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第一章 隠れ里の北たぬき
4.双子の因習
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『このぐずっけ!のろま!』
『オドオドと喋っでけろ!うっどおしが!喋らね!』
『ぶっさいく面見せんな!なしてけがお前が先に生まれてきだんだ』
『おめがあの子みたいに美人だったらよかったっけ……なしてやそんなにみっともねえ子なんだっちゃ』
『おめさいなけりゃ、あの子をあげずに済んだ。こん疫病神』
ナハヤが覚えている限り、一緒に住んでいた親や祖父母から褒められたことは一度としてなかった。
いつだって怒鳴られて呆れられてため息を吐かれていた。
ナハヤが生まれた北の果ての村では、双子は『忌み子』だった。
貧しい村に二人も食い扶持が増えることだけではない、古くからの因習で、不吉の前兆とされていたのだ。
その村で、ナハヤとミイナは二卵性の双子として生まれた。ナハヤが姉で、ミイナが妹。
標準的な北のたぬきらしい薄茶色の髪に前髪の一部と左右の横髪だけが白く黒い瞳のナハヤに対し、ミイナはすべて真っ白な髪に赤い目の珍しい色合いだった。明らかな垂れ目でちょっと目が離れた間の抜けた顔と言われるナハヤと綺麗に上下が重なるようなまん丸の目に全体のパーツがここにあれば美しいと誰もが感じるようなバランスで配置されたミイナ。本来、外に捨てられるはずの「妹」であったが、その美しさゆえにミイナは村長に貰われて息を永らえた。
ミイナは村長の元で他の村との取引に使われるために、美しい言葉で、村の中では割合に綺麗な服を着て、ふくよかに育てられた。ミイナの美しさを見物しようと何人もの雄たちが遠くの村からやってきたのを知っている。
両親たちは悔しがった。
村では嫁は買われるもので、生家には夫となる雄から富がもたらされた。けれど生きるはずのない双子の片割れだからと村長は一円も払わずにミイナを連れて行ってしまった。先に生まれたのはミイナだと虚偽の主張をしてナハヤを始末しようとしていたのも近所の大人たちの話からナハヤは知っている。
美しくもないナハヤは家に何ももたらさない。
ミイナのようだったらよかったのに、お前が後から生まれたら捨てられたのに、食い扶持だけ増やして実入もない、そんな言葉ばかりをかけられるいらない子だった。
その環境が余計にナハヤを臆病にさせ、いつもオドオドとまごついて喋り、視線を合わせない、下から人の顔色を伺うびくついた子にした。にへらと引き攣った醜い歪んだ笑みしか浮かべられない。ますます美しく育つミイナとの違いに、唾棄された。
せめてもとナハヤは早くから家の手伝いをし、居場所を作ろうとしたが、無意味であった。
そんなナハヤの味方はミイナだけ。
彼女は薄汚れてお腹を空かせたナハヤを人気がない時にこっそりと手招きしては、自分のお菓子を分けてくれた。
おねえちゃん、と呼んで、どもった喋り方のナハヤを一度も馬鹿にすることもなく、ニコニコと笑いかけてくれた。
ナハヤは妹は顔が綺麗なだけでなく、なんて心も美しいんだろうと感動し、この妹のためならばなんでもしてあげようと心に誓った。
ミイナは体が弱いらしくよく辛い辛いと言っていた。村長の家では滋養に効く薬は高価でもらえないと泣いていた。だからナハヤは彼女が教えてくれた本に従って山で薬草を探した。とても珍しい、虫から生える薬草を短い夏の間に見つけてみせた。
ミイナはとても喜んで、色々な薬草を摘んできてと頼むようになった。ナハヤは字が読めなかったから、ミイナが言う薬効とやらは全くわからなかったが、この時の経験が薬草を見つける高い能力に繋がったのかもしれない。
そんなミイナに従順なナハヤは、13のとき、ミイナが「村長の息子がいやらしい目で見てきて怖い。助けて」と涙ながらに語るミイナを守ろうと、彼女に頼まれるままに、息子に痺れ薬を盛って、ミイナと一緒に逃げだそうとした。
けれどナハヤの臆病さが悪く作用し、事が露見する。薬の量が少なかったのだ。
村長は激怒し、ナハヤとミイナは神様の生贄になることが決まった。
ミイナはナハヤが勝手にやったことだと涙ながらに許しを乞い、親たちや若い雄たちはミイナだけは許してやってくれと嘆願したが、ここ何年もたくさん雄だけの謎の病で死病が出ていることを引き合いに出し、双子を生かしているから不幸が起こるのだと、雪の神様の祠に……ただの朽ちた鳥居があるだけの森の奥に二人を捨てた。
