クラスメイトと共に異世界に召喚されたので世界平和をめざします

ミジロ

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第百十六話 信頼

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鈴木「えっと……その……」

 鈴木「隠し事をしてたのは申し訳ありません、でも皆が大変な思いをしている福田君に心配をかけたくないって言うのは分かっていただきたいです……」

 カンナ「うん……」

 鈴木「こんな事を言える立場では無いのは分かってますが……私の知ってる事はお答えします」

 隠し事を申し訳なく思った鈴木は先ほどと変わってる非常に申し訳なさそうにして頭を下げる

 カンナ「亜紀の事に関しては委員長や武達を信じてるから」

 鈴木「はい……」

 カンナ「隠し事の事に関しては……薄々感じてはいたんだ」

 鈴木「そうなのですね……」

 カンナ「何か気まずそうな感じはしてたから……」


 カンナ「でも大丈夫、さっきの天雷を見て俺の事を色々考えているのは伝わったから」

 カンナ「だから……皆を信じてるから心配しないで」 

 鈴木「はい……ありがとうございます!!」

 カンナ「でも……1つだけ鈴木さんにお願いがあるんだけどいいかな?」

 鈴木「私にできることなら……」

 カンナ「今日は俺を王宮の方で泊まらせて欲しくて……斎藤さんに頼んでもらいたいんだ」

 鈴木「そういえば野宿されてるのでしたね、そんなのでしたら私から頼まずとも斎藤さんなら許してくれると思いますよ?」

 カンナ「分かってる、俺だけ野宿する分にはいいんだけど……エナとクシアには休んで欲しいから」

 鈴木「そうなら福田君もこちらで休むのは駄目なのでしょうか?」

 カンナ「俺が向こうにいたら斎藤さん達が気を使ってキツくなると思う」

 鈴木「そんな事は……」

 カンナ「いやそうだと思う、さっきの天雷見てたら夜とかに色々と作戦考えたりしてるだろうし」

 カンナ「俺がいたら聞かれたくない事とかあるだろうし斎藤さん達が寝る時間が無くなっちゃうと思う」

 鈴木「ですが……キツイのはお互い様のはずです それに私達は福田君に嘘を……」

 カンナ「そうだね……でもさっきも言ったように俺は皆を信じてる、この言葉を信じて欲しい」

 鈴木「ですがそこまで無理はしなくても……」

 カンナ「向こうでレクスと特訓してるアリスってダイナ族の子がいるんだけど」

 鈴木「あの小さくて可愛いらしい子ですね」

 カンナ「アリスが側近の奴に恨みを持たれてるかもしれないから王宮に泊める訳には行かないんだ」

 鈴木「そうなのですね……でしたら国の中の宿とかが安全なはずです」

 カンナ「どこに恨みの種があるか分からないからリスクは避けたいんだ」

 カンナ「警戒して眠れなくなるならまだ森のほうがマシだと思うから」

 カンナ「それに俺が野宿するってなったらエナとクシアは意地でもついて来ようとするはずだから」

 カンナ「少し前までは良かったけど昨日の件があって皆がキツそうにしているし」

 鈴木「だから福田君とアリスさんだけが今日は森で野宿をすると?」

 カンナ「うん、だから今日は俺が王宮に泊まるって言ってエナとクシアと皆が眠ってからアリスと一緒にコソッと出て行こうと思ってる」

 カンナ「だから斎藤さんにこの事をこっそり伝えてもらいたい」

 鈴木「えーっと……王宮でゆっくりしてもらうためというのは分かりますがクシアさん達にはバレないのですか?」


 カンナ「そこは大丈夫、すぐに眠ると思うから」
 
 
 鈴木「分かりました……が私は福田君とアリスさんが心配です 本当に大丈夫なのですか?」

 カンナ「野宿は慣れてるから大丈夫だよ心配しないで」

 鈴木「決して無理はしないで下さいね、ではこの事を斎藤さんに伝えておきます」

 カンナ「お願い さっきの天雷の事は聞かなかった事にするから その代わり作戦をしっかり成功させてくれよ」

 鈴木「勿論です! 任せて下さい」
 
 カンナ「信じてる」

 カンナ「アスフェア、さっきの話は聞いただろ? アリスには俺が伝えとくからケレノアとホーリアーに今日はどうするか聞いといてくれ」

 アスフェア「分かったわよ……全く」

 カンナ「じゃあ特訓の続きだね、リナとカリータも充分休んだでしょ?」

 リナ「うん 手合わせお願いねカンナ」

 カリータ「負けませんよ!」

 予想外の事が起きてしまい色々と思うことはあるが今は自身のやるべき事をやると決めて再び特訓を再開する



 エナ「向こうで色々と話してたのかな?」

 レクス「よそ見とは余裕じゃな」

 エナ「ごめんなさい!」

 レクス「向こうに負けてられんぞ 集中しフェンリルと心を1つにするんじゃ」

 エナ「はい!」

 海斗らの様子を遠目に見ていたエナはレクスからの叱りを受けつつもフェンリルと共にレクスに立ち向かっていった

 そうして時間はあっという間に過ぎ去っていき海斗は休憩しているアリスに近付いて話しかける


 海斗「アリス少しいいか?」

 アリス「うん大丈夫だよ」

 クシアとエナを休ませることを伝えるとすぐに頷いて納得するアリス自身もクシアとエナが疲れているのは感じていたようである

 アリス「分かった、クシアとエナお姉ちゃんをしっかり休ませるんだね」

 海斗「アリスは大丈夫か?疲れてはない?」

 アリス「私は大丈夫だよ!」

 海斗「エナとクシアには悟られないようにな」

 アリス「わかった」


 海斗「エナ! お疲れ様、フェンリルとはどうだった?」

 エナ「少し上手くいったかな でも今日は疲れたかも」

 海斗「一つになるって難しいからね、今日は今から王宮の方に行くよ」

 エナ「そうなの 森の方じゃなくて」

 海斗「そろそろ暖かい布団で寝たいかと思ってね、斎藤さんに頼みに行くつもり」

 エナ「でもアリスちゃんは大丈夫なの?王宮は危ないって」

 海斗「何かあれば俺が守るから大丈夫だよ」

 アリス「うん!海斗お兄ちゃんがいるから安心」

 エナ「良かった、なら安心だね!」

 海斗「じゃあ行こうか」

 海斗の嘘にアリスも合わせて会話する、嘘がバレる可能性があると海斗は心配していたがエナは信じているようだ

 レクス達はまだやる事があるようで海斗達勇者組は別れを告げて王宮へと歩いて行き到着すると斎藤が出迎えてくれたので海斗は早速用件を伝える


 海斗「という訳で斎藤さん俺達を今日から王宮で泊まっても良いかな?」

 斎藤「昨日の事がありますしこちらからお願いするつもりでしたよ」

 海斗「ありがとう……」

 斎藤「ご飯もありますのでもう食べてもらって大丈夫です」

 エナ「ありがとうございます!早速食べようよ」

 海斗「だな……頂きます」

 アリス「感謝を込めて……頂きます」

 食事も既に用意されており沢山の料理が並んでいた、お肉を使ったものが多く特訓で疲れていた為かより美味しく感じたのは言うまでもないだろう
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