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アポーツ
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「あなたはどんなスキルを望みますか?・・・わかりました。良い旅を」
しっかしラッキーだったよな。突然パトカーが光になって消えて、そのまま異世界に召喚ってことは、地球の方で捌かれないってことだからな・・・しかも女神?スキルくれるってんだからよ~。昔から手癖が悪くて、結局それが原因で捕まって・・・ってなところだったから、ついあんなスキルを望んじまったけど・・・「アポーツ」・・・
「わりと良かったのかも知んねぇな?」
俺のスキルは『アポーツ』視認できる範囲内の片手で持てる重量のものを引き寄せる力・・・
手癖が悪くて万引きやっては捕まって、大きいものを盗ろうとしたりもしたが、結局はコソ泥しかできなかったけど、この力でこの異世界なら・・・バレる心配はねぇしな!
「ん?なんであいつペットボトルなんざ・・・あれは!炭酸飲料か!なんで!?・・・いや・・・『アポーツ』こうすればいいんだよ!ヒャッハー!これは便利だぜ!」
それから俺は、欲しいものはスキルで手に入れ、ときどき見かける炭酸飲料や菓子の類もスキルで盗んで楽しくやってた。
しかし、あまりにやりすぎたのか警戒されて、しばらくの間は、配給される食事しか手に入らなかった
「クソッ!だれかがチクりやがったのか?でも、このスキルの事を知ってるのは俺だけだし・・・」
なんて考えてると唐突に「スキルがレベルアップしました。片手から両手で持てるサイズに変更されました」・・・ふぁ?今までは片手で持てる範囲だったのが、両手で持てるサイズだと?スキルってレベルアップするのか!?・・・しかし、両手で持てるサイズを引き寄せれても困るよな・・・
「もっとレベルアップすれば、他にも使い道が増えるかもしれねえな?って・・・ブツブツブツブツ・・・」
俺は考えた・・・学歴?そんなものは中卒だ!でも・・・なんでレベルが上がった?俺は他の奴のように狩りには参加してねぇ・・・ということはだ・・・使用回数か?実際は何回使ったかなんてカウントしてないけど、それしか理由が見当たらない・・・誰かに教えてもらうにしても、そうするとスキルがバレる…そうすると必然的に今までの盗みもバレる・・・それだけは回避しなくちゃな・・・
それから俺は何度も何度もスキルを使いまくった。
もちろん他の誰にもバレることなく、何度も、何度も、何度も・・・
「スキルレベルが上がりました。片手で持てるサイズのモノを視認できる範囲内に置くことが出来ます」
はぁ?置いてどうすんだよ?次だ次!
スキルで引き寄せる。置く。引き寄せる。置く。・・・・・
「スキルレベルが上がりました。両手で持てるサイズのモノを視認できる範囲内に置くことが出来ます」
・・・ハァァァァァ??意味わかんねぇだろ!
(しかし彼はわかっていなかった・・・両手で持てるサイズであって、重量ではないのだ。
そして視認できる範囲内に置く・・・これも、視認できる範囲・・・相手の頭上でも可能なのだ・・・つまり、到底持ち上げることは不可能な岩も、持てるサイズであれば、視認できる範囲内のモンスターの頭上や、走ってる最中の足元に、瞬時に置けるということを・・・しかも引き寄せるのも置くのも瞬時だから、逃走中のモンスターの足元に岩を置いて足止めして、すぐさま頭上から岩を何度も落とせる・・・あ、真の使い方はそうではなかった。
瞬間移動されてくるのであって、転移してくるわけではないのだ。どこかで聞いたことがある・・・
【速度×質量=威力】重量は両手で持てるサイズ・・・100kgとしても、問題は速度だ。視認できる範囲内を視認できない速度で飛んでいくのだ・・・仮にモンスターとの間が100mだったとして、モンスターの頭の向こう側に置こうとすれば、その途中にある頭は・・・よほどのことが無い限り即死だろう・・・)
「次だ次だ!まだレベルアップすればもっといいことが・・・
注)彼はその後スキルレベルが上がることはなく・・・自棄になってスキルを使った際に自爆して、その短い生涯を終えるのであった。。)
しっかしラッキーだったよな。突然パトカーが光になって消えて、そのまま異世界に召喚ってことは、地球の方で捌かれないってことだからな・・・しかも女神?スキルくれるってんだからよ~。昔から手癖が悪くて、結局それが原因で捕まって・・・ってなところだったから、ついあんなスキルを望んじまったけど・・・「アポーツ」・・・
「わりと良かったのかも知んねぇな?」
俺のスキルは『アポーツ』視認できる範囲内の片手で持てる重量のものを引き寄せる力・・・
手癖が悪くて万引きやっては捕まって、大きいものを盗ろうとしたりもしたが、結局はコソ泥しかできなかったけど、この力でこの異世界なら・・・バレる心配はねぇしな!
