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第180話 突撃! 近くのダンジョン2
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土壁の洞窟なんてただの穴だ! そんな面白味もない場所でたくさんのゴブリンに襲撃される。
なんて最悪なんだろう。
せめて石レンガの壁みたいなダンジョン感あふれる場所が良かった。
そんなことを考えながら迫ってくるゴブリンたちを倒していく。
「ミカ、ミナ。大丈夫ですか?」
迫りくるゴブリンを影の鎌で切り裂きながらミカたちに声を掛ける。
旧世界側では彼女たちから声が返ってくることはないって知っているはずなのに。
代わりに返ってきたのは何かの爆発音だった。
「ふぁっ!?」
目の前に迫ってきたゴブリンを始末してからミカたちのほうを見る。
するとミカは手りゅう弾のようなものを投げていたのだ。
「え、なんですかそれ」
ある程度ゴブリンが吹き飛んだので、落ち着いたところでミカが何やらジェスチャーを始める。
要約すると、フェアリーノームと研究所が一緒に開発した精霊力爆弾らしい。
魔物にのみ有効でほかの生物には無害だというご都合主義武器なんだとか。
一体いつの間に……。
「ふむふむ。試作品なんですか。なるほど」
どうやらこの武器は試作品だったらしい。
んー、なら試験ついでにダンジョン攻略と行きますかね。
「とりあえずゴブリンは排除し終えましたね。なんだかんだ言って50体くらい倒してるわけですが……」
ボクの使う影の鎌は一度に5体まで相手にすることができる。
防がれない限りは基本一撃で倒せるけど、現状だと一呼吸くらいの再使用時間がある。
まぁ今回は相手の動きが機敏じゃなかったのでどうにかなったけど、もっと敵が機敏だったりテクニカルな敵だったりしたらやや苦労していたかもしれない。
しばらくは影の力を扱う訓練しなきゃなぁ。
対するミカとミナは精霊力爆弾で一度に10体くらい倒していたらしい。
しかも爆発した瞬間吹き飛ぶんじゃなくて、マイクロブラックホールか何かと言わんばかりの勢いで収縮した後はじけるように消えるのだ。
「ま、まぁいいです。とりあえず進みましょうか」
ミカたちが頷いたのを見てさらに奥へと歩みを進めた。
残念ながらゴブリンたちが出て来た隠し部屋には何もなく、ただ壁があるだけだった。
仕方がないので見えにくい場所に配置されていた通路を通ると今度は十字路が現れたのだ。
「前へ進むか左右に曲がるか……。どうしましょうね」
幸いにもこの洞窟は明るく先が見通せるのだが途中で通路が曲がっているせいかその先を見ることができなかった。
それはそれで迷いそうで困るのだが、何よりの問題は隠し部屋が存在していることだろう。
さっきの部屋のように魔物が詰め込まれた部屋が設置されている可能性が非常に高いのだ。
そんなボクの不安に答えるかのようにミカとミナはジェスチャーをする。
敵が来たら粉砕すればいい、怪我をしたら治してあげると。
「そうですね。まぁ罠には十分気をつけてください」
まるで迷路のように曲がり始めた通路をボクたちは進んでいく。
しばらく歩けば右へ曲がり、そして左へ曲がる。
なぜか一周させられることもあれば来た道が閉じて別の道が開いていることもあった。
ついでにちょこちょこ隠し部屋もあったので敵だけはいくらでもお代わりできるような状態である。
しかもドロップなしと来たもんだ。
やってらんないね!!
「このダンジョンゴブリンばっかりですね。よっと!」
迫りくるゴブリンの首を狩りつつ周囲を観察する。
今は隠し部屋のある大部屋にいるのだが、ここでもやっぱり50体近くのゴブリンに襲われた。
どうやら大部屋には確定で大量のゴブリンがいるらしい。
「ふぅ。やっと倒し終わりましたね。にしても本当に何も出ない……」
ゴブリンたちはさびた鉄武器を持っているくせに、それすらドロップすることはなかった。
地上でははぎ取れたのになぁ……。
せめて宝箱くらい置いておいてくれませんか? これじゃモチベーションが上がらない……。
「うーん。ドロップアイテムもおいしそうな宝箱も何もないんですけど、こんなものなのでしょうか?」
今までのダンジョンといえばちょっと特殊なものばかりだった。
それもほとんど教授たちが絡んでいたものばかりだったしね。
実は自然発生したダンジョンに来たのは初めてかもしれない。
そんなことを考えているとミカたちがボクの戦い方が上達していることを教えてくれた。
思いもよらない副産物キタコレ!
