いつか君に伝えたい。

ゆこ

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本編

弟子にしてください。~ハルside~

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~♪︎~♪︎~
部屋中にテレビの音が流れている。

「あ...あれね!あれは....なんかメリハリが無い味がした気がする。なんか砂糖が普通のじゃないやつだよね!癖のある砂糖?甘みが強くて半分食べて嫌になる味?だった気がする。」

ななみが帰り途中に言った。
あの時はゾワゾワってした。
ななみの舌はどうなってるんだ。確かに、砂糖はグラニュー糖と黒糖を使った。だけど黒糖なんてほんの少し。なんで知ってるんだ?

電話して聞いてみてみるか....!?
「電話番号知らねぇ!!!あーーー
なんでだよーーー」

リビングから母の声が聞こえた。
「ハルうるさい!!」

~♪︎~♪︎~♪︎~♪︎~

放課後急いで帰る。着替えて手土産持って、待ち合わせの土手へ走った。

数分後にななみが来た。
「ごめん。待った?」
私服、可愛かった。
女子と出かけることなんて無い。
あーこれから反町シェフのとこに行くのにダブルでドキドキする。
「俺も来たばかり。行こう。」

「うん。....ハル、反対側。」
「あ...うん。」

反町シェフは、疲労骨折してる時に凹んでる時、出会った。整骨院に通ってる時に、まさかの整骨院にいて、話したのがきっかけ。

初めてであった記念にラスクをくれた。バターと砂糖の相性が良い、ラスクだった。

そこから何回か整骨院で出会ってた。ショッピングモールで1週間限定で出張店ってのを出してて飴細工を作るショーがあり、俺もパティシエになりたいって思った。沢山本や有名店に足を運び、勉強した。

それで、島でお店を出してると知り、引っ越してきた。

ななみが足を止めた。
「ハル、着いた。ここだよ。」

チリンチリン

「いらっしゃい。」

接客してるのは、反町シェフだった。

「あ、君は...。」
「中野ハルです。お久しぶりです。」
「ハルじゃないか。!?」
反町シェフは、ななみを見て何故か動揺していた。
「どうされました?」
「いや。なんでもないよ。」
そこから、久々だったから沢山話した。
ななみも含めて話して楽しかった。
島に引っ越してきた事も言った。
この時に閉店時間でもないのに、店の外に出て、「CLOSE」にした。


「あのっ!俺、反町シェフの弟子になりたくて、引っ越してきました。中学卒が最終学歴になっていいです。お願いします。」
深々お辞儀をした。
「....ダメだ。」
「え!なんでですか!俺、反町シェフに憧れてパティシエを目指したんです。」

「中卒が最終学歴なんてダメだ!沢山学んで沢山青春した方がいいケーキが作れると思う。だから、今はダメだ。もし、高校卒業して、それでも弟子になりたいって思ったら言いなさい。」

「分かりました。俺、たくさんの人に笑顔になってもらえるお菓子が作れるように勉強しておくので待っててください。」
反町シェフは、楽しみにしてるよ。って言ってくれた。
「ハル!これ。」
ななみが手土産として作ってたベリームースを渡してきた。俺の一番自信作だ。
「ななみ、ありがとう。
シェフ、俺の今1番の自信作です。良かったら食べてください。」

反町シェフは、フォークを出して、食べてくれた。

「カスタードが硬いかな?飾りも食べずらい。まだ、学ぶことは沢山だな。」
肩をトントンってして言ってくれた。
ななみくんも食べてみるか?って聞いてななみにムースを渡した。
ななみは、ありがとうございます、頂きます。って食べた。

「シェフが言った通りの事と轟牛乳の味が美味しいはずなのに美味しさが潰す味になってる。」
って言った瞬間、反町シェフがびっくりしていた。
俺も気になってたからななみに聞いてみた。
「ななみ、なんで轟牛乳使ったことを知ってるんだ?」
なんでそんなこと聞くの?って顔でななみは、
「前のマドレーヌは、多分市販の牛乳でしょ?今回のは轟牛乳よ。」って言ってきた。

ななみは、舌がすごいんだなぁ。って思った。

反町シェフが提案してきた。
「夏休み、店が休みの日君たちがお菓子作ってるところを見てみたい。良かったらまた来てくれないか?」って。
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