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第一章
3-1 再会と共に
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「兄さん、おかえりなさい」
「ただいま。お前が出迎えなんて珍しいこともあるもんだ」
執務室の前で待っていると帰宅したばかりのアビルが侍女と共にやってきた。
アビルが片手を挙げ侍女に下がるように指示をする。侍女はお辞儀をするとその場を去っていった。
「どうした?」
執務室に入ると、アビルはいつもは出迎えなどしないカイに何かを察したのか、早速質問を投げかけてきた。
「今日、城に行ってきたんだよね?」
「そうだが?あぁ、王子様のことか」
「もしかして、なにか知ってる?」
アビルは含みを持った笑みをカイに向ける。
絶対に、「仲良いじゃないか」「あれだけなんだかんだ言ってたのにか?」みたいな意味だろう。
この家の人間は人を揶揄うことしかできないのか。
「なにがあったか教えてくださいますか?お兄様??」
「ハハ、分かった分かった」
久しぶりに声を上げて笑う兄を見たが、やはり悪魔のようだ。
「王子様は風邪だ」
あっさり答えるアビルに思わずキョトンとする。
風邪。手紙でカイの体調を気遣っていたのに自分が風邪。
嫌われたわけでは無かったのだと分かり安堵する。
「だから、王子お付きの者に手紙をしばらく返せないと伝えてほしいと言われたぞ。ちょうど帰ったらお前の部屋に行こうと思ってたんだ」
アビルはやれやれと言ったように軽いため息を漏らした。
「カイ、見舞いに行ってみたらどうだ」
「見舞い?」
「お前と王子の仲は知られているから別に行っても問題ないだろ」
カイと王子の仲とは言うが、手紙を送り合うだけの関係なんだけど。そう言い返そうとしたが、見舞いに行くのは悪くない。
王子の体調がさほど悪くなければ少し手紙での話もできるだろう。
「そうしてみる」
素直に返事をしたカイに、アビルはほんの少し目を見開き、それから「行ってこい」とだけ言った。
それからは支度をして昼食後すぐに公爵邸を出た。
なにせ、移動距離は一時間。すぐにでも向かわなければ帰る頃には日が暮れてしまう。
アビルの部屋を出るとダリアに城に向かうことを伝えた。
ダリアは「なぜいつも唐突に……」と文句を言いながらも張り切って準備をしてくれた。
ダリアに感謝をしつつ馬車で移動する。
しばらくすると城の門前まできたが、門番に馬車を止められた。
「今日のこの時間は来客のお話を承っておりませんが、いかがいたしましたか?」
門番は少し疑いをもった声色で聞いてくる。
「ウォルン家三男のカイルアです。突然のご訪問失礼いたします。アルミス様の体調が優れないということでお見舞いに伺ったのですが」
カイは疑念を払うべく、できるだけ丁寧に名前を名乗る。
しかし、その必要はなかったようだ。
カイの名前を聞くなり「大変失礼いたしました!どうぞお入りください!」と急に態度が変わった。
カイはアビルの言葉を思い出す。「カイと王子の仲」は伊達じゃないらしい。
その後城の中に入ると、アルミスのお付きの男性がアルミスの部屋まで案内をしてくれた。
彼はカイに会うなり、来てくれて嬉しいと満面の笑みを浮かべた。
「カイさ、カイルア様、こちらをお召しになってください」
渡されたのは三角の形をした口元を隠す布だ。おそらく風邪をうつされないようにとの事だろう。
カイはそれを受け取ると口元を覆うようにつける。
それから彼を見るとお礼を言った。
「お心遣いありがとうございます。あと、カイで大丈夫ですよ」
「……申し訳ございません。アルミス様からお話をたくさんお聞きしているうちに移ってしまったようです。ありがとうございます」
照れくさそうにアルの話をすると、「それでは」と改めて王子の部屋の扉を開けた。
「失礼します」
カイが部屋の中に入ると、先ほどの彼が「私は外で待機しておりますのでなにかございましたらお声がけください」と言いその場を後にした。
「アル様、お見舞いに来ましたよ」
