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第2章 魔法と領地巡りの儀式
『71、メイザが仕掛けた罠』
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「どうしたんだ?何があった?」
ボーランに続くように舞台に上がると、フローリーの横に黒い矢が刺さっていた。
もはや見慣れた光景になってしまっている。
「また闇の矢ですか・・・。襲撃に使われるのは3回目ですね」
「誰がどんな目的でフローリーに矢を刺そうと?」
回復されたくないというのなら分かるが、ここには敵はいないはずだ。
すると、俺の周りだけが昼間のように明るくなっていく。
不思議に思いながらも放置していると、光は数百本という矢に変化してきていた。
「光ならこれでどうにかなるだろ!結界!」
今までの襲撃者が闇魔法で襲ってきた理由は、光だと結界を作られてしまうから。
それを知らなかった者が襲撃者ということか。
予想通り、光の矢は結界に弾かれて俺には1本も当たらずに地面に刺さり続ける。
「ああ、その噂は本当だったみたいだね。さすが王子ってところか」
拍手とともに舞台上に現れたのはメイザだ。
脇にはぐったりとしたカルスが転がっており、奴隷の紋が彫られていた。
見たことがない紋章だが、恐らくはメイザのものなのだろう。
「おい・・・カルスに何をしたんだ?」
「私の闇魔法には“自我操作”という能力があってな。これで執事の自我を消したんだ」
一旦、言葉を切ったメイザは俺らを嘲るように嗤う。
いつの間に近づいたのか、彼女の後ろでは杖を構えた兵が舞台を埋め尽くしていた
「面白いくらいにペラペラと喋ってくれたよ。私を不敬罪で捕縛しようとしているんだろ?」
「グッ・・・お前の目的は何だ?こんなことをする目的は!」
用済みになったカルスを奴隷にして、フローリーや俺を殺さんと画策するメイザ。
考えられる理由は1つしか無いが。
「お前が行っている領地巡りの旅を中止してほしいだけさ」
「数百年以上も王族に受け継がれてきた伝統の旅を僕の代で絶やせと?」
そんな横暴が許されるはずがないじゃないか。
要求を呑んで止めたら、今まで行ってきた断罪の旅は何だったんだよ。
2ヶ月くらいも親元を離れて、時には命の危険に晒されながらここまで来たんだ。
全てはお前を・・・メイザを倒して国の闇を取り除くために。
「そうか、お前なら分かってくれると思っていたのだが。しょうがない。殺れ」
「僕は殺されたりしない。必ずお前を追い詰めて断罪してみせる」
キッパリと断言してから距離を詰める。
遠距離でたくさんの魔法使いと戦うのは、魔法の雨あられとなるため悪手だ。
最も有効的な戦い方は、近づいて剣で叩き斬ること。
自分の近くにいる者に向かって魔法を使えば、その効果は自分にも飛び火してしまう。
よって相手は魔法を発動できないが、俺は剣で攻撃が出来るということである。
「巻き込まれてしまえ!三ノ型、氷雪崩」
初めて使った氷系の型を主体に剣を振るう。
俺は三ノ型までしか使えないから厳しい戦いだが、魔力は常人より多いはずだ。
長所を武器にして戦っていけば勝てるに違いない。
「ちょっと・・・剣まで使えるなんて想定外よ。魔法だけだと思っていたのに・・・」
メイザは、自身の目の前で次々と倒されていく兵士たちを見て顔を青ざめさせる。
俺の剣は兵士たちをなぎ倒し、一度はメイザまで迫った。
攻撃しようにも、結界が邪魔で俺には届かない。
その時、ガラスが割れるような音が響き渡ったことで咄嗟に後ずさる。
メイザの攻撃によって結界が壊されたのだ。
「ヒスライ、後は頼んだわよ。私は捕まらないように領地に帰っているわ」
「ちょっと待て、メイザ!カルスの奴隷紋を解除していけやぁ!」
離脱しようとしているメイザを追いかけようとするが、ヒスライなる者に阻まれてしまった。
