5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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一息

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「結局試験でハッチャケたよなぁ・・・というか、別にあの様子なら学校行かなくてもいいんじゃないかな?」

 自分が規格外なのを分かっててやらかしたにもかかわらず、酷い言いざまである・・・

「逆に講師として・・・いやいや、面倒事でしかないよね?とりあえずがフィーの方を片付けた方がよさそうかな」

 連絡先としてはギルドを指定しておいたから・・・

「あ!報酬貰いに行くの忘れてた・・・うっかりポチ兵衛・・・」

                          



                                  ポチ「っきしょうめぇ・・・ん?」

「すみませ~ん、報酬のこと忘れてました。分かる人いますか?」
 
 ギルドに入るなり受付のお姉さんにこう伝えたが、直ぐにはわからなかったようで、壁際の椅子を案内されて、そこで待つことにした。
 しかし待てど暮らせど呼ばれない・・・なぜだ?

「すみません、Gランクのショウと言いますが、買取に出してた品を受け取りに来て、ずいぶん待たされてるんですけど、分かる人いますか?」

 しかし、「今手がはなせない」「忙しい」「Gランク?後々」「ウロチョロされると邪魔だからどっかいけ」って・・・扱いが雑ですね?まぁ、暇ですし待ちますよ???


           カァーカァー(カラスはいないけど心理描写)

「あのぉ~?」

「ん?なんだこのガキは?今日の業務は終わりだ。ほら帰った帰った!」

 流石にこれには呆れた

「すみません。昼過ぎ位からず~っと待たされてるんだけど、報酬まだですか?」

「うるさいな・・・Gランクの報酬ね・・・ほら、500イェン。これだけあれば十分だろ?さっさと帰りな」

 ・・・ギルド証や内容確認もせずに「Gランクだから」って理由で500イェン?

「500イェンですか?」

「Gランクには多すぎる報酬だろ?ごちゃごちゃ言ってねえで帰れカエレ!こっちは残務処理で忙しいんだ!」

 確認もしないでこれって・・・この人の横領ってことでいいスカ?

「本当にいいんですね?500イェンで」

「しつこいなぁ。もっと寄越せってのか?これ以上ごちゃごちゃ言うと資格剥奪するぞ!」

「・・・名札は・・・ゲッスイさんですね。覚えました」

「ァア?」

 この様子は周りの職員も見てたから、後日聞いてみよう・・・そして、後ろが若干騒がしくなったけど、そのままギルドを出た。

「結果発表の日までハウスで今後の事考えておこうかな・・・」

 門を出てフィーと過ごした場所まで行くと、ハウスを取り出してゆっくりしながら

「もういっそい科学でもかじってもらうか・・・どうせ収納庫の中にはTVやらなんやらいっぱいあるしね」
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