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修練場にて
しおりを挟む「「「「「「( ゚д゚)」」」」」」
「じゃぁ、後のことはお任せします」
と、皆さんの心が戻ってこないうちに修練場を後にして、入口の扉まで戻るとダッシュで
「ヤッベヤッベ、ついはっちゃけたかな?こりゃまた質問責めにあうかもしれないけど、男の子なら仕方ないよね?」
と、勝手に決めつけて
「修練場の事とか刀の事とかナナリー様と相談しようかな?今日は扉からね」
それが普通である
入口には当然衛士さんが立っていて
「入ってもよろしいでしょうか?」
「失礼のないようにな」
とのことなので、気を落ち着かせて・・・中指で3回だったっけ?
「コンコンコン。召喚されたモノですが、お話よろしいでしょうか?」
で合ってるかな?間違ってたらごめんなさい(2度も窓から入っておいて今更である)
「どうぞ」
「失礼します」
入室して顔を合わせて数刻・・・お互いに次の言葉が出てこず、扉を閉める音でハッとなり
「どうされましたか?まだ日も高いうちに扉から入ってくるなんて」
ごもっともである
「今日はコレからのことを少しお話しした方がよろしいかと思い、コチラから入らせてもらいました。もっとも、これからしばらくはコチラからがメインになるとは思いますが」
この言い方だと、何度かは窓から挨拶に来ると暗に伝えてるようなモノだが、それはそれとして、おやっさんのこともあるから、こちらから入る姿も作っておかなければとね?
「先程衛士長さん達に修練場を案内していただき、その他の衛士さん達の訓練の合間に僕たちの運動や訓練を挟んでいただけたらと思い、その日程や割り振りのご相談にと参りました」
「それは良い心がけですね?しかし、それへ全員の気持ちなのですか?それとも・・・」
「もちろん全員ではありませんよ?とりあえずはその場にいた数名が修練場の確認に付いてきただけですし、提案も僕からおやっさんに呟いた適度ですから」
「あ、あと、もうすぐおやっさんがココにく「コン!コン!コン!失礼しやす!!!」るんじゃないかな?」
「おやっさん早かったね?さっきぶり!」
「ボウズ!さっきのありゃなんだ!そもそもカタナをどこから出した!?とい・・・」
「おやっさん?まずは入室の許可も無しに入ったり、部屋の主を無視して話すのはルール違反なんじゃないの?色々ユルイ所なのは仕方ないとしても最低限は必要なんじゃないの?」
ノックはあったけど、入室許可も挨拶も無く、入ってすぐに部屋主無視からの質問責めは頂けませんよね?
ナナリー様もかなり不機嫌なご様子だし
「衛士長?何があったかは後で聞くとして、先客に対しての無礼と部屋主への無礼ということで、壁周り10周してきてくださる?勿論2交代で全衛士ね?つまり衛士長は20周になるけど、日が落ちる前には終わるわよね?」
1周何Kmあるんだろうか?後で聞いたところ1周3Km近くあるらしく、衛士の皆さんはおやっさんの巻き添えで約30Km。おやっさんは60Km走らされたようだ
「さて、お話が途中でしたね。衛士長もカタナとおっしゃっていたようですが、お聞きしてもよろしいですか?」
当然である。何せ国宝らしいので
「そうですね。過去の勇者様も僕たちと同じ日本人だったらしく、刀というのも日本古来の武器であり魂である扱いを受けるものですから。僕も日本男児として刀は憧れの象徴ですね。なのであちらの空想の読み物や物語でも刀は独特の得物です」
と、前置きしてインベントリから柄頭から鍔・鞘まで漆黒の刀をだし、ナナリー様の机の上に置いた
「こ、これは・・・」
やはり形から国宝ということもあり、おいそれといきなり手に持つことは無かったが、それでも見入っている・・・いや魅入っているの方が正しいかもしれない。
「抜き方を知っているなら手にとっても構わないが、知らないなら触れぬことだ」
当然の事ながら、コチラの世界での主流のロングソード等は特に抜くにしてもそこまでの能力は要らぬであろう。しかし刀の場合はそうではない。が、詳しい説明をする義務もないので割愛
「すまぬ、作法は伝聞してるが、粗相があっては失礼に値するので遠慮しておこう」
賢明な判断である
「これは僕の相方として長年使用してるが、観賞用としてなら何振かあるので、宜しければ進呈しましょうか?お近付きの印に」
賄賂である
「そ!それは・・・考えておきます」
チッ
「ん?」
「いえ。話を進めましょう。その修練場にて僕が少しだけはしゃいでしまって、修練場の壁を細切れに刻んでしまい、スキルで修復した後に強度が心許なかったのでスキルで強化してしまったのです。それで、とりあえず修練場の内壁は昨夜クラスの魔法が落ちてきても壊れない程度には強化された事の報告ですね?」
サラッと言いましたが、間違いなく怒られますね?
「は?( ゚д゚)」
動きが止まったのでここらで
「それでは報告は以上になりますので、これにて失礼します」
そっと扉から出て中庭に逃げるのであった
「ハッ!あの少年はどこに行った!?まだ名乗ってもないじゃないの!」
言われてみればそうである
「肉料理も飽きるから今度は厨房にでもお邪魔しようかな?」
迷惑行為はまだ続いていくのである
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