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甘すぎる恋人関係?
急展開
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ーー馬車が!!
ーー誰か、止めてくれ!!!
ーーきゃあああッ!!!
ーーいたいよぉっ!!
「大変!!」
「ルリ?!」
「馬車が公園の方で暴走してるみたい!怪我人が出てる!子供も!」
「えっ?ど、どういうこと?!」
ルリアナが走り出すと二人もわけがわからないようだが付いてきた。
近くなればなるだけ悲鳴や恐怖の声が洪水のように押し寄せてくる。
ルリアナはガンガンとする頭を振って一番の泣き声を目指した。
野生児の足は早く、いつの間にかティデイとマルルとははぐれていた。
記憶の通りの方角にあった公園の噴水の前は阿鼻叫喚であった。
馬車は街灯に突っ込んでめちゃくちゃとなり、興奮状態の馬を御者と他の男たち必死に宥めている。
怪我人が多く出ており、あちこちで座り込んでいる人たちがいる。警らを呼べ!医者を!という怒号が飛んでいた。
ティティリアだった頃に治癒の手ほどきを学んでいたルリアナは人の輪に入り、慌てて手を貸すことにした。頭に怪我を動かない血まみれの貧しい身なりの子供の止血を服を赤く染めながら必死で手助けし、開放性骨折をしているだろう別の子の腕をどうにか固定したところで、警らの兵士と医師らしき人物がやってきた。
ティデイたちも一緒で、呼んできてくれたのだとホッとルリアナから息が漏れる。
医師に状況を説明し、よくできていると褒められたところで、緊張が一気に抜けてルリアナはへたり込んだ。
怯まずにできてすごいよお嬢さん、と周りから声をかけられ、あっちで拭いておいでと手巾を渡される。大丈夫か問う友人たちに手を振り、少し離れた水場で手を洗っていると、不意に遠くの会話を耳が拾い上げた。
ーーー実験はうまい感じにいった
ーーーこの薬を使えば馬を暴走させるのも簡単だ
ーーーこれを第二騎士団の厩の餌に入れれば事故に見せかけられる
ーーー王弟が確実に騎乗するのは?
ーーー来週の御前試合のはずだ
ルリアナは気色ばんで立ち上がった。
慌てて見回すが、すぐ近くではざわめきと不安の声ばかりで同じ声は聞こえてこない。
もう一度目を閉じて集中する。
ーーー飼葉では確実ではない
ーーー水は?
ーーー行事直前に飲むか?やはり注射が確実だ
ーーーどうやって近づく。当日のシフトを変われば警護兵になりすませるか。
ーーー確実に殿下の馬を狙うにはその方が。落馬して怪我でも負えば僥倖。その隙に…
声の種類から3人。いずれも青年の張りのある声だ。
彼らの狙いは王弟アルフレイドの馬に何かの薬を仕込みアルフレイドに怪我をさせる事か。
おそらくは今日の馬車の暴走も彼らの仕業なのだろう。実験と彼らは言った。
目の奥に焼きついた赤さにルリアナはかあっと頭に血が昇った。
(そんなことであの子は大怪我を?!)
