異世界召喚〜転移前にスキルの検証させてもらえますか?三十年くらい〜

ばふぉりん

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腐りきった村

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 スーからの報告?を聞いたボクは、呆れて何も言えなかった

「野盗の斥候?貧乏くさい?下心満載で衛兵を呼ぶ?スベチャ?」

 どうにもこの村は根腐れを起こしてるようだ・・・門番のレナードさんは・・・最後の希望かな?

「そっか・・・スーも大変だったんだな・・・」

 そう言ってトールとスーの頭を両手で抱き寄せ、しばらくじっとしてた

(ショウ君・・・ギルドで何もできなかったのに・・・ありがとう)

(ショウ君・・・与えられた仕事もできなかったのに・・・それには一切触れずに・・・私・・・)

 そうこうしてるとリルが肩に乗ってきて

「あるじ?悲しいの?トールとスーも悲しいの?あの村がみんなになにかしたの?あ の む ら があがっっg!」

 リル?

「アルジタチヲクルシメタヤツラユルセナイ」

 リルさん?

「トールトスーノエガオカエセ!」

「リルちゃん?」

「リル?ちょっと待て」

「gryuyuuuuu」

 様子がおかしいな・・・【鑑定】・・・ぉぃぉぃ・・・なんだよそのNew【魔狼の因子】って・・・

「リル!それ以上はダメだ!」

 しかし遅かった。リルはその小さな体を宙に投げ出し、前方回転をしながら降下していき、その途中で徐々にその体躯を巨大化させていき・・・着地する頃には全長20m位のの巨狼へと姿を変え

「gruuuuuuuuuu」

 着地の余波で足元の瓦礫は吹き飛び、唸り声は周囲にソニックウェーブのように広がり、まだ無事だった家々を倒壊させ、近くにいた村人達は・・・うん、今この場で気絶できたのは幸運だったと思うよ・・・ナム

「ショウ君!リルちゃんはどうしたの!?」

 トールが聞いてくる

「ショウ君!あれ本当にリルちゃんなの?」

 スーも・・・

「間違いないね・・・最初リル達と出会った時に、結構大きなコロニーだと思ったし、ほら・・・なんて称号を持った配下がいる時点で、リルママが現王で、リルが・・・なんて思ってたけど、今回の感情の爆発で【魔狼の因子】ってのが発芽したようでね・・・これはしばらく・・・してようか」

「「え?」」

 てっきり止めると思ってた2人に

「リルも・・・色々溜まってたみたいだし、ここらで発散させた方が、今後のためにもいいんじゃないかな?」

「「・・・」」

 2人若干引いてるけど

「そうですね。こんな村よりも、リルちゃんの心が大事です」

「あんな村なくなってもいいよ!それよりもリルちゃん・・・元の大きさになるかな?」

 2人とも・・・あっさりと村を見限ったね・・・そりゃそうだろうけどさ
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