後輩の夜事情(2/5更新)

狂言巡

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口吸ひ3

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 普段は遥か上の方にある先輩の顔が近づいて、躯を強ばらせる隙さえも与えられないまま口を吸われた。弾力性のある肉厚の舌が腔内を蹂躙し、唾液のみならず、何もかもが奪われていく感覚に足が震える。腰はいつの間にか太い腕に支えられていた。是非を問われぬ行われた接吻それに、不思議と嫌悪は感じなかった。
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