16 / 32
第3章 推定詐欺師と夢心地
16. 優しい推定詐欺師の甘やかし② ※
しおりを挟む
えふん、とごまかすように咳ばらいをする。
「あ、喉乾いた?水、飲む?」
「うん」
起き上がらなくても誠が飲ませてくれることは分かっているからそのままごろごろとしていた。
あれ、これ溺れててる?ううん、お金出すからサービス享受してもいいよね。
そのまま予想通りに、冷蔵庫から水を持ってきた誠が口移しで飲ませてくれた。冷たくなった舌を絡めて、また体にちらりと火が灯る。誠も同じようで、太腿に育った固いモノが当たっている。
なんだか笑えて来てしまった。
これってサービスだけじゃなくて本気?セックスし放題ってご褒美になるの?飽きずに付き合ってくれる女ってのも彼に取ってはポイント高いのかもしれない。
少しだけ嬉しくて、少しだけ虚しい。
その気持ちを誤魔化したくて、誠の首に腕を回した。
「………ふふ、また?誠って絶倫だよね」
「む。ふみが可愛いから仕方ないの」
「あっ」
そう言って誠が左足を抱えて畳んだ。そのまま入り口に先端がつぷつぷと入り込む。もどかしい。媚びるような視線を向けると、誠がまた新しいコンドームを口に咥えてニヤッと笑っていた。だからそれいつもどこから出してるの?
「ちゃんとつけるからいいでしょ?」
「ん……」
頷くと、一回引かれて、また次の瞬間にはずぶんっ!と一気に最奥まで入り込まれた。相変わらずつけるのがうまい、さすが……なんて思う暇もなく、次々と律動が叩きつけられる。
「はぅ、あ、あぁあぁっ」
目の前がちかちかとするほどの激しい衝撃。腰を回してかき乱したかと思えば、子宮口の手前を何度も狙いすましてがつがつと深く穿ってくる。すでに何度も達して敏感になった膣襞を容赦なく太杭でこすり上げ続けられ、もはや息が苦しい。必死で胸を喘がせた。
「あぁ、深い……っ、奥、んぁ、あぁ、くあぁっ、ん、むね、も……はぁ、あぁあ、ふあんんっ」
両胸も鷲掴みにされ、抽挿に合わせて、揉みこまれたり乳首を弾かれたりする。誠の手は大きい。私の胸にはだいぶ余るのに、可愛い可愛いと撫でまわすのが彼は好きなのだ。
「はぁ……もぉ、だ、め……ん……」
「まだまだって言いたいけど、今日はふみを甘やかしてあげる日だから許してあげる」
「ひぐっ、あっ、触っちゃ、あぁああっ」
片手が胸から下腹部に移動してきて、繋がった部分の蜜をたっぷり掬った指で陰核を摘まんだ。くりくりと鋭い快楽の痺れを伝えてくるそこを容赦なく揺さぶってくる。もちろん、腰を押し入れるのも忘れてはいない。
「ひ、ぁ……い、達……っちゃぁ……」
「うん、俺ももう出すね……っ」
ばっっちゅん!!
そんな音が聞こえた気がしたあとも、思い切り肉茎が奥を連打してきて、媚肉が助けを求めるようにぎゅんぎゅんと締まった。それでも強く暴かれ、ぴぃんと足の爪先が突っ張り、意識がふわっと浮く。
その次の瞬間に、誠の獣のような唸り声が耳に届いた。
0.03ミリの膜の向こうでびくびくと雄が震えているのが分かった。
「ふ……、はぁ、あ……、はぁ……」
ずるん、と小さくなった誠が出ていく。ぼーっとした視線の先で、ぽいっとゴムを縛って投げた彼は、なぜかまた新しいパッケージを破いている。
だから!どこから出したの?!いやそれよりいくら好きなだけできるお手軽相手とはいえ何回目よ!?さっきの台詞なんだったの?!
「しつこい!甘やかしてくれる日じゃないのっ?!」
「ふは、ふみったら、また賢者かぁ」
誠がけらけらと笑ってくる。
賢者って何?そんなことより、このままだと抱き潰されるだけだ。ちなみに明日も仕事である。
「んー?甘やかしてるよ。ふみ、まだまだ元気でしょ?一晩中いっぱい甘やかして慰めてあげるからね。なんなら明日体が辛くてお休みしたっていいと思うんだ」
「え……」
ちゅっと誠の唇が唇に落ちてくる。
もしかして。もしかしてそれって私の心配してくれてるから。
ぎゅっと胸があったかいような痛いような、なんとも言い難い気持ちになった。
誠が穏やかに笑って、頭を撫でてくれる。
待って!待って!!その顔、反則じゃない?!
