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act.108
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マックスは、ウォレスの手を引いてベッドに向き直った。
そこでハッとする。
ベッドの上はマックスの衣類でいっぱいになっていた。
「ご、ごめんなさい・・・」
マックスの顔が、更に赤面する。
ウォレスと二人して衣類の山を抱えると、取り敢えず床に下ろした。
ベッドの上を片づけ終わり、ほっと一息をつく。
何気なく二人の視線が合う。
さっきは熱くなって勢いで「雁字搦めにしたい」だなんて言ってしまったが、今更ながら恥ずかしくなってきた。
どうしていいか、きっかけが掴めない。
モジモジしているマックスを見て、ウォレスがスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを外した。
マックスの目の前で、ウォレスはYシャツのカフスボタンを外し、前のボタンも外していく。
ウォレスが男の鎧を次々と解いていくのを見て、マックスの胸は熱くなった。
そんな些細な姿でさえも、物凄くセクシーに感じてしまう。Yシャツにうっすらと透けて見える乳首の陰さえも、マックスを熱くするのだ。
ズキリと股間を疼かせ、恥ずかしくなったマックスが思わず視線を逸らせると、ウォレスの手がマックスからニットシャツとTシャツを奪い取った。
すぐにジッパーを下げられ、中に手を差し込まれて、身体ごと震える。
「・・・やっ! ジム・・・嫌だ・・・」
ウォレスの着崩れた姿を見ただけで熱くなっていることを知られ、無性に恥ずかしい。
だがウォレスは何も言わず、自分はくつろがせたシャツとスラックスを着たまま、マックスをすっかり裸にし、ベッドに押し倒した。
勃ち上がりかけた股間を隠そうとする手をベッドに押さえつけ、そんな羞恥心など奪い尽くしてやるといっているかのように、ウォレスの唇がマックスの肌の上にピンクの花を散らしていく。
マックスの息が上がるのは、あっという間のことだった。
「はっ、はぁ・・・あっ、ああ・・・」
内股のペニスに近いところをきつく吸われ、マックスの腰は跳ね上がった。
ウォレスは余すところなくマックスを慈しむかのように、身体の隅々までキスをおとしていく。
ウォレスはずっと寡黙なままだったが、その愛撫は雄弁だった。
マックスの全身にのぼせ上がるようなキスマークを作った後、二人は強く抱き合ってキスをした。
今までのキスとは違い、相手の命を飲み込むような程の濃厚な口づけ。
ウォレスの情熱的な舌がマックスのそれを追い、深く絡み合う。
上唇の中央をペロリと舐められ、下唇をきつく吸われる。そして再び、貪りつかれるように口をふさがれる。
「・・・ふ・・・・うぅ・・・」
そのセクシーな唇は、確実にマックスの股間を直撃した。
直接そこにキスもされていないのに今や完全に勃ち上がり、ウォレスのシャツの裾を突き上げている。
本当に不謹慎だ・・・、俺の身体って・・・。
ウォレスの旧友が死んだというのに、淫らな衝動は止められなかった。
息苦しさに、思わずウォレスの背中のシャツをぎゅっと握りしめてしまう。
ようやく長いキスから解放され、ぼんやりと目を開くと、信じられないほど深い蒼の瞳がマックスの赤らんだ顔を映していた。その美しい瞳にマックスが見入っていると、次の瞬間、勃起したモノを撫でられた。
「あっ、んん!」
思わず目を瞑ってしまう。
ウォレスの手から逃れるように、マックスは身体を捻ったが、余計にそこを掴まれた。
「・・・やっ・・・」
キスだけでこんなに感じているのを知られたくない・・・。
そうは思ったが、そんなことは無理だ。
再び目を開くと、なおもウォレスにじっと見つめられていた。
ビクリとマックスのペニスが揺れる。
快感に喘ぐ自分を見つめ続けられていることに益々恥ずかしさが募ったが、それと同時に更に自分のソコが熱く撓るのをマックスは感じていた。
「・・・嫌だ・・・ジム・・・。恥ずかしいよ・・・」
思わず弱音を吐く。
「何故? 私を想い続けていいんだって、この身体に刻み込んで欲しいと言ったのは君だよ?」
「でも、そんなに見つめられると・・・」
「君の一番綺麗な顔を目に焼き付けておきたい」
そう言うウォレスの手が、マックスのペニスを緩く愛撫する。
