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03 トライアル (3)Vesta & Baltroy
14 Vesta (エスコート)
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土曜日、とても幸せな気分でベッドを抜け出して、昼前にはオートキャリアに乗った。
「夕方には戻るよ」
「うん」
アラスターが見送ってくれた。止められるかと思ったけど……。
昨日は、明日バルとのデートだと思うとそれだけで楽しくて仕方なかった。
だからアラスターとオートキャリアで帰る時も、すごくうきうきしてたんだと思う。家に帰ってから、アラスターに明日のことを言うのを忘れていたと気がついて、夕食を食べながら話した。
「明日、バルと遊びに行くね」
「……どこに?」
「セントラルゲームセンター。ゲームなかなか進まないから」
アラスターが食べる手を止めた。あんまり良くない兆候。
「二人で?」
「うん……だめ? アラスターも来る?」
「いや。いいよ。いってらっしゃい」
良かったと思った。アラスターはちょっと難しいところがあるんだな。バルならたぶんふーんてくらい。アラスター以外の人と外出するのは久しぶり。一緒に住み始めてからなかったから、三ヶ月ぶりくらい?
ふと思い出した。ザムザやアラスターと出かけるようになった時、バル以外の人と出かけるのは初めてだと思ったこと。あの時は不安になった。今は少しほっとしている。どうして?
バルを迎えに行く。久しぶりのバルの家。家の前の道路からコールすると、しばらくしてバルがコンコンとオートキャリアの窓をノックした。
「ホルスター持ってきたか?」
「持ってきた!」
バルはゆとりのあるカーゴパンツを履いていた。トップスはVネックのシャツで、胸の膨らみがはっきりわかる。
「胸、またおっきくなった?」
「そうなんだよ」
「女性ものの服買わないの?」
「買わねーよ。俺としては今月中に犯人逮捕すんだから」
「ふふっ」
すごく楽しい。バルの隣にいるだけで、気持ちがわくわくする。バルがどんな姿でも、それは変わらない。どうして? こんな気持ちはバルといる時にしかならない。
「何だよ? 触ってみたいか?」
気づかないうちにバルをじっと見てしまっていた。
「え? いいの?」
「期間限定だから心しろよ」
そっと大きくなった胸にシャツの上から触れる。
「柔らかい!」
信じられない。人の体にこんなに柔らかいものが付いているなんて! ふわふわして、溶け落ちてしまうんじゃないかと思うくらい。
「脂肪。脂肪の塊だよ……お前はたから見ると変態だな」
「触っていいって言っただろ!」
バルははははと笑った。ゲームセンター前でオートキャリアを降りた時から、バルはめちゃくちゃ目立った。みんなが振り返るのがわかるくらいだった。それはそうだ。バルはいつもドアを蹴破れるように少し厚底のブーツを履いているから、190センチを超える。
そんな長身の美女が胸元もあらわに闊歩していたら、誰だって目を奪われるだろう。
隣を歩くのがなんだか気後がして、少し後ろをついていたら、バルが俺の手を取ってぐいと横に並べた。
「おいどうした。エスコートなんだろ?」
笑っている。
「うん」
並んで歩く。バルの手はすぐに離れてしまったけど、顔を上げて背筋を伸ばすことができる。
ブースに入るのも久々だった。ベリハの三面。
「この前、ノーマルはやったんだ」
「いいね」
路上を軍用のオートキャリアで走りながらエネミーを倒す面だ。バルとだとベリーハードの辛さを感じない。でもなんだか少しバルのクリティカル率が低いような気がする。
ボスが出てくる。この面のボスは怪鳥。でかくて飛んでいる間は倒しようがない。風切り羽根を狙い撃ちして地面に落としてから倒さないといけない。片方ずつヒットさせて落とす。あとは翼と首の攻撃を避けながら頭と胴体でヒットポイントを削ってクリア。
「はあ……」
珍しくバルの方がばてていた。
「体が重い。薬飲み始めてから筋肉が溶けてくみたいで……」
確かに肩のあたりがずいぶんほっそりとした。
「モデルガンが重てえ」
ランキングが表示される。ベリーハードの二面のランキングの三位にバルと俺の名前がクレジットされている。今のやつはランキング外だ。
「ちょっと休む?」
バルに飲み物を渡す。細くなった喉が波打つように動いてそれを飲む。
「ありがとう。ハ……アラスターに似てきやがったな」
言われてはっと気づく。アラスターのことが全く頭から飛んでしまっていた。
「メシ食いに行くか?」
「うん。どれなら食べられる?」
ここに来た時いつも食べてるトルティーヤはだめ。
「あれなら食えるな。大丈夫なにおいだ」
フィッシュ・フライのホットサンド。二人で食べながら歩いていると、すごいレンズがついたブリングを構えた人から声をかけられた。
「すみません! 今、ここら辺で気になったお二人の写真撮ってるんですけど、いいですか? ミニコミ誌の『中央ゲーマー通信』に掲載するかも知れないんですが……」
「いやだ」
バルが即答した。
「待って! あの、その写真、データで頂けたりします?」
「もちろんです。撮ってすぐにお渡ししますよ」
「バル! 俺バルとの写真欲しい! お願い」
必死で頼み込んだ。こんなことでもないと、バルとの写真なんて一生手に入らない。
「お願い! 期間限定なんだろ? 本当にお願い」
「うーん……掲載ってされるもんなんですか?」
「いや、基本穴埋めなんで、ストックだけはしておきますけど、めったに載らないです」
カメラマンさんは空気を読んだのか事実なのか、すごくいい言い方をしてくれた。
「バル! お願い! お願い! お願い!」
バルははーっと深いため息を一つついたけど、あきらめたように頷いた。
「やった!」
バルの気が変わらないうちに撮ってもらう。ポーズや角度を変えて2、3枚。バルは立ってるだけで決まっている。すぐに俺のブリングに画像を飛ばしてもらった。
「ほら! バル、すごく綺麗」
「見せなくていい」
「お二人はどんなご関係なんですか? 彼氏彼女とか?」
そうです! と言いたかった。でもバルの方が先に答えた。
「同僚です。仕事でコンビを組んでる」
「そうでしたか……」
間違ってないから、なんだかへこんだ。
「昼飯も食ったし帰るか」
「え! 四面もやりたい」
バルがくしゃっと髪を撫でた。
「アラスターが心配するだろ。人のものそんなに長く借りてられねえよ。それに俺もこの体じゃ面白くねえわ。まただな」
「………」
人のものって俺のこと? 前もそう言った。俺は人のものじゃない。アラスターと付き合ってるけど、アラスターのものじゃない。なんでそんなこと言うの?