「ん?なんであいつペットボトルなんざ・・・あれは!炭酸飲料か!なんで!?・・・いや・・・『アポーツ』こうすればいいんだよ!ヒャッハー!これは便利だぜ!」
それから俺は、欲しいものはスキルで手に入れ、ときどき見かける炭酸飲料や菓子の類もスキルで盗んで楽しくやってた。
しかし、あまりにやりすぎたのか警戒されて、しばらくの間は、配給される食事しか手に入らなかった
「クソッ!だれかがチクりやがったのか?でも、このスキルの事を知ってるのは俺だけだし・・・」
なんて考えてると唐突に「スキルがレベルアップしました。片手から両手で持てるサイズに変更されました」・・・ふぁ?今までは片手で持てる範囲だったのが、両手で持てるサイズだと?スキルってレベルアップするのか!?・・・しかし、両手で持てるサイズを引き寄せれても困るよな・・・
「もっとレベルアップすれば、他にも使い道が増えるかもしれねえな?って・・・ブツブツブツブツ・・・」
俺は考えた・・・学歴?そんなものは中卒だ!でも・・・なんでレベルが上がった?俺は他の奴のように狩りには参加してねぇ・・・ということはだ・・・使用回数か?実際は何回使ったかなんてカウントしてないけど、それしか理由が見当たらない・・・誰かに教えてもらうにしても、そうするとスキルがバレる…そうすると必然的に今までの盗みもバレる・・・それだけは回避しなくちゃな・・・
それから俺は何度も何度もスキルを使いまくった。
もちろん他の誰にもバレることなく、何度も、何度も、何度も・・・
「スキルレベルが上がりました。片手で持てるサイズのモノを視認できる範囲内に置くことが出来ます」
はぁ?置いてどうすんだよ?次だ次!
スキルで引き寄せる。置く。引き寄せる。置く。・・・・・
「スキルレベルが上がりました。両手で持てるサイズのモノを視認できる範囲内に置くことが出来ます」
・・・ハァァァァァ??意味わかんねぇだろ!
(しかし彼はわかっていなかった・・・両手で持てるサイズであって、重量ではないのだ。
そして視認できる範囲内に置く・・・これも、視認できる範囲・・・相手の頭上でも可能なのだ・・・つまり、到底持ち上げることは不可能な岩も、持てるサイズであれば、視認できる範囲内のモンスターの頭上や、走ってる最中の足元に、瞬時に置けるということを・・・しかも引き寄せるのも置くのも瞬時だから、逃走中のモンスターの足元に岩を置いて足止めして、すぐさま頭上から岩を何度も落とせる・・・あ、真の使い方はそうではなかった。
瞬間移動されてくるのであって、転移してくるわけではないのだ。どこかで聞いたことがある・・・
【速度×質量=威力】重量は両手で持てるサイズ・・・100kgとしても、問題は速度だ。視認できる範囲内を視認できない速度で飛んでいくのだ・・・仮にモンスターとの間が100mだったとして、モンスターの頭の向こう側に置こうとすれば、その途中にある頭は・・・よほどのことが無い限り即死だろう・・・)
「次だ次だ!まだレベルアップすればもっといいことが・・・
注)彼はその後スキルレベルが上がることはなく・・・自棄になってスキルを使った際に自爆して、その短い生涯を終えるのであった。。)
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