331 / 592
第八章:ほんの僅かの前進
第九十四話:次は魔王を吹き飛ばそうかと思って
しおりを挟む
「はぁ、はぁ、あと、3周……」
アルカナウィンド王城外周、アリエルは久しぶりに時間を作っては走り込みをしていた。
それはまるで仲間を心配させた戒めの様に、いつものトレーニング距離の1.5倍程の周回数を設定していた。
「ほら、無理しないでアリエル様。この後はまだ公務があるんですから」
もちろん、それにライラは付き合っている。平然とした顔で、何かを確認する様にパンチを繰り出しながら走っている。
彼女の設定距離はアリエルの更に3倍。背中には重石の入った巨大なリュックを背追い、手足にも重しを付けている。
アリエルが疲れた後はそのリュックに彼女を詰め込み、そのまま走り続けるというのがいつもの練習風景だ。
「はぁ、ライラは、なに、やってるの?」
ライラのパンチの繰り出し方がいつもの素早いものではなく、アリエルでも避けられるだろうほどにゆっくりなのを見て、ついそんな疑問が湧いてくる。
「私は技術の改良です。この間、エリーにすんなり負けてしまいましたから」
アリエルの方を軽く確認しながら、ライラは続ける。
「時雨、りゅ、完成したんじゃ、ないの?」
「そのつもりだったんですけど、やっぱり正当後継者はまた違いましたね。力に頼らない技術。あらゆる魔物を正面からぶちのめすことだけを磨いて来た私は、ああいうのに弱いみたいです」
エリーとも、何度も何でも有りの試合を行ってきた。今のところは勝ち越しているものの、毎回良い勝負になる彼女をライラは以前から意識していた。手段を選ばないナディアともまた違う、一見無駄に見える無駄の無い技術の数々。
その根幹を、今回の素手での試合で見たように思ったライラは、彼女のその技術を少しでも取り入れたいと考えていた。
「えりーの、わざ、たしかに、力、入ってなかったはぁ」
限界まで走り込んだ状態で喋ったのが止めだったのだろう。
アリエルは力なく崩れ落ちると、隣のライラに抱きとめられる。
これもまた、よくある光景だった。
もっとも、今回のアリエルは限界を超えるほどに走り込んでいた為、一瞬意識が薄れた様だった。
最早立つこともままならない程に疲労している。
「お疲れ様。ほら、中に入って。力を効率的に伝える。確かにレイン様の技術の根本はそれでした。だから、私のはその表面だけをなぞった似非時雨流といったところだったみたい」
そんなアリエルをリュックに詰め込みながら、いつもの様に少しだけその疲労を肩代わりする。
彼女が完全に回復するほどではなく、再び寝込まない程度に。
心労を肩代わりは出来ないが、肉体的な疲労ならばライラが引き受けることは容易い。
「はぁ、はぁ、はぁあ、どうするの?」
なんとか話せる程度に回復したアリエルはそう問う。
ライラがやっているスローな形に、何か意味があるのではと。
「より強烈な一撃を放てる様に努力します」
すると、返って来たのはそんな言葉だった。
「ええ……?」
思わず聞き返す。
この間の試合では、その強烈な一撃を逆手に取られて押さえ込まれたはずだ。
それでも、困った顔のアリエルに、ライラは少しだけ上がった息でこう返す。
「いや、そんな脳筋なだけの戦い方を少しだけ卒業するんです」
「具体的には?」
「反射をほんの少しだけ遅らせて、より奥深くまでその力を浸透させようかと」
今までは触れた力をそのまま跳ね返していた。すると、彼女の拳が当たった場所は表面から弾け飛んでいく。その威力だけでも凄まじい。
それを遅らせれば表面に伝わるダメージはライラにも伝わり分散されるが、代わりに内部から弾ける。
そうしたい、ということらしい。
「今でもタイタン吹き飛ばすのに?」
「次は魔王を吹き飛ばそうかと思って」
「脳筋……」
そんな感想を思わず抱いてしまうけれど、ライラのスローな形からは今までよりも力が抜けていた。
「はは、冗談ですよ。やろうとしてることはそういうことですけど、あの二人に勝つには今のままじゃ一生無理。エリーはムラがあるけれど、すぐに完全に抜かれちゃう。格闘専門は私だけなんだから、せめてその分野では最強でないと」
この間の試合を、ライラは悔しがっていた。
表面的には平然としていたが、実は泣きたいほどに悔しがっていたことを、アリエルは知っている。
「ライラの今までがそもそもカウンターの一撃だったよね。エリーはそれに更なるカウンターを合わせた、で、合ってる?」
その敗因を、アリエルもまた、しっかりと見ていた。
「はい。反射に頼り過ぎてた私も悪いんですが、あの動きはまるでレイン様の様な……。それに追いつく為に、しばらく反射は封印して戦おうと思います」
「そっか。……下ろして、妾もまだ走る」
そう言うライラに感銘を受けたアリエルは、決意を新たにする様に言う。
戒めから、決意の表情で。今までより輝かしい顔で。
「だめ。これ以上は許しません」
「むー」
しかし、もちろんそんな許可がライラから降りるわけはない。
アリエルは顔をふくらませながら、仕方ないという表情。
「倒れるまで走れば十分を超えてます。あなたは堂々と指揮を取るのが役目なんです」
「仕方ないな、分かったよ」
「また今回の様にアリエル様には隠すこともあるかもしれませんし、時には大変な決断をすることもあると思いますが、みんなアリエルちゃんの味方ですから、それだけは覚えておいてくださいね」
「うん。頑張るね」
アルカナウィンドの二人は、今日もそうして頑張っていた。
