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第一章 異世界漂流編
第二話 街へ行ってみよう
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未だ、川沿いに街へと向かっている途中。
今までいたサバゲーフィールドとは一味違ったのどかさが、戦場の緊張感に満ちていた私の体を落ち着かせる。
川のせせらぎや風のささやきに耳を傾け、ゆっくりと歩くのも乙なものだ。
どこかで聞いた話だと、自然の音というのは人間はリラックスできる音とかどうとかこうとか。
そうも自然を堪能しているうちに、川からもう街が見えるぐらいの距離……まだ相当あるが、それなりに歩いて来れた。
そして、それを狙ったかのように腹の虫はなり始め、私は近くの木陰で小休止を挟むことにしたのだった。
ストレージ内を探し、運良く残っていたエナジースティックを食べ、やや満足感の足らない腹持ちに苦悩しつつ、また歩き出す。
数十分歩いて、防壁周りの堀というのだろうか、土を掘り、そこに川から引いた水を入れて防衛設備の一部としていた。
遠くから見るよりも大きく、街と言うより小規模な城郭都市と言っても差し支えない規模だ。
堀の中を見ると、川からの水を引いているからか小さな淡水魚などが生息しているようで、自然と共存している中世時代辺りが少し羨ましくも思えた。
掘り沿いを歩き、道らしきものに合流すると検問員に半ば怪しまれながらも通してもらい、冒険者で活気溢れる、「フレスベルニク」という場所に到着した。
木造のしっかりした洋風な建物が道の横に並び、その合間を人や馬車が行き交う。
知識があったから驚きは少なくて済んだが、通りにはリザードマンや獣人。
某恐竜映画に見るヴェロキラプトルのような、人間の2倍ほどの体長、羽毛の間から覗かせる鉤爪、その強靭な筋肉から捻り出される、馬を凌ぐ力。
どちらかと言うとこちらの方に驚き、また惹かれた。
それらを見て歩くうちに街の中央部に進み、そこには広場が広がっていた。
食糧や武具、生活雑貨に衣類など、様々なものが昼間の活気に沸き立つ市場があった。
そこでは当然のように値引き交渉が行われ、大小別れる銅貨や銀貨で売買が行われていた。
興味のあまりスマホで撮影を行っていると、冒険者と思しき獣人の袖から銀貨が音を出して落ちた。
「すみません、銀貨を落としましたよ」
それをひょいと拾い、音に気付いて振り返った──白銀の狼娘。
獣耳好きなのも相俟ってか、その姿に女でありながら一発で惹かれてしまった。
「あ、どうも……」
その銀狼娘は、以外というような顔でそれを受け取る。
そして、訝しげな顔で私の身の回りをまじまじと見始めた。
「貴女見ない顔ですね、それに珍しい服装……」
しまったと、そう口から零れそうになる。
それはこの場所に、遥か3、4世紀先の服装、装備、価値観から何から、この世界には相容れないものを持ち、それ故に目立ちすぎていたからだった。
「いえっ、これはその……」
これまでにないほど高鳴る心臓。自分がどれだけ動揺しているのかが分かる。
冷静になろうとする頭に対し、反射的に動く口と手は止めることが出来ず……ついには腹の虫までもが鳴いた。
「すみません……」
だが、それが私を救う一手になってくれた。
お腹がなったのを恥ずかしがるように振る舞いつつ、心の中の私は一息つくことが出来た。
運が良かったのは、武器弾薬を検問を通る時に全てストレージにしまい込んでいたことだ。
「いえ、こちらこそすみません。何も初対面の人に詮索する真似をしてしまい……お詫びと言ってはなんですが、セリエムス小銀貨で何か食べ物を買いますよ」
セリエムス小銀貨と呼ぶ銀貨を前に翳し、片目を瞑り軽く謝罪を重ね、近くに美味しい店があると尻尾を揺らす彼女を断ることは、獣耳好きの私には出来ることがなかった。
目の前で揺れる白銀の尻尾。それを頼りに人混みを縫って進む。
そのモフモフを手でじっくりと味わいたい。そう私の心は高々に叫ぶが、人間はそれを理性によって抑えるもの。
見知って僅かな人にそんな非礼、拾って渡したセリエムス小銀貨一枚では足りることは絶対にないだろう。致命的な事といえば価値も分からないし。
だがやはり……いやいやそれは……。
彼女の後ろで萌える葛藤は、その目的地にたどり着くまでの間まで続き、結局彼女の尻尾を堪能することははばかられた。
「さあ、これをどうぞ」
露天で「ジャガマル」なる、ふやかしたじゃが芋を荒く潰し、一口サイズに丸く整形し揚げたどこか馴染みのあるものを手に渡された。
芳ばし匂いに堪らず、そのカリッと揚げられた部分に大きくがぶり着く。
外はサクサク半ばホロホロ、外を外殻のようにある衣の中に、スパイスが混ざりじゃが芋のもっちりともむっちりとも言い難い食感がよく会う。
ソースやケチャップ、マヨネーズなど調味料を合わせて新たな境地を目指したいところだが、生憎とそれはこの世界に無いようなので、店主が「クロサ」という黒い粒をひとつまみ出して頂き、それをまたかぶりつくと、その美味さに口の中で叫んだ。
こんな現実世界のじゃがまるを超えるジャガマルがあろうとは……至福ッ!!
