いつか君に伝えたい。

ゆこ

文字の大きさ
5 / 38
本編

ハルの部活~ななみside~

しおりを挟む
ハルが真剣な顔で言った。

「どういうこと?」
ソフトテニス部部長3年、髙来先輩はこっちに来ながら言った。

「言ってもいいの?」

いやいや...3年生だから!!
ハル何言ってるの!!

「ハル、ダメ!」
「春川は、黙ってて。」
髙来先輩は強い口調で言った。
「私たち毎日真剣にやってる。どこがいけない訳?」
髙来先輩...震えてる。

「基本フォームに変な癖がついてる。。あと、個々の必要なことに気づけてない。」


監督も不在みたいなもんだ指導者が居ない。顧問はソフトテニスのルールすら知らない。ベンチコーチをしても意味無い。

「ハル。なんで、私たちが弱いって気づいたの?」
どうして?私そんなこと一言も言ってない。

「基本がなってないように見えたから。ジュニア出身だから、少しはわかる。」

※ジュニア=小学生のときやってた

え?それでも見ればわかる?

「...ハルちょっと来て。」
ハルを反対側のコートへ連れていく。

「ハル、髙来先輩と1本勝負して。
髙来先輩!よろしくお願いします!!」
髙来先輩は、ハルに向かってボールを打ってきた。

ハルはとてつもない速さでストレートを打ち抜いた。プロなんじゃないかって速さだった。髙来先輩含めのみんな唖然で見ていた。

「ハル...本当にジュニアでやってただけ?陸部じゃなかったの?」
「俺、腰を疲労骨折して、しばらく休んでる時に、なりたい夢を見つけた。だから辞めた。っても、ジュニアの時だしな。」
たまにやるとスカッとするな~ってニコニコしながら言ってた。

髙来先輩と目を合わせて決めた。
「ハルくんだっけ?私たちの後輩の為にソフトテニス部のコーチしてください。お願いします。」
「「「よろしくお願いします。」」」
みんなで礼をし、お願いをした。

ハルは、唖然としてた。
そりゃー急にコーチだなんてびっくりだろうな。
「ちょっと考えさせて。ななみ、やっぱり部活決める件も明後日まで時間ちょうだい。」
「わかった。」
そう言ったら、チャイムが鳴った。

「みんな片付け!急いで。」
髙来先輩はそう言い放った。

片付けが終わった頃のこと。

「ななみ。帰ろーぜ。」
「うん。みんなじゃーね。」
みんな、ななばいばい!って返してくれた。

無言で帰ってた。そりゃーハルがあんなに強いとは思わないじゃん。
無言で悪い空気の時にハルが口を開いた。
「ななみ。俺な、パティシエになりたいから毎日の様にお菓子作ってるの。だからさ、部活は、極力やりたくないんだ。」

「でも、うちの学校は部活強制だし。あ!じゃあ、活動してたことにしてあげる。その代わり週に1回だけでもコーチをお願いしたい。私たち強くなりたいから...。」
「わかった。考えてみる。
ななみ、明日オフ?」
「オフだよ。どうして?」
「明日、反町シェフの店行きたいんだ。
一緒に来てくれないか?」
頼むっ!て手を合わせて言ってきた。

「分かったよ。連れてってあげる。
明日着替えてから16時に出会った土手集合でいい?」

「わかった。それより前のマドレーヌどうだった?」
思い出したかのような顔をしたななみ。

「あ...あれね!あれは....」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

どんなあなたでも愛してる。

piyo
恋愛
遠征から戻った夫の姿が変わっていたーー 騎士である夫ディーノが、半年以上の遠征を終えて帰宅した。心躍らせて迎えたシエラだったが、そのあまりの外見の変わりように失神してしまう。 どうやら魔女の呪いでこうなったらしく、努力しなければ元には戻らないらしい。果たして、シエラはそんな夫を再び愛することができるのか? ※全四話+後日談一話。 ※毎日夜9時頃更新(予約投稿済)&日曜日完結です。 ※なろうにも投稿しています。

#秒恋9 初めてのキスは、甘い別れと、確かな希望

ReN
恋愛
春休みが明け、それぞれに、新しい生活に足を踏み入れた悠里と剛士。 学校に向かう悠里の目の前に、1つ年下の幼なじみ アキラが現れる。 小学校時代に引っ越した彼だったが、高校受験をし、近隣の北高校に入学したのだ。 戻ってきたアキラの目的はもちろん、悠里と再会することだった。 悠里とアキラが再会し、仲良く話している とき、運悪く、剛士と拓真が鉢合わせ。 「俺には関係ない」 緊張感漂う空気の中、剛士の言い放った冷たい言葉。 絶望感に包まれる悠里に対し、拓真は剛士に激怒。 拗れていく友情をよそに、アキラは剛士をライバルと認識し、暴走していく―― 悠里から離れていく、剛士の本心は? アキラから猛烈なアピールを受ける悠里は、何を思う? いまは、傍にいられない。 でも本当は、気持ちは、変わらない。 いつか――迎えに来てくれる? 約束は、お互いを縛りつけてしまうから、口にはできない。 それでも、好きでいたい。 いつか、を信じて。

短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜

美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?

お前が欲しくて堪らない〜年下御曹司との政略結婚

ラヴ KAZU
恋愛
忌まわしい過去から抜けられず、恋愛に臆病になっているアラフォー葉村美鈴。 五歳の時の初恋相手との結婚を願っている若き御曹司戸倉慶。 ある日美鈴の父親の会社の借金を支払う代わりに美鈴との政略結婚を申し出た慶。 年下御曹司との政略結婚に幸せを感じることが出来ず、諦めていたが、信じられない慶の愛情に困惑する美鈴。 慶に惹かれる気持ちと過去のトラウマから男性を拒否してしまう身体。 二人の恋の行方は……

田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜

侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」  十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。  弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。  お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。  七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!  以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。  その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。  一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。

エリート警察官の溺愛は甘く切ない

日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。 両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

処理中です...