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番外編
番外編① 愛琉の一目惚れ
しおりを挟む僕は、特別推薦の時に一目惚れをした。
一目惚れだった‥‥。超可愛いって思った。
彼女は入学してくるかわかんなかった。特別推薦に落ちてしまったから。
入学式、桜の木下で見つけてしまった‥‥。
~♪~♪~
教室に入ったら、彼女は座っていた。
春川さんのお陰で彼女とは、仲良くなれた。
名前は、雪平 花苗さん。
「確か、特別推薦に受けていた、かおうくんよね‥‥?」
「うん‥‥。けど‥‥「特別推薦の時絞りクッキー上手だったよね?覚えてるよ?」
「あ‥‥僕、かおうって書いて、はなおうです‥‥。」
「え!ごめん‥‥。ねぇ?花王くん、絞りクッキー、明日教えてくれる?」
「いいよ‥‥?」
これが初めて雪平さんと作ったお菓子が春色のクッキーだった。
「綺麗!ありがとう、花王くん。さ!ななみたちのとこに届けに行こう?」
「おっけ。」
春川さんと中野くんの部屋行ったら、お茶を用意してくれた。
やっぱり雪平さん、チョコのテンパリング、上手だった。
「カナエは彼氏居るの?」
「居る!」
え‥‥?今なんて言った?カレシイル‥‥?
彼氏居るんだ‥‥。僕、失恋‥‥?
いや。まだ振られてなんかない。負けるもんか。
コンクールの最終審査会は、僕と雪平さん、春川さん、中野くんが通った。
でもこのとき雪平さんは、「ごめんね。お母さん入院して手術受けないとだから地元に帰らなきゃ。」っていってしまった。学校出る前に雪平さんはひとりずつに声をかけてくれていた。
「花王くん。勝ってきてね。絶対。」
僕はこの一言で本気を出すと決めた。
だから君を思って作ったよ。
このときに春川さんに君に恋してることをバレたんだけどね。
結果はチーム2位。
春川さんが優秀賞。補欠合格だったのに負けてしまった。
「雪平さん。僕は君が好きだ。」
「ごめん。あたし、実家に帰ることになりそうなんだ。」
そう言ってどっかにいってしまった。
どういう意味かわからなくて雪平さんから聞こうとしたけどずっと避けられてた。
でも後から理由をハルくんから聞いた。ハルくんの提案でネット販売をしてカナエを助ける事に成功した。
嬉しかった。この時に手放してくないって思ったから2度目の告白をした。
「カナエ、僕、君が好きだ。」
「ごめん。私、ダメだ‥‥。最近ね、彼氏に振られたの。」
そう言って部屋に戻ってしまった。2度目も振られてしまった。
僕は、もう諦めていい友達に戻ろうって決めた。
沢山相談に乗った。もっと学びたいから僕は、トマ先生の居る専門学校に行くことにした。
そうして日々は過ぎて3年生の春。
ななみちゃんと逢坂先輩が帰ってきた。ななみちゃんは、僕たちがやって来た以上の事を学んで帰ってきたから綺麗なものを作っていた。
そして、逢坂先輩は悪事があって、居なくなった。だからハルくんは、僕とも関わらないで過ごしていたんだ‥‥。
僕たちもまた沢山話すようになった。この時にななみちゃんとハルくんは、復縁に成功した。カナエは沢山笑ってくれるようになった。
1月頃‥‥。僕たちは、修学旅行ににカナエの地元、北海道に行った。
うちの高校は、何故か3年の1月に修学旅行。行きたい人だけの。
クラス関係なく回れるから僕、カナエ、ななみちゃん、ハルくん、轟くん、昼神さんで回った。
「ごめん。私たち北海道の牧場に行きたいからここから2人行動する。」
そう言って、轟くんと昼神くんはいってしまった。
「あ!私たちもちょっと売り場巡りでも行くから!じゃ!!」そう言ってななみちゃんとハルくんも行ってしまった。僕たちは二人っきりになってしまった。
「ねぇ、カナエ地元でしょ?おすすめスイーツ教えてよ。」
「いいよ?じゃあ、札幌の方行こう!」
そう言って、連れてってくれた。
沢山美味しいところに連れってくれた。
「カナエ‥‥?」
振り向くと、イケメンが居た。絶対モテてる顔‥‥。
カナエは泣きそうな顔をしていた。きっと彼氏だ‥‥。
「カナエ‥‥?僕ちょっと行きたいとこ思い出した、その人彼氏でしょ?ゆっくり話して帰ってきなよ。」
僕はその場から離れた。涙が止まらなかった。僕本当はまだ好きだったんだ。
そんなときちっちゃい男の子が隣のベンチに座って泣いていた。
「どうしたの‥‥?」
「ヒック‥‥ママの誕生日ケーキ落としちゃった‥‥。せっかく可愛いケーキだったのに‥‥。ウェーン‥‥。」
そっか‥‥。それは僕にもこの子を笑顔に出来る。
「お兄さん、お菓子作る学校に行っているんだ。直してあげるね?見せて‥‥?」
箱を開けるとネームプレートの文字はぐちゃぐちゃ‥‥。
近くにお菓子やさんがあったからお願いしてキッチンに入れて貰えるか聞いてみた。
「すいません、さっきそこでこの子が転んでケーキが崩れちゃったみたいで‥‥僕直してあげたいのですが修学旅行に来てるものでして‥‥キッチン借りさせて貰えませんか?」
「関係者以外立ち入り禁止なので‥‥。」
そうだよね‥‥。そう諦めてたらなにか声が聞こえた。
「こんにちはー。あれ?よく見たら、このケーキやさん、愛琉のお父さんのお店の系列じゃん。お父さんに電話かけたら‥‥?」
後ろを向いたら、カナエだった。店名を見たら、花王‥‥。系列だと気づかなかった‥‥。
「え!?シェフの息子さん‥‥?もしかして愛琉おぼっちゃん‥‥!でしたか、どうぞどうぞ使ってください。お好きに‥‥。」
なんとか入れた‥‥。後でお父さんにお礼を言わないと‥‥。
「カナエ‥‥。」
「話は後。作ろ?」
そう言いながらカナエはチョコレート細工を作ってあげてた。
僕はネームプレートを書き直して完成させた。
男の子は笑顔でお礼を言って居なくなってしまった。良かった。
お店にお礼を言い、僕たちは近くの公園に行くことにした。
「カナエ。どう?彼氏と復縁できそうだった?」
あぁ‥‥復縁できたからお前とはもう話せないって言われるのかな‥‥。って思った。
「愛琉のバカ!!!」
「‥‥?え?」
「なんで彼氏と二人っきりにするの?私復縁したいって言ってないじゃん。バカバカ!!!」
そう言ってカナエは泣いていた。
「え?どうして?どうして泣いてるの?」
「だから!!復縁したい訳じゃないの!1回しか言わないからちゃんと聞いてて。」
「私にとってもう愛琉が1番なの!なんで他に渡そうとするのよ‥‥。好きなの!」
え?僕の事が好き‥‥?
夢かなって思った。けど僕が言いたかったな‥‥。
「僕の方がカナエを幸せに出来る。付き合ってください。」
そう。修学旅行の時に僕の恋は叶った。
そしておんなじ夢に向かって生きていくことをこの北海道の星の下で誓った。
~番外編① 愛琉の一目惚れ FIN ~
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