思わずマックスの口から、「はっ、あぁ!」と嬌声が零れた。
「そう、その顔・・・」
ウォレスが囁く。
── そんなこと・・・。
マックスは、益々動悸が激しくなるのを感じた。
感じている時の顔なんて、大口開けて顰め面しているだけの、マヌケな顔に決まってるのに・・・。
マックスがそう言うと、「君はちっともわかってないな」と呟いた。
「君に見せたいくらいだよ。本当に綺麗なんだ・・・。特に君のイク時の顔は」
そうウォレスが言って、ペニスの先の露出している部分を優しく親指の腹で撫でられた。
すでに透明の涙を零していたソコは、ぬるりとしてウォレスの指の動きをスムーズにしていた。背筋がゾクゾクするほどの快感がマックスを襲う。
「くっ・・・うっ、あぁ!」
背筋が反り返る。イクと思ったが、ウォレスの手がそれを阻んでいた。
カチャカチャとベルトを外す音が耳に届き、マックスの疼きは別の場所に移った。
自分でもその期待感にそこが高揚しているのがわかる。
ウォレスがサイドボードからセックスローションを取り出し、指を湿らせると、その指は自分の閉じた膝小僧の向こうに消えた。
すぐにアヌスにひんやりとした中指が押しつけられたのを感じる。
そこを優しく撫でられ、嫌でも腹筋がひくついた。
一瞬堅く強ばったそこだったが、ローションの潤いのせいで、自然とウォレスの指を受け入れる。一旦落ち着いていたペニスが、再び浅ましく脈打った。
ペニスが勝手にヒクつくのを押さえるために、マックスは自分でソコを握り込んだ。
「自分でするなんてダメだ・・・」
すぐウォレスにそれを阻まれる。
そういうつもりじゃなかったのだけれど、もうそんなことは説明できなかった。口を開けば、淫らな声しか漏れてこない。
「私を感じながらイッてくれ・・・。私のこの身体は、君のものだとわかってもらいたいから・・・」
ウォレスがくつろがせたスラックスの前から猛ったソコを取り出し、マックスのアヌスに先を押しつける。
そこにじんわりと熱い体温を感じ、思わずマックスは脚を開いた。
ウォレスが身体を進めてきて、マックスは脚をウォレスの身体に巻き付けた。
ウォレスの太く熱いペニスが入ってくる。
亀頭が入りきらないうちにマックスは甘い声を上げて、絶頂を迎えた。
おびただしい精液が、触れもしないそこから断続的に零れ落ちる。
「ご、ごめんなさい・・・っ! 先に・・・あぁ!」
更にビクビクとペニスを揺らし、マックスのそこは白い樹液を漏らした。
イキきって涙を零すマックスを、ウォレスは楽なところまで身体を進めた後、そのまま動かずに抱き締める。
マックスは荒い息を何とか鎮めながら、ウォレスに言った。「好きなように、突いてください」と。
ウォレスが少し苦笑いする。
「イッた後じゃそれは辛いだろう?」
「大丈夫です!」
マックスは身体を起こし、逆にウォレスを押し倒すと、自分で腰を動かした。
「んん・・・うぁ! はぁ!」
「ダメだ、マックス・・・。無理をするな・・・」
マックスは首を横に振った。
── ローレンスを失った悲しみを少しでもジムが忘れてくれればいい。例えこの一時でも・・・・。
ウォレスが帰宅して洗面所に立てこもった時、ウォレスが顔を洗っていたのは涙を隠すためだ。
── 少しでもこの悲しみが癒えたなら・・・。ジムの心も身体も包み込んであげたい。
マックスは、こそさら深くウォレスのペニスを銜え込んだ。
「うぁ!」
ぎゅっとそこを締め付けられ、ウォレスの顎が上がる。
その艶やかな声を聞いて、マックスの股間が再び疼いた。
── 感じている顔が綺麗なのは、あなたも同じなんだ・・・。
マックスは密かに心でそう思いながら、腰を動かした。
汗がボタボタとウォレスの厚い胸板に落ちる。
はぁはぁと荒れる自分の息遣いが生々しく聞こえる。
腰を動かす度に自分の猛ったペニスがウォレスの下腹部を叩く光景が見え、マックスはぎゅっと目を閉じた。
マックスのソコは、触れられもしないのに再び爆発してしまいそうだ。
いつの間にか自分は、アヌスだけでも深い快感を感じてしまえるような身体になってしまった。
ウォレスの熱いペニスを身体の内に感じるだけで、どうにかなってしまいそうになる・・・。
「あっ、あぁ・・・マックス・・・」
「ジム・・・中に・・・中に出して・・・。俺・・・、欲しい・・・」 ウォレスが目を細める。
そして互いに見つめ合ったまま、達した。
情熱的な情事が済んだ後、ベッドの上で裸のまま座るウォレスの腕を、マックスがすっと撫でた。
ウォレスが一瞬もの悲しげな表情を浮かべたからだ。
「どうしたの・・・?」
やはりこんな時に抱き合ったことをウォレスが後悔しているのだとマックスは思った。
マックスは途端に不安になる。
「マックス・・・」
ウォレスがマックスの手を取り、指先にキスをしながら囁いた。
「私が君を本当に愛していることは知っているね」
「え?」
マックスは唐突にそう言われ、再び頬を赤らめた。そしてコクリと頷く。
次の瞬間、ウォレスに手をぎゅっと掴まれるのを感じた。
「・・・私はさっき、シンシアにこう言った。『お前は、私が守る。命に替えても』と。君に対しても、嘘偽りなく同じことが言える。万が一君の命が危険に晒された時、私の命に替えてでも、君を守る。君が一時たりとも私の目の前からいなくならない限りは、守り抜く自信がある。自分の命が消えることに躊躇いさえなければ、どんな人間も最低ひとりは確実に守り抜くことができるものだ」
「そ、そんなジム・・・!」
マックスも身体を起こした。
そんなことを言い出すウォレスに、不安を感じた。
「命に替えてまでなんて、そんなこと・・・」
動揺するマックスの言葉を遮るように、ウォレスは続けた。
「だがもし・・・」
ウォレスが、マックスを見つめる。
「二人同時にそういう状況が発生したとしたら。正直私は、どちらを最後に選ぶのかわからない・・・。シンシアには、このことを最後まで言うことができなかったが、君には・・・」
「ジム・・・」
「私は、こういう男だ。許してくれ・・・」
ウォレスはそう囁いて、唇を堅く咬んだ。今にも泣き出しそうな表情を浮かべていた。
「ジム!」
マックスはウォレスを抱き締める。
「許すも何も・・・! そんなこと、思わないで・・・!」
ウォレスの変わりに、マックスが泣いた。
こんなことを言い出すウォレスが辛くて。
無性に泣けて、仕方がなかった。
そこでハッとする。
ベッドの上はマックスの衣類でいっぱいになっていた。
「ご、ごめんなさい・・・」
マックスの顔が、更に赤面する。
ウォレスと二人して衣類の山を抱えると、取り敢えず床に下ろした。
ベッドの上を片づけ終わり、ほっと一息をつく。
何気なく二人の視線が合う。
さっきは熱くなって勢いで「雁字搦めにしたい」だなんて言ってしまったが、今更ながら恥ずかしくなってきた。
どうしていいか、きっかけが掴めない。
モジモジしているマックスを見て、ウォレスがスーツの上着を脱ぎ、ネクタイを外した。
マックスの目の前で、ウォレスはYシャツのカフスボタンを外し、前のボタンも外していく。
ウォレスが男の鎧を次々と解いていくのを見て、マックスの胸は熱くなった。
そんな些細な姿でさえも、物凄くセクシーに感じてしまう。Yシャツにうっすらと透けて見える乳首の陰さえも、マックスを熱くするのだ。
ズキリと股間を疼かせ、恥ずかしくなったマックスが思わず視線を逸らせると、ウォレスの手がマックスからニットシャツとTシャツを奪い取った。
すぐにジッパーを下げられ、中に手を差し込まれて、身体ごと震える。
「・・・やっ! ジム・・・嫌だ・・・」
ウォレスの着崩れた姿を見ただけで熱くなっていることを知られ、無性に恥ずかしい。
だがウォレスは何も言わず、自分はくつろがせたシャツとスラックスを着たまま、マックスをすっかり裸にし、ベッドに押し倒した。
勃ち上がりかけた股間を隠そうとする手をベッドに押さえつけ、そんな羞恥心など奪い尽くしてやるといっているかのように、ウォレスの唇がマックスの肌の上にピンクの花を散らしていく。
マックスの息が上がるのは、あっという間のことだった。
「はっ、はぁ・・・あっ、ああ・・・」
内股のペニスに近いところをきつく吸われ、マックスの腰は跳ね上がった。
ウォレスは余すところなくマックスを慈しむかのように、身体の隅々までキスをおとしていく。
ウォレスはずっと寡黙なままだったが、その愛撫は雄弁だった。
マックスの全身にのぼせ上がるようなキスマークを作った後、二人は強く抱き合ってキスをした。
今までのキスとは違い、相手の命を飲み込むような程の濃厚な口づけ。
ウォレスの情熱的な舌がマックスのそれを追い、深く絡み合う。
上唇の中央をペロリと舐められ、下唇をきつく吸われる。そして再び、貪りつかれるように口をふさがれる。
「・・・ふ・・・・うぅ・・・」
そのセクシーな唇は、確実にマックスの股間を直撃した。