ナハヤは好都合と思った。親たちにはなんの期待もしてないし、美しいミイナだっていつかどこかの雄にお金と交換されるだけだ。
あの村ではミイナを守れない。捨てられた方が追いかけられない。違う村に行くように頑張ろうよ。
そうミイナを説得したのに、ミイナは「おねえちゃんが失敗したせい」とぐすぐすと泣くばかりで歩こうとしない。困った。
ナハヤは自分よりも小柄だがふくよかな彼女を必死に背負って、幾日も、何週間もかけて、極寒の山を下りようとした。泣くばかりで何もできない体の弱い妹に真っ白な雪の下から必死で食べ物になりそうな木の芽や根を探して与え、二人で生きるための道を探した。そうして、たまたま見つけた古びた神仏を祭る大きな建物で暖を取っていたところ、そこに根城を持っていた、人買いの集団に育てられることになったのである。
商品として高い価値があったのはミイナだけだったが、ミイナはナハヤ以外に世話されるのは絶対にイヤ、病気で死んじゃうと言い張ったので、彼女の薬を作れるナハヤも放逐されず、少なくとも衣食住がある場所で生きることを許された。
「私、嫌だよ。あいつらも村長の家の雄たちと一緒だ。いつも変な目で見てくる。触ろうとしてくるんだよ。いやだよ。助けて、助けて。おねえちゃん」
ナハヤはまた、ミイナを守らなければと強く思った。体が弱く、働くこともままならない、いつも泣いてばかりの妹が本当に可哀想でならなかった。
双子に生まれたから村長に連れて行かれて、雄に狙われ、高値が付く。下卑た視線を集める美しいミイナ。たった一人だけナハヤに感謝の言葉をくれる優しいミイナ。
「ねえ、おねえちゃんだって、私がいるから食べ物にありつけるんだよね。おねえちゃん一人じゃ、雄に親切にしてもらえるわけがないもん。だから、私のこと、守ってね。最後まで、絶対に守ってね。いつか二人でもっといいところに逃げよう。私はこんなところで薄汚く利用されて終わるなんてもったいないくらい綺麗だから。特別なの。きっと絶対王子様が迎えにくるの。そうしたらおねえちゃんにもおこぼれをあげるよ。そのときまでずっと私を守ってね。二人で頑張って生きようね」
二人で。
その言葉はいつだって心が折れそうなナハヤを支えた。
動けないミイナの食い扶持の分を働けと言われ、それでも与えられる食料は一人分で、それをミイナにほとんど与え、ガリガリになっても文句ひとつ言わずに、早朝から夜半までちょこまかと寺というその広い広い建物の隅から隅まで綺麗にし、炊事洗濯をこなし、売られるために集められた子の世話をして、働き続けた。雄がミイナを襲うかもしれないとミイナが怯えるので、正直、深く眠れたことはなかった。
「ありがとう、おねえちゃん。大好きよ、だいすき」
時折、ミイナがナハヤを抱きしめて笑ってくれる。
汚い、みすぼらしい、そう言われ続けたナハヤにとって美しいものは憧れだった。
美しいミイナがナハヤを唯一必要としてくれる。それがナハヤの生きる意味のすべてだった。
だから、『犯罪』でもミイナを守るためならば、仕方ない、と最終的に、自分が、思ったのだ。
ーーばっかだなあお前は、ほんとに可哀想なくらい馬鹿だなあ。自分の価値をなあんも分かってねえ。本当、使いやすいったらねえぜ。
ニヤニヤと笑ったリーダー格の男が、ナハヤの額を小突いて、今にも破れそうな茶色に変色した書物の読み方を教えてくれた。
ナハヤは17にしてやっと字を覚えた。
悪いことのために。
そしてナハヤは幼い頃からミイナに頼まれていたことで、初めて、気がついた。
ミイナに渡していた薬草は良くないことにも使える。村で何人も雄がいなくなったのはきっと。
でもナハヤは目を瞑った。
ミイナは可哀想なんだから。
ミイナは襲われそうになったんだろう。
可哀想に。
弱くて、美しいというのは、本当に、可哀想に。
目を瞑ると、故郷のうず高く降り積もる雪が思い浮かぶ。何もかもを覆い隠す雪。ミイナみたいなとても美しい真っ白な雪。
ナハヤは目を瞑った。
ミイナを守るためなら仕方がないんだ。
何も見ない、何も感じないのは得意なはず。
やれることはやった。
もう何もできることはない。
殴られたくない。
痛いのも苦しいのも嫌いだ。
ミイナにおねえちゃんのせいだと泣かれたくもない。
そんな醜い自己保身に走ったから。
だから、バチが当たるのは仕方がないのだ。
ミイナが搾取されずに保護されていれば、もう自分はどうなったっていい。