追撃として四ノ型を放ってきたため、回避に精一杯で指示する間も無い。
「お前は誰だ?何で私たちの邪魔をする?」
「第1王子のリレン=グラッザドだよ。不正で民を苦しめているからさ」
ヒスライの不思議そうな口調を聞いて、怒りがこみ上げてきた。
こちらが大丈夫だと思って出した法でも、民にとっては重荷だったりする。
だから指示を出すものは、下の者のことを考えて気持ちに寄り添わなければいけない。
メイザのような自分の利益しか考えていないのは最悪といえるだろう。
「不正で私たちが民を苦しめていると?二重の意味で酷い言いがかりですね」
「それはどうかな?調べてみればハッキリするんじゃないの?」
何度も剣を交差させながら俺たちは笑い合った。
後に残った雑兵たちは、ボーランたちの力で次々と沈められていく。
・・・この戦いが終わったら、さっさとヅモツ郡に行ってしまうか。
宴に領主が気を取られている隙に捜査して断罪し、大将であるメイザに迫る。
早く対処しないと証拠資料を処分されてしまう。
「本当に時間が無いんだ。明日に出発するまで楽しもうと思ったのに」
「それは恐悦至極。楽しみを破壊するほど愉快な事は無いね」
ザ・悪役のようなセリフを言いながら鋭い剣技を繰り出してくるヒスライに俺も反応する。
自分の足に魔力を纏わせて、圧倒的な素早さで攪乱していくのだ。
「魔装だと?5歳のお前がなぜそんなものを使える?」
「僕の講師と護衛は強いからね。・・・・・・お前も体験してみなよ」
俺が微笑んだ瞬間、ヒスライの背中が何者かの手でザックリと斬られた。
膝から崩れ落ちたヒスライに魔装の効果を使い、圧倒的な速さで剣を突き付ける。
「マイセス、不敬罪でこの女――ヒスライを捕縛して」
「了解いたしました。ボーラン、館の中から適当なロープを取って来てくれる?」
館にボーランを派遣してから、マイセスは奴隷紋に視線を向ける。
ロープが来るまでいろいろと調べた結果、彼女は小さく首を横に振った。
「未解読の闇魔法がかかってる。解呪してもいいけど・・・失敗したら死ぬかもしれない」
衝撃の事実に思わず頭を抱える。
奴隷紋の有効範囲は分からないが、今にも自害してしまうのではないかという恐怖。
思わず膝から崩れ落ちてしまった。
剣がズレて、ヒスライの肌に小さな赤いシミが出来る。
「ロープを持って来たよ。ヒスライはここの領主館に留置しておくらしい」
「分かった。報告ありがとう。・・・カルスはどうしようか」
俺の発言に、ボーランは驚きと軽蔑が混ざった複雑な表情を浮かべた。
そして腕を振りかぶったかと思うと、ワンテンポ遅れて頬に痛みが迸っていく。
「何を言っているの?カルスはリレンにとって、大切な執事じゃないの?」
「そうだけど・・・」
答えてから、どうしてボーランが怒っているのかという理由に気づいた。
途端に罪悪感が芽生えて来て、自己嫌悪に陥ってしまう。
「置いていくなんて言う選択肢があることがそもそも驚きだよ。そこは絶対連れていくというべきじゃない?俺たちがいない間に自殺させられたらどうする気なんだよ!」
言葉を紡いでいくうちに、軽蔑から憤怒へと声の調子が変わっていく。
俺はただ俯くことしか出来なかった。
そんな自分が情けなくて、涙が出そうで、胸が張り裂けそうに痛い。
ボーランは俺を一瞥したが、思い出したかのようにヒスライをロープで縛っていった。
「行こうか。もう宴なんて気にしている場合じゃない。早くメイザを倒して解放しなきゃ」
「それでこそリレンだよ。早く行こう」
恐怖による硬直が解けたフローリーが優しく微笑んだ。
俺の道を正してくれたボーランの横を通り過ぎる時、耳打ちでお礼を伝える。
返事代わりにか、ボーランは俺の手と自分の手をぶつけ合った。
その時、カルスが起き上がった。
メイザの紋章が彫られた自身の腕を確認した途端に顔を歪める。
「私は奴隷になったのですね。いつ自殺したり気を狂わせるか分からない・・・」