カイはサイドテーブルに持ってきた果物を置くと、ベッド横にあった椅子に腰をかけた。
王子は布団を頭まで被っており、顔が見えない。
「アル様、起きてますよね。顔を見せてください」
何度か呼びかけると、ひょこっと顔を出した。
「カイ、、お見舞い、ありがとう、ございます」
「いえいえ、2回目にお会いするのがまさかこんな形になるとは思っていませんでしたが」
従者の彼には熱が少し下がったので面会は問題ないと言われていたが、あまり芳しくないようだ。
喉からはヒューヒューと音がして、話すのも辛そうだった。
「手紙、返事できなくて、ごめんなさい」
「別に気にしてないから、無理して喋らないでください」
アルは小さくコホコホと咳をした。
「……友達の、ぬいぐるみを拾おうと思ったんです」
「ぬいぐるみ?」
「はい」
アルは苦しそうにしながらも話を聞いてほしそうで、途切れ途切れの声で話し始めた。
カイは少しでも話しやすいようにとベッドの脇に座り直すと体を少し寄せた。
「友達、、まだ友達ではないですが、その子の、ぬいぐるみが池に落ちてしまって」
「それを拾おうとして、池の中に入ったから風邪を引いたってことか」
「はい」
天井を向いて寝ていた体をカイの方に向ける。
「でも、言われたんです。王子の、お前が、そんなことをすると、俺が怒られるって」
そう話す声は少し掠れていた。それは風邪のせいか、それとも泣きそうなのか、その表情から分からなかった。
それでもアルを慰めるように、カイは彼の髪に触れた。また熱が上がってきたのか、手が顔の近くを通るだけでじんわりとした温かさが手に伝わる。
「アル様、あなたは正しいことをしましたよ。でもあまり無理はしないでください。俺が言ったことは風邪を引いてまですることじゃないです」
「そうですね。でも、、あなたの隣に並べる人になりたいんです」
「俺の隣に?」
アルは熱のある手で、髪を触れていたカイの手を掴むと弱々しい力で握りしめた。
カイは困惑していた。自分と並びたいから?風邪を引いてまで?色々な思考が頭を駆け巡る。
「カイが、、私の事を小さな男の子としか見ていないことはわかっているのです。それでも、あなたの隣に並べる人になりたくて、、」
そこまで話すと再びコホッと咳き込んだ。
触れている手からは、明らかに熱が上がっているように感じる。
この風邪は自分が余計なことを言ったせいだ。
そう思うと胸がジクジクと痛んだ。
「俺は、アル様になぜそこまで思われているのか分からないのです。あなたはこんなにも努力ができる素敵な方なのに、自分は何も出来ない人間で、、本当は俺の方があなたのそばにいる資格がないのです」
親の、兄たちの脛をかじって、今までただ自由に生きてきた。
成人する前は自分にもなにかできたような気がしたがその夢は簡単に打ち砕かれた。
何も成せず、いつしか何も成そうとしなくなった自分と今まさに何かを成そうとする王子。
婚約者であろうが、友人であろうが、自分はそんな彼の隣にいていい人間ではないのだ。
手紙のやり取りをしている間ずっと抱えていた悩みの正体が今になってわかる。
「ごめんなさい、アル様。今日はもう帰りますね。また熱が下がったら……いや、こんな自分にはもう会いたくないかもしれないですね。すみません。」
そう言うと、アルの手からするりと離れた。
「……!カイ!っ、待ってください、カイ、」
アルは無理やり体を起こすと——実際は上半身が半分ほどしか起き上がれていなかったが、カイを必死に呼び止める。
「アル様、早く元気になりますように」
自分なりの笑顔でそう言い残すと、扉の向こうにいる先程の彼に「すみません」と声をかけ部屋を出た。
扉から漏れる声で話を聞いていたのか、彼の表情からは悲しみが感じ取れた。
「アルミス様、おそらく熱が上がっているかと思います。見てあげてください。私はここで失礼します」
「……かしこまりました」
カイは口元を覆っていた布を外すと彼に渡した。
「私のような従者が主人のことに口を出すのは大変差し出がましいですが、アルミス様はカイ様のことをずっと見ておられました。どうかもう一度お話をしていただけることを願っております」
