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番外編
俺の大事なエロカワイイ奥さん③ ※
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とある有名建築コンサル会社が募集していたデザイン賞でたまたま新人賞を取ることができた。
デザイナーと事務所のマッチングも兼ねた賞だけど、それだけなら別に俺だってさほど注目されるわけじゃなかった。その会社の代表が昔に実の父親と揉めて犬猿の仲だったから応募したってものもあって、面白がった彼に週刊誌に売れ売れドンと売れ、話題性抜群だ、有象無象に群がられる対価としていい事務所紹介してやると言われたのがキッカケだ。
俺はアイツが妊婦を捨てた不倫極悪非道なポエマーだって暴露できたらそれで良かったけど、露出したら何故か「イケメン新人デザイナー」「苦労人の過去」みたいに面白がって取り上げられて予想以上の燃料投下だった。父親が違うと国籍無効とかされないかちょっと不安だった。
授賞式でやたら親のことを聞かれたし、ドクズは敵も多いのかいやらしい目つきで寄ってくるやつらもいたし、私生活をつけまわされたりした。そんなん何が面白いんだよ。
あやに迷惑かけられなくて会えなかったのがものすごいストレスで二度と嫌だ。
燃えすぎたなあとコンサル会社の社長に謝られ、お詫びにと2年限定で海外案件も請け負う大手設計事務所の契約社員になった。漢字がなくて楽。同僚の外人ははっきりさっぱりしていてコミュニケーショも楽。でも結果出なきゃクビ。給料だってさほどでもない。チャンスだけはある。
そんな不安定な職だと言うのに、事務所の大看板に惹かれて、事務所内、クライアント先、あっちこっちの女から声をかけられた。
下積み契約社員だって言ってるのに。
大好きな彼女と婚約してるって言ってるのに。
お前らに靡くことは一生ないから忙しいのに呼び出してくんなマジで。
あやになかなか会えなくてイライラしていた俺の機嫌は最底辺を這っていた。
クライアントの企業の娘に言い寄られたのもその時だ。相手がクライアントだと案件が終わるまで無碍にできない。関係ないのにいちいち打ち合わせに同席して毎回食事まで誘ってくるのに、必死で愛想笑いしていた。
まさかその親の七光女があやに勝手に会いに行って、勝手に俺の将来のためには別れろと言っているなんて知らなくて。
暗い顔をしたあやに、状況が変わったからちょっと諸々考え直したいと言われた時には、世界が真っ暗になった。
*
「は?どう言うこと?」
「………その、誠も色々視野が広がったと思うし、まだ若いんだし、結婚……もう少し勢いじゃなくて、落ち着いてから考えた方がいいかと」
「落ち着いてるけど、何言ってんの?」
「…………………その」
「あや?」
もご……っと言葉に詰まったあやが視線を逸らせた。ずっとあやを観察し続けた俺からすれば、完全に隠し事をしている、本音を言っていないのは丸わかり。
「俺があやに釣り合うために頑張ってるの、あやが一番知ってくれてるよね?なのにどうしてそんな酷いこと言うの?俺にはあやしかいないんだよ?」
しばらく待っても沈黙しか返ってこなかったので、ちょっとキツイ言い方になった。焦っていたのもある。あやは試し行動なんてしないから本気だって。
でもあやは、眉をギュッと寄せて、膝の上で拳を握りしめて、残酷な言葉を吐いた。
「そ、そんなことはないと思うし、釣り合わないのは私の方だと思う。若くて将来のある誠を縛りつけたらダメだって思う。だから……一回なしで」
「………は?」
喉奥から低い声が出た。
「何、どういうこと。何、なしって」
「か、考え直して欲しい」
「はっ?何を?何を考え直せって?」
「け、けっこ……ンンっ?!」
それ以上何も言わせないように、酷いことを言う唇を唇で塞いで、そのまま床に押し倒した。
「えっ、まこと……っ?」
目を見開くあやの手首をひとまとめに捕まえて、ああ今日本当に珍しくネクタイをしててよかったと思う。いまだにつけるのが苦手なそれを片手で無理やりほどきながら、あやに告げた。
「じゃあ今すぐ妊娠しよっか?そしたら、あやは結婚するしかないもんね?自分の子、俺みたいなカワイソウな私生児にしたりしないよね?」
我ながら酷い顔だったろうと自覚はあった。
「いや……もぉむり、むりぃ……っ」
「ダメだよ、今日危険日じゃないんだから、うっかり妊娠しちゃうくらいしなきゃ。排卵って奥を押せば促せるのかな?それは都市伝説?まあとりあえずいっぱいイけばいいよね」
