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歩きながら
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「ある程度はカモフラージュすることもしなきゃな」
刃のみを単体で飛ばして攻撃する手段とするのはいいけど、問題は・・・投げる?
勝手に飛んでいくのはダメだよね・・・?
腰の短剣分の偽装とは別に、投げやすいように何枚かは・・・うん、右手甲に張り付けとけばいいか。こう・・・「射出!」みたいに?刃と獲物は『アポーツ』で回収すればいいし、何か言われたら『魔法』ですで、しらを切るかね。
「レムもハイビーストとかいう上位種になったけど、強化されたのは可愛さの他に何がある?」
種族の存在力がUPして、可愛さがUPって・・・いいんだけどさ
「腕を振るうと、斬撃が飛んでいくにゃ・・・こんな感じにゃ」
レムが森に向けて右手を外から内に薙ぐと、多分普通の人には見えない斬撃が飛んでいき、森の入り口の木を数本まとめて輪切りにしてた。ざっと4本の斬撃だったからね。
「すごいじゃないか!ただ、飛ばすときは人差し指だけを立てて、足元ぎりぎりを薙げば、狩りも簡単になると思うよ?」
4本の斬撃を飛ばしたら、獲物も人も輪切りだよ・・・魔物の素材とか考えると、あまりお勧めできないよね?もちろん、縦の斬撃でも、素材が面倒なことになりかねない。
「わかったにゃ!色々試してみるにゃ!」
「そうだね。獣人でも半獣化でも、獣化状態でも使えるようになってれば、色々安心だよ?レムはどの姿になってても可愛いから、心配なんだよ」
実際、獣化してじゃれてるときに斬撃が発生してしまい、危うく首と胴体がオサラバ!しそうになったけど、ハイヒューマンに進化してたから、かすり傷程度で済んだけど・・・うん、人って辞めてるね?
「さ~てそろそろ街も見えてきたし、前回のようなことは起こらない・・・よね・・・?」
はい、普通に門から入って、現在ギルドです。まだまだ低ランクの新人?冒険者ですが、一応どんな依頼があるのかとか、他の街から来ました的な事の報告しておいた方がいいかな~とおもって、来ました。
「ども、今日この街についた新人です。
しばらくはこの街で依頼をこなしつつ、気に入れば拠点にしようかと思ってるので、どうかよろしく願いします」
受付のお嬢さんはやさしく対応してくれて、レムの事を気に入ってくれた様子だった。勿論レムもね?
依頼は、採取系も討伐系も多種多様に揃ってて、大型の魔物の討伐依頼も張り出してあったが、常設依頼ということで、ゴブリンやオークなどの害獣?認定なのもあった。基本的にはそこまで目立たないように適度にこなしていくつもりだし、そもそもまだ登録したてだから・・って・・
「はい、カイザーさんとレムちゃんですね?港町のサブマスターさんから連絡が届いてますので、ちょっとお時間よろしいですか?」
対応してくれた受付のお嬢さんの背後から新たな刺客が現れて、奥の特別室にドナドナされました。
港町からここまで、かなりゆっくりのんびり歩いてたからなぁ・・・そりゃ情報のほうが先に到着してるってぇの。
「さて、私がこの街のギルドマスターなんだけど、二人はとても優秀らしいわね?あそこのサブマスターが太鼓判を押すくらいだし、何よりこの手紙の【決して怒らすな】って、普通は書かないわよ?
まぁ、何をしたかとは聞かないから安心して?もちろん、ここでの活動に問題が生じるような内容なら聞き出さないといけないけど、大丈夫よね?」
特にヤバいことはしてないんだけど・・・といっても、無理か。
両手落としてるもんな・・・
「HAHAHA勿論ですよ。あの時は感情的になって、若干制御できてなかったですが、今は訓練しながらこの街にきたので、大丈夫ですよ?
無駄に絡んでこなければ。ですが」
降りかかる火の粉は払うよ?それ以上に、レムに関しては全力全開で・・・対応したらだめなの分かってるから、極力周りを注意しながら、払うけどね?てことで、ちょっと聞いておこうかな?
「ということで、ちょっと聞きたいんですけど、ギルドマスター含めてこの街は俺の敵じゃないですよね?例えば、隣の部屋とか天井から見てる人たち・・・」
まぁ、どこの世界でも似たようなもんだよね?直接見るか、他の手段で見るか、ってのは
「あ~、私は反対したんだけどね?サブマスターが「アレは注意した方がいい!」なんて危機管理問題だ!とか言い出してね?無論、こうやってバレた限りは、サブマスターと見てた子たちにも何らかのペナルティを与えないとね?
サブマスターには、余計なことをして相手の心証を悪くしたペナルティを。
見られてることがバレた子たちは、一応このギルドで諜報系の道に進んでる子だから、訓練系のペナルティを課さないとね?」
諜報系がバレちゃダメだろ・・・ってか、俺の方が上だから、バレて当然なんだけどな。普通の奴なら十分だとおもうけど、今回の事で慢心せずに上昇していくなら、それもアリかな?