彼はそう言い残し、アルミスの部屋へと入っていった。
部屋からは鼻をすするような音が聞こえたが、カイは振り返らず、そのまま王城を離れた。
「ただいま。お前が出迎えなんて珍しいこともあるもんだ」
執務室の前で待っていると帰宅したばかりのアビルが侍女と共にやってきた。
アビルが片手を挙げ侍女に下がるように指示をする。侍女はお辞儀をするとその場を去っていった。
「どうした?」
執務室に入ると、アビルはいつもは出迎えなどしないカイに何かを察したのか、早速質問を投げかけてきた。
「今日、城に行ってきたんだよね?」
「そうだが?あぁ、王子様のことか」
「もしかして、なにか知ってる?」
アビルは含みを持った笑みをカイに向ける。
絶対に、「仲良いじゃないか」「あれだけなんだかんだ言ってたのにか?」みたいな意味だろう。
この家の人間は人を揶揄うことしかできないのか。
「なにがあったか教えてくださいますか?お兄様??」
「ハハ、分かった分かった」
久しぶりに声を上げて笑う兄を見たが、やはり悪魔のようだ。
「王子様は風邪だ」
あっさり答えるアビルに思わずキョトンとする。
風邪。手紙でカイの体調を気遣っていたのに自分が風邪。
嫌われたわけでは無かったのだと分かり安堵する。
「だから、王子お付きの者に手紙をしばらく返せないと伝えてほしいと言われたぞ。ちょうど帰ったらお前の部屋に行こうと思ってたんだ」
アビルはやれやれと言ったように軽いため息を漏らした。
「カイ、見舞いに行ってみたらどうだ」
「見舞い?」
「お前と王子の仲は知られているから別に行っても問題ないだろ」
カイと王子の仲とは言うが、手紙を送り合うだけの関係なんだけど。そう言い返そうとしたが、見舞いに行くのは悪くない。
王子の体調がさほど悪くなければ少し手紙での話もできるだろう。
「そうしてみる」
素直に返事をしたカイに、アビルはほんの少し目を見開き、それから「行ってこい」とだけ言った。
それからは支度をして昼食後すぐに公爵邸を出た。
なにせ、移動距離は一時間。すぐにでも向かわなければ帰る頃には日が暮れてしまう。
アビルの部屋を出るとダリアに城に向かうことを伝えた。
ダリアは「なぜいつも唐突に……」と文句を言いながらも張り切って準備をしてくれた。
ダリアに感謝をしつつ馬車で移動する。
しばらくすると城の門前まできたが、門番に馬車を止められた。
「今日のこの時間は来客のお話を承っておりませんが、いかがいたしましたか?」
門番は少し疑いをもった声色で聞いてくる。
「ウォルン家三男のカイルアです。突然のご訪問失礼いたします。アルミス様の体調が優れないということでお見舞いに伺ったのですが」
カイは疑念を払うべく、できるだけ丁寧に名前を名乗る。
しかし、その必要はなかったようだ。
カイの名前を聞くなり「大変失礼いたしました!どうぞお入りください!」と急に態度が変わった。
カイはアビルの言葉を思い出す。「カイと王子の仲」は伊達じゃないらしい。
その後城の中に入ると、アルミスのお付きの男性がアルミスの部屋まで案内をしてくれた。
彼はカイに会うなり、来てくれて嬉しいと満面の笑みを浮かべた。
「カイさ、カイルア様、こちらをお召しになってください」
渡されたのは三角の形をした口元を隠す布だ。おそらく風邪をうつされないようにとの事だろう。
カイはそれを受け取ると口元を覆うようにつける。
それから彼を見るとお礼を言った。
「お心遣いありがとうございます。あと、カイで大丈夫ですよ」
「……申し訳ございません。アルミス様からお話をたくさんお聞きしているうちに移ってしまったようです。ありがとうございます」
照れくさそうにアルの話をすると、「それでは」と改めて王子の部屋の扉を開けた。
「失礼します」
カイが部屋の中に入ると、先ほどの彼が「私は外で待機しておりますのでなにかございましたらお声がけください」と言いその場を後にした。
「アル様、お見舞いに来ましたよ」
カイはサイドテーブルに持ってきた果物を置くと、ベッド横にあった椅子に腰をかけた。
王子は布団を頭まで被っており、顔が見えない。
「アル様、起きてますよね。顔を見せてください」
何度か呼びかけると、ひょこっと顔を出した。
「カイ、、お見舞い、ありがとう、ございます」
「いえいえ、2回目にお会いするのがまさかこんな形になるとは思っていませんでしたが」
従者の彼には熱が少し下がったので面会は問題ないと言われていたが、あまり芳しくないようだ。
喉からはヒューヒューと音がして、話すのも辛そうだった。
「手紙、返事できなくて、ごめんなさい」
「別に気にしてないから、無理して喋らないでください」
アルは小さくコホコホと咳をした。
「……友達の、ぬいぐるみを拾おうと思ったんです」
「ぬいぐるみ?」
「はい」
アルは苦しそうにしながらも話を聞いてほしそうで、途切れ途切れの声で話し始めた。
カイは少しでも話しやすいようにとベッドの脇に座り直すと体を少し寄せた。
「友達、、まだ友達ではないですが、その子の、ぬいぐるみが池に落ちてしまって」
「それを拾おうとして、池の中に入ったから風邪を引いたってことか」
「はい」
天井を向いて寝ていた体をカイの方に向ける。
「でも、言われたんです。王子の、お前が、そんなことをすると、俺が怒られるって」
そう話す声は少し掠れていた。それは風邪のせいか、それとも泣きそうなのか、その表情から分からなかった。
それでもアルを慰めるように、カイは彼の髪に触れた。また熱が上がってきたのか、手が顔の近くを通るだけでじんわりとした温かさが手に伝わる。
「アル様、あなたは正しいことをしましたよ。でもあまり無理はしないでください。俺が言ったことは風邪を引いてまですることじゃないです」
「そうですね。でも、、あなたの隣に並べる人になりたいんです」
「俺の隣に?」
アルは熱のある手で、髪を触れていたカイの手を掴むと弱々しい力で握りしめた。
カイは困惑していた。自分と並びたいから?風邪を引いてまで?色々な思考が頭を駆け巡る。
「カイが、、私の事を小さな男の子としか見ていないことはわかっているのです。それでも、あなたの隣に並べる人になりたくて、、」
そこまで話すと再びコホッと咳き込んだ。
触れている手からは、明らかに熱が上がっているように感じる。
この風邪は自分が余計なことを言ったせいだ。
そう思うと胸がジクジクと痛んだ。
「俺は、アル様になぜそこまで思われているのか分からないのです。あなたはこんなにも努力ができる素敵な方なのに、自分は何も出来ない人間で、、本当は俺の方があなたのそばにいる資格がないのです」
親の、兄たちの脛をかじって、今までただ自由に生きてきた。
成人する前は自分にもなにかできたような気がしたがその夢は簡単に打ち砕かれた。
何も成せず、いつしか何も成そうとしなくなった自分と今まさに何かを成そうとする王子。
婚約者であろうが、友人であろうが、自分はそんな彼の隣にいていい人間ではないのだ。
手紙のやり取りをしている間ずっと抱えていた悩みの正体が今になってわかる。
「ごめんなさい、アル様。今日はもう帰りますね。また熱が下がったら……いや、こんな自分にはもう会いたくないかもしれないですね。すみません。」
そう言うと、アルの手からするりと離れた。
「……!カイ!っ、待ってください、カイ、」
アルは無理やり体を起こすと——実際は上半身が半分ほどしか起き上がれていなかったが、カイを必死に呼び止める。
「アル様、早く元気になりますように」
自分なりの笑顔でそう言い残すと、扉の向こうにいる先程の彼に「すみません」と声をかけ部屋を出た。
扉から漏れる声で話を聞いていたのか、彼の表情からは悲しみが感じ取れた。
「アルミス様、おそらく熱が上がっているかと思います。見てあげてください。私はここで失礼します」
「……かしこまりました」
カイは口元を覆っていた布を外すと彼に渡した。
「私のような従者が主人のことに口を出すのは大変差し出がましいですが、アルミス様はカイ様のことをずっと見ておられました。どうかもう一度お話をしていただけることを願っております」
彼はそう言い残し、アルミスの部屋へと入っていった。
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