさ、フリルのと肩紐ついてないのと、両方とも僕がメイにプレゼントするよ」
「ホント?」
メイの目が輝いた。
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