念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜

ばふぉりん

文字の大きさ
62 / 124

姫様?

しおりを挟む
「な、何を言ってるのかしら?」

「そこで吃ったり噛んじゃダメでしょ・・・」

「・・・」

「先ほども言いましたが俺は規格外の存在です。召喚されたと言いましたが、実際は2度目の召喚でして・・・種族が人間辞めちゃってるようなんですよね?なので、『鑑定眼』で相手の詳細も見えるんですよ・・・女性を勝手に鑑定するのは失礼とは思ったのですが、危険察知スキルが誤作動してちゃいました。すみません」

 ギルドマスターさんのスキルや称号の他に【第二王女】の文字が見えちゃってね・・・

「別に吹聴するつもりもないので、ご安心を。ただ、隣国の扱いがあまりにもひどかったので・・・このままではこの国も戦火に飲まれて、無用の血が流れると思いましてね?
 あぁ、隣国の国力的な血は別に流れても何の気にもなりませんので」

 姫様は考えています・・・この男(俺)がどこまで信用でき、利用できるかを

「とりあえず今日はこれで帰ります。また明日来ますので、それまでにどうするか考えておいてもらえますか?
 別に『干渉するな』ってことでしたら、一切干渉しませんし、『手助け』をお願いされたら、多少の手助けはしますよ?
 寧ろ『お前も敵か!?』ってなったら、この世界から二つの国が物理的に消滅するだけですけどね?」

 脅してないよ?多少のさっきが漏れたかもしれないけど・・・うん、さすがはギルドマスターを名乗ってるね?ギリギリ漏れてない。

「それじゃぁまた明日来ますんで」

 ホールに降りたらまだ呑み食いは終わってなかったけど、半数以上が・・・殺気に充てられて・・・無惨なことになってた。

「今のは兄ちゃんか?」

「ちょっとだけ殺気が漏れちゃったようですみません」

「いや、久々に耐え応えがあって、楽しめたぞ。こいつらは自分たちの未熟さを再認識できてると思うから、この後のフォローは任せろ」

 あれが一流の冒険者か・・・見事だな

「それじゃぁよろしくお願いします。肉は・・・少なくなってるのでこいつもどうぞ」

 ボア肉(解体済)を追加で出してからギルドを後にした


   『転移』

 さて、夜まで時間あるし、もう2人の様子を見てこようかな・・・

「ウワー・・・テンプレっちゃたテンプレだけどさ・・・」

 2人の男子高校生は見事に・・・

「ハニートラップか?酒池肉林?元々あの2人をナンパしに言ってただけあって、こうも予想通りだとね・・・」

 一応鑑定してみたら、2人とも【勇者】の称号はあったけど、まだレベル1で基本ステータスこそこの国最強値だったが、【脳衰】(考えることが困難になる)・・・もうそのまま腹上死したほうが世のため人のためだよ・・・でも、一応じーちゃんに日本での立ち位置を確認してからだね。万が一偉い人の息子だったりしたら・・・知らんが

   『転移』


「ただいま~」

 一応転移する際は個室に座標を決めて転移するようにしている。庭とかでもいいんだけど、万が一誰かがいて座標が重なっちゃうと・・・ね?

「「・・・」」

「・・・『転移』」

 まてまて!あの部屋は転移専用部屋ってことにしてたんだが・・・

「そうか・・・普段みんなで一緒に転移するから本当は必要のないことなんだけど、部屋に【入室禁止】とか書いて、鍵つけとかなきゃ意味ないよね?」

 そうです。いつも通りの場所に転移で帰ってきたんですが、女子高生が洗って乾いた制服に・・・着替えてる最中でした。俺は無実だぁぁぁぁぁぁぁ



「先程はすみませんでした」

「「いえ、拙いものをお見せしてこちらこそ・・・」」

 ん?眼福でしたよ?2人ともそのままモデルでも通用するようなスタイルで・・・ゲフンゲフン

「いや・・なんといPrrrrrPrrrrrうか・・・スマホか・・・もしもし?」

「カイザー?こっちの女子会はさっき自由時間になったので、久しぶりに家に帰って4人で休みたいのじゃが・・・ん?誰ぞどるのか?」

 マテ!なんで電話口で気配察知できてるんだよ!

「あぁちょっとね?」

「・・・今からワシらを迎えに来い!そうしたら何も言わないでおこう」

「・・・はい。
 ちょっと迎えに行くことになったから、2人はそのまま寛いでてね?」

 なんだろう・・・背中に嫌な汗が・・・『転移』



「早かったの?」
「カイザー?どうした?」
「カイにゃー?女の子の匂いがする」

 3人はなぜか定位置に来ず、人型のまま俺にしがみついてきて

 「・・・まぁ転移するね?」


 そして現在、絶賛女子会(若い?)が開催されております。

「そういえばお兄さんの名前知らなかったけど、カイザーって呼ばれてるんだ・・・」

「それにしても美幼女3人にしがみつかれて戻ってきた時は何事かと思ったよ」

「相変わらずカイザーは女子・・・しかも美人と遭遇する確率が高いのぉ」

「1回くらいは何事もなく戻って来れんのか・・・」

「カイにゃーはわたちの!」

「「・・・ロリコン?」」

「ロリコンは全力否定するけど、レムは俺の嫁で間違いないからな!」

((((;゚Д゚)))))))<この人です
:(;゙゚'ω゚'):<おまわりさーん


しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜

仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。 森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。 その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。 これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語 今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ! 競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。 まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

身寄りのない少女を引き取ったら有能すぎて困る(困らない)

長根 志遥
ファンタジー
命令を受けて自らを暗殺に来た、身寄りのない不思議な少女エミリスを引き取ることにした伯爵家四男のアティアス。 彼女は彼と旅に出るため魔法の練習を始めると、才能を一気に開花させる。 他人と違う容姿と、底なしの胃袋、そして絶大な魔力。メイドだった彼女は家事も万能。 超有能物件に見えて、実は時々へっぽこな彼女は、様々な事件に巻き込まれつつも彼の役に立とうと奮闘する。 そして、伯爵家領地を巡る争いの果てに、彼女は自分が何者なのかを知る――。 ◆ 「……って、そんなに堅苦しく書いても誰も読んでくれませんよ? アティアス様ー」 「あらすじってそういうもんだろ?」 「ダメです! ここはもっとシンプルに書かないと本編を読んでくれません!」 「じゃあ、エミーならどんな感じで書くんだ?」 「……そうですねぇ。これはアティアス様が私とイチャイチャしながら、事件を強引に力で解決していくってお話ですよ、みなさん」 「ストレートすぎだろ、それ……」 「分かりやすくていいじゃないですかー。不幸な生い立ちの私が幸せになるところを、是非是非読んでみてくださいね(はーと)」 ◆HOTランキング最高2位、お気に入り1400↑ ありがとうございます!

ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス

於田縫紀
ファンタジー
 雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。  場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました

白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。 そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。 王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。 しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。 突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。 スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。 王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。 そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。 Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。 スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが―― なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。 スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。 スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。 この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...