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第3章 推定詐欺師と夢心地
15. 優しい推定詐欺師の甘やかし① ※
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眼鏡がないと灯りを落とした部屋で誠が何をどうしているかなんてさっぱりわからない。
ただ与えられる感覚に溺れて、深々と体の中を探られる。
「ふみ、ふみ、いじめられたいんじゃなくて、慰めて欲しかったんだね。ごめんね」
「あ、あぁ……ふぁ、ん……ぅんんんっ」
対面座位で誠自身をこれ以上ないと言うほどの奥まで受け入れて、彼の首に腕を、腰に足を絡めて、いっぱいキスをした。
自分で舌を出して誠の大きな口の中に迎えられた。舌を絡めて、痺れるくらいに吸われて、大きいなと思う彼の八重歯を舐めて、噛まれて、また舌をいっぱいに絡め取られて。
口の外でお互いの舌を必死になって舐め合う。
かと思えば、何度となく優しく唇の表面を重なるだけのキス。唇をふるりと動かすと、ぽてりとした誠の唇に擦れて気持ちがいい。ふにゅんと不思議な柔らかい感触に勝手にふふっと笑みが漏れる。
「なあに?」
「あんっ」
ズンって大きく突き上げられた。
足先がピンと伸びて、脳天まで快楽が貫く。
「ビクビクしてる……ちょっとイっちゃった?」
「ぅ……ばか……」
「っ、かわいんだけど……」
「あ、ちょ、またおっき……ぃ」
「えろいんだけどっ」
がつんがつんと全身が跳ねるくらいに下から押し上げられて、あられもない声が飛び出ていく。
誠が背中側から私の両肩に腕を巻き付けるようにして抱きしめ、拘束されて動けないまま、さらに腰をぐちゅぐちゅと押し回してした。
とてつもなく感じる快感の塊をひたすらに硬い肉茎で捏ねられ、ビリビリと全身が震えた。
「あっ、そこ、そこ…、だめ……っ」
「うん、知ってる……っ、俺の、キツく締め付けて、離さないのわかるでしょ?」
「ふあっ、ひ、あ、ああっ!」
「舌出して。もっかい舐めたい」
言われるがままに舌を出す。犬みたいに。
ベロンと誠の舌が舐めてきた。ナカを小刻みに震わされて無意識に逃げようとすると追いかけてきて、ぴと、ぴと、と重ね合う。
獣みたいで、でも、優しい癒すような触れ方にとろりと視線が溶ける。
「眼鏡で隙のないのもいいけど、ぼんやりしてる無防備なふみもめちゃくちゃ可愛い」
顔中にキスが降ってくる。犬みたい。
誠は私を可愛いってよく言うけど、そんなわけがない。でも、その、リップサービスを今は逆らわずに受け取りたいと思った。
きゅうと勝手に膣内が誠を締め上げる。
誠がふぅと色めいた息を吐いた。
「ん、気持ちい……?」
「……うん、いい。気持ちいい……。誠の、もっと……」
いつもはもっとぐしゃぐしゃにならないと素直に言いたくないけど、言葉として漏れてた。
誠が息を呑んで、それから目尻を下げて嬉しそうに笑った。それからこれでもかとばかりに激しく最奥を思い切り突き上げてくる。
「ひあぁ、あっ、んは、ああぁ、はげし……んっ、ひぁ、あ、いく……い……っ」
「ふみ、ふみ……好きだ、好きだよ」
「あ……」
ふみ、じゃないよ。あや、だよ。
そう言いかけて、こんなときでも、口を閉じた。
なんだかそこを渡したら、譲歩して譲歩して譲歩した100万円の限度が揺らぐ気がしたから。
ああ結局、たくさん甘やかしてもらっても、眼鏡を外してえっちができても、私は私。
どこかで必ずブレーキをかける。
私はリスクなんて犯せない。だって怖いんだもの。踏み外した道の先に何があるかわからない。そんな道には踏み入れられない臆病者。
それでも今だけは、口先だけの、体だけの優しさに溺れていたい。
優しい嘘に騙されたい。
「…………わ、たしも、すき……だよ。好き、誠」
「ほんと?!」
だから、私だって、好きと息をするたびに嘘をつく彼に、そんな嘘を返したっていいだろう。
今までだって相手に好きと言われたらそう答えていたんだ。明らかな詐欺師の誠には言いたくなかったけど。
嫌いじゃないけどよくわからないけど好き。うまくやるための些細な嘘とリップサービス。
「ふみ、俺も好き!大好き、愛してる!」
「うん、私も……すき」
好き、とよくわからない気持ちで、言葉だけを口にするたび。
それはもう尻尾をふりちぎっているのではないかと思うほどの笑顔で、嬉しそうに何度も口付けてくる誠に。
自分の好きはリップサービスなのかどうかもわからなくなりそう。
それから盛り上がった誠が止まらなくてもう一回戦。
さすがに疲れた私がぐったりとベッドに横になっていると、誠の大きな体がのしかかってくる。ぎゅっと抱きしめられて、額に頬にと口づけられて、胸が疼く。いつだってまるで本当の恋人同士みたい。
いや、そりゃそうか。だって、自分に沼らせてなんぼだものね。恋人みたいな扱いするか。
過去の彼氏はそんなことしてくれたこともなく、あっち向いてぽいみたいな感じだったから、心臓がどう反応したらいいかわからなくてバグっているんだと思う。
ドキドキして嬉しい、なんて思ってしまう。