「もしかして・・・リレンと同じ要領で攻めたらいけるかな?」
呆れたように呟いたボーランが、カルスに綺麗な飛び蹴りをかました。
また、ボーランの説教タイムが始まったのである。
ボーランに続くように舞台に上がると、フローリーの横に黒い矢が刺さっていた。
もはや見慣れた光景になってしまっている。
「また闇の矢ですか・・・。襲撃に使われるのは3回目ですね」
「誰がどんな目的でフローリーに矢を刺そうと?」
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すると、俺の周りだけが昼間のように明るくなっていく。
不思議に思いながらも放置していると、光は数百本という矢に変化してきていた。
「光ならこれでどうにかなるだろ!結界!」
今までの襲撃者が闇魔法で襲ってきた理由は、光だと結界を作られてしまうから。
それを知らなかった者が襲撃者ということか。
予想通り、光の矢は結界に弾かれて俺には1本も当たらずに地面に刺さり続ける。
「ああ、その噂は本当だったみたいだね。さすが王子ってところか」
拍手とともに舞台上に現れたのはメイザだ。
脇にはぐったりとしたカルスが転がっており、奴隷の紋が彫られていた。
見たことがない紋章だが、恐らくはメイザのものなのだろう。
「おい・・・カルスに何をしたんだ?」
「私の闇魔法には“自我操作”という能力があってな。これで執事の自我を消したんだ」
一旦、言葉を切ったメイザは俺らを嘲るように嗤う。
いつの間に近づいたのか、彼女の後ろでは杖を構えた兵が舞台を埋め尽くしていた
「面白いくらいにペラペラと喋ってくれたよ。私を不敬罪で捕縛しようとしているんだろ?」
「グッ・・・お前の目的は何だ?こんなことをする目的は!」
用済みになったカルスを奴隷にして、フローリーや俺を殺さんと画策するメイザ。
考えられる理由は1つしか無いが。
「お前が行っている領地巡りの旅を中止してほしいだけさ」
「数百年以上も王族に受け継がれてきた伝統の旅を僕の代で絶やせと?」
そんな横暴が許されるはずがないじゃないか。
要求を呑んで止めたら、今まで行ってきた断罪の旅は何だったんだよ。
2ヶ月くらいも親元を離れて、時には命の危険に晒されながらここまで来たんだ。
全てはお前を・・・メイザを倒して国の闇を取り除くために。
「そうか、お前なら分かってくれると思っていたのだが。しょうがない。殺れ」
「僕は殺されたりしない。必ずお前を追い詰めて断罪してみせる」
キッパリと断言してから距離を詰める。
遠距離でたくさんの魔法使いと戦うのは、魔法の雨あられとなるため悪手だ。
最も有効的な戦い方は、近づいて剣で叩き斬ること。
自分の近くにいる者に向かって魔法を使えば、その効果は自分にも飛び火してしまう。
よって相手は魔法を発動できないが、俺は剣で攻撃が出来るということである。
「巻き込まれてしまえ!三ノ型、氷雪崩」
初めて使った氷系の型を主体に剣を振るう。
俺は三ノ型までしか使えないから厳しい戦いだが、魔力は常人より多いはずだ。
長所を武器にして戦っていけば勝てるに違いない。
「ちょっと・・・剣まで使えるなんて想定外よ。魔法だけだと思っていたのに・・・」
メイザは、自身の目の前で次々と倒されていく兵士たちを見て顔を青ざめさせる。
俺の剣は兵士たちをなぎ倒し、一度はメイザまで迫った。
攻撃しようにも、結界が邪魔で俺には届かない。
その時、ガラスが割れるような音が響き渡ったことで咄嗟に後ずさる。
メイザの攻撃によって結界が壊されたのだ。
「ヒスライ、後は頼んだわよ。私は捕まらないように領地に帰っているわ」
「ちょっと待て、メイザ!カルスの奴隷紋を解除していけやぁ!」
離脱しようとしているメイザを追いかけようとするが、ヒスライなる者に阻まれてしまった。
追撃として四ノ型を放ってきたため、回避に精一杯で指示する間も無い。
「お前は誰だ?何で私たちの邪魔をする?」
