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第三章
33 ぐらぐら
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ロドリックの喉仏が上下に動く。ユリアンはそれを、太い立派な首だなと見つめている。
唾を飲み込んだ彼は、眉根を寄せて、慎重に訊ねてきた。
「何が言いたいんだ」
「僕が、死んだことにしましょう」
「……なぜ?」
「僕の存在は後々邪魔になると思うんです」
ロドリックは数秒考え込むように黙る。黙考するもユリアンの言葉の真意を掴めなかったのか、唇を開き、どこか優しく問いかけてくる。
「どうして邪魔になると思った?」
「僕がオメガ性だからです」
朝陽がロドリックの黒髪に乗り移って煌めいている。椅子に腰掛けるロドリックは無言で、その場に突っ立ったままのユリアンを見上げていたが、やがて視線で自分の前の席を促してきた。
ユリアンは大人しく着席する。そしてこの静かな清々しい朝に身を浸し、未来について語り始める。
「あと一年後、僕たちは離縁をします」
「あぁ」
「ロドリック様が僕と結婚なさったのは、マルトリッツ家を傀儡とするためでしたね」
ロドリックは少し視線を左上に遣ってから、軽く頷いた。
ロドリックがユリアンと結婚をした理由は他にも存在するか、複合的なものなのだろう。国防に関わることかもしれない。ただの政略結婚なら説明も容易いが、この件はいずれ離縁をするユリアンが知っておくべきことではない。だから最初の契約では、互いの生活に干渉しないと取り決められていたのだ。
いくら二人の結婚だからといって、ユリアンはロドリックに本当の結婚の目的を話されるほど信用されていないと自覚している。
なので結婚の目的を知ろうとは思わない。
この結婚はユリアンに、マルクスともっと暖かい街へ行くという唯一の夢を叶える機会を与えてくれた。
それだけで充分だ。
しかしロドリックはどうだろう。
いずれ、この人も、誰かと暮らし始めるかもしれない。
その時に障壁となるのは、ユリアンの存在だ。
「僕たちが離縁をした後、ロドリック様もいつか愛する方と結婚するでしょう」
「は?」
「可能性の話です」
ロドリックは言いたいことがあるのか口を開きかけたが、ぐっと堪え、続けろとばかりに首を傾ける。
ユリアンは椅子の背もたれにだらしなく背中をつけながら、静かに告げた。
「そうした未来が訪れた時、僕という存在は邪魔になると思うんです。ロドリック様はアルファ性で、僕はオメガ性ですから。新しく公爵夫人となる方は、ロドリック様に番がいるのではないかと不安に思うはずです」
ユリアンは指先で首元のチョーカーを弄った。
ロドリックがとうとう口を開く。
「そんな心配はいらない」
「はい。きっとロドリック様がお認めになる方なので、次の公爵夫人は貴方が『番はいない』と言えばその言葉を信じるでしょう」
「……」
「でも、信じていても不安は拭えないはずです。番は魂の繋がりですから」
結婚なんかとは訳が違う。もっと根源的で、恐ろしさすら感じる、己の手でも届かない深い場所での繋がりが番だ。
まさに特別なのである。
「未来の公爵夫人にご不安な思いをおかけするわけにはいきません」
淡々と言うと、ロドリックが返した。
「俺が心配はいらないと言ったのは、再婚などしないからだ」
「え?」
ユリアンは思わず声を漏らし、目を見開く。
単純に意外だったからだ。
同時に疑問を抱く。どうしてそのようなことをおっしゃるのだろう。
「なぜですか?」
「俺からすれば、ユリアンがどうして俺が再婚すると思っているのか不思議でならない。不思議と言うより、奇妙に感じる」
「僕との結婚は急なことでしたが、ロドリック様は今後時間がありますから」
「時間があるから何なんだ。こんな俺が誰かと愛し合うとでも?」
自嘲的な台詞ではあったが、口振りは軽かった。ユリアンの発言に呆れて、仕方なさそうに眉尻を下げているだけ。
まるで愚かな子供の発言を許すかのような雰囲気があった。
本心で、自分が誰かと愛し合うわけがないと思っているらしい。
「はぁ。僕も奇妙です。ロドリック様はやはりおかしな人ですね」
「何?」
「なぜそのようにお考えになるのですか?」
「……ユリアン、冷静に考えてみろ。戦争狂と呼ばれる俺だぞ。お前は本気で、俺が誰かと愛を育むと思っているのか」
ロドリックはやはり怒っていない。その表情には尚も冗談を諌めるような雰囲気がある。
ユリアンは冗談のつもりなど毛頭なかった。
だから断言にも迷いはない。
「はい。思います」
ロドリックの黄金の目がまた煌めく。
空はとっくに青空に染まっていて、朝の洗い立てみたいな清らかな風が彼の黒髪を撫でた。
「いずれ、ロドリック様は素敵な方と愛し合います」
ロドリックは何も言わない。その表情も、何を考えているのか分からない無に染まった。
角度を変えれば、呆然としている、ようにも見える。
ユリアンは彼の返事を待たずに、告げるべきことへと先を急いだ。
「なので、未来のロドリック様の幸福のためにも、僕という不安分子は取り除いた方がいいのです。死んだことにしてしまえば一件落着だと思いませんか? 僕はマルクスさんと暖かい街へ行き、決してこの土地には帰ってきませんのでご安心ください。それに僕の訃報を聞けば、実家にいる皆も喜ぶと思います。僕はちょうど、世間では早死にしやすいと言われているオメガ性ですし、病死でもしたことにすれば――……」
「死なせない」
するとロドリックが力強く言い切った。
声と同じくらい力強い眼差しがユリアンを射抜く。強烈とも言えるその黄金の光に、ユリアンは自然と唇を閉じていた。
「死んだことにもさせない。この世から自分の存在を消そうなど、ユリアンは思ってはならない。ユリアンはこの世から消えていい存在ではないからだ」
確信に満ち満ちた言葉だった。眼差しも言葉もこの胸を貫いて、ユリアンは微動だにできない。
薄く、唇だけ開いた。しかし何も言葉が出てこない。
心の中で小さく思うだけだ。
……どうして確信できるのだろう?