「ひぃあ、あぁあっ、だめ、やぁ……っ、あ、あっ、あーっ、またイっちゃ……っぁんーぅんんん」
子宮口の手前のあたりを狙い澄まして深く抉るようにすると、ビクビクと激しく背筋を震わせてまた快楽に堕ちた。イってる最中に足を抱えなおしてぎゅうぎゅうと搾り取るそこにもう一段腰で押し入れる。ついでに体をかがめて唇を塞ぎ、息を奪った。舌で、肉棒で、同時に掻き回す。
柔らかい筋肉を硬直させながらビクビクと震えるあやを全身で感じた。
すげえ気持ちがいいけど今はまだイってあげない。
正直、ヤダヤダ暴れるあやに無理やりナマで挿入するのは心が折れかけた。でも逃げられたらたまったもんじゃないから、ちょっと待てって言う理性に必死に眠ってもらった。
あやの弱い箇所を執拗に摘んでつねって舐めて噛んでイこうとする度に刺激を止めてぐちゅぐちゅといろんなものでお腹の中を揺さぶり続けて1時間。出していいの許可をしゃっくりあげて朦朧とするあやからもらって、孕め孕めと願いながら、さっきから何度も腰を震わせる。
俺以上の回数、短時間で絶頂し続けているあやは、ぐすぐすと鼻を鳴らして息も絶え絶えだった。
それでも案外絶倫なあやには、完膚なきまでに理性を壊してもらわなきゃならない。またいつもの『賢者タイム』に別れるとかナシとか言われないように。賢者なんかに絶対させないし、撤回させる。何がなんでも。
自分の中にこんなままならないほどの強い執着があるんだって知らなかった。いつだって自分がついていけなくなるか、相手に従ってじゃあね、としてきた。正直「ふみ」に相手にされてなかったと知った時だって、連絡してもらえなかったときだって、無理だったんだなって何度も諦めようという気持ちが上回った。多分、あのままあやが来なきゃ、賞を取らなきゃ、それで終わらせていただろう。
でも、今更。今更、だ。俺にこんなに愛させておいて捨てるなんて絶対の絶対、許さない。
「ふは……っ、ぁ……ふあ……」
溺れた人みたいに胸で喘ぐあやの目の焦点はあっていなくて、夢見心地な顔をしていた。
脱力した縛られたままの腕の輪を自分の首に通し、背中に腕を回して起き上がらせ、膝の上に乗せる。
「え、ああっ?」
今度は下から斜めに突き上げた。今までよりも奥にぶつかったことを確かめて、ぐっぐっと先端を嵌め込む。ひんひんと鳴くあやをそのまま抱えて立ち上がった。
「ひっ?」
デザイナーと事務所のマッチングも兼ねた賞だけど、それだけなら別に俺だってさほど注目されるわけじゃなかった。その会社の代表が昔に実の父親と揉めて犬猿の仲だったから応募したってものもあって、面白がった彼に週刊誌に売れ売れドンと売れ、話題性抜群だ、有象無象に群がられる対価としていい事務所紹介してやると言われたのがキッカケだ。
俺はアイツが妊婦を捨てた不倫極悪非道なポエマーだって暴露できたらそれで良かったけど、露出したら何故か「イケメン新人デザイナー」「苦労人の過去」みたいに面白がって取り上げられて予想以上の燃料投下だった。父親が違うと国籍無効とかされないかちょっと不安だった。
授賞式でやたら親のことを聞かれたし、ドクズは敵も多いのかいやらしい目つきで寄ってくるやつらもいたし、私生活をつけまわされたりした。そんなん何が面白いんだよ。
あやに迷惑かけられなくて会えなかったのがものすごいストレスで二度と嫌だ。
燃えすぎたなあとコンサル会社の社長に謝られ、お詫びにと2年限定で海外案件も請け負う大手設計事務所の契約社員になった。漢字がなくて楽。同僚の外人ははっきりさっぱりしていてコミュニケーショも楽。でも結果出なきゃクビ。給料だってさほどでもない。チャンスだけはある。
そんな不安定な職だと言うのに、事務所の大看板に惹かれて、事務所内、クライアント先、あっちこっちの女から声をかけられた。
下積み契約社員だって言ってるのに。
大好きな彼女と婚約してるって言ってるのに。
お前らに靡くことは一生ないから忙しいのに呼び出してくんなマジで。
あやになかなか会えなくてイライラしていた俺の機嫌は最底辺を這っていた。
クライアントの企業の娘に言い寄られたのもその時だ。相手がクライアントだと案件が終わるまで無碍にできない。関係ないのにいちいち打ち合わせに同席して毎回食事まで誘ってくるのに、必死で愛想笑いしていた。
まさかその親の七光女があやに勝手に会いに行って、勝手に俺の将来のためには別れろと言っているなんて知らなくて。
暗い顔をしたあやに、状況が変わったからちょっと諸々考え直したいと言われた時には、世界が真っ暗になった。