「バル、じゃあ送らせて! それはいいだろ?」
バルはそれは苦笑しながら頷いてくれた。
「でも明日だって会うのに」
思ったより早く解散になってしまったので、オートキャリアを予約しなおした。あーあ。待ち時間と、バルの家までであと一時間くらいしか一緒にいられない。
「待ち時間どうしようか」
「ゲーム始めると三十分じゃ終わらないからな」
二人でなんとなくゲームセンターの中をぶらぶら歩いた。プライズゲームの前を通りかかる。
「あ。この前のやつ」
先日バルがマグカップを取ってくれたマシンだった。中身が入れ替わっていて、何かのキャラクターのフィギュアになっていた。
「もうなくなっちゃったんだね」
「すぐ変わるからなあ」
ほかのプライズも沢山あって、アームを動かすタイプのにチャレンジしてみたけど、うまくいかなかった。難しい。
「取れない!」
「俺もこのタイプはだめなんだ。目押しできるのしかやらない」
すぐにオートキャリアは来てしまって、もう帰らないといけない。バルがふっと俺を先に乗せようとした。
「あ! レディファースト」
「うるせえな。お前なんか年がら年中男か女かわかんねえくせに」
悪態をつきながらだけど、バルは先に乗ってくれた。あともう三十分もない。バルと二人でいられる一分一秒が惜しい。
「またこうして遊んでくれる?」
「いいよ。でも男の体に戻ったらだな」
「早く解決しないとね。髪何色にするの?」
「そうだったな。うーん……レッダに適当に頼もうかな。お前は何色がいいと思う?」
バルが真っ黒な瞳で聞いた。何色でもきっと似合う。でも……
「ブルー」
ディープブルーがいい。俺が持っていってしまったマグのような。
「じゃあ、そうするか。お前はグリーンだもんな」
そう言われて、なんだか泣きそうになった。俺の髪は今何色? レモンイエローのカラー剤の向こう。もう俺はグリーンじゃない。車はとうとうバルの家の前に止まった。
「ありがとう、ヴェスタ。また明日な」
バルは普通にドアを開けて、普通に部屋に戻ってしまった。ドアが閉まる。するするとまた、車は今度はアラスターの家に向かって走り出す。
「……ふ」
なんで。涙がぽろぽろと噴き出した。別にアラスターの家に戻るのが嫌なわけじゃない。アラスターのことは好き。俺には贅沢すぎる生活。
──世間知らず。
ウジャトの言葉。嫌な気持ちになったのは本当のことだから。それなのに、帰りたくないと思ってしまうのはどうして?
涙を拭かないといけない。泣いたことがばれたらアラスターは心配して色々聞いてくるだろう。心配かけたらだめ。あんなに、あんなに俺を愛してくれる人に。こんな、訳の分からない涙のことなんて。
エントランスに着いてしまった。降りて涙を拭う。エレベーターの鏡のように磨かれた扉で顔を確認する。大丈夫。ただいまって部屋に入ってアラスターにキスしたらいい。楽しかったよって。
そうだよね? バル。
「夕方には戻るよ」
「うん」
アラスターが見送ってくれた。止められるかと思ったけど……。
昨日は、明日バルとのデートだと思うとそれだけで楽しくて仕方なかった。
だからアラスターとオートキャリアで帰る時も、すごくうきうきしてたんだと思う。家に帰ってから、アラスターに明日のことを言うのを忘れていたと気がついて、夕食を食べながら話した。
「明日、バルと遊びに行くね」
「……どこに?」
「セントラルゲームセンター。ゲームなかなか進まないから」
アラスターが食べる手を止めた。あんまり良くない兆候。
「二人で?」
「うん……だめ? アラスターも来る?」
「いや。いいよ。いってらっしゃい」
良かったと思った。アラスターはちょっと難しいところがあるんだな。バルならたぶんふーんてくらい。アラスター以外の人と外出するのは久しぶり。一緒に住み始めてからなかったから、三ヶ月ぶりくらい?
ふと思い出した。ザムザやアラスターと出かけるようになった時、バル以外の人と出かけるのは初めてだと思ったこと。あの時は不安になった。今は少しほっとしている。どうして?