「それに、ふみが初めて俺に好きって言ってくれた記念日だもん。俺、頑張っちゃう。ふみをずっと慰めてきたえろえろ小説なんかに絶対負けないからね」
「えっ?すき、は……、えっと、だから……」
すぐに、エロエロ話に変えたのは、多分彼の気遣いだ。23歳、できる子。でも、同時にぎくりとした。誠が本当に……嬉しそうにも言うから。
「照れなくていいよ。ふみ、大好き。今度は弱ってないときに言ってくれたらもっと嬉しい」
「あ、う、ぅ……」
どうしよう。これも作戦なのか。こんなにも嬉しそうな顔をするなんて、ず、ずるい……あざとい。さすがヒモ志望。くっ、顔がいい。犬みたい。待って、また入れてこないで。混乱してるから。情緒が保てないから。
「んっ、あぁあ……っ」
「ふみ、ふみ……はっ、イヤイヤ言ってもほんっとえっろいんだから……かわいー。好きだよ、ふみ」
*
翌日、体がぎしぎし言っていたが、鏡を見たらなんとなく肌艶はよかった……気がした。
すごい。女性ホルモンってすごい。いや腰はめちゃくちゃ痛いけど。すごい……すごい………。
ほんのりピンクになったままの頬を叩いて出勤準備をしていた私に、先に起きていた誠がお弁当を差しだして、頬にチュッとしてくれる。
ぎゅんっと心臓が跳ねあがった。
結局、真っ赤になった私に、にこにこと笑いかけてくれる。
「ふみなら絶対休まないと思った。頑張ってきてね。また落ち込んだら、俺がいくらでも慰めてあげるから、いくらでも落ち込んで帰ってきていいよ。俺も早退してもいいし」
「あ……、う、あ……、い、行ってきます!」
なにこれ。
なにこれなにこれなにこれ!
23歳、ヒモ志望の優しい詐欺師(絶倫)。
私の新しいドーパミンの供給源。
全身を包むこの熱は、そんな位置付けでいいのかよくわからない。
リスクの匂いがたんまりとしていた。
「あ、喉乾いた?水、飲む?」
「うん」
起き上がらなくても誠が飲ませてくれることは分かっているからそのままごろごろとしていた。
あれ、これ溺れててる?ううん、お金出すからサービス享受してもいいよね。
そのまま予想通りに、冷蔵庫から水を持ってきた誠が口移しで飲ませてくれた。冷たくなった舌を絡めて、また体にちらりと火が灯る。誠も同じようで、太腿に育った固いモノが当たっている。
なんだか笑えて来てしまった。
これってサービスだけじゃなくて本気?セックスし放題ってご褒美になるの?飽きずに付き合ってくれる女ってのも彼に取ってはポイント高いのかもしれない。
少しだけ嬉しくて、少しだけ虚しい。
その気持ちを誤魔化したくて、誠の首に腕を回した。
「………ふふ、また?誠って絶倫だよね」
「む。ふみが可愛いから仕方ないの」
「あっ」
そう言って誠が左足を抱えて畳んだ。そのまま入り口に先端がつぷつぷと入り込む。もどかしい。媚びるような視線を向けると、誠がまた新しいコンドームを口に咥えてニヤッと笑っていた。だからそれいつもどこから出してるの?
「ちゃんとつけるからいいでしょ?」
「ん……」
頷くと、一回引かれて、また次の瞬間にはずぶんっ!と一気に最奥まで入り込まれた。相変わらずつけるのがうまい、さすが……なんて思う暇もなく、次々と律動が叩きつけられる。
「はぅ、あ、あぁあぁっ」
目の前がちかちかとするほどの激しい衝撃。腰を回してかき乱したかと思えば、子宮口の手前を何度も狙いすましてがつがつと深く穿ってくる。すでに何度も達して敏感になった膣襞を容赦なく太杭でこすり上げ続けられ、もはや息が苦しい。必死で胸を喘がせた。
「あぁ、深い……っ、奥、んぁ、あぁ、くあぁっ、ん、むね、も……はぁ、あぁあ、ふあんんっ」
両胸も鷲掴みにされ、抽挿に合わせて、揉みこまれたり乳首を弾かれたりする。誠の手は大きい。私の胸にはだいぶ余るのに、可愛い可愛いと撫でまわすのが彼は好きなのだ。
「はぁ……もぉ、だ、め……ん……」
「まだまだって言いたいけど、今日はふみを甘やかしてあげる日だから許してあげる」
「ひぐっ、あっ、触っちゃ、あぁああっ」
片手が胸から下腹部に移動してきて、繋がった部分の蜜をたっぷり掬った指で陰核を摘まんだ。くりくりと鋭い快楽の痺れを伝えてくるそこを容赦なく揺さぶってくる。もちろん、腰を押し入れるのも忘れてはいない。
「ひ、ぁ……い、達……っちゃぁ……」
「うん、俺ももう出すね……っ」
ばっっちゅん!!
