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甘太郎の創造する新世界と自由意志の尊重問題
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ムゲンは、超時空体験図書館住まいの超時空聖体化した甘太郎の創造中の新世界の説明を受けて、これなら別に不自由な世界の世界改革などせずとも、全員救われるじゃないか……これで一安心だな……などと思った。
だが、待てよ……とムゲンは、思う。
甘太郎は、「それぞれの体験者の自由意志を尊重する」 と言っていた。
とすると、もし、「どうしても甘太郎の新世界に行きたくない!」と主張する魂がいたらどうなるんだ?と思う。
不自由な世界群の魂たちの多くは、超時空世界なんて知らないのだから、「我々は、絶対にこの不自由な世界に留まる!!!」などと言いそうだ。
甘太郎は不自由な世界を丸ごと自分の新世界に転送するつもりのようだが、そんなことを言われたら、自由意志を尊重する以上、その自由意志を無視して転送できないではないか……
これは後々問題になるなあ……とムゲンは思う。
ムゲンは未来予測をする。
となると、おそらく落としどころとして、甘太郎は一体でも不自由な世界をそのままの形で残して欲しいとか主張する魂がいた場合には、不自由な世界のコピーだけを自分の新世界に取り込むだけにしてしまうだろう……
まあ、コピーでも、超時空世界でならば、本物と同じようなものなのだが、甘太郎が全員を救いたくても「何としても救われたくない!」と主張する魂がいると、さすがの甘太郎でも救えないということになる。
体験者たちの自由意志を尊重する以上、何が救われることになるのか……を甘太郎が体験者本人の願いや意志を無視して勝手に決めれないということになるだろう。
であれば、不自由な世界を自由な世界に改めないまま、あるいはより不自由に退化してゆく状態のまま、そこに生き残り続けたいなどと思う魂たちは、さすがの甘太郎でも救えないということになる。
ムゲンはすでに不自由な世界に派遣している自分の分身体の調査員たちの意識を統合して、不自由な世界群にいる魂たちが何を選択するのかを分析してみる。
すると、相当数の魂が、おそらく不自由な世界を自由な世界に改めないまま、あるいはより不自由な状態に退化する方向に進む状態のまま、その不自由な世界に生き残り続けたいと本気で願うことになるだろう……という予測結果が出た。
「なんだ?この予測結果は?これじゃあ、現状では大部分の魂が救われないじゃないか……」
特に不自由な世界で貴族的な待遇を受けている特権階級や支配階級の魂たちは、救えない可能性が極めて高いという予測結果が出た。
彼らの多くが、自分たちの王族的、貴族的な特権を未来永劫、絶対に手放すまい……などと思ってしまっている……
中には、不自由な世界で永遠の命を得て、永遠に生き残り続けたいなどと思っている者までいる。
きっと甘太郎は、彼らの自由意志を尊重し、残念に思いながらも、無理やり自分の新世界にそうした者たちを転送するようなことはしないだろう……
では、一体、彼らは、どうなるのだろうか……ムゲンはさらに未来予測をしてみる。
次第に、あるいは急速に……不自由な世界から被支配階級の魂たちの多くが甘太郎の新世界、あるいは超時空聖体たちの世界に救助されてゆくだろう。
すると、特権階級の魂たちは、支配できる魂を得ることができなくなるだろう。
そして、そのうち今まで貴族的な特権を得ていた魂たち同士で支配被支配ゲームを継続しようとするだろう……
弱肉強食的に、そうした支配被支配ゲームが継続することが予測される。
すると、どうなる?
今まで不自由な世界内でだけ通用する永遠の命なるものを得ていた霊的存在や特権階級の魂たちであっても、他の魂の奴隷や家畜や操り人形やペットのようにされてゆくのではあるまいか……
今、他の魂たちに対してそうした扱いを自発的に止めようと思えないということは、今後もそうしたことを止めないであろうと予測されるからだ。
そしてみんな不自由な世界内での永遠の命を得てしまっていると、永遠にそうした支配被支配ゲームを継続し続けることになる……
いずれか一体の魂だけが、その他の魂を支配し続けることになるのか、あるいは派閥抗争などをしながら支配的立場を奪い合うようになるのか……それは定かではないが……とにかく何かしら良い未来が彼らにあるとは思えない……
一時的に不自由な世界の最強の一体だけが君臨して良い思いをするかもしれないが……諸行無常の法則がある以上、永遠に最強であり続けることができるとも思えない。
一時的には最強支配者になれたとしても、さすがに永遠には無理だろう。
そもそも、不自由な世界同士で支配被支配ゲームをするようにもなるだろうから、その最強たちもまた、他の不自由な世界の最強に侵略されるに違いない……
超時空体験図書館や超時空聖体たちが、見るに見かねて強制介入することも考えられるが、その場合は不自由な世界群はやはり存続できなくなるだろう……
その場合、少なくとも一度は自業自得体験の学習をしなければならなくなることだろう……
その介入が遅ければ遅いほど、不自由な世界に残った魂たちは半永久的に自業自得学園から出てこれなくなる可能性が高い……
いやはや、これは、なんとも哀れな末路になりそうではないか……
ムゲンは、一瞬でそうした未来予測をした。
であれば、慈悲の心を持って考えるなら、何としても不自由な世界群の魂たちに不自由な世界を自由な世界に改める意志を持ってもらうようにあらゆる手を尽くして導くべきだろう。
