甘えたオメガは過保護なアルファに溺愛される

番外編

プラネタリウム

　クタっとしてる蒼太に軽くキスをする。
　休ませてあげるべきかどうか悩んだけれど、力の抜けてる方が楽だろうと思い指を抜いた。
　そして、履いていた下履きを脱ぎ、とっくに硬くなっていたペニスにゴムを被せる。


「蒼太」
「ん、何……」
「そろそろ挿れたい。いい……？」
「ぁ……うん、挿れて」


　蒼太の足を開かせて、後孔にピタリと先端を宛がう。
　緊張して固まってる蒼太の頬を撫でて、キスをすると目を閉じて受け入れてくれた。
　そのままペニスを挿入する。一瞬体を強ばらせた蒼太も、安心させるように頬を撫でてキスを続けていれば、余分な力を抜いていく。


「っう、くる、し……」


　けれど半分程入ったところで、蒼太がそう伝えてきた。


「苦しい？一回抜く？」
「ゃ、やだ、待って」
「うん」


　必死に力を抜こうとしている彼は、逆に焦って上手くできないらしい。
　ペニスに触れて意識を逸らしてあげると後孔の締め付けも緩くなって、少し抜いてはさっきより深くまで進んで……を繰り返し、漸く先端が奥の壁に当たった。


「はぁっ、はぁ……っ、ぁ、動か、ないで……っん、ヒロ、くん、ヒロくん……！」
「んっ、大丈夫、まだ動かないよ」
「ヒロくんっ、はぅ、ぅ……っ」


　涙を流す蒼太だけれど、痛いのかもと心配になる。


「痛い？」
「ち、がう、違うくて……」
「本当？じゃあ……気持ちいい？」
「うん、気持ちいい……」


　そう言って恥ずかしそうに口元を隠す蒼太が可愛くて、ぐっとペニスが大きくなる。


「んっ！大きく、なった……」
「っ、動いていいっ？」


　我慢できなくなって聞けば、蒼太の腕が俺の首に回る。
　引き寄せられ、初めて蒼太の方からキスをしてくれた。


「きて」
「っ」


　ゆっくりとペニスを抜いてまた埋める。
　その動きがどんどん激しくしていく。


「あっ、あ、ああっ、や、ヒロくん、激し……！」
「はぁ、はぁ……っ」
「うっ、ぁ、気持ち、い……そこ、イッちゃう……！」
「ん、いいよ、イッて」


　蒼太のペニスも一緒に扱くと、ビュクビュクと精液を吐き出す。
　ギュッと中が締まって、奥歯を噛み締めた。


「あぅっ、ぁ、ぁ……」
「ん、はぁ……」


　律動を止めて、蒼太にキスをした。
　舌を絡めて、ただそれに夢中になる。


「はぅ……ヒロくん……」
「どうしたの」
「動いていいよ。ヒロくんも、気持ちよくなって」


　蒼太を気持ちよくしてあげたいと思っていたけれど、そんなことを言われると止まれなくて。