そんな音が聞こえた気がしたあとも、思い切り肉茎が奥を連打してきて、媚肉が助けを求めるようにぎゅんぎゅんと締まった。それでも強く暴かれ、ぴぃんと足の爪先が突っ張り、意識がふわっと浮く。
その次の瞬間に、誠の獣のような唸り声が耳に届いた。
0.03ミリの膜の向こうでびくびくと雄が震えているのが分かった。
「ふ……、はぁ、あ……、はぁ……」
ずるん、と小さくなった誠が出ていく。ぼーっとした視線の先で、ぽいっとゴムを縛って投げた彼は、なぜかまた新しいパッケージを破いている。
だから!どこから出したの?!いやそれよりいくら好きなだけできるお手軽相手とはいえ何回目よ!?さっきの台詞なんだったの?!
「しつこい!甘やかしてくれる日じゃないのっ?!」
「ふは、ふみったら、また賢者かぁ」
誠がけらけらと笑ってくる。
賢者って何?そんなことより、このままだと抱き潰されるだけだ。ちなみに明日も仕事である。
「んー?甘やかしてるよ。ふみ、まだまだ元気でしょ?一晩中いっぱい甘やかして慰めてあげるからね。なんなら明日体が辛くてお休みしたっていいと思うんだ」
「え……」
ちゅっと誠の唇が唇に落ちてくる。
もしかして。もしかしてそれって私の心配してくれてるから。
ぎゅっと胸があったかいような痛いような、なんとも言い難い気持ちになった。
誠が穏やかに笑って、頭を撫でてくれる。
待って!待って!!その顔、反則じゃない?!
「それに、ふみが初めて俺に好きって言ってくれた記念日だもん。俺、頑張っちゃう。ふみをずっと慰めてきたえろえろ小説なんかに絶対負けないからね」
「えっ?すき、は……、えっと、だから……」
すぐに、エロエロ話に変えたのは、多分彼の気遣いだ。23歳、できる子。でも、同時にぎくりとした。誠が本当に……嬉しそうにも言うから。
「照れなくていいよ。ふみ、大好き。今度は弱ってないときに言ってくれたらもっと嬉しい」
「あ、う、ぅ……」
どうしよう。これも作戦なのか。こんなにも嬉しそうな顔をするなんて、ず、ずるい……あざとい。さすがヒモ志望。くっ、顔がいい。犬みたい。待って、また入れてこないで。混乱してるから。情緒が保てないから。
「んっ、あぁあ……っ」
「ふみ、ふみ……はっ、イヤイヤ言ってもほんっとえっろいんだから……かわいー。好きだよ、ふみ」
*
翌日、体がぎしぎし言っていたが、鏡を見たらなんとなく肌艶はよかった……気がした。
すごい。女性ホルモンってすごい。いや腰はめちゃくちゃ痛いけど。すごい……すごい………。
ほんのりピンクになったままの頬を叩いて出勤準備をしていた私に、先に起きていた誠がお弁当を差しだして、頬にチュッとしてくれる。
ぎゅんっと心臓が跳ねあがった。
結局、真っ赤になった私に、にこにこと笑いかけてくれる。
「ふみなら絶対休まないと思った。頑張ってきてね。また落ち込んだら、俺がいくらでも慰めてあげるから、いくらでも落ち込んで帰ってきていいよ。俺も早退してもいいし」
「あ……、う、あ……、い、行ってきます!」
なにこれ。
なにこれなにこれなにこれ!
23歳、ヒモ志望の優しい詐欺師(絶倫)。
私の新しいドーパミンの供給源。
全身を包むこの熱は、そんな位置付けでいいのかよくわからない。
リスクの匂いがたんまりとしていた。
10
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる