こんなスキルあったら・・・

ばふぉりん

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ちょうど二期も終わって

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 季節は秋の終わり頃

 めっきり野良猫も見かけなくなり、冬の足音が聞こえてきそうなズンズンズンズン・・・



「ん?」

 振り返るとそこには巨大な脚が人を車を踏みながら迫ってくる

「ふぇ?」

 変な声しか出ないよね?って言うかよく見たら踏まれた人は光の粒子?になって消えていく

「グロ耐性ないからグチャーじゃなくていいけど、これ何事?」

 考えてる時も脚は近付いてくる。そして踏まれそうになった瞬間

「危ない!」

 といって僕を突き飛ばした青年は光の粒子となって消え、僕は・・・




 もう片方の足に踏まれ光の粒子となったのだった





 そう脚は一対だった



 そして気がつくと辺りには見渡す限りの白い空間と人・・・人・・・これってもしかしてあの脚に踏まれた人たちなのかな?


「きみ!なんでここにいるの?確か僕が突き飛ばした子だよね?」

 そこには僕を突き飛ばして光の粒子になった青年が驚いた顔でいた

「その節はどうも、あの時はダメだーって思いましたが・・・」

「じゃぁなんで!ここに!」

「はい、突き飛ばされた先でもう片方の脚に踏まれてここに・・・なんかごめんなさい」

「あぁ、うん、それは・・・此方こそなんか悪いことしちゃったね。助かった!とおもったら踏まれたわけだし、踏まれる恐怖を二回味わった感じかな」

 実際痛みは感じなかったけど、踏まれそうになる恐怖は確かに二回ありました

「ソレよりもこの列はなんですか?結構か人数いますよね?」

「そうだな・・・あ、俺は六条、六条要蔵(十八)って言うんだ、この先がどうなってるかわからないけど、よろしく!」

「僕は大麦、大麦若葉(十五)といいます。何かの縁があったのですからよろしくお願いします」

 その後は何の実入りもない状況を待ちつつ、しばらくすると 

「なぁ?後ろの方見てたらさっきから人数が増えてないんだけど」

「そうなの?僕は見えてなかったけど・・・」

『静かにしろ!今から大事なことを伝える。
 お前達は我の管理する世界へ行ってもらう。
 向こうではスキルや魔法が存在し、当然悪魔や魔物も存在する。
 そして死んだら此方の世界に戻ることが・・・できるわけもなかろう?
 我はこの空間内しか一切の干渉ができぬ。この度は二億年分の魔力が溜まったので行使しておる。
 汝らは向こうの世界に“召喚”と言う形で呼び出される。
 我とて何の温情もなしに送りはせぬ、今から頭に浮かべてことをスキルとしてもっていくが良い。
 だが、それだけでは不安も残ろう、授かったスキルはここで二日間四十八時間の試験運用を許可するので、必死に励めよ
 この空間では空腹も眠気も感じぬ、何らかの怪我をしても即死でなければ数秒で完治する。
 それとやはりひとつでは心許ないであろう。無限収納と言うスキルは全員に与えよう!
 最後にここにいる皆は全員同じところに出る。ソレでは授かりたいスキルを思い描くがいい!』



 そして僕は頭にとあるワンシーンを思い描いてしまい

「ソレが汝のスキルか、励めよ!」

 定着したようだ・・・このスキル 



 そして列の前後数人でいつの間にかグループができてたようで、スキルの検証が始まっていた。
 遠くのグループからは大きな火球が飛び交ってたり、氷の山?あれ?車?懐かしいロボットまで見える・・・

「なんかすごいことになっちゃったね?六条さん」

「堅いなぁ、大麦くん。要蔵でいいよ?」

「いえ年上なんで・・・僕こそ若葉で


 その後色々検証して分かったのが、スキルは使用限界も使用回数もない。威力や範囲の調整は想った心の強さのようだった。そして魔法に関しては、なんと要蔵さんが願ったスキル“魔法創造”である。
 想った魔法を作れる。しかも他人に分け与えることができる。
 なんてチートな・・・と笑ったが、この魔法はスキルではないので、回数限界があり、レベルが上がってない状態では威力も頭打ちだった。
 レベルは僕の後ろにいた女の子が“究極鑑定”と言うものを願った結果、全てを鑑定することができるようになたそうである。
 そんなこんなで四十八時間後、何の前触れもなく僕らは召喚されたようで、砂漠のど真ん中に呼び出されたようだ。
 ただ、目の前には呼び出したであろう数人の人とその背後には十階建てのビルくらいはある塔やアラビアンナイトの様な建物他かなり裕福な国なのかな?といった印象を受ける物が目に見えた、さながら東京ドーム数個分かな?