「まさか技量のレベルアップが起きているなんて思いもしませんでしたね。もしかするとこのダンジョンをクリアするころにはもっと戦い方が上達しているのかも」
ミカたちもそうだと言ってるし、もうちょっと頑張ってみようかな?
と、そんなことを考えているとゴブリンたちを倒し終わった大部屋に異変が起きた。
「お? 部屋が揺れてる? あ、階段みっけ」
少しの間軽く上下に揺れたのでふらついてしまったが、どうやらさっきの揺れは隠し階段が出現した結果発生したらしい。
さて、ついに3階層ですかね?
「では早速行きましょうか」
ミカたちが頷いたのでさっそくボクたちは3階層へと降りた。
そして……。
「黄金の宝箱とたくさんの銀塊みっけ」
降りてすぐに見つかったのは大きな黄金の宝箱とファンタジーに出てくるドラゴンの住処にあるお宝かと言わんばかりのたくさんの銀塊だった。
いわゆる銀の延べ棒。
そしてその近くには書見台と上に載っている一冊の本、そして光る魔法陣があった。
宝箱の開封はミカたちに任せて、ボクは書見台に向かう。
そして載っている一冊の本の表紙を捲った。
「えっと、なになに? 『ゴブリンパニックダンジョン踏破おめでとうございます。これらはすべて踏破報酬となります。つきまして、ホブゴブリンパニックダンジョンへの挑戦権とその位置を記しておきますので、ぜひご参加ください。追伸、ダンジョン踏破報酬としてダンジョン間転送装置の作り方を記しておきます。ご活用ください。ダンジョンコアより』は?」
書見台に置かれていた本、そこには踏破者への賛辞と賞品の目録、そしてダンジョン間転送装置の作り方が書かれていたのだ。
どうやらこれを使ってダンジョンアタックにチャレンジしろということらしい。
なんて最悪なんだろう。
せめて石レンガの壁みたいなダンジョン感あふれる場所が良かった。
そんなことを考えながら迫ってくるゴブリンたちを倒していく。
「ミカ、ミナ。大丈夫ですか?」
迫りくるゴブリンを影の鎌で切り裂きながらミカたちに声を掛ける。
旧世界側では彼女たちから声が返ってくることはないって知っているはずなのに。
代わりに返ってきたのは何かの爆発音だった。
「ふぁっ!?」
目の前に迫ってきたゴブリンを始末してからミカたちのほうを見る。
するとミカは手りゅう弾のようなものを投げていたのだ。
「え、なんですかそれ」
ある程度ゴブリンが吹き飛んだので、落ち着いたところでミカが何やらジェスチャーを始める。
要約すると、フェアリーノームと研究所が一緒に開発した精霊力爆弾らしい。
魔物にのみ有効でほかの生物には無害だというご都合主義武器なんだとか。
一体いつの間に……。
「ふむふむ。試作品なんですか。なるほど」
どうやらこの武器は試作品だったらしい。
んー、なら試験ついでにダンジョン攻略と行きますかね。
「とりあえずゴブリンは排除し終えましたね。なんだかんだ言って50体くらい倒してるわけですが……」
ボクの使う影の鎌は一度に5体まで相手にすることができる。
防がれない限りは基本一撃で倒せるけど、現状だと一呼吸くらいの再使用時間がある。
まぁ今回は相手の動きが機敏じゃなかったのでどうにかなったけど、もっと敵が機敏だったりテクニカルな敵だったりしたらやや苦労していたかもしれない。
しばらくは影の力を扱う訓練しなきゃなぁ。
対するミカとミナは精霊力爆弾で一度に10体くらい倒していたらしい。
しかも爆発した瞬間吹き飛ぶんじゃなくて、マイクロブラックホールか何かと言わんばかりの勢いで収縮した後はじけるように消えるのだ。
「ま、まぁいいです。とりあえず進みましょうか」
ミカたちが頷いたのを見てさらに奥へと歩みを進めた。
残念ながらゴブリンたちが出て来た隠し部屋には何もなく、ただ壁があるだけだった。
仕方がないので見えにくい場所に配置されていた通路を通ると今度は十字路が現れたのだ。