ぐたりと血の気の引いた子供の顔と呆然とした母親の顔を思い出しルリアナは怒りに立ち上がった。
声の方角は南。
柔らかいなめし皮の踵のないブーツでまた駆け出した。
現実の喧騒に混ざる、くぐもったようなささやかな声は段々とはっきりとは聞こえるのだが、新緑の混じる木々が邪魔で人の姿は見えない。
ルリアナは近くの丈夫そうな大木に登り、その幹を掴んだままできる限りの高さの太い枝先に足を乗せ、身を乗り出して男の3人組を探した。
そして広場から少し離れた裏の茂み、落雷時の避難小屋の窓から身を乗り出し望遠鏡を構える男の姿をみつける。
上半身しか見えないが身につけているのはくすんだ青色に金色のボタン紐の第一騎士団の服装ではないだろうか。すぐに引っ込んだと思えばまた別の男が窓から顔を覗かせたりしている。やはり騎士服だ。
騎士が事故現場に直ちに駆けつけないだなどと不審極まりない。
目が良くてよかったとルリアナが一気に大木から下った時、マルルの声がした。
「きゃあ!ルリ!?いないと思ったら何やってるの!!」
「マルル!よかった!犯人たちを見つけたわ!!」
「えっ、犯人…?」
「とにかくさっき駆けつけてくれた騎士様に知らせて!広場から6時の方にある避難小屋に現場に来ないで隠れてる騎士たちがいるの!怪しいわ!!」
「え、え、ルリは?!」
「逃がさないよう見張らなくちゃ!」
「待って!!」
マルルの手をぎゅっと握ってからルリアナは静止も聞かずまた走り出した。
流石に彼らが潜んでいる場所の近くまで来れば足がすくんだ。
けれどルリアナは何もできずにいたティティリアとは違う。
目を瞑り、音を立てないようにほんの小さくだけ詰めた息を吐いたあと、ルリアナは慎重に四つん這いで小屋に向かって進んだ。
「おい、馬が連れて行かれるぞ。もう落ち着いたみたいだ」
「やはり食物に混ぜるだけでは効果が短いな」
「だが確実性を取るとこちらの身も危うい」
声が直接に聞こえた瞬間、ルリアナの心臓は跳ね上がった。
はっきりと同じ声だ。
「相手は軍神だぞ。多少の暴れ馬など御してしまいかねない」
「そうだ。興奮した馬を群衆に突っ込ませれば責任問題に問える」
「気を引くものを群衆側にということか」
(なんてこと…!)
また誰かが怪我をするかもしれないことを平然と話し合っていることにルリアナは憤りを隠せない。
しかし思わず身じろぎした瞬間、ガサリとわずかに体が茂み触れて葉ずれの音が出た。
「なんだ?!」
ーー誰か、止めてくれ!!!
ーーきゃあああッ!!!
ーーいたいよぉっ!!
「大変!!」
「ルリ?!」
「馬車が公園の方で暴走してるみたい!怪我人が出てる!子供も!」
「えっ?ど、どういうこと?!」
ルリアナが走り出すと二人もわけがわからないようだが付いてきた。
近くなればなるだけ悲鳴や恐怖の声が洪水のように押し寄せてくる。
ルリアナはガンガンとする頭を振って一番の泣き声を目指した。
野生児の足は早く、いつの間にかティデイとマルルとははぐれていた。
記憶の通りの方角にあった公園の噴水の前は阿鼻叫喚であった。
馬車は街灯に突っ込んでめちゃくちゃとなり、興奮状態の馬を御者と他の男たち必死に宥めている。
怪我人が多く出ており、あちこちで座り込んでいる人たちがいる。警らを呼べ!医者を!という怒号が飛んでいた。
ティティリアだった頃に治癒の手ほどきを学んでいたルリアナは人の輪に入り、慌てて手を貸すことにした。頭に怪我を動かない血まみれの貧しい身なりの子供の止血を服を赤く染めながら必死で手助けし、開放性骨折をしているだろう別の子の腕をどうにか固定したところで、警らの兵士と医師らしき人物がやってきた。
ティデイたちも一緒で、呼んできてくれたのだとホッとルリアナから息が漏れる。
医師に状況を説明し、よくできていると褒められたところで、緊張が一気に抜けてルリアナはへたり込んだ。
怯まずにできてすごいよお嬢さん、と周りから声をかけられ、あっちで拭いておいでと手巾を渡される。大丈夫か問う友人たちに手を振り、少し離れた水場で手を洗っていると、不意に遠くの会話を耳が拾い上げた。
ーーー実験はうまい感じにいった
ーーーこの薬を使えば馬を暴走させるのも簡単だ
ーーーこれを第二騎士団の厩の餌に入れれば事故に見せかけられる
ーーー王弟が確実に騎乗するのは?
ーーー来週の御前試合のはずだ
ルリアナは気色ばんで立ち上がった。
慌てて見回すが、すぐ近くではざわめきと不安の声ばかりで同じ声は聞こえてこない。
もう一度目を閉じて集中する。
ーーー飼葉では確実ではない
ーーー水は?
ーーー行事直前に飲むか?やはり注射が確実だ
ーーーどうやって近づく。当日のシフトを変われば警護兵になりすませるか。
ーーー確実に殿下の馬を狙うにはその方が。落馬して怪我でも負えば僥倖。その隙に…
声の種類から3人。いずれも青年の張りのある声だ。
彼らの狙いは王弟アルフレイドの馬に何かの薬を仕込みアルフレイドに怪我をさせる事か。
おそらくは今日の馬車の暴走も彼らの仕業なのだろう。実験と彼らは言った。
目の奥に焼きついた赤さにルリアナはかあっと頭に血が昇った。
(そんなことであの子は大怪我を?!)
ぐたりと血の気の引いた子供の顔と呆然とした母親の顔を思い出しルリアナは怒りに立ち上がった。
声の方角は南。
柔らかいなめし皮の踵のないブーツでまた駆け出した。
現実の喧騒に混ざる、くぐもったようなささやかな声は段々とはっきりとは聞こえるのだが、新緑の混じる木々が邪魔で人の姿は見えない。
ルリアナは近くの丈夫そうな大木に登り、その幹を掴んだままできる限りの高さの太い枝先に足を乗せ、身を乗り出して男の3人組を探した。
そして広場から少し離れた裏の茂み、落雷時の避難小屋の窓から身を乗り出し望遠鏡を構える男の姿をみつける。
上半身しか見えないが身につけているのはくすんだ青色に金色のボタン紐の第一騎士団の服装ではないだろうか。すぐに引っ込んだと思えばまた別の男が窓から顔を覗かせたりしている。やはり騎士服だ。
騎士が事故現場に直ちに駆けつけないだなどと不審極まりない。
目が良くてよかったとルリアナが一気に大木から下った時、マルルの声がした。
「きゃあ!ルリ!?いないと思ったら何やってるの!!」
「マルル!よかった!犯人たちを見つけたわ!!」
「えっ、犯人…?」
「とにかくさっき駆けつけてくれた騎士様に知らせて!広場から6時の方にある避難小屋に現場に来ないで隠れてる騎士たちがいるの!怪しいわ!!」
「え、え、ルリは?!」
「逃がさないよう見張らなくちゃ!」
「待って!!」
マルルの手をぎゅっと握ってからルリアナは静止も聞かずまた走り出した。
流石に彼らが潜んでいる場所の近くまで来れば足がすくんだ。
けれどルリアナは何もできずにいたティティリアとは違う。
目を瞑り、音を立てないようにほんの小さくだけ詰めた息を吐いたあと、ルリアナは慎重に四つん這いで小屋に向かって進んだ。
「おい、馬が連れて行かれるぞ。もう落ち着いたみたいだ」
「やはり食物に混ぜるだけでは効果が短いな」
「だが確実性を取るとこちらの身も危うい」
声が直接に聞こえた瞬間、ルリアナの心臓は跳ね上がった。
はっきりと同じ声だ。
「相手は軍神だぞ。多少の暴れ馬など御してしまいかねない」
「そうだ。興奮した馬を群衆に突っ込ませれば責任問題に問える」
「気を引くものを群衆側にということか」
(なんてこと…!)
また誰かが怪我をするかもしれないことを平然と話し合っていることにルリアナは憤りを隠せない。
しかし思わず身じろぎした瞬間、ガサリとわずかに体が茂み触れて葉ずれの音が出た。
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