この人は、何も知らないのに……。
あまりにもロドリックの言葉がまっすぐで、自分の発言を信じて疑わないものだったから、ユリアンは困惑した。ユリアンはそうは思わない。ユリアンという男は、初めからなかったことにしてもいい人間だ。
ロドリックがはっきりと言い切るから、ユリアンはぐらぐらと不安定な心地になる。
「……あの、僕は元気よく生きますよ。僕という存在を死んだことにするだけです」
「その必要はない」
「……いずれご結婚なさる方が不安に思っても?」
「俺は再婚などしない」
「でも」
と言い訳じみた口調で言葉が溢れてしまう。こんなにも青々と晴れた暖かい空の下、こんなにも心が揺れ動き不安になるのは、奇妙すぎて目眩がする。
「お世継ぎのこともあるでしょうし」
「テオバルトがいる。具体的にどの家の誰とは決まっていないが、彼には結婚願望がある」
「……あの、でも、ロドリック様には恋人がいるのでしょう?」
すると、返す刀で応答していたロドリックのリズムが狂った。
唖然とこちらを見つめてから、顔を顰める。
「俺に、恋人?」
唾を飲み込んだ彼は、眉根を寄せて、慎重に訊ねてきた。
「何が言いたいんだ」
「僕が、死んだことにしましょう」
「……なぜ?」
「僕の存在は後々邪魔になると思うんです」
ロドリックは数秒考え込むように黙る。黙考するもユリアンの言葉の真意を掴めなかったのか、唇を開き、どこか優しく問いかけてくる。
「どうして邪魔になると思った?」
「僕がオメガ性だからです」
朝陽がロドリックの黒髪に乗り移って煌めいている。椅子に腰掛けるロドリックは無言で、その場に突っ立ったままのユリアンを見上げていたが、やがて視線で自分の前の席を促してきた。
ユリアンは大人しく着席する。そしてこの静かな清々しい朝に身を浸し、未来について語り始める。
「あと一年後、僕たちは離縁をします」
「あぁ」
「ロドリック様が僕と結婚なさったのは、マルトリッツ家を傀儡とするためでしたね」
ロドリックは少し視線を左上に遣ってから、軽く頷いた。
ロドリックがユリアンと結婚をした理由は他にも存在するか、複合的なものなのだろう。国防に関わることかもしれない。ただの政略結婚なら説明も容易いが、この件はいずれ離縁をするユリアンが知っておくべきことではない。だから最初の契約では、互いの生活に干渉しないと取り決められていたのだ。
いくら二人の結婚だからといって、ユリアンはロドリックに本当の結婚の目的を話されるほど信用されていないと自覚している。
なので結婚の目的を知ろうとは思わない。
この結婚はユリアンに、マルクスともっと暖かい街へ行くという唯一の夢を叶える機会を与えてくれた。
それだけで充分だ。
しかしロドリックはどうだろう。
いずれ、この人も、誰かと暮らし始めるかもしれない。
その時に障壁となるのは、ユリアンの存在だ。
「僕たちが離縁をした後、ロドリック様もいつか愛する方と結婚するでしょう」
「は?」
「可能性の話です」
ロドリックは言いたいことがあるのか口を開きかけたが、ぐっと堪え、続けろとばかりに首を傾ける。
ユリアンは椅子の背もたれにだらしなく背中をつけながら、静かに告げた。
「そうした未来が訪れた時、僕という存在は邪魔になると思うんです。ロドリック様はアルファ性で、僕はオメガ性ですから。新しく公爵夫人となる方は、ロドリック様に番がいるのではないかと不安に思うはずです」
ユリアンは指先で首元のチョーカーを弄った。
ロドリックがとうとう口を開く。
「そんな心配はいらない」
「はい。きっとロドリック様がお認めになる方なので、次の公爵夫人は貴方が『番はいない』と言えばその言葉を信じるでしょう」
「……」
「でも、信じていても不安は拭えないはずです。番は魂の繋がりですから」
結婚なんかとは訳が違う。もっと根源的で、恐ろしさすら感じる、己の手でも届かない深い場所での繋がりが番だ。
まさに特別なのである。
「未来の公爵夫人にご不安な思いをおかけするわけにはいきません」