アルカナウィンド王城外周、アリエルは久しぶりに時間を作っては走り込みをしていた。
それはまるで仲間を心配させた戒めの様に、いつものトレーニング距離の1.5倍程の周回数を設定していた。
「ほら、無理しないでアリエル様。この後はまだ公務があるんですから」
もちろん、それにライラは付き合っている。平然とした顔で、何かを確認する様にパンチを繰り出しながら走っている。
彼女の設定距離はアリエルの更に3倍。背中には重石の入った巨大なリュックを背追い、手足にも重しを付けている。
アリエルが疲れた後はそのリュックに彼女を詰め込み、そのまま走り続けるというのがいつもの練習風景だ。
「はぁ、ライラは、なに、やってるの?」
ライラのパンチの繰り出し方がいつもの素早いものではなく、アリエルでも避けられるだろうほどにゆっくりなのを見て、ついそんな疑問が湧いてくる。
「私は技術の改良です。この間、エリーにすんなり負けてしまいましたから」
アリエルの方を軽く確認しながら、ライラは続ける。
「時雨、りゅ、完成したんじゃ、ないの?」
「そのつもりだったんですけど、やっぱり正当後継者はまた違いましたね。力に頼らない技術。あらゆる魔物を正面からぶちのめすことだけを磨いて来た私は、ああいうのに弱いみたいです」
エリーとも、何度も何でも有りの試合を行ってきた。今のところは勝ち越しているものの、毎回良い勝負になる彼女をライラは以前から意識していた。手段を選ばないナディアともまた違う、一見無駄に見える無駄の無い技術の数々。
その根幹を、今回の素手での試合で見たように思ったライラは、彼女のその技術を少しでも取り入れたいと考えていた。
「えりーの、わざ、たしかに、力、入ってなかったはぁ」
限界まで走り込んだ状態で喋ったのが止めだったのだろう。
アリエルは力なく崩れ落ちると、隣のライラに抱きとめられる。
これもまた、よくある光景だった。
もっとも、今回のアリエルは限界を超えるほどに走り込んでいた為、一瞬意識が薄れた様だった。
最早立つこともままならない程に疲労している。
「お疲れ様。ほら、中に入って。力を効率的に伝える。確かにレイン様の技術の根本はそれでした。だから、私のはその表面だけをなぞった似非時雨流といったところだったみたい」
そんなアリエルをリュックに詰め込みながら、いつもの様に少しだけその疲労を肩代わりする。
彼女が完全に回復するほどではなく、再び寝込まない程度に。
心労を肩代わりは出来ないが、肉体的な疲労ならばライラが引き受けることは容易い。
「はぁ、はぁ、はぁあ、どうするの?」
なんとか話せる程度に回復したアリエルはそう問う。
ライラがやっているスローな形に、何か意味があるのではと。
「より強烈な一撃を放てる様に努力します」
すると、返って来たのはそんな言葉だった。
「ええ……?」
思わず聞き返す。
この間の試合では、その強烈な一撃を逆手に取られて押さえ込まれたはずだ。
それでも、困った顔のアリエルに、ライラは少しだけ上がった息でこう返す。
「いや、そんな脳筋なだけの戦い方を少しだけ卒業するんです」
「具体的には?」
「反射をほんの少しだけ遅らせて、より奥深くまでその力を浸透させようかと」
今までは触れた力をそのまま跳ね返していた。すると、彼女の拳が当たった場所は表面から弾け飛んでいく。その威力だけでも凄まじい。
それを遅らせれば表面に伝わるダメージはライラにも伝わり分散されるが、代わりに内部から弾ける。
そうしたい、ということらしい。
「今でもタイタン吹き飛ばすのに?」
「次は魔王を吹き飛ばそうかと思って」
「脳筋……」
そんな感想を思わず抱いてしまうけれど、ライラのスローな形からは今までよりも力が抜けていた。
「はは、冗談ですよ。やろうとしてることはそういうことですけど、あの二人に勝つには今のままじゃ一生無理。エリーはムラがあるけれど、すぐに完全に抜かれちゃう。格闘専門は私だけなんだから、せめてその分野では最強でないと」
この間の試合を、ライラは悔しがっていた。
表面的には平然としていたが、実は泣きたいほどに悔しがっていたことを、アリエルは知っている。
「ライラの今までがそもそもカウンターの一撃だったよね。エリーはそれに更なるカウンターを合わせた、で、合ってる?」
その敗因を、アリエルもまた、しっかりと見ていた。
「はい。反射に頼り過ぎてた私も悪いんですが、あの動きはまるでレイン様の様な……。それに追いつく為に、しばらく反射は封印して戦おうと思います」
「そっか。……下ろして、妾もまだ走る」
そう言うライラに感銘を受けたアリエルは、決意を新たにする様に言う。
戒めから、決意の表情で。今までより輝かしい顔で。
「だめ。これ以上は許しません」
「むー」
しかし、もちろんそんな許可がライラから降りるわけはない。
アリエルは顔をふくらませながら、仕方ないという表情。
「倒れるまで走れば十分を超えてます。あなたは堂々と指揮を取るのが役目なんです」
「仕方ないな、分かったよ」
「また今回の様にアリエル様には隠すこともあるかもしれませんし、時には大変な決断をすることもあると思いますが、みんなアリエルちゃんの味方ですから、それだけは覚えておいてくださいね」
「うん。頑張るね」
アルカナウィンドの二人は、今日もそうして頑張っていた。
0
あなたにおすすめの小説
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる