５歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか？--

そして後日

　その日は召喚された国に戻って、澄姉の部屋で寝た。ジョージの店のハンバーグカレーの話をすると

「えぇぇぇぇ！イィなぁぁぁぁ！その店って伝説になってるほどの名店で、営業時間が不明で、時々消えるっていう・・・食べた人の少ないお店なんだよ！？」

　ジョージ・・・店が消えるって・・・１９時～営業で店名が変わるから消えた様に見えるってことかな？知らんけど！

「可能だったらお土産にもらってくるけど、過度な期待はしないでおいてね？」

　そう言い残して日本へ逆召喚！そして今日は朝から・・・食べ歩きだ！

「記憶の中からのチョイスで、まずは・・・」

　昼過ぎまで色々食べてみたが・・・昨夜のジョージのカレーよりも美味いものは見つからなかった


「そういえば記憶の中で面白いものがあるって・・・これか・・・」

　実物大のガン○ムが立っていた。

「へぇ～・・・こうやってみるとでかいよなぁ～」

　見上げてると、後ろからコスプレをしたお姉さんが寄ってきて

「ボク？すごいでしょ？これを作るって決まってからは色々大変だったんだよ～」

　どうやら関係者のようだ。

「最初は立ってるだけだったんだけど、この子は変形もするんだよ～。次は何が立つのかなぁ～？楽しみでしょ～？」

　このお姉さんからは本当に楽しそうな雰囲気が漂ってくる

「ボクは何が好きかな～？」

「ガ○ダムで？」

「そうだよ～？単体変形とか3機合体とか、格闘技主体なのとか～」

　ZとかZZとかGとかかな・・・それとも・・・トライオンさんとかかな？

「おねーさんは何が一番好きなの？」

　逆に聞いてみた

「わたし～？わたしはねぇ～・・・やっぱりぃ～・・・『00』かな？」

　　　　　
　　　　　　　「呼んだ？」

　収納庫から念話が飛んできたよ・・・

「太陽炉10個はやり過ぎたなぁ」

「もしかしてVみたいに、両手両足の外と内側のハードポイントに太陽炉くっつけちゃったの？」

「うん、そしたら・・・大変なことにね・・・「呼んだ？」呼んでないからね？でるなよ？」

　1人漫才を始めちゃった様に見えてるだろうな・・・

「でもやっぱ基本のZとZZは捨てがたいよね～」

　そう聞くと、とうとう収納庫が暴走を始めた・・・勝手に出てきて・・・演出もなく唐突に・・・一角獣の隣のスペースに続々と上空から影が現れて・・・ズシン！ズシン！と・・・ご丁寧に片膝をついて着地・・・アメリカンな作品の着地シーンをZとかZZが・・・そして数体目に太陽炉を２個に戻した00が着地して・・・お姉さんに向かってVサインを・・・

「やらかしやがったよこいつら・・・」

　盛大に10機以上の実寸ガン○ム系が列を作ってしまった・・・お姉さんは放心状態だ。周囲の観光客？もボーゼンとしている・・・違うものを撮りにきてたTV局が着地シーンから現在に至るまでを撮ってた様だけど・・・信じてもらえるかなぁ？