淡々と言うと、ロドリックが返した。
「俺が心配はいらないと言ったのは、再婚などしないからだ」
「え?」
ユリアンは思わず声を漏らし、目を見開く。
単純に意外だったからだ。
同時に疑問を抱く。どうしてそのようなことをおっしゃるのだろう。
「なぜですか?」
「俺からすれば、ユリアンがどうして俺が再婚すると思っているのか不思議でならない。不思議と言うより、奇妙に感じる」
「僕との結婚は急なことでしたが、ロドリック様は今後時間がありますから」
「時間があるから何なんだ。こんな俺が誰かと愛し合うとでも?」
自嘲的な台詞ではあったが、口振りは軽かった。ユリアンの発言に呆れて、仕方なさそうに眉尻を下げているだけ。
まるで愚かな子供の発言を許すかのような雰囲気があった。
本心で、自分が誰かと愛し合うわけがないと思っているらしい。
「はぁ。僕も奇妙です。ロドリック様はやはりおかしな人ですね」
「何?」
「なぜそのようにお考えになるのですか?」
「……ユリアン、冷静に考えてみろ。戦争狂と呼ばれる俺だぞ。お前は本気で、俺が誰かと愛を育むと思っているのか」
ロドリックはやはり怒っていない。その表情には尚も冗談を諌めるような雰囲気がある。
ユリアンは冗談のつもりなど毛頭なかった。
だから断言にも迷いはない。
「はい。思います」
ロドリックの黄金の目がまた煌めく。
空はとっくに青空に染まっていて、朝の洗い立てみたいな清らかな風が彼の黒髪を撫でた。
「いずれ、ロドリック様は素敵な方と愛し合います」
ロドリックは何も言わない。その表情も、何を考えているのか分からない無に染まった。
角度を変えれば、呆然としている、ようにも見える。
ユリアンは彼の返事を待たずに、告げるべきことへと先を急いだ。
「なので、未来のロドリック様の幸福のためにも、僕という不安分子は取り除いた方がいいのです。死んだことにしてしまえば一件落着だと思いませんか? 僕はマルクスさんと暖かい街へ行き、決してこの土地には帰ってきませんのでご安心ください。それに僕の訃報を聞けば、実家にいる皆も喜ぶと思います。僕はちょうど、世間では早死にしやすいと言われているオメガ性ですし、病死でもしたことにすれば――……」
「死なせない」
するとロドリックが力強く言い切った。
声と同じくらい力強い眼差しがユリアンを射抜く。強烈とも言えるその黄金の光に、ユリアンは自然と唇を閉じていた。
「死んだことにもさせない。この世から自分の存在を消そうなど、ユリアンは思ってはならない。ユリアンはこの世から消えていい存在ではないからだ」
確信に満ち満ちた言葉だった。眼差しも言葉もこの胸を貫いて、ユリアンは微動だにできない。
薄く、唇だけ開いた。しかし何も言葉が出てこない。
心の中で小さく思うだけだ。
……どうして確信できるのだろう?
この人は、何も知らないのに……。
あまりにもロドリックの言葉がまっすぐで、自分の発言を信じて疑わないものだったから、ユリアンは困惑した。ユリアンはそうは思わない。ユリアンという男は、初めからなかったことにしてもいい人間だ。
ロドリックがはっきりと言い切るから、ユリアンはぐらぐらと不安定な心地になる。
「……あの、僕は元気よく生きますよ。僕という存在を死んだことにするだけです」
「その必要はない」
「……いずれご結婚なさる方が不安に思っても?」
「俺は再婚などしない」
「でも」
と言い訳じみた口調で言葉が溢れてしまう。こんなにも青々と晴れた暖かい空の下、こんなにも心が揺れ動き不安になるのは、奇妙すぎて目眩がする。
「お世継ぎのこともあるでしょうし」
「テオバルトがいる。具体的にどの家の誰とは決まっていないが、彼には結婚願望がある」
「……あの、でも、ロドリック様には恋人がいるのでしょう?」
すると、返す刀で応答していたロドリックのリズムが狂った。
唖然とこちらを見つめてから、顔を顰める。
「俺に、恋人?」
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