サブマスターは単にコイツ生意気!とかそんな程度だと思うけど、ギルドマスターという上の言うことを押し曲げてまでこう言った事をしたのは頂けないので、金銭的なペナルティをお願いしようかな。
「でしたら、サブマスターさんには俺がこの街で拠点を見つけるまでの間の生活費を担当してもらっていいですか?ここで月給の何割減とかじゃなく、それまでの生活費が後から請求される方が面白いかな?と思うんで」
別に盛大に飲み食いするわけじゃないよ?サブマスターがやらかしたという事実を街の皆に知らしめるという・・・嫌がらせだ。
「へぇ~、それは面白いわね?確かに減給しても、それは当人にしかわからない罰だけど、その方法なら周りにも示しが付くわね?それ採用!
ただし、あまり羽目を外したツケは付けないようにね?」
「そこはある程度信用してもらえれば・・・それに、あくまで拠点を見つけるまでなので、友好な関係を早めに構築して、優良物件がみつかれば、それだけ早く解放されるわけですから。
勿論、だからと言って下手に出たり、特別扱いはしてほしくないですけど」
そうなったら早々に他の街に行くだけ・・・って思ってたら、ギルドマスターさんもそれを察したらしく
「そうね、それはギルドにとっても街にとっても悪手でしかないものね?」
「それと、諜報系の方々は、今のままでも十分優秀と思うけど、服装にも気を付けた方がいいですよ?衣擦れの音が目立ってたので。今回のような待ち伏せで対応するときは、そうならないような服装を心がけるといいんじゃないですかね?こぉ・・・身体に張り付くような?」
この世界にゴムやタイツなどの伸縮素材があればいけど、無いなら無いで、考えた方がいと思うよ?
「そこまで・・・そうか、完敗だな。今後のテーマにするとしよう」
「それで、今日はもういいですか?宿を探さないといけないので」
「いや、迷惑もかけたから、こっちで探しておいたし、宿代は支払ってある。1週間分だけどね?勿論サブマスター払いに後で変えておこう」
わ~わるいかおしてるよこのおねーさん
スラっとしたスタイルに程よい胸部装甲・・・年齢的にはアラs「エルフという種族だ」ー・・・
「どうしてこの世界の奴は相手のセリフや思考に割り込みかけて突っこんでくるんだよ!」
「『この世界?』とはどういうことかしら?まるで他の世界から来たようないいか・・た・・だ・・け・・ど・・」
はい、おれちゃんヤラカシマシター
「HAHAHAHAHAHA」
「AHAHAHAHAHAHA」
「「・・・」」
「今日仕事が終わったら詫びも含めて、食事でもどうだね?新人君」
刃のみを単体で飛ばして攻撃する手段とするのはいいけど、問題は・・・投げる?
勝手に飛んでいくのはダメだよね・・・?
腰の短剣分の偽装とは別に、投げやすいように何枚かは・・・うん、右手甲に張り付けとけばいいか。こう・・・「射出!」みたいに?刃と獲物は『アポーツ』で回収すればいいし、何か言われたら『魔法』ですで、しらを切るかね。
「レムもハイビーストとかいう上位種になったけど、強化されたのは可愛さの他に何がある?」
種族の存在力がUPして、可愛さがUPって・・・いいんだけどさ
「腕を振るうと、斬撃が飛んでいくにゃ・・・こんな感じにゃ」
レムが森に向けて右手を外から内に薙ぐと、多分普通の人には見えない斬撃が飛んでいき、森の入り口の木を数本まとめて輪切りにしてた。ざっと4本の斬撃だったからね。
「すごいじゃないか!ただ、飛ばすときは人差し指だけを立てて、足元ぎりぎりを薙げば、狩りも簡単になると思うよ?」
4本の斬撃を飛ばしたら、獲物も人も輪切りだよ・・・魔物の素材とか考えると、あまりお勧めできないよね?もちろん、縦の斬撃でも、素材が面倒なことになりかねない。
「わかったにゃ!色々試してみるにゃ!」
「そうだね。獣人でも半獣化でも、獣化状態でも使えるようになってれば、色々安心だよ?レムはどの姿になってても可愛いから、心配なんだよ」
実際、獣化してじゃれてるときに斬撃が発生してしまい、危うく首と胴体がオサラバ!しそうになったけど、ハイヒューマンに進化してたから、かすり傷程度で済んだけど・・・うん、人って辞めてるね?
「さ~てそろそろ街も見えてきたし、前回のようなことは起こらない・・・よね・・・?」
はい、普通に門から入って、現在ギルドです。まだまだ低ランクの新人?冒険者ですが、一応どんな依頼があるのかとか、他の街から来ました的な事の報告しておいた方がいいかな~とおもって、来ました。
「ども、今日この街についた新人です。
しばらくはこの街で依頼をこなしつつ、気に入れば拠点にしようかと思ってるので、どうかよろしく願いします」
受付のお嬢さんはやさしく対応してくれて、レムの事を気に入ってくれた様子だった。勿論レムもね?