「ありがとうございます、ジャガマル美味しいです!」
あまりの美味しさにあっという間に完食してしまい、これまた驚いた顔でまだじゃがまるの半分をリスのように食す彼女に礼をした。
彼女もまた至福の笑顔を返し、これもまたいい時間だった。
「そう言えば自己紹介がまだでしたね、私は笹倉 黒恵、気軽に黒恵でいいですよ」
「レギーナ・トス・ルーアです。私もルーアと呼んでください」
ちょうど食べ終わり、油が手につかないようにじゃがまるの持ち手となっていた紙を小さなゴミ箱にポイと捨て、ルーアと私はお互いに握手を交わす。
それと重なるようにどこからか鐘の音が街中に轟いた。
教会か何かの礼拝とかそこら辺なのだろうか?時間はちょうど正午を指していた。
「すみません、私はここで。冒険者ギルドに御用でしたら、私に着いてくれば大丈夫だと思います」
ルーアがそれではと小さな手をヒラヒラと翳し、人混みを塗って行ってしまった。
もう少し話はしたかったが……冒険者ギルドか、行ってみる価値はある。
そう考え、まだ人混みの中に見える白銀の狼耳を追い始めた。
耳を追い人混みを掻き分けること10分程、やっとそれらしき建物の前につくことが出来た。
ギルドの前では馬車が頻繁に行き交い、武器を持った冒険者がひっきりなしに出入りしていた。
近くの露天で手頃なポンチョのようなものを見つけたので、後で買ってみよう。
そう言えば、お金といえば現地貨幣ではないものの、それなりにゲーム内貨幣はある。
これを変換して使用することは出来ないのだろうか。
スマホから武器や装備の売買画面を探した結果、金貨や銀貨など、ルーアが落とし私が拾ったセリエムス小銀貨というものも何故か売買に出されていた。
冒険者登録して、恒久的な資金調達先を確保するにも手数料が要るだろう。
一文無しの状態でルーアさんに救われたが、こんな救済処置があるなら先に探しておけばよかった。
いくらか枚数を整え、
「すみません、冒険者登録を行いたいのですがよろしいでしょうか?」
トレーをもって駆け回る受付嬢兼ウエイトレスのような人に話をする。
「はいっ!冒険者登録ですね、あちらのクエストカウンターで冒険者登録の旨を伝えて頂き、用紙を貰って下さい。書き終わったら、それを提出されれば説明がありますので指示に従って下さい。分からない事があればまた気軽に聞いてくださいね」
受付嬢は職員が数名いるカウンターを指差し、大体の流れを丁寧に説明してくれた。
「ありがとうございます、では行ってまいります」
それに軽く会釈して礼をして、カウンターへ小走りで向かった。
全部で3つあるカウンターの空いた所に入り、冒険者登録の旨を伝えると、自筆か代筆かを聞かれ、読むことも書くことにもに多少の不安があったため代筆を頼む。
登録用紙、インクと羽根ペンを受け取り、代筆を行ってくれる人と近くのカウンター席に座った。
名前や年齢を初めとして出身地、種族、信仰する宗教、魔術師か否かその場合のランク、前職、使用する基本的な武器、使用言語、使用文字等々根掘り葉掘り質問され、それに答えるような形で代筆は進んだ。
特定の部分にて実在しないものやカテゴリーがない部分を代替してなんとか済ませ、書かれている内容を確認して、登録料と共に用紙を提出した。
今までいたサバゲーフィールドとは一味違ったのどかさが、戦場の緊張感に満ちていた私の体を落ち着かせる。
川のせせらぎや風のささやきに耳を傾け、ゆっくりと歩くのも乙なものだ。
どこかで聞いた話だと、自然の音というのは人間はリラックスできる音とかどうとかこうとか。
そうも自然を堪能しているうちに、川からもう街が見えるぐらいの距離……まだ相当あるが、それなりに歩いて来れた。
そして、それを狙ったかのように腹の虫はなり始め、私は近くの木陰で小休止を挟むことにしたのだった。
ストレージ内を探し、運良く残っていたエナジースティックを食べ、やや満足感の足らない腹持ちに苦悩しつつ、また歩き出す。
数十分歩いて、防壁周りの堀というのだろうか、土を掘り、そこに川から引いた水を入れて防衛設備の一部としていた。
