理想世界の創り方

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超時空城の先生の授業(壊れたロボットは世界統治者失格です)

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一方、不自由な世界群の時間軸においては、超時空城の先生たちが不自由な世界向けの授業を続けていた。


ーーーーーーーーーーーーーー

さて、というわけで

「誰もが自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験、運命を自由に選べるようにする」


という目標設定をあらゆる世界における最上位の目標にするとよい……という説明がなされました。


しかし、おそらく不自由な世界で支配階層の上位にいる多くの方は、はいそうですかとこの目標をすぐに自分の最優先にすべき目標にすることができないのではないかと思われます。


しかし、この目標を最優先にできないとなると、支配的地位を手にする資格がそもそもないということになってしまいます。


なぜなら、この目標を真摯に目指す場合しか、支配行為が許されないからです。


例えば、自然環境?を守るために、人間の数を強制的にでも殺して減らさなければならない……などという価値観は、すでに指摘したように本末転倒であり、優先すべきことが逆転してしまっているわけです。


自然環境というものは、あくまで体験者が素晴らしい体験をするための大道具のようなものであり、それを守るために体験者を殺したり、苦しめたりするというのは本末転倒だということになります。

体験者のいなくなった世界の自然環境など、何の意味も価値もないからです。

また、一部の者だけのために他の者を殺したり苦しめてもいいのだ……という価値観もまた、今まで夥しい苦しみを生み出してきたのです。


そして今も、そうした悲劇が繰り返され続けています。

選民思想という価値観は、体験者全員が素晴らしいと思える世界を実現しないようにしてしまいます。当然ですね。

百歩譲って選ばれた者であらゆる体験者たちが素晴らしいと思える世界を再構築するとすれば、少なくともその選ばれた者たちは、そうした排他的な価値観を持たない者たちでなければならないでしょう。

少なくとも罪なき者たちまで巻き込んで攻撃するような無差別攻撃兵器などを絶対にそれを使わねばならないさしせまった良心的な必要もないのに恣意的に使ってしまうような残酷な世界統治方法を実行する絶対者や神やその他のボス…やそのボスに何でも従うような者たちには、選ばれる資格はないでしょう。

そもそも残酷なことをできるだけしないようにしよう……できるだけそのための努力をしよう……と常に意志していなければなりません。

そのような意志を常にもっている者は、不自由な世界には実に少ないですが、まったくいないわけではないはずです。

現在のこの不自由な世界の支配者たちの中に、こうした意志を常に持ち、できるだけの努力をし続けている者はどのくらいいますか?

ほとんどいないのではないでしょうか?


こうした意志を、「お宝の意志」と呼びます。


「お宝の意志」=「誰もが自分の意志だけで自分自身のあらゆる体験、運命を自由に選べる世界、状態を実現しようとする意志」


です。


誰もが心から満足し続けることができるお宝世界を実現するには、このお宝の意志がどうしても必要不可欠なのです。


現在の支配階層にいる者たちの中に、このお宝の意志を持っている者がどれくらいいるでしょうか?


誰もが心から満足し続けれる世界を実現しようと意志している支配者は一人でもいるでしょうか?


支配的地位に自らの意志でつこうとするならば、自由意志があるのなら、このお宝の意志を自発的に持つ必要があるのです。


よって、こうした意志を自発的に持つか、すでに持っている者たちに、支配的地位を譲るか、少なくともそうした者たちからのアドバイスをこの世界の世界統治方法に反映させる必要があります。

世界統治方法に対しての良心的な誠実で真摯な改善要請が多数ある中で、現在の支配階層にいる者たちは、そうした要請への配慮や対話を自発的にしているでしょうか?

一方的に、支配階層の者たちだけで自分たちに有利になるように世界統治をしてやろう……というような意志を持ってしまっているのではないでしょうか?


対話もなく、策略をもってずる賢く一部の権力者や支配者たちが恣意的にやりたい放題好き放題できるような世界にしようとしているのではないでしょうか?


いいや、そうではないと本当に思うのならば、すべての良心的な理由から発されている世界統治方法に対する不満やアドバイスや問題点の指摘や改善要請などに応じ、公開で対話するべきでしょう。


その場合、その対話における目指すべき目標は、


「誰もが自分の意志で自分のあらゆる体験、運命を自由に選び楽しめる世界を実現するための最善の方法は何か?」


というものでなければなりません。


その目標が違っていれば、対話をしても、いつまでも平行線になるからです。


私は右にゆきたい、いや僕は左にゆきたい……ではなく、一緒に目指すべき同じ目標に到達するために最善の方法を探しましょう!という姿勢がどうしても必要になるのです。


理解できますよね。このくらいのことは。


右や左に行くのは、あくまでまず誰もが自分のあらゆる体験を自分の意志で自由に選べるような状態、環境、世界を実現してからの話なのです。

そうした共通目標の大前提をまずはじめに確保しなければ、争いが生じるのは当然のことです。


この大前提を構築さえしてしまえば、後は誰もが右のゲームでも左のゲームでも、その他のゲームでも…自由に選び楽しめるようにすればいいだけなのです。


自分たちの好みだからと、世界にいる体験者全員に対して、右のゲームしかしてはならないとか、左のゲームしかしてはならないとか、そんな価値観では、いつまでたっても悲劇や争いが続くばかりです。


全員、戦争に参加すべきだとか、全員毒を摂取すべきだとか……そういう価値観がダメなのはだからなのです。


戦争ゲームがどうしてもしたければ、テレビゲームのような他者に迷惑をかけない形での戦争ゲームを希望者だけでつくって希望者のみで楽しめるなら楽しむのは自由ですが、無理やり戦争ゲームへの参加をあらゆる体験者に強制する行為はこれは許されません。

毒ゲームでも天災ゲームでも同じです。


他の体験者に迷惑にならないようなテレビゲームで楽しむというのならば、問題ないですが、他の体験者が望まないのに無理やりやりたくもないリアル体験ゲームに参加させるのは犯罪行為と同じです。


ですが、不自由な世界の現状は、まさにそうした犯罪行為が昔からずっと延々と……なされているように思われます。


こうした犯罪行為を改めるのだという意志は持てますか?


自由意志があるならば、持てるはずです。壊れたロボットであれば無理でしょう。


あなたは、壊れたロボットですか?それとも、自発的に自分の自由意志であらゆる体験者たちにとっての最善の世界を目指すことができる者ですか?


まずは、この問いに答えてもらう必要があるのです。


なぜなら、この世界を誰もが素晴らしいと思えるお宝世界にするために何をなすべきかについていくら伝えても、壊れたロボットはその選択ができないからです。

だから、この世界がお宝世界に進化するために必要な条件として、どうしても「あなた」が壊れたロボットであることを拒否し、自分の意志で自発的にあらゆる体験者たちのための最善の世界を目指せるようにならなければならないのです。
そしてそうした意志を持つ者たちが対話によってその最善だと思うアイデアを間違いのないように煮詰めてゆく必要があるのです。

ああ、そういう話はしたくないからスルーして無視してしまおう……などと思ってしまうのでは支配者の位置にいる資格はないのです。


いかがですか?皆さんは、「お宝の意志」を自発的に持ち、なんとかこの世界を救えそうでしょうか?


自発的に誰もが素晴らしいと思えるような世界を実現しようと目指せるでしょうか?


目標設定の間違いに気づいたら自発的に修正できるでしょうか?


どうしても自発的に目指せないのならば、誰かほかの自発的に目指せる方に支配者権限をバトンタッチする必要があるでしょう。

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