依頼は、採取系も討伐系も多種多様に揃ってて、大型の魔物の討伐依頼も張り出してあったが、常設依頼ということで、ゴブリンやオークなどの害獣?認定なのもあった。基本的にはそこまで目立たないように適度にこなしていくつもりだし、そもそもまだ登録したてだから・・って・・
「はい、カイザーさんとレムちゃんですね?港町のサブマスターさんから連絡が届いてますので、ちょっとお時間よろしいですか?」
対応してくれた受付のお嬢さんの背後から新たな刺客が現れて、奥の特別室にドナドナされました。
港町からここまで、かなりゆっくりのんびり歩いてたからなぁ・・・そりゃ情報のほうが先に到着してるってぇの。
「さて、私がこの街のギルドマスターなんだけど、二人はとても優秀らしいわね?あそこのサブマスターが太鼓判を押すくらいだし、何よりこの手紙の【決して怒らすな】って、普通は書かないわよ?
まぁ、何をしたかとは聞かないから安心して?もちろん、ここでの活動に問題が生じるような内容なら聞き出さないといけないけど、大丈夫よね?」
特にヤバいことはしてないんだけど・・・といっても、無理か。
両手落としてるもんな・・・
「HAHAHA勿論ですよ。あの時は感情的になって、若干制御できてなかったですが、今は訓練しながらこの街にきたので、大丈夫ですよ?
無駄に絡んでこなければ。ですが」
降りかかる火の粉は払うよ?それ以上に、レムに関しては全力全開で・・・対応したらだめなの分かってるから、極力周りを注意しながら、払うけどね?てことで、ちょっと聞いておこうかな?
「ということで、ちょっと聞きたいんですけど、ギルドマスター含めてこの街は俺の敵じゃないですよね?例えば、隣の部屋とか天井から見てる人たち・・・」
まぁ、どこの世界でも似たようなもんだよね?直接見るか、他の手段で見るか、ってのは
「あ~、私は反対したんだけどね?サブマスターが「アレは注意した方がいい!」なんて危機管理問題だ!とか言い出してね?無論、こうやってバレた限りは、サブマスターと見てた子たちにも何らかのペナルティを与えないとね?
サブマスターには、余計なことをして相手の心証を悪くしたペナルティを。
見られてることがバレた子たちは、一応このギルドで諜報系の道に進んでる子だから、訓練系のペナルティを課さないとね?」
諜報系がバレちゃダメだろ・・・ってか、俺の方が上だから、バレて当然なんだけどな。普通の奴なら十分だとおもうけど、今回の事で慢心せずに上昇していくなら、それもアリかな?
サブマスターは単にコイツ生意気!とかそんな程度だと思うけど、ギルドマスターという上の言うことを押し曲げてまでこう言った事をしたのは頂けないので、金銭的なペナルティをお願いしようかな。
「でしたら、サブマスターさんには俺がこの街で拠点を見つけるまでの間の生活費を担当してもらっていいですか?ここで月給の何割減とかじゃなく、それまでの生活費が後から請求される方が面白いかな?と思うんで」
別に盛大に飲み食いするわけじゃないよ?サブマスターがやらかしたという事実を街の皆に知らしめるという・・・嫌がらせだ。
「へぇ~、それは面白いわね?確かに減給しても、それは当人にしかわからない罰だけど、その方法なら周りにも示しが付くわね?それ採用!
ただし、あまり羽目を外したツケは付けないようにね?」
「そこはある程度信用してもらえれば・・・それに、あくまで拠点を見つけるまでなので、友好な関係を早めに構築して、優良物件がみつかれば、それだけ早く解放されるわけですから。
勿論、だからと言って下手に出たり、特別扱いはしてほしくないですけど」
そうなったら早々に他の街に行くだけ・・・って思ってたら、ギルドマスターさんもそれを察したらしく
「そうね、それはギルドにとっても街にとっても悪手でしかないものね?」
「それと、諜報系の方々は、今のままでも十分優秀と思うけど、服装にも気を付けた方がいいですよ?衣擦れの音が目立ってたので。今回のような待ち伏せで対応するときは、そうならないような服装を心がけるといいんじゃないですかね?こぉ・・・身体に張り付くような?」
この世界にゴムやタイツなどの伸縮素材があればいけど、無いなら無いで、考えた方がいと思うよ?
「そこまで・・・そうか、完敗だな。今後のテーマにするとしよう」
「それで、今日はもういいですか?宿を探さないといけないので」
「いや、迷惑もかけたから、こっちで探しておいたし、宿代は支払ってある。1週間分だけどね?勿論サブマスター払いに後で変えておこう」
わ~わるいかおしてるよこのおねーさん
スラっとしたスタイルに程よい胸部装甲・・・年齢的にはアラs「エルフという種族だ」ー・・・
「どうしてこの世界の奴は相手のセリフや思考に割り込みかけて突っこんでくるんだよ!」
「『この世界?』とはどういうことかしら?まるで他の世界から来たようないいか・・た・・だ・・け・・ど・・」
はい、おれちゃんヤラカシマシター
「HAHAHAHAHAHA」
「AHAHAHAHAHAHA」
「「・・・」」
「今日仕事が終わったら詫びも含めて、食事でもどうだね?新人君」
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