「前へ進むか左右に曲がるか……。どうしましょうね」
幸いにもこの洞窟は明るく先が見通せるのだが途中で通路が曲がっているせいかその先を見ることができなかった。
それはそれで迷いそうで困るのだが、何よりの問題は隠し部屋が存在していることだろう。
さっきの部屋のように魔物が詰め込まれた部屋が設置されている可能性が非常に高いのだ。
そんなボクの不安に答えるかのようにミカとミナはジェスチャーをする。
敵が来たら粉砕すればいい、怪我をしたら治してあげると。
「そうですね。まぁ罠には十分気をつけてください」
まるで迷路のように曲がり始めた通路をボクたちは進んでいく。
しばらく歩けば右へ曲がり、そして左へ曲がる。
なぜか一周させられることもあれば来た道が閉じて別の道が開いていることもあった。
ついでにちょこちょこ隠し部屋もあったので敵だけはいくらでもお代わりできるような状態である。
しかもドロップなしと来たもんだ。
やってらんないね!!
「このダンジョンゴブリンばっかりですね。よっと!」
迫りくるゴブリンの首を狩りつつ周囲を観察する。
今は隠し部屋のある大部屋にいるのだが、ここでもやっぱり50体近くのゴブリンに襲われた。
どうやら大部屋には確定で大量のゴブリンがいるらしい。
「ふぅ。やっと倒し終わりましたね。にしても本当に何も出ない……」
ゴブリンたちはさびた鉄武器を持っているくせに、それすらドロップすることはなかった。
地上でははぎ取れたのになぁ……。
せめて宝箱くらい置いておいてくれませんか? これじゃモチベーションが上がらない……。
「うーん。ドロップアイテムもおいしそうな宝箱も何もないんですけど、こんなものなのでしょうか?」
今までのダンジョンといえばちょっと特殊なものばかりだった。
それもほとんど教授たちが絡んでいたものばかりだったしね。
実は自然発生したダンジョンに来たのは初めてかもしれない。
そんなことを考えているとミカたちがボクの戦い方が上達していることを教えてくれた。
思いもよらない副産物キタコレ!
「まさか技量のレベルアップが起きているなんて思いもしませんでしたね。もしかするとこのダンジョンをクリアするころにはもっと戦い方が上達しているのかも」
ミカたちもそうだと言ってるし、もうちょっと頑張ってみようかな?
と、そんなことを考えているとゴブリンたちを倒し終わった大部屋に異変が起きた。
「お? 部屋が揺れてる? あ、階段みっけ」
少しの間軽く上下に揺れたのでふらついてしまったが、どうやらさっきの揺れは隠し階段が出現した結果発生したらしい。
さて、ついに3階層ですかね?
「では早速行きましょうか」
ミカたちが頷いたのでさっそくボクたちは3階層へと降りた。
そして……。
「黄金の宝箱とたくさんの銀塊みっけ」
降りてすぐに見つかったのは大きな黄金の宝箱とファンタジーに出てくるドラゴンの住処にあるお宝かと言わんばかりのたくさんの銀塊だった。
いわゆる銀の延べ棒。
そしてその近くには書見台と上に載っている一冊の本、そして光る魔法陣があった。
宝箱の開封はミカたちに任せて、ボクは書見台に向かう。
そして載っている一冊の本の表紙を捲った。
「えっと、なになに? 『ゴブリンパニックダンジョン踏破おめでとうございます。これらはすべて踏破報酬となります。つきまして、ホブゴブリンパニックダンジョンへの挑戦権とその位置を記しておきますので、ぜひご参加ください。追伸、ダンジョン踏破報酬としてダンジョン間転送装置の作り方を記しておきます。ご活用ください。ダンジョンコアより』は?」
書見台に置かれていた本、そこには踏破者への賛辞と賞品の目録、そしてダンジョン間転送装置の作り方が書かれていたのだ。
どうやらこれを使ってダンジョンアタックにチャレンジしろということらしい。
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