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第81話 ちょっと青肌一族の村へ行ってきます
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「それでは、向かいますね」
日本で色々と買い揃えて運び終えた後、ボクたちは馬車で青肌一族の村へと向かうことになった。
街を作るために場所を定めないといけないからだ。
今回のメンバーは、ミレ、ミカ、ミナ、ミリアムさん、瑞歌さん、ミレイさんに千早さんの7人で行く。
ほかの子たちとリディさんは拠点でお留守番だ。
ボードゲームも買ってあるので退屈はしないと思うけど……。
これが終わったら妖狐族の子たちの役割を変えてみようかと思っている。
「最近は森の中を頻繁に哨戒しているので、魔物や危険な動物の数が少なくなっています。これもミレさんたちのおかげです」
ミリアムさんはボクのそばにいながらでも、森の中のことなら手に取るようにわかるようだ。
もちろんその能力もボクは引き継いでいるのでボクにもよくわかるようになっていた。
「そういえば、この前金色の血のようなものを出す白狼に会いましたっけ。敵対してきたので倒しちゃいましたけど、なんだったのでしょう」
未だ空間収納の中に眠っている白狼の遺骸と金色の液体。
これの使い道も白狼の正体も謎のままだった。
「白狼といえばですが、北の神群の一派に白い巨狼がいるそうです。もしかするとその眷属かもしれませんね」
ミリアムさんは顎に手を当て難しそうな顔をしながらそう話す。
北の神群?
「ミリアムさん、北の神群って何なんですか?」
「ええっと、創造神アリオス様の弟君であらせられる、天雷神ミゼリオ様とその奥方のイル様のご家族とのことです」
「ということは、ボクの親戚?」
「少し遠いですがそうなりますね。あちらの方はアリオス様と違い子沢山とのことなので、親族が多いらしいんです。また、人間の皇帝が昇神した例もあるらしく、多様な神群を形成しているのだとか」
なるほど、ボクにもほかに親戚がいたのか。
それにしても、お爺様はあまり子供を作らなかったのだろうか。
そういえば、イーサさんたちの家族構成とか結婚について、聞いたことなかったっけ。
「そうなんですか。創造神の一派でもあるという感じですか?」
「その通りです。ただ、アリオス様はあまり人間界には干渉しませんので、イーサ様やミゼリオ様たちがそれを代行している形になりますね」
「自分たちの領域と世界を持っているのは同じなんですか?」
「そう聞いています」
神族はそれぞれ、自分の世界や領域を作って何かしらの運営をしていると聞いている。
世界と領域の違いは規模や運用方法らしいけど、ちゃんとしたことはまだ聞いていない。
「お爺様はこの世界を新神研修に使ってる節がある気がしますね」
色々落ち着いたら一度、北の領域を見に行ってみるのもいいかもしれない。
「遥お姉様はほかの神群に興味ありますの?」
ミリアムさんと話していると、馬車の客室から瑞歌さんがひょっこり顔を出してきた。
「少しだけですけどね」
「気が向きましたら、今度別の世界の神群も紹介しますわね。まぁ神群というより実験部隊の艦隊といった感じですけど」
「実験、ですか?」
「えぇ。世界を作って独自の神が生まれるか実験しているそうですの。どこかの世界で休暇を楽しんでいるか、空間の狭間を移動し続けているかのどちらかですが、気になるんでしたら連れてきますわ」
え、なにそれ!? なんかすごくすごいんですけど!?
ボクは語彙力が崩壊するほどの衝撃を受けた。
そんな神様もいるのか……。
「まぁ全部落ち着いてからですね。それにしても、世界の外かぁ……」
すごく危なそうな場所だけど、同時にすごい技術が眠っていそうだ。
「あとは遥お姉様が好きそうなものといえば……。空間の狭間に落ち込んだ研究室でしょうか。大規模な実験をしていた巨大な研究所が生産設備そのままに世界の外、空間の狭間に落ち込んでしまったそうですわ」
「え!? つまりそれって神隠し!!」
リアル神隠しである。
うわああああ、ワクワクが止まらないよ!!
「主、すごくうれしそうですね」
「もうすっごく好きです」
「お姉様の好きそうなものが見つかってよかったですわ」
「ありがとうございます!!」
「遥様楽しそうですね~」
「別な世界ですか。少し話は伺いましたが想像できませんね」
ボクたちが話していると、客室から千早さんとミレイさんが顔を出してきた。
結局全員集まったことになる。
「千早さんとミレイさんは何をしていたんですか?」
ボクはミリアムさんとずっと話していたので千早さんたちのことは把握していなかった。
「主に遥様のことと、妖都のことですね」
「ミレイさんがあそこに行ったら驚くでしょうね」
「そうですね~、妖都はこの世界とは大きく違いますからね~」
そもそも文化自体が違うというのもあるけど、メインの種族も違うからさぞ驚くことだろう。
「主、もうすぐ着きます。眠っているミレたちを起こしてきてください」
「あ、了解です」
ミレたち、静かだなと思ったら寝てたのか。
起きてると騒がしいけど、寝てると静かだから不思議でしかたない。
「ミーレー、ミーカー、ミーナー、おーきーてーくーだーさーいー」
頬をぺちぺち叩きながら三人を起こしにかかる。
すると……。
「わきゃっ!?」
ミレに捕まれミカに抱き留められ、ミナによって拘束されてしまった。
起きているんじゃないかというくらいの連係プレイだった。
「あの~。もしも~し」
そういえば、ミレたちって寝相も寝起き悪いほうだっけ……。
「あう~……。千早さーん、たーすーけーてーくーだーさーいー」
こうして、千早さんが駆けつけてくれるまでの間、ミレたちの抱き枕となるのだった。
日本で色々と買い揃えて運び終えた後、ボクたちは馬車で青肌一族の村へと向かうことになった。
街を作るために場所を定めないといけないからだ。
今回のメンバーは、ミレ、ミカ、ミナ、ミリアムさん、瑞歌さん、ミレイさんに千早さんの7人で行く。
ほかの子たちとリディさんは拠点でお留守番だ。
ボードゲームも買ってあるので退屈はしないと思うけど……。
これが終わったら妖狐族の子たちの役割を変えてみようかと思っている。
「最近は森の中を頻繁に哨戒しているので、魔物や危険な動物の数が少なくなっています。これもミレさんたちのおかげです」
ミリアムさんはボクのそばにいながらでも、森の中のことなら手に取るようにわかるようだ。
もちろんその能力もボクは引き継いでいるのでボクにもよくわかるようになっていた。
「そういえば、この前金色の血のようなものを出す白狼に会いましたっけ。敵対してきたので倒しちゃいましたけど、なんだったのでしょう」
未だ空間収納の中に眠っている白狼の遺骸と金色の液体。
これの使い道も白狼の正体も謎のままだった。
「白狼といえばですが、北の神群の一派に白い巨狼がいるそうです。もしかするとその眷属かもしれませんね」
ミリアムさんは顎に手を当て難しそうな顔をしながらそう話す。
北の神群?
