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蜘蛛やハチ、カブトムシ等の一部の昆虫が巨大化したのは、それらを捕食する者が圧倒的に少ないからだ。
そのため蜘蛛に頼り、バッタを餌にして蜘蛛が大量発生すると、生態系が崩れるかもしれないとの懸念が出た。
だがバッタの大量発生は異例のこと。ずっと大量発生するわけではないので、蜘蛛を頼るのが一番の解決策だとまとまった。
僕の提案を蜘蛛にしてみようと、熊獣人総出で蜘蛛に会いにいくことになった。
蜘蛛は縄張り意識があり、縄張りの範囲内で巣を作るため、この辺りの蜘蛛はヴィス君が一番詳しく知っている。
なのでヴィス君は知っている蜘蛛さんの案内を、その蜘蛛さん達に話すのが終わったら、パピジェットさんに案内を頼み、点在している他の群れに蜘蛛がどこにいるのか情報収集をして進んでいくこととなった。
恐竜も北上していることからこの旅は危険なものだ。
僕が唯一バッタについて情報を知っているので、僕はついて行く気満々だったが、ヴィス君とお姉ちゃんがそれを止めた。
「ダメだ。南下するなら恐竜と遭遇することも増えていく。俺も傷を負っているし、万が一ルイに何かあったら俺は生きていけない」
「何のためにこの世界にきたのよ?私たち家族がみんなで生きて暮らすためでしょ。瑠偉自ら危険な場所に行く必要はない。何とかバッタのことをここで全部話して、みんなに行ってもらうのが一番いいわ。瑠偉は戦えないでしょう。お荷物になるわよ」
ヴィス君の心配そうな目と、お姉ちゃんの最もな意見に頷いてしまいそうになるが、僕は数秒考えてフルフルと頭を横に振った。
「僕は行くよ」
「なんでよ!」
普段のお姉ちゃんとは違う、ヒステリックな声を出して叫んだ。お姉ちゃんは旦那さんを亡くした時、旭がいる前では気丈に振舞っていたが、僕だけの時は時々、無理がきたように今みたいな状態になることがあった。旭がそんなお姉ちゃんを見て、只事ではないとびっくりしている。
「サバクトビバッタは寒くなると動けなくなるから、今生まれているものは餓死すると思う。でもね、卵の場合は生き残ることがあるかもしれない。もしそうなったら、また温かくなって活動できるようになると、卵が孵化して、サバクトビバッタが発生する可能性があるんだよ。もしこの近くで、同じバッタが発生しちゃったら、島全体の草木がなくなっちゃう。船もないこの島はみんな逃げれないよ。食べ物が食べれなくなって……想像できるよね?絶対大変なことになる。こういうときは最悪の場合を想定して動かないと絶対後悔する。だから付け焼き刃の僕の知識だけど、家族……みんなが過ごすこの島の助けになるかもしれないなら、行きたいんだ」
僕の言葉にお姉ちゃんは喋らなくなった。ヴィス君は苦渋の選択を迫られたかのように顔を顰める。
そして沈黙を破ったのはパピジェットさんだ。
「ルイ殿」
「あ、はい」
「先程ルイ殿は、温かくなったらまたバッタが産まれると言った。その可能性が高いのか?」
そうだよね。今まで話していたのは今いるバッタをどうするかだ。僕の話では、また同じことが起こることを示唆している。
「高いか高くないかで言われたら、高くないかもしれません。バッタの卵も冬を越せないかもしれないので。でも万が一越せた時、僕のいた世界の話ですが、バッタが生まれた場所に草木が茂れば、今回のようにそれを養分に育ちます。パピジェットさんの話では、バッタはかなり北上してきてるみたいです。草木は根本を食べられたわけではないので、また茂ってくれます。それはいい事ですが、豊富な草木にバッタがいたら最悪です。何が解決策を見出すためにも、僕も行きたい」
思っているよりも、ことの重大さにみんなが言葉を失う。
そしてヴィス君とお姉ちゃんが折れる形で僕のバッタ退治への同行が決まった。
「……ルイ、本当に行くのか?怖くないのか?」
ヴィス君が僕の顔を慈しむように撫でる。服の隙間から見える、左腕の包帯が痛々しい。
僕は人間で、身体も獣人さんに比べたら弱っちいからヴィス君が心配するのはよくわかる。
でも僕もここに住むんだから、この島を守ることはしなくちゃいけない。
「行くよ。僕も自衛できるように、発酵種持っていく。なるべく怪我してるヴィス君に頼らないように頑張るから」
「いや、そこはめちゃくちゃ頼ってくれ」
僕一人の命も大事だし、万が一死にそうになったら、旅を出たことを後悔するかもしれないけど、旅に出ずにバッタによってみんなの命が尽きることになったときの方が怖くて堪らない。
折角大切な家族が増えたのに、そんなの嫌だもん。
もし僕が行かなかったことで、あとでこうしておけばよかったと後悔しても、時間は戻らないんだから。
「じゃあ頼っていい?」
「ああ。俺のカッコいい姿を見せてやるって言って、まだ見せてないからな。今回の旅で見せてやる。ルイ、いいか?俺のそばからは絶対離れないって約束してくれよ?」
