念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜

ばふぉりん

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魔道具

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「それで?さっきのは俺じゃなかったら即死か怪我どころじゃ済まない速度だったよな?」

 2mの巨体を片手で持ち上げつつ説教タイムに突入!

「ギルマスからの紹介ならあの程度は対応できる人材しか来ないから、安心して?それに、時々ギルマスからの紹介だって新人がいるから、それの見せしめも兼ねてね?」

「それ謀りの方だったら、殺人事件じゃないか!」

「・・・テヘペロ」

「2mのガチムキスキンヘッド(装備品はビキニパンツと蝶ネクタイ)がテヘペロすんじゃねぇぇぇぇ!しかもテメエ今もまだ絶賛アイアンクロー真っ最中だろうが!よっしわかった、潰れたトマトみたいな顔になりたいようだな・・・」

 少しずつ力を込めると骨が軋みだし

「ギブ!ギブ!」

「ギブミーチョコレート?」

「ノーノー!」

「脳みそパーン?」

「ごめんなさい!私が全面的に悪かったから許して!離して!無料でなんでも教えてあげるから!私のスルーサ「大丈夫、痛みを感じる前にパーンするから」イズ・・・ごめんなさい!ゴメンナサイ!ゴベ・・・・」

 失禁して気絶したので、そのまま手を離すと・・・ベチャ・・・水溜りの上に落ちて・・・

「起きるまで待つか・・・さて・・・」

 オッサンが気絶から回復して、自分の現状を把握すると、ビキニパンツの中から取り出した1mのステッキを構えて持ち手がわのボタンを押すと

「さっきまで自分の汚水で汚れてた筈なのに・・・キレイになった?戦場の魔道具か?」

「洗浄よ!マッタク・・・戦場の魔道具なんて物騒ね・・・私は平和的なものしか作らないの!」

 お前の見た目がすでに即死級だけどな?

「まぁいい、で?魔道具の作り方は教えてもらえるのかな?」

 基本的なものを教えて貰えば、あとはなんとかなるかもしれないし、何より作りたいものは1個だけなので、秘密厳守ならでもよかったんだけど、悪用されたら目も当てられないからね?

「OK、ギルマスのしょうかいでこんな辱めを受けたんじゃ、断れないわね。作り方は基本から応用までなんでも教えてあげる。女に二言はないわ」

「・・・四露死苦お願いします。師匠」

 そうして強烈な出会いから始まった勉強会は数日に及び、簡単な魔道具の作り方からその応用品、最初から作りたかった魔道具と、その過程で出来上がった様々な副産物も含めると、かなりの数になっていた。

「・・・貴方何者なの?実際、貴方に教えた基礎だけでも通常なら数ヶ月かかるのよ?ましてや応用なんて・・・数年・・・十数年は必要なのに・・・」

 あれだ。魔法言語的なものを覚えて、材料にそれを書き込んで、燃料の魔石を配置する・・・日本じゃよく見かけるよね?材質が違うだけで。後は意味合いの関係でを使ってみたらあ~ら不思議、色々短縮できちゃったじゃあ~りませんか!実際、魔法言語よりも漢字の方が意味も使い方も理解できてるからね?

「師匠!副産的にできた魔道具は自由にしてくれて構いませんよ?俺の方でもさらに改良して使うので。別に版権やらの主張はしないので」

 魔石を燃料に四角い板から火が出る魔道具・・・魔石コンロ?
 筒の底に仕込んだ魔石から滲み出てくる水・・・魔石ポット?
 同じく筒の中の魔石が光る・・・魔石ライト?
 どれもこれも魔石の交換もしくは魔石に魔力の注入という形で補給して使う簡易的なものだが、師匠の手元に残したのは魔法言語バージョンで、俺の手元にあるのは漢字バージョンだから、火力調整もお手の物だし、水筒に関しては冷温切り替え可能だ。ライトなんて・・・照射範囲の調節や威力(マテ)・・・レーザーポインター状態で数秒あれば発火可能な威力にも調整可能だ!