「第1王子のリレン=グラッザドだよ。不正で民を苦しめているからさ」
ヒスライの不思議そうな口調を聞いて、怒りがこみ上げてきた。
こちらが大丈夫だと思って出した法でも、民にとっては重荷だったりする。
だから指示を出すものは、下の者のことを考えて気持ちに寄り添わなければいけない。
メイザのような自分の利益しか考えていないのは最悪といえるだろう。
「不正で私たちが民を苦しめていると?二重の意味で酷い言いがかりですね」
「それはどうかな?調べてみればハッキリするんじゃないの?」
何度も剣を交差させながら俺たちは笑い合った。
後に残った雑兵たちは、ボーランたちの力で次々と沈められていく。
・・・この戦いが終わったら、さっさとヅモツ郡に行ってしまうか。
宴に領主が気を取られている隙に捜査して断罪し、大将であるメイザに迫る。
早く対処しないと証拠資料を処分されてしまう。
「本当に時間が無いんだ。明日に出発するまで楽しもうと思ったのに」
「それは恐悦至極。楽しみを破壊するほど愉快な事は無いね」
ザ・悪役のようなセリフを言いながら鋭い剣技を繰り出してくるヒスライに俺も反応する。
自分の足に魔力を纏わせて、圧倒的な素早さで攪乱していくのだ。
「魔装だと?5歳のお前がなぜそんなものを使える?」
「僕の講師と護衛は強いからね。・・・・・・お前も体験してみなよ」
俺が微笑んだ瞬間、ヒスライの背中が何者かの手でザックリと斬られた。
膝から崩れ落ちたヒスライに魔装の効果を使い、圧倒的な速さで剣を突き付ける。
「マイセス、不敬罪でこの女――ヒスライを捕縛して」
「了解いたしました。ボーラン、館の中から適当なロープを取って来てくれる?」
館にボーランを派遣してから、マイセスは奴隷紋に視線を向ける。
ロープが来るまでいろいろと調べた結果、彼女は小さく首を横に振った。
「未解読の闇魔法がかかってる。解呪してもいいけど・・・失敗したら死ぬかもしれない」
衝撃の事実に思わず頭を抱える。
奴隷紋の有効範囲は分からないが、今にも自害してしまうのではないかという恐怖。
思わず膝から崩れ落ちてしまった。
剣がズレて、ヒスライの肌に小さな赤いシミが出来る。
「ロープを持って来たよ。ヒスライはここの領主館に留置しておくらしい」
「分かった。報告ありがとう。・・・カルスはどうしようか」
俺の発言に、ボーランは驚きと軽蔑が混ざった複雑な表情を浮かべた。
そして腕を振りかぶったかと思うと、ワンテンポ遅れて頬に痛みが迸っていく。
「何を言っているの?カルスはリレンにとって、大切な執事じゃないの?」
「そうだけど・・・」
答えてから、どうしてボーランが怒っているのかという理由に気づいた。
途端に罪悪感が芽生えて来て、自己嫌悪に陥ってしまう。
「置いていくなんて言う選択肢があることがそもそも驚きだよ。そこは絶対連れていくというべきじゃない?俺たちがいない間に自殺させられたらどうする気なんだよ!」
言葉を紡いでいくうちに、軽蔑から憤怒へと声の調子が変わっていく。
俺はただ俯くことしか出来なかった。
そんな自分が情けなくて、涙が出そうで、胸が張り裂けそうに痛い。
ボーランは俺を一瞥したが、思い出したかのようにヒスライをロープで縛っていった。
「行こうか。もう宴なんて気にしている場合じゃない。早くメイザを倒して解放しなきゃ」
「それでこそリレンだよ。早く行こう」
恐怖による硬直が解けたフローリーが優しく微笑んだ。
俺の道を正してくれたボーランの横を通り過ぎる時、耳打ちでお礼を伝える。
返事代わりにか、ボーランは俺の手と自分の手をぶつけ合った。
その時、カルスが起き上がった。
メイザの紋章が彫られた自身の腕を確認した途端に顔を歪める。
「私は奴隷になったのですね。いつ自殺したり気を狂わせるか分からない・・・」
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