「わかった!」
ヴィス君にギュッと抱きつく。ふわふわの力強い手で抱き返されて、僕はしばらくその温かさに包まれた。
そのため蜘蛛に頼り、バッタを餌にして蜘蛛が大量発生すると、生態系が崩れるかもしれないとの懸念が出た。
だがバッタの大量発生は異例のこと。ずっと大量発生するわけではないので、蜘蛛を頼るのが一番の解決策だとまとまった。
僕の提案を蜘蛛にしてみようと、熊獣人総出で蜘蛛に会いにいくことになった。
蜘蛛は縄張り意識があり、縄張りの範囲内で巣を作るため、この辺りの蜘蛛はヴィス君が一番詳しく知っている。
なのでヴィス君は知っている蜘蛛さんの案内を、その蜘蛛さん達に話すのが終わったら、パピジェットさんに案内を頼み、点在している他の群れに蜘蛛がどこにいるのか情報収集をして進んでいくこととなった。
恐竜も北上していることからこの旅は危険なものだ。
僕が唯一バッタについて情報を知っているので、僕はついて行く気満々だったが、ヴィス君とお姉ちゃんがそれを止めた。
「ダメだ。南下するなら恐竜と遭遇することも増えていく。俺も傷を負っているし、万が一ルイに何かあったら俺は生きていけない」
「何のためにこの世界にきたのよ?私たち家族がみんなで生きて暮らすためでしょ。瑠偉自ら危険な場所に行く必要はない。何とかバッタのことをここで全部話して、みんなに行ってもらうのが一番いいわ。瑠偉は戦えないでしょう。お荷物になるわよ」
ヴィス君の心配そうな目と、お姉ちゃんの最もな意見に頷いてしまいそうになるが、僕は数秒考えてフルフルと頭を横に振った。
「僕は行くよ」
「なんでよ!」
普段のお姉ちゃんとは違う、ヒステリックな声を出して叫んだ。お姉ちゃんは旦那さんを亡くした時、旭がいる前では気丈に振舞っていたが、僕だけの時は時々、無理がきたように今みたいな状態になることがあった。旭がそんなお姉ちゃんを見て、只事ではないとびっくりしている。
「サバクトビバッタは寒くなると動けなくなるから、今生まれているものは餓死すると思う。でもね、卵の場合は生き残ることがあるかもしれない。もしそうなったら、また温かくなって活動できるようになると、卵が孵化して、サバクトビバッタが発生する可能性があるんだよ。もしこの近くで、同じバッタが発生しちゃったら、島全体の草木がなくなっちゃう。船もないこの島はみんな逃げれないよ。食べ物が食べれなくなって……想像できるよね?絶対大変なことになる。こういうときは最悪の場合を想定して動かないと絶対後悔する。だから付け焼き刃の僕の知識だけど、家族……みんなが過ごすこの島の助けになるかもしれないなら、行きたいんだ」
僕の言葉にお姉ちゃんは喋らなくなった。ヴィス君は苦渋の選択を迫られたかのように顔を顰める。
そして沈黙を破ったのはパピジェットさんだ。
「ルイ殿」
「あ、はい」
「先程ルイ殿は、温かくなったらまたバッタが産まれると言った。その可能性が高いのか?」
そうだよね。今まで話していたのは今いるバッタをどうするかだ。僕の話では、また同じことが起こることを示唆している。
「高いか高くないかで言われたら、高くないかもしれません。バッタの卵も冬を越せないかもしれないので。でも万が一越せた時、僕のいた世界の話ですが、バッタが生まれた場所に草木が茂れば、今回のようにそれを養分に育ちます。パピジェットさんの話では、バッタはかなり北上してきてるみたいです。草木は根本を食べられたわけではないので、また茂ってくれます。それはいい事ですが、豊富な草木にバッタがいたら最悪です。何が解決策を見出すためにも、僕も行きたい」
思っているよりも、ことの重大さにみんなが言葉を失う。
そしてヴィス君とお姉ちゃんが折れる形で僕のバッタ退治への同行が決まった。
「……ルイ、本当に行くのか?怖くないのか?」
ヴィス君が僕の顔を慈しむように撫でる。服の隙間から見える、左腕の包帯が痛々しい。
僕は人間で、身体も獣人さんに比べたら弱っちいからヴィス君が心配するのはよくわかる。
でも僕もここに住むんだから、この島を守ることはしなくちゃいけない。
「行くよ。僕も自衛できるように、発酵種持っていく。なるべく怪我してるヴィス君に頼らないように頑張るから」
「いや、そこはめちゃくちゃ頼ってくれ」
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もし僕が行かなかったことで、あとでこうしておけばよかったと後悔しても、時間は戻らないんだから。
「じゃあ頼っていい?」
「ああ。俺のカッコいい姿を見せてやるって言って、まだ見せてないからな。今回の旅で見せてやる。ルイ、いいか?俺のそばからは絶対離れないって約束してくれよ?」
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