バルを迎えに行く。久しぶりのバルの家。家の前の道路からコールすると、しばらくしてバルがコンコンとオートキャリアの窓をノックした。
「ホルスター持ってきたか?」
「持ってきた!」
バルはゆとりのあるカーゴパンツを履いていた。トップスはVネックのシャツで、胸の膨らみがはっきりわかる。
「胸、またおっきくなった?」
「そうなんだよ」
「女性ものの服買わないの?」
「買わねーよ。俺としては今月中に犯人逮捕すんだから」
「ふふっ」
すごく楽しい。バルの隣にいるだけで、気持ちがわくわくする。バルがどんな姿でも、それは変わらない。どうして? こんな気持ちはバルといる時にしかならない。
「何だよ? 触ってみたいか?」
気づかないうちにバルをじっと見てしまっていた。
「え? いいの?」
「期間限定だから心しろよ」
そっと大きくなった胸にシャツの上から触れる。
「柔らかい!」
信じられない。人の体にこんなに柔らかいものが付いているなんて! ふわふわして、溶け落ちてしまうんじゃないかと思うくらい。
「脂肪。脂肪の塊だよ……お前はたから見ると変態だな」
「触っていいって言っただろ!」
バルははははと笑った。ゲームセンター前でオートキャリアを降りた時から、バルはめちゃくちゃ目立った。みんなが振り返るのがわかるくらいだった。それはそうだ。バルはいつもドアを蹴破れるように少し厚底のブーツを履いているから、190センチを超える。
そんな長身の美女が胸元もあらわに闊歩していたら、誰だって目を奪われるだろう。
隣を歩くのがなんだか気後がして、少し後ろをついていたら、バルが俺の手を取ってぐいと横に並べた。
「おいどうした。エスコートなんだろ?」
笑っている。
「うん」
並んで歩く。バルの手はすぐに離れてしまったけど、顔を上げて背筋を伸ばすことができる。
ブースに入るのも久々だった。ベリハの三面。
「この前、ノーマルはやったんだ」
「いいね」
路上を軍用のオートキャリアで走りながらエネミーを倒す面だ。バルとだとベリーハードの辛さを感じない。でもなんだか少しバルのクリティカル率が低いような気がする。
ボスが出てくる。この面のボスは怪鳥。でかくて飛んでいる間は倒しようがない。風切り羽根を狙い撃ちして地面に落としてから倒さないといけない。片方ずつヒットさせて落とす。あとは翼と首の攻撃を避けながら頭と胴体でヒットポイントを削ってクリア。
「はあ……」
珍しくバルの方がばてていた。
「体が重い。薬飲み始めてから筋肉が溶けてくみたいで……」
確かに肩のあたりがずいぶんほっそりとした。
「モデルガンが重てえ」
ランキングが表示される。ベリーハードの二面のランキングの三位にバルと俺の名前がクレジットされている。今のやつはランキング外だ。
「ちょっと休む?」
バルに飲み物を渡す。細くなった喉が波打つように動いてそれを飲む。
「ありがとう。ハ……アラスターに似てきやがったな」
言われてはっと気づく。アラスターのことが全く頭から飛んでしまっていた。
「メシ食いに行くか?」
「うん。どれなら食べられる?」
ここに来た時いつも食べてるトルティーヤはだめ。
「あれなら食えるな。大丈夫なにおいだ」
フィッシュ・フライのホットサンド。二人で食べながら歩いていると、すごいレンズがついたブリングを構えた人から声をかけられた。
「すみません! 今、ここら辺で気になったお二人の写真撮ってるんですけど、いいですか? ミニコミ誌の『中央ゲーマー通信』に掲載するかも知れないんですが……」
「いやだ」
バルが即答した。
「待って! あの、その写真、データで頂けたりします?」
「もちろんです。撮ってすぐにお渡ししますよ」
「バル! 俺バルとの写真欲しい! お願い」
必死で頼み込んだ。こんなことでもないと、バルとの写真なんて一生手に入らない。
「お願い! 期間限定なんだろ? 本当にお願い」
「うーん……掲載ってされるもんなんですか?」
「いや、基本穴埋めなんで、ストックだけはしておきますけど、めったに載らないです」
カメラマンさんは空気を読んだのか事実なのか、すごくいい言い方をしてくれた。
「バル! お願い! お願い! お願い!」
バルははーっと深いため息を一つついたけど、あきらめたように頷いた。
「やった!」
バルの気が変わらないうちに撮ってもらう。ポーズや角度を変えて2、3枚。バルは立ってるだけで決まっている。すぐに俺のブリングに画像を飛ばしてもらった。
「ほら! バル、すごく綺麗」
「見せなくていい」
「お二人はどんなご関係なんですか? 彼氏彼女とか?」
そうです! と言いたかった。でもバルの方が先に答えた。
「同僚です。仕事でコンビを組んでる」
「そうでしたか……」
間違ってないから、なんだかへこんだ。
「昼飯も食ったし帰るか」
「え! 四面もやりたい」
バルがくしゃっと髪を撫でた。
「アラスターが心配するだろ。人のものそんなに長く借りてられねえよ。それに俺もこの体じゃ面白くねえわ。まただな」
「………」
人のものって俺のこと? 前もそう言った。俺は人のものじゃない。アラスターと付き合ってるけど、アラスターのものじゃない。なんでそんなこと言うの?