ナハヤのたった一つの価値、ミイナを助けてあげられたことが姉として誇らしいから。
『オドオドと喋っでけろ!うっどおしが!喋らね!』
『ぶっさいく面見せんな!なしてけがお前が先に生まれてきだんだ』
『おめがあの子みたいに美人だったらよかったっけ……なしてやそんなにみっともねえ子なんだっちゃ』
『おめさいなけりゃ、あの子をあげずに済んだ。こん疫病神』
ナハヤが覚えている限り、一緒に住んでいた親や祖父母から褒められたことは一度としてなかった。
いつだって怒鳴られて呆れられてため息を吐かれていた。
ナハヤが生まれた北の果ての村では、双子は『忌み子』だった。
貧しい村に二人も食い扶持が増えることだけではない、古くからの因習で、不吉の前兆とされていたのだ。
その村で、ナハヤとミイナは二卵性の双子として生まれた。ナハヤが姉で、ミイナが妹。
標準的な北のたぬきらしい薄茶色の髪に前髪の一部と左右の横髪だけが白く黒い瞳のナハヤに対し、ミイナはすべて真っ白な髪に赤い目の珍しい色合いだった。明らかな垂れ目でちょっと目が離れた間の抜けた顔と言われるナハヤと綺麗に上下が重なるようなまん丸の目に全体のパーツがここにあれば美しいと誰もが感じるようなバランスで配置されたミイナ。本来、外に捨てられるはずの「妹」であったが、その美しさゆえにミイナは村長に貰われて息を永らえた。
ミイナは村長の元で他の村との取引に使われるために、美しい言葉で、村の中では割合に綺麗な服を着て、ふくよかに育てられた。ミイナの美しさを見物しようと何人もの雄たちが遠くの村からやってきたのを知っている。
両親たちは悔しがった。
村では嫁は買われるもので、生家には夫となる雄から富がもたらされた。けれど生きるはずのない双子の片割れだからと村長は一円も払わずにミイナを連れて行ってしまった。先に生まれたのはミイナだと虚偽の主張をしてナハヤを始末しようとしていたのも近所の大人たちの話からナハヤは知っている。
美しくもないナハヤは家に何ももたらさない。
ミイナのようだったらよかったのに、お前が後から生まれたら捨てられたのに、食い扶持だけ増やして実入もない、そんな言葉ばかりをかけられるいらない子だった。
その環境が余計にナハヤを臆病にさせ、いつもオドオドとまごついて喋り、視線を合わせない、下から人の顔色を伺うびくついた子にした。にへらと引き攣った醜い歪んだ笑みしか浮かべられない。ますます美しく育つミイナとの違いに、唾棄された。
せめてもとナハヤは早くから家の手伝いをし、居場所を作ろうとしたが、無意味であった。
そんなナハヤの味方はミイナだけ。
彼女は薄汚れてお腹を空かせたナハヤを人気がない時にこっそりと手招きしては、自分のお菓子を分けてくれた。
おねえちゃん、と呼んで、どもった喋り方のナハヤを一度も馬鹿にすることもなく、ニコニコと笑いかけてくれた。
ナハヤは妹は顔が綺麗なだけでなく、なんて心も美しいんだろうと感動し、この妹のためならばなんでもしてあげようと心に誓った。
ミイナは体が弱いらしくよく辛い辛いと言っていた。村長の家では滋養に効く薬は高価でもらえないと泣いていた。だからナハヤは彼女が教えてくれた本に従って山で薬草を探した。とても珍しい、虫から生える薬草を短い夏の間に見つけてみせた。
ミイナはとても喜んで、色々な薬草を摘んできてと頼むようになった。ナハヤは字が読めなかったから、ミイナが言う薬効とやらは全くわからなかったが、この時の経験が薬草を見つける高い能力に繋がったのかもしれない。
そんなミイナに従順なナハヤは、13のとき、ミイナが「村長の息子がいやらしい目で見てきて怖い。助けて」と涙ながらに語るミイナを守ろうと、彼女に頼まれるままに、息子に痺れ薬を盛って、ミイナと一緒に逃げだそうとした。
けれどナハヤの臆病さが悪く作用し、事が露見する。薬の量が少なかったのだ。
村長は激怒し、ナハヤとミイナは神様の生贄になることが決まった。
ミイナはナハヤが勝手にやったことだと涙ながらに許しを乞い、親たちや若い雄たちはミイナだけは許してやってくれと嘆願したが、ここ何年もたくさん雄だけの謎の病で死病が出ていることを引き合いに出し、双子を生かしているから不幸が起こるのだと、雪の神様の祠に……ただの朽ちた鳥居があるだけの森の奥に二人を捨てた。
ナハヤは好都合と思った。親たちにはなんの期待もしてないし、美しいミイナだっていつかどこかの雄にお金と交換されるだけだ。