「よくぞ我らの召喚に応じてくださった、異界の勇者どもよ!」

 ども?

「我らは度重なる魔王の襲撃に遭い国力も疲弊し周辺国家と協力し、此度の勇者召喚に一縷の望みをかけ・・・云々・・・」

 肥えてる・・・遠くでわかんないけど指輪だよね?なんか胡散臭いよね?

「ねぇ?要蔵さん、どう思う?」

「胡散臭いね?疲弊してるのに随分恰幅がいいし、最初の“ども”発言がそもそもね」

「同意です。そこで要蔵さんにお願いがあるんですが・・・」

「なんだい?・・ふむふむ・・なるほど・・・となると・・・」

 前方では演説が続き、前の方の人は呼びかけに賛同して騒いでる様だが、いかんせん召喚された人数が多すぎる。
 ざっと見繕っても千人はいるんじゃないか?
 もしこの人数が強力なスキル持ってたらソレこそ周辺国家を侵略したり滅ぼしたりできるんじゃなかろうか?
 だとしたらこの召喚は完全に

「ダメパターンだね?」

「「激しく同意」」

 究極鑑定の女の子は“香織“と名乗った。フルネームでなく頑なに”香織“と・・・


 そして演説が終わりそうなタイミングで僕らの足元の召喚の魔力の残滓が消え切る前に二人に協力してもらって

「要蔵さん!創造で心身能力を強化する魔法を作って僕と香織さんにフルブーストしてください!」
「香織さん!究極鑑定で敵意悪意のある人を割り出して!範囲は目の前の国家」

「「できた!いけるよ!」」


 ここにきて僕は初めてスキルを使った




「百倍返しだ!!」


 目の前で演説してた人はもちろん、最初に少人数だけ香織さんに鑑定してもらった結果は真黒で、ほとんどが職業“奴隷商人”だった。
 僕のスキルは基本的には“倍返し”である。受けたあらゆる事象現象を倍返しできるのだが、思いの込め方で三倍四倍と増やせることが判明したが、そのぶん精神的反動がきて、ソレでも足りない場合は肉体にも反動が来る、ザックリ言えばMPが足りなければHPで追加補充される感じである。
 なので要蔵さんに心身強化のっ魔法を作ってもらってブーストしたが、ギリギリ十倍がいけた感じである。
 そして事象は足元の召喚魔法陣の残滓次第であったが、何とか上手く行ったようだ。


 結果


 目の前で演説してた奴はもちろん、殆どの住人が消えた・・・

「どんだけ悪い国だったんだよ・・・香織さん?どんな人が残ってる?」

「そうね?基本奴隷だけね?奴隷以外は・・・犬とか猫ね・・・」

 なにソレ怖い!BAD  ENDしか見えてなかったってことか!

「要蔵さん。こんな結果になっちゃったけど・・・」

「仕方ないよ、撃たれる覚悟がないものは撃っちゃダメだよね?それに」

「「ん?」」

「直接召喚魔法を返されたって事はさ?あの白い空間に入ってないよね?その状態でニホンに飛ばされたんじゃ・・・向こうは向こうで大パニックだよね?」

「たしかに・・・剣と魔法の世界から剣と魔法が世界に召喚されたら・・・」

 そもそも魔法の発動媒体が体内によるものか体外外気によるものかは不明だけど、良い結果にはならないだろうね

「とりあえずここに居ても仕方が無いし、あそこに行ってみようよ」

「そうだね?戻れないっていってたし、衣食住確立しなきゃね」

「問題は鑑定でこの約千人の中にも悪意持ったやつは見つかったけど、今回の倍返しの効果はだから含まれなかったんだよね」

「そこは何かあってから考えようよ。別に僕らがリーダーになるわけでもないけど、この三人ではこれからも上手くやっていきたいと思うな」

 「じゃ行こうか!」「「うん!」」








 その頃地球では



「「「「「「「「「「何処だここは!?なにが起こった!?」」」」」」」」」」×・・・




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