遠くから見るよりも大きく、街と言うより小規模な城郭都市と言っても差し支えない規模だ。
堀の中を見ると、川からの水を引いているからか小さな淡水魚などが生息しているようで、自然と共存している中世時代辺りが少し羨ましくも思えた。
掘り沿いを歩き、道らしきものに合流すると検問員に半ば怪しまれながらも通してもらい、冒険者で活気溢れる、「フレスベルニク」という場所に到着した。
木造のしっかりした洋風な建物が道の横に並び、その合間を人や馬車が行き交う。
知識があったから驚きは少なくて済んだが、通りにはリザードマンや獣人。
某恐竜映画に見るヴェロキラプトルのような、人間の2倍ほどの体長、羽毛の間から覗かせる鉤爪、その強靭な筋肉から捻り出される、馬を凌ぐ力。
どちらかと言うとこちらの方に驚き、また惹かれた。
それらを見て歩くうちに街の中央部に進み、そこには広場が広がっていた。
食糧や武具、生活雑貨に衣類など、様々なものが昼間の活気に沸き立つ市場があった。
そこでは当然のように値引き交渉が行われ、大小別れる銅貨や銀貨で売買が行われていた。
興味のあまりスマホで撮影を行っていると、冒険者と思しき獣人の袖から銀貨が音を出して落ちた。
「すみません、銀貨を落としましたよ」
それをひょいと拾い、音に気付いて振り返った──白銀の狼娘。
獣耳好きなのも相俟ってか、その姿に女でありながら一発で惹かれてしまった。
「あ、どうも……」
その銀狼娘は、以外というような顔でそれを受け取る。
そして、訝しげな顔で私の身の回りをまじまじと見始めた。
「貴女見ない顔ですね、それに珍しい服装……」
しまったと、そう口から零れそうになる。
それはこの場所に、遥か3、4世紀先の服装、装備、価値観から何から、この世界には相容れないものを持ち、それ故に目立ちすぎていたからだった。
「いえっ、これはその……」
これまでにないほど高鳴る心臓。自分がどれだけ動揺しているのかが分かる。
冷静になろうとする頭に対し、反射的に動く口と手は止めることが出来ず……ついには腹の虫までもが鳴いた。
「すみません……」
だが、それが私を救う一手になってくれた。
お腹がなったのを恥ずかしがるように振る舞いつつ、心の中の私は一息つくことが出来た。
運が良かったのは、武器弾薬を検問を通る時に全てストレージにしまい込んでいたことだ。
「いえ、こちらこそすみません。何も初対面の人に詮索する真似をしてしまい……お詫びと言ってはなんですが、セリエムス小銀貨で何か食べ物を買いますよ」
セリエムス小銀貨と呼ぶ銀貨を前に翳し、片目を瞑り軽く謝罪を重ね、近くに美味しい店があると尻尾を揺らす彼女を断ることは、獣耳好きの私には出来ることがなかった。
目の前で揺れる白銀の尻尾。それを頼りに人混みを縫って進む。
そのモフモフを手でじっくりと味わいたい。そう私の心は高々に叫ぶが、人間はそれを理性によって抑えるもの。
見知って僅かな人にそんな非礼、拾って渡したセリエムス小銀貨一枚では足りることは絶対にないだろう。致命的な事といえば価値も分からないし。
だがやはり……いやいやそれは……。
彼女の後ろで萌える葛藤は、その目的地にたどり着くまでの間まで続き、結局彼女の尻尾を堪能することははばかられた。
「さあ、これをどうぞ」
露天で「ジャガマル」なる、ふやかしたじゃが芋を荒く潰し、一口サイズに丸く整形し揚げたどこか馴染みのあるものを手に渡された。
芳ばし匂いに堪らず、そのカリッと揚げられた部分に大きくがぶり着く。
外はサクサク半ばホロホロ、外を外殻のようにある衣の中に、スパイスが混ざりじゃが芋のもっちりともむっちりとも言い難い食感がよく会う。
ソースやケチャップ、マヨネーズなど調味料を合わせて新たな境地を目指したいところだが、生憎とそれはこの世界に無いようなので、店主が「クロサ」という黒い粒をひとつまみ出して頂き、それをまたかぶりつくと、その美味さに口の中で叫んだ。
こんな現実世界のじゃがまるを超えるジャガマルがあろうとは……至福ッ!!