ムゲンはそのように考えて、甘太郎との対話や自分の未来予測を不自由な世界の魂たちに伝えることにした。
特に霊的世界の貴族階級や宇宙世界の貴族階級など……の特権階級の魂たちにその導きが必要だと判断した。
だが、待てよ……とムゲンは、思う。
甘太郎は、「それぞれの体験者の自由意志を尊重する」 と言っていた。
とすると、もし、「どうしても甘太郎の新世界に行きたくない!」と主張する魂がいたらどうなるんだ?と思う。
不自由な世界群の魂たちの多くは、超時空世界なんて知らないのだから、「我々は、絶対にこの不自由な世界に留まる!!!」などと言いそうだ。
甘太郎は不自由な世界を丸ごと自分の新世界に転送するつもりのようだが、そんなことを言われたら、自由意志を尊重する以上、その自由意志を無視して転送できないではないか……
これは後々問題になるなあ……とムゲンは思う。
ムゲンは未来予測をする。
となると、おそらく落としどころとして、甘太郎は一体でも不自由な世界をそのままの形で残して欲しいとか主張する魂がいた場合には、不自由な世界のコピーだけを自分の新世界に取り込むだけにしてしまうだろう……
まあ、コピーでも、超時空世界でならば、本物と同じようなものなのだが、甘太郎が全員を救いたくても「何としても救われたくない!」と主張する魂がいると、さすがの甘太郎でも救えないということになる。
体験者たちの自由意志を尊重する以上、何が救われることになるのか……を甘太郎が体験者本人の願いや意志を無視して勝手に決めれないということになるだろう。
であれば、不自由な世界を自由な世界に改めないまま、あるいはより不自由に退化してゆく状態のまま、そこに生き残り続けたいなどと思う魂たちは、さすがの甘太郎でも救えないということになる。
ムゲンはすでに不自由な世界に派遣している自分の分身体の調査員たちの意識を統合して、不自由な世界群にいる魂たちが何を選択するのかを分析してみる。
すると、相当数の魂が、おそらく不自由な世界を自由な世界に改めないまま、あるいはより不自由な状態に退化する方向に進む状態のまま、その不自由な世界に生き残り続けたいと本気で願うことになるだろう……という予測結果が出た。
「なんだ?この予測結果は?これじゃあ、現状では大部分の魂が救われないじゃないか……」
特に不自由な世界で貴族的な待遇を受けている特権階級や支配階級の魂たちは、救えない可能性が極めて高いという予測結果が出た。
彼らの多くが、自分たちの王族的、貴族的な特権を未来永劫、絶対に手放すまい……などと思ってしまっている……
中には、不自由な世界で永遠の命を得て、永遠に生き残り続けたいなどと思っている者までいる。
きっと甘太郎は、彼らの自由意志を尊重し、残念に思いながらも、無理やり自分の新世界にそうした者たちを転送するようなことはしないだろう……
では、一体、彼らは、どうなるのだろうか……ムゲンはさらに未来予測をしてみる。
次第に、あるいは急速に……不自由な世界から被支配階級の魂たちの多くが甘太郎の新世界、あるいは超時空聖体たちの世界に救助されてゆくだろう。
すると、特権階級の魂たちは、支配できる魂を得ることができなくなるだろう。
そして、そのうち今まで貴族的な特権を得ていた魂たち同士で支配被支配ゲームを継続しようとするだろう……
弱肉強食的に、そうした支配被支配ゲームが継続することが予測される。
すると、どうなる?
今まで不自由な世界内でだけ通用する永遠の命なるものを得ていた霊的存在や特権階級の魂たちであっても、他の魂の奴隷や家畜や操り人形やペットのようにされてゆくのではあるまいか……
今、他の魂たちに対してそうした扱いを自発的に止めようと思えないということは、今後もそうしたことを止めないであろうと予測されるからだ。
そしてみんな不自由な世界内での永遠の命を得てしまっていると、永遠にそうした支配被支配ゲームを継続し続けることになる……
いずれか一体の魂だけが、その他の魂を支配し続けることになるのか、あるいは派閥抗争などをしながら支配的立場を奪い合うようになるのか……それは定かではないが……とにかく何かしら良い未来が彼らにあるとは思えない……
一時的に不自由な世界の最強の一体だけが君臨して良い思いをするかもしれないが……諸行無常の法則がある以上、永遠に最強であり続けることができるとも思えない。
一時的には最強支配者になれたとしても、さすがに永遠には無理だろう。
そもそも、不自由な世界同士で支配被支配ゲームをするようにもなるだろうから、その最強たちもまた、他の不自由な世界の最強に侵略されるに違いない……
超時空体験図書館や超時空聖体たちが、見るに見かねて強制介入することも考えられるが、その場合は不自由な世界群はやはり存続できなくなるだろう……
その場合、少なくとも一度は自業自得体験の学習をしなければならなくなることだろう……
その介入が遅ければ遅いほど、不自由な世界に残った魂たちは半永久的に自業自得学園から出てこれなくなる可能性が高い……
いやはや、これは、なんとも哀れな末路になりそうではないか……
ムゲンは、一瞬でそうした未来予測をした。
であれば、慈悲の心を持って考えるなら、何としても不自由な世界群の魂たちに不自由な世界を自由な世界に改める意志を持ってもらうようにあらゆる手を尽くして導くべきだろう。
ムゲンはそのように考えて、甘太郎との対話や自分の未来予測を不自由な世界の魂たちに伝えることにした。
特に霊的世界の貴族階級や宇宙世界の貴族階級など……の特権階級の魂たちにその導きが必要だと判断した。
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