「ミリアムさん、北の神群って何なんですか?」
「ええっと、創造神アリオス様の弟君であらせられる、天雷神ミゼリオ様とその奥方のイル様のご家族とのことです」
「ということは、ボクの親戚?」
「少し遠いですがそうなりますね。あちらの方はアリオス様と違い子沢山とのことなので、親族が多いらしいんです。また、人間の皇帝が昇神した例もあるらしく、多様な神群を形成しているのだとか」
なるほど、ボクにもほかに親戚がいたのか。
それにしても、お爺様はあまり子供を作らなかったのだろうか。
そういえば、イーサさんたちの家族構成とか結婚について、聞いたことなかったっけ。
「そうなんですか。創造神の一派でもあるという感じですか?」
「その通りです。ただ、アリオス様はあまり人間界には干渉しませんので、イーサ様やミゼリオ様たちがそれを代行している形になりますね」
「自分たちの領域と世界を持っているのは同じなんですか?」
「そう聞いています」
神族はそれぞれ、自分の世界や領域を作って何かしらの運営をしていると聞いている。
世界と領域の違いは規模や運用方法らしいけど、ちゃんとしたことはまだ聞いていない。
「お爺様はこの世界を新神研修に使ってる節がある気がしますね」
色々落ち着いたら一度、北の領域を見に行ってみるのもいいかもしれない。
「遥お姉様はほかの神群に興味ありますの?」
ミリアムさんと話していると、馬車の客室から瑞歌さんがひょっこり顔を出してきた。
「少しだけですけどね」
「気が向きましたら、今度別の世界の神群も紹介しますわね。まぁ神群というより実験部隊の艦隊といった感じですけど」
「実験、ですか?」
「えぇ。世界を作って独自の神が生まれるか実験しているそうですの。どこかの世界で休暇を楽しんでいるか、空間の狭間を移動し続けているかのどちらかですが、気になるんでしたら連れてきますわ」
え、なにそれ!? なんかすごくすごいんですけど!?
ボクは語彙力が崩壊するほどの衝撃を受けた。
そんな神様もいるのか……。
「まぁ全部落ち着いてからですね。それにしても、世界の外かぁ……」
すごく危なそうな場所だけど、同時にすごい技術が眠っていそうだ。
「あとは遥お姉様が好きそうなものといえば……。空間の狭間に落ち込んだ研究室でしょうか。大規模な実験をしていた巨大な研究所が生産設備そのままに世界の外、空間の狭間に落ち込んでしまったそうですわ」
「え!? つまりそれって神隠し!!」
リアル神隠しである。
うわああああ、ワクワクが止まらないよ!!
「主、すごくうれしそうですね」
「もうすっごく好きです」
「お姉様の好きそうなものが見つかってよかったですわ」
「ありがとうございます!!」
「遥様楽しそうですね~」
「別な世界ですか。少し話は伺いましたが想像できませんね」
ボクたちが話していると、客室から千早さんとミレイさんが顔を出してきた。
結局全員集まったことになる。
「千早さんとミレイさんは何をしていたんですか?」
ボクはミリアムさんとずっと話していたので千早さんたちのことは把握していなかった。
「主に遥様のことと、妖都のことですね」
「ミレイさんがあそこに行ったら驚くでしょうね」
「そうですね~、妖都はこの世界とは大きく違いますからね~」
そもそも文化自体が違うというのもあるけど、メインの種族も違うからさぞ驚くことだろう。
「主、もうすぐ着きます。眠っているミレたちを起こしてきてください」
「あ、了解です」
ミレたち、静かだなと思ったら寝てたのか。
起きてると騒がしいけど、寝てると静かだから不思議でしかたない。
「ミーレー、ミーカー、ミーナー、おーきーてーくーだーさーいー」
頬をぺちぺち叩きながら三人を起こしにかかる。
すると……。
「わきゃっ!?」
ミレに捕まれミカに抱き留められ、ミナによって拘束されてしまった。
起きているんじゃないかというくらいの連係プレイだった。
「あの~。もしも~し」
そういえば、ミレたちって寝相も寝起き悪いほうだっけ……。
「あう~……。千早さーん、たーすーけーてーくーだーさーいー」
こうして、千早さんが駆けつけてくれるまでの間、ミレたちの抱き枕となるのだった。
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