*
「は?どう言うこと?」
「………その、誠も色々視野が広がったと思うし、まだ若いんだし、結婚……もう少し勢いじゃなくて、落ち着いてから考えた方がいいかと」
「落ち着いてるけど、何言ってんの?」
「…………………その」
「あや?」
もご……っと言葉に詰まったあやが視線を逸らせた。ずっとあやを観察し続けた俺からすれば、完全に隠し事をしている、本音を言っていないのは丸わかり。
「俺があやに釣り合うために頑張ってるの、あやが一番知ってくれてるよね?なのにどうしてそんな酷いこと言うの?俺にはあやしかいないんだよ?」
しばらく待っても沈黙しか返ってこなかったので、ちょっとキツイ言い方になった。焦っていたのもある。あやは試し行動なんてしないから本気だって。
でもあやは、眉をギュッと寄せて、膝の上で拳を握りしめて、残酷な言葉を吐いた。
「そ、そんなことはないと思うし、釣り合わないのは私の方だと思う。若くて将来のある誠を縛りつけたらダメだって思う。だから……一回なしで」
「………は?」
喉奥から低い声が出た。
「何、どういうこと。何、なしって」
「か、考え直して欲しい」
「はっ?何を?何を考え直せって?」
「け、けっこ……ンンっ?!」
それ以上何も言わせないように、酷いことを言う唇を唇で塞いで、そのまま床に押し倒した。
「えっ、まこと……っ?」
目を見開くあやの手首をひとまとめに捕まえて、ああ今日本当に珍しくネクタイをしててよかったと思う。いまだにつけるのが苦手なそれを片手で無理やりほどきながら、あやに告げた。
「じゃあ今すぐ妊娠しよっか?そしたら、あやは結婚するしかないもんね?自分の子、俺みたいなカワイソウな私生児にしたりしないよね?」
我ながら酷い顔だったろうと自覚はあった。
「いや……もぉむり、むりぃ……っ」
「ダメだよ、今日危険日じゃないんだから、うっかり妊娠しちゃうくらいしなきゃ。排卵って奥を押せば促せるのかな?それは都市伝説?まあとりあえずいっぱいイけばいいよね」
「ひぃあ、あぁあっ、だめ、やぁ……っ、あ、あっ、あーっ、またイっちゃ……っぁんーぅんんん」
子宮口の手前のあたりを狙い澄まして深く抉るようにすると、ビクビクと激しく背筋を震わせてまた快楽に堕ちた。イってる最中に足を抱えなおしてぎゅうぎゅうと搾り取るそこにもう一段腰で押し入れる。ついでに体をかがめて唇を塞ぎ、息を奪った。舌で、肉棒で、同時に掻き回す。
柔らかい筋肉を硬直させながらビクビクと震えるあやを全身で感じた。
すげえ気持ちがいいけど今はまだイってあげない。
正直、ヤダヤダ暴れるあやに無理やりナマで挿入するのは心が折れかけた。でも逃げられたらたまったもんじゃないから、ちょっと待てって言う理性に必死に眠ってもらった。
あやの弱い箇所を執拗に摘んでつねって舐めて噛んでイこうとする度に刺激を止めてぐちゅぐちゅといろんなものでお腹の中を揺さぶり続けて1時間。出していいの許可をしゃっくりあげて朦朧とするあやからもらって、孕め孕めと願いながら、さっきから何度も腰を震わせる。
俺以上の回数、短時間で絶頂し続けているあやは、ぐすぐすと鼻を鳴らして息も絶え絶えだった。
それでも案外絶倫なあやには、完膚なきまでに理性を壊してもらわなきゃならない。またいつもの『賢者タイム』に別れるとかナシとか言われないように。賢者なんかに絶対させないし、撤回させる。何がなんでも。
自分の中にこんなままならないほどの強い執着があるんだって知らなかった。いつだって自分がついていけなくなるか、相手に従ってじゃあね、としてきた。正直「ふみ」に相手にされてなかったと知った時だって、連絡してもらえなかったときだって、無理だったんだなって何度も諦めようという気持ちが上回った。多分、あのままあやが来なきゃ、賞を取らなきゃ、それで終わらせていただろう。
でも、今更。今更、だ。俺にこんなに愛させておいて捨てるなんて絶対の絶対、許さない。
「ふは……っ、ぁ……ふあ……」
溺れた人みたいに胸で喘ぐあやの目の焦点はあっていなくて、夢見心地な顔をしていた。
脱力した縛られたままの腕の輪を自分の首に通し、背中に腕を回して起き上がらせ、膝の上に乗せる。
「え、ああっ?」
今度は下から斜めに突き上げた。今までよりも奥にぶつかったことを確かめて、ぐっぐっと先端を嵌め込む。ひんひんと鳴くあやをそのまま抱えて立ち上がった。
「ひっ?」
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