いや、合ってる?合ってるのか?正常反応か?相手がそうしようとさせているんだから正常反応か。そうだそうだ。私だって女だ。悪くない。何も悪くない。溺れなければいいんだ。このドキドキに。
ただ与えられる感覚に溺れて、深々と体の中を探られる。
「ふみ、ふみ、いじめられたいんじゃなくて、慰めて欲しかったんだね。ごめんね」
「あ、あぁ……ふぁ、ん……ぅんんんっ」
対面座位で誠自身をこれ以上ないと言うほどの奥まで受け入れて、彼の首に腕を、腰に足を絡めて、いっぱいキスをした。
自分で舌を出して誠の大きな口の中に迎えられた。舌を絡めて、痺れるくらいに吸われて、大きいなと思う彼の八重歯を舐めて、噛まれて、また舌をいっぱいに絡め取られて。
口の外でお互いの舌を必死になって舐め合う。
かと思えば、何度となく優しく唇の表面を重なるだけのキス。唇をふるりと動かすと、ぽてりとした誠の唇に擦れて気持ちがいい。ふにゅんと不思議な柔らかい感触に勝手にふふっと笑みが漏れる。
「なあに?」
「あんっ」
ズンって大きく突き上げられた。
足先がピンと伸びて、脳天まで快楽が貫く。
「ビクビクしてる……ちょっとイっちゃった?」
「ぅ……ばか……」
「っ、かわいんだけど……」
「あ、ちょ、またおっき……ぃ」
「えろいんだけどっ」
がつんがつんと全身が跳ねるくらいに下から押し上げられて、あられもない声が飛び出ていく。
誠が背中側から私の両肩に腕を巻き付けるようにして抱きしめ、拘束されて動けないまま、さらに腰をぐちゅぐちゅと押し回してした。
とてつもなく感じる快感の塊をひたすらに硬い肉茎で捏ねられ、ビリビリと全身が震えた。
「あっ、そこ、そこ…、だめ……っ」
「うん、知ってる……っ、俺の、キツく締め付けて、離さないのわかるでしょ?」
「ふあっ、ひ、あ、ああっ!」
「舌出して。もっかい舐めたい」
言われるがままに舌を出す。犬みたいに。
ベロンと誠の舌が舐めてきた。ナカを小刻みに震わされて無意識に逃げようとすると追いかけてきて、ぴと、ぴと、と重ね合う。
獣みたいで、でも、優しい癒すような触れ方にとろりと視線が溶ける。
「眼鏡で隙のないのもいいけど、ぼんやりしてる無防備なふみもめちゃくちゃ可愛い」
顔中にキスが降ってくる。犬みたい。
誠は私を可愛いってよく言うけど、そんなわけがない。でも、その、リップサービスを今は逆らわずに受け取りたいと思った。
きゅうと勝手に膣内が誠を締め上げる。
誠がふぅと色めいた息を吐いた。
「ん、気持ちい……?」
「……うん、いい。気持ちいい……。誠の、もっと……」
いつもはもっとぐしゃぐしゃにならないと素直に言いたくないけど、言葉として漏れてた。
誠が息を呑んで、それから目尻を下げて嬉しそうに笑った。それからこれでもかとばかりに激しく最奥を思い切り突き上げてくる。
「ひあぁ、あっ、んは、ああぁ、はげし……んっ、ひぁ、あ、いく……い……っ」
「ふみ、ふみ……好きだ、好きだよ」
「あ……」
ふみ、じゃないよ。あや、だよ。
そう言いかけて、こんなときでも、口を閉じた。
なんだかそこを渡したら、譲歩して譲歩して譲歩した100万円の限度が揺らぐ気がしたから。
ああ結局、たくさん甘やかしてもらっても、眼鏡を外してえっちができても、私は私。
どこかで必ずブレーキをかける。
私はリスクなんて犯せない。だって怖いんだもの。踏み外した道の先に何があるかわからない。そんな道には踏み入れられない臆病者。
それでも今だけは、口先だけの、体だけの優しさに溺れていたい。
優しい嘘に騙されたい。
「…………わ、たしも、すき……だよ。好き、誠」
「ほんと?!」
だから、私だって、好きと息をするたびに嘘をつく彼に、そんな嘘を返したっていいだろう。
今までだって相手に好きと言われたらそう答えていたんだ。明らかな詐欺師の誠には言いたくなかったけど。
嫌いじゃないけどよくわからないけど好き。うまくやるための些細な嘘とリップサービス。
「ふみ、俺も好き!大好き、愛してる!」
「うん、私も……すき」
好き、とよくわからない気持ちで、言葉だけを口にするたび。
それはもう尻尾をふりちぎっているのではないかと思うほどの笑顔で、嬉しそうに何度も口付けてくる誠に。
自分の好きはリップサービスなのかどうかもわからなくなりそう。
それから盛り上がった誠が止まらなくてもう一回戦。
さすがに疲れた私がぐったりとベッドに横になっていると、誠の大きな体がのしかかってくる。ぎゅっと抱きしめられて、額に頬にと口づけられて、胸が疼く。いつだってまるで本当の恋人同士みたい。
いや、そりゃそうか。だって、自分に沼らせてなんぼだものね。恋人みたいな扱いするか。
過去の彼氏はそんなことしてくれたこともなく、あっち向いてぽいみたいな感じだったから、心臓がどう反応したらいいかわからなくてバグっているんだと思う。
ドキドキして嬉しい、なんて思ってしまう。
いや、合ってる?合ってるのか?正常反応か?相手がそうしようとさせているんだから正常反応か。そうだそうだ。私だって女だ。悪くない。何も悪くない。溺れなければいいんだ。このドキドキに。
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