あの村ではミイナを守れない。捨てられた方が追いかけられない。違う村に行くように頑張ろうよ。
そうミイナを説得したのに、ミイナは「おねえちゃんが失敗したせい」とぐすぐすと泣くばかりで歩こうとしない。困った。
ナハヤは自分よりも小柄だがふくよかな彼女を必死に背負って、幾日も、何週間もかけて、極寒の山を下りようとした。泣くばかりで何もできない体の弱い妹に真っ白な雪の下から必死で食べ物になりそうな木の芽や根を探して与え、二人で生きるための道を探した。そうして、たまたま見つけた古びた神仏を祭る大きな建物で暖を取っていたところ、そこに根城を持っていた、人買いの集団に育てられることになったのである。
商品として高い価値があったのはミイナだけだったが、ミイナはナハヤ以外に世話されるのは絶対にイヤ、病気で死んじゃうと言い張ったので、彼女の薬を作れるナハヤも放逐されず、少なくとも衣食住がある場所で生きることを許された。
「私、嫌だよ。あいつらも村長の家の雄たちと一緒だ。いつも変な目で見てくる。触ろうとしてくるんだよ。いやだよ。助けて、助けて。おねえちゃん」
ナハヤはまた、ミイナを守らなければと強く思った。体が弱く、働くこともままならない、いつも泣いてばかりの妹が本当に可哀想でならなかった。
双子に生まれたから村長に連れて行かれて、雄に狙われ、高値が付く。下卑た視線を集める美しいミイナ。たった一人だけナハヤに感謝の言葉をくれる優しいミイナ。
「ねえ、おねえちゃんだって、私がいるから食べ物にありつけるんだよね。おねえちゃん一人じゃ、雄に親切にしてもらえるわけがないもん。だから、私のこと、守ってね。最後まで、絶対に守ってね。いつか二人でもっといいところに逃げよう。私はこんなところで薄汚く利用されて終わるなんてもったいないくらい綺麗だから。特別なの。きっと絶対王子様が迎えにくるの。そうしたらおねえちゃんにもおこぼれをあげるよ。そのときまでずっと私を守ってね。二人で頑張って生きようね」
二人で。
その言葉はいつだって心が折れそうなナハヤを支えた。
動けないミイナの食い扶持の分を働けと言われ、それでも与えられる食料は一人分で、それをミイナにほとんど与え、ガリガリになっても文句ひとつ言わずに、早朝から夜半までちょこまかと寺というその広い広い建物の隅から隅まで綺麗にし、炊事洗濯をこなし、売られるために集められた子の世話をして、働き続けた。雄がミイナを襲うかもしれないとミイナが怯えるので、正直、深く眠れたことはなかった。
「ありがとう、おねえちゃん。大好きよ、だいすき」
時折、ミイナがナハヤを抱きしめて笑ってくれる。
汚い、みすぼらしい、そう言われ続けたナハヤにとって美しいものは憧れだった。
美しいミイナがナハヤを唯一必要としてくれる。それがナハヤの生きる意味のすべてだった。
だから、『犯罪』でもミイナを守るためならば、仕方ない、と最終的に、自分が、思ったのだ。
ーーばっかだなあお前は、ほんとに可哀想なくらい馬鹿だなあ。自分の価値をなあんも分かってねえ。本当、使いやすいったらねえぜ。
ニヤニヤと笑ったリーダー格の男が、ナハヤの額を小突いて、今にも破れそうな茶色に変色した書物の読み方を教えてくれた。
ナハヤは17にしてやっと字を覚えた。
悪いことのために。
そしてナハヤは幼い頃からミイナに頼まれていたことで、初めて、気がついた。
ミイナに渡していた薬草は良くないことにも使える。村で何人も雄がいなくなったのはきっと。
でもナハヤは目を瞑った。
ミイナは可哀想なんだから。
ミイナは襲われそうになったんだろう。
可哀想に。
弱くて、美しいというのは、本当に、可哀想に。
目を瞑ると、故郷のうず高く降り積もる雪が思い浮かぶ。何もかもを覆い隠す雪。ミイナみたいなとても美しい真っ白な雪。
ナハヤは目を瞑った。
ミイナを守るためなら仕方がないんだ。
何も見ない、何も感じないのは得意なはず。
やれることはやった。
もう何もできることはない。
殴られたくない。
痛いのも苦しいのも嫌いだ。
ミイナにおねえちゃんのせいだと泣かれたくもない。
そんな醜い自己保身に走ったから。
だから、バチが当たるのは仕方がないのだ。
ミイナが搾取されずに保護されていれば、もう自分はどうなったっていい。
ナハヤのたった一つの価値、ミイナを助けてあげられたことが姉として誇らしいから。
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