5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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リアルG

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「ごめんね?お姉さん。お姉さんの想いが強くて純粋だったから、ボクの荷物の中のが喜んじゃってさ、勝手に出てきちゃったんだよ・・・許してね?」

「え?え?え?え?え?」

「写真撮るなら今だよ?」

 そういうと、気を利かせたつもりなのか、元からいる奴以外が1箇所に集まり出して・・・集合写真のように?前列は膝をついて後列はポーズを取って・・・最前列中央には00がいてその手の上にはお姉さんがいて

「撮るよ~?はいチーズ!」

 いろんな角度から撮ってあげると、目を白黒させながらも喜んでた

「流石にこれ以上は騒がしくなるから、全機離陸して海上にて縮小化して戻るように!いいね!」

 全機コクコクと頷くと順に飛んでいって・・・中にはわかりやすく低空で変形したり・・・サービス精神旺盛だねキミ達・・・最後に00がしゃがんでお姉さんに挨拶すると、上空でトラ○ザムしてくれて、UFOのような不可思議な軌道を描いて去って行った

「ごめんね?今日あったことは夢でも幻でもないけど、一般人には信じてもらえないことだから・・・残念だけど・・・」

「ううん、いいの。この出会いだけは本物だし・・・私もこれから先のお仕事頑張って行けるから!」

 お姉さんはそう言うと、笑顔で去って行った・・・なんだか背負ってる鞄が動いた様な気がしたけど・・・「キュッキュキュ~」・・・・え?

 ミッちゃんが見たらしいけど、00がこっそりとお姉さんのカバンに忍び込んだそうだ・・・

「・・・アイツの中には本当に何が入ってるんだろうね?ポチの仲間とかじゃないの?」

 この日の騒動はたくさんの携帯の動画や写真、偶然居合わせたのカメラ映像で全国に報道されて、その信憑性や集団白昼夢を疑われたが、一種の都市伝説として長く・・・記憶に残っていくのであった・・・00はというと・・・

「お嬢!あの日は楽しかったですね!我もあの日お嬢に出会えたことを誇りに思い、この身朽ちる時までご一緒しますぞ!」



 お姉さんが家で荷物の整理をしてる際にあっさりと見つかり、意を決して話しかけたところ、長らくの相棒として苦楽を共に生きたそうだ・・・それこそ・・・お姉さんが先に逝くまで・・・



~いつかの時間~

「なぁ?お前の中身は・・・ほんとなんなんだろうね???」

主人あるじとも長い付き合いだけど、実は我にもわかってないんだよね・・・主人と先に出会ったのか、どの記憶の中で出会ったのか・・・もしかしたらお嬢と死に別れた後で、あの世界の主人の記憶と出会ったのか・・・今はもうわかんねぇっすね」

「俺も長く生きてしまったもんだなぁ・・・」
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