「ありがとうございます、ジャガマル美味しいです!」
あまりの美味しさにあっという間に完食してしまい、これまた驚いた顔でまだじゃがまるの半分をリスのように食す彼女に礼をした。
彼女もまた至福の笑顔を返し、これもまたいい時間だった。
「そう言えば自己紹介がまだでしたね、私は笹倉 黒恵、気軽に黒恵でいいですよ」
「レギーナ・トス・ルーアです。私もルーアと呼んでください」
ちょうど食べ終わり、油が手につかないようにじゃがまるの持ち手となっていた紙を小さなゴミ箱にポイと捨て、ルーアと私はお互いに握手を交わす。
それと重なるようにどこからか鐘の音が街中に轟いた。
教会か何かの礼拝とかそこら辺なのだろうか?時間はちょうど正午を指していた。
「すみません、私はここで。冒険者ギルドに御用でしたら、私に着いてくれば大丈夫だと思います」
ルーアがそれではと小さな手をヒラヒラと翳し、人混みを塗って行ってしまった。
もう少し話はしたかったが……冒険者ギルドか、行ってみる価値はある。
そう考え、まだ人混みの中に見える白銀の狼耳を追い始めた。
耳を追い人混みを掻き分けること10分程、やっとそれらしき建物の前につくことが出来た。
ギルドの前では馬車が頻繁に行き交い、武器を持った冒険者がひっきりなしに出入りしていた。
近くの露天で手頃なポンチョのようなものを見つけたので、後で買ってみよう。
そう言えば、お金といえば現地貨幣ではないものの、それなりにゲーム内貨幣はある。
これを変換して使用することは出来ないのだろうか。
スマホから武器や装備の売買画面を探した結果、金貨や銀貨など、ルーアが落とし私が拾ったセリエムス小銀貨というものも何故か売買に出されていた。
冒険者登録して、恒久的な資金調達先を確保するにも手数料が要るだろう。
一文無しの状態でルーアさんに救われたが、こんな救済処置があるなら先に探しておけばよかった。
いくらか枚数を整え、
「すみません、冒険者登録を行いたいのですがよろしいでしょうか?」
トレーをもって駆け回る受付嬢兼ウエイトレスのような人に話をする。
「はいっ!冒険者登録ですね、あちらのクエストカウンターで冒険者登録の旨を伝えて頂き、用紙を貰って下さい。書き終わったら、それを提出されれば説明がありますので指示に従って下さい。分からない事があればまた気軽に聞いてくださいね」
受付嬢は職員が数名いるカウンターを指差し、大体の流れを丁寧に説明してくれた。
「ありがとうございます、では行ってまいります」
それに軽く会釈して礼をして、カウンターへ小走りで向かった。
全部で3つあるカウンターの空いた所に入り、冒険者登録の旨を伝えると、自筆か代筆かを聞かれ、読むことも書くことにもに多少の不安があったため代筆を頼む。
登録用紙、インクと羽根ペンを受け取り、代筆を行ってくれる人と近くのカウンター席に座った。
名前や年齢を初めとして出身地、種族、信仰する宗教、魔術師か否かその場合のランク、前職、使用する基本的な武器、使用言語、使用文字等々根掘り葉掘り質問され、それに答えるような形で代筆は進んだ。
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