「バル、じゃあ送らせて! それはいいだろ?」
バルはそれは苦笑しながら頷いてくれた。
「でも明日だって会うのに」
思ったより早く解散になってしまったので、オートキャリアを予約しなおした。あーあ。待ち時間と、バルの家までであと一時間くらいしか一緒にいられない。
「待ち時間どうしようか」
「ゲーム始めると三十分じゃ終わらないからな」
二人でなんとなくゲームセンターの中をぶらぶら歩いた。プライズゲームの前を通りかかる。
「あ。この前のやつ」
先日バルがマグカップを取ってくれたマシンだった。中身が入れ替わっていて、何かのキャラクターのフィギュアになっていた。
「もうなくなっちゃったんだね」
「すぐ変わるからなあ」
ほかのプライズも沢山あって、アームを動かすタイプのにチャレンジしてみたけど、うまくいかなかった。難しい。
「取れない!」
「俺もこのタイプはだめなんだ。目押しできるのしかやらない」
すぐにオートキャリアは来てしまって、もう帰らないといけない。バルがふっと俺を先に乗せようとした。
「あ! レディファースト」
「うるせえな。お前なんか年がら年中男か女かわかんねえくせに」
悪態をつきながらだけど、バルは先に乗ってくれた。あともう三十分もない。バルと二人でいられる一分一秒が惜しい。
「またこうして遊んでくれる?」
「いいよ。でも男の体に戻ったらだな」
「早く解決しないとね。髪何色にするの?」
「そうだったな。うーん……レッダに適当に頼もうかな。お前は何色がいいと思う?」
バルが真っ黒な瞳で聞いた。何色でもきっと似合う。でも……
「ブルー」
ディープブルーがいい。俺が持っていってしまったマグのような。
「じゃあ、そうするか。お前はグリーンだもんな」
そう言われて、なんだか泣きそうになった。俺の髪は今何色? レモンイエローのカラー剤の向こう。もう俺はグリーンじゃない。車はとうとうバルの家の前に止まった。
「ありがとう、ヴェスタ。また明日な」
バルは普通にドアを開けて、普通に部屋に戻ってしまった。ドアが閉まる。するするとまた、車は今度はアラスターの家に向かって走り出す。
「……ふ」
なんで。涙がぽろぽろと噴き出した。別にアラスターの家に戻るのが嫌なわけじゃない。アラスターのことは好き。俺には贅沢すぎる生活。
──世間知らず。
ウジャトの言葉。嫌な気持ちになったのは本当のことだから。それなのに、帰りたくないと思ってしまうのはどうして?
涙を拭かないといけない。泣いたことがばれたらアラスターは心配して色々聞いてくるだろう。心配かけたらだめ。あんなに、あんなに俺を愛してくれる人に。こんな、訳の分からない涙のことなんて。
エントランスに着いてしまった。降りて涙を拭う。エレベーターの鏡のように磨かれた扉で顔を確認する。大丈夫。ただいまって部屋に入ってアラスターにキスしたらいい。楽しかったよって。
そうだよね? バル。
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大人だからこその焦れったい恋愛模様、是非ご覧ください。
年下敬語攻め、一人称「私」受けが好きな方にも、楽しんでいただけると幸いです。
表紙素材は abdulgalaxia様 よりお借りしています。
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