「つい面白くなってやり過ぎた感はあるけど、目的のものが作れたコトに大満足だ。何を作ったって?実際に試してみてはいないんだけど、きっとうまくいくし、うまくいかなくて改良点が見つかればその都度作り直してみればいいだけだしね?」

 とりあえずギルドに挨拶に行っとくかな

「すみませ~ん。カイザーと言いますが、ギルドマスターさんいる~?」

 今度はすんなり部屋に通された

「まったく・・・とんだ変人を紹介してくれましたね・・・俺じゃなかったら死んでましたよ?」

「・・・何したの?」

「あんなハゲマッチョの変態紹介しといて・・・殺人タックルまでされたけど返り討ちにできてほんとよかったよ!」

 ギルドマスターさんは青い顔をして金魚のように口をパクパクしてるんだけど・・・どしたの?

「まさか・・・あそこに行ったの?」

「はぁ?アンタの紹介だろ!?」

「・・・私が教えたのはその変態の家の隣のの店よ!?とても人格者で周りの住人にも慕われてて・・・寧ろ、よくあの変態のところで物を教われたわね?」

 ????

「マテ、あのマッチョも魔道具作れたぞ?」

「そりゃそうよ。昔は父親に師事して勉強して、立派な二代目だ・・・って、後はお嫁さんだけだね?って周りも言ってたのに・・・どこで何を間違えたのかあんな風に・・・」

「・・・」

「変なもの作ってないでしょうね?」

「・・・すみません」

「はぁぁぁぁ?なにやらかしたの???」

「いえ、革新的な魔道具を数点発明しました・・・近いうちに売りに出すと言ってました・・・」

「・・・」

「冒険者によく売れる品だと思います・・・」

 ギルドマスターさんにどんな魔道具かを説明して、明日にでも店に行くことを勧めておいた。

 これは後日談だが、例の魔道具は売れに売れて、冒険者から一般家庭や貴族、王族にも知れ渡り・・・革命者として有名になったそうだ。そして、あんなのと結婚する馬鹿がでて・・・今は親子で仲良く魔道具作りに精を出し、幸せに暮らしてる。
 
「孫はまだか?」

 父親も受け入れ、今は親子3人だそうだ・・・どんな馬鹿が来たかって?


~それから~

「師匠!随分経ちましたが、懐かしくなって挨拶に来ました!」

「おぉ、お前か。お前には感謝してみしきれないな。あれが原因で今の生活になったんだからな」

 あの時の肉体は今は見る影もなく、今は骨と皮と最低限の筋肉とたくさんの子供たちに囲まれた好々爺だ。俺が彼を師匠と呼ぶのを不思議がる子供たちもいるが、師匠もその奥さんも気にする様子はない・・・そう、例の結婚相手はギルドマスターさんだった・・・何があったかは聞いてないけど、昔馴染みだったらしいが・・・随分と幸せだったんだろう

「しかしお前は全くあの時のままだな・・・魔道具か?」

「ハハハ。そんな魔道具はありませんし、あってもには余りますよ」

 今も俺の隣には黒髪の女の子が寄り添い、他にも・・・

「なんじゃ、一夫多妻とはいえ、それではハーレムじゃないか・・・いや、王と臣下か?なんにしても、幸せそうじゃないか・・・わしもこれだけの宝とお前に見守られながら逝けるのは・・・しあ・・わ・せ・・・」

「師匠の魂は引き継がれ、永劫見守られていきます。俺も・・・忘れませんから・・・彼の地で・・・この子等を・・・」 

「カイザー・・・ありがと・・う・ね・・・」

 その様子に安心したのか元ギルドマスターさんも旅立った・・・

「俺は・・・2人のことを決して忘れません。その名も、その生き様も、忘れることはできないでしょう・・・ありがとう師匠。あの時の魔道具は・・・」

 俺は彼等の子や孫に礼と挨拶をし、静かに転移をしてその場を去った

「こんなことを願う立場でも資格もないけど、神様・・・この2人をお願いします」

「カイにゃー?」

「いつまでも一緒だよ?」

「はいにゃ!」
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