直接そこにキスもされていないのに今や完全に勃ち上がり、ウォレスのシャツの裾を突き上げている。
本当に不謹慎だ・・・、俺の身体って・・・。
ウォレスの旧友が死んだというのに、淫らな衝動は止められなかった。
息苦しさに、思わずウォレスの背中のシャツをぎゅっと握りしめてしまう。
ようやく長いキスから解放され、ぼんやりと目を開くと、信じられないほど深い蒼の瞳がマックスの赤らんだ顔を映していた。その美しい瞳にマックスが見入っていると、次の瞬間、勃起したモノを撫でられた。
「あっ、んん!」
思わず目を瞑ってしまう。
ウォレスの手から逃れるように、マックスは身体を捻ったが、余計にそこを掴まれた。
「・・・やっ・・・」
キスだけでこんなに感じているのを知られたくない・・・。
そうは思ったが、そんなことは無理だ。
再び目を開くと、なおもウォレスにじっと見つめられていた。
ビクリとマックスのペニスが揺れる。
快感に喘ぐ自分を見つめ続けられていることに益々恥ずかしさが募ったが、それと同時に更に自分のソコが熱く撓るのをマックスは感じていた。
「・・・嫌だ・・・ジム・・・。恥ずかしいよ・・・」
思わず弱音を吐く。
「何故? 私を想い続けていいんだって、この身体に刻み込んで欲しいと言ったのは君だよ?」
「でも、そんなに見つめられると・・・」
「君の一番綺麗な顔を目に焼き付けておきたい」
そう言うウォレスの手が、マックスのペニスを緩く愛撫する。
思わずマックスの口から、「はっ、あぁ!」と嬌声が零れた。
「そう、その顔・・・」
ウォレスが囁く。
── そんなこと・・・。
マックスは、益々動悸が激しくなるのを感じた。
感じている時の顔なんて、大口開けて顰め面しているだけの、マヌケな顔に決まってるのに・・・。
マックスがそう言うと、「君はちっともわかってないな」と呟いた。
「君に見せたいくらいだよ。本当に綺麗なんだ・・・。特に君のイク時の顔は」
そうウォレスが言って、ペニスの先の露出している部分を優しく親指の腹で撫でられた。
すでに透明の涙を零していたソコは、ぬるりとしてウォレスの指の動きをスムーズにしていた。背筋がゾクゾクするほどの快感がマックスを襲う。
「くっ・・・うっ、あぁ!」
背筋が反り返る。イクと思ったが、ウォレスの手がそれを阻んでいた。
カチャカチャとベルトを外す音が耳に届き、マックスの疼きは別の場所に移った。
自分でもその期待感にそこが高揚しているのがわかる。
ウォレスがサイドボードからセックスローションを取り出し、指を湿らせると、その指は自分の閉じた膝小僧の向こうに消えた。
すぐにアヌスにひんやりとした中指が押しつけられたのを感じる。
そこを優しく撫でられ、嫌でも腹筋がひくついた。
一瞬堅く強ばったそこだったが、ローションの潤いのせいで、自然とウォレスの指を受け入れる。一旦落ち着いていたペニスが、再び浅ましく脈打った。
ペニスが勝手にヒクつくのを押さえるために、マックスは自分でソコを握り込んだ。
「自分でするなんてダメだ・・・」
すぐウォレスにそれを阻まれる。
そういうつもりじゃなかったのだけれど、もうそんなことは説明できなかった。口を開けば、淫らな声しか漏れてこない。
「私を感じながらイッてくれ・・・。私のこの身体は、君のものだとわかってもらいたいから・・・」
ウォレスがくつろがせたスラックスの前から猛ったソコを取り出し、マックスのアヌスに先を押しつける。
そこにじんわりと熱い体温を感じ、思わずマックスは脚を開いた。
ウォレスが身体を進めてきて、マックスは脚をウォレスの身体に巻き付けた。
ウォレスの太く熱いペニスが入ってくる。
亀頭が入りきらないうちにマックスは甘い声を上げて、絶頂を迎えた。
おびただしい精液が、触れもしないそこから断続的に零れ落ちる。
「ご、ごめんなさい・・・っ! 先に・・・あぁ!」
更にビクビクとペニスを揺らし、マックスのそこは白い樹液を漏らした。
イキきって涙を零すマックスを、ウォレスは楽なところまで身体を進めた後、そのまま動かずに抱き締める。
マックスは荒い息を何とか鎮めながら、ウォレスに言った。「好きなように、突いてください」と。
ウォレスが少し苦笑いする。
「イッた後じゃそれは辛いだろう?」
「大丈夫です!」
マックスは身体を起こし、逆にウォレスを押し倒すと、自分で腰を動かした。
「んん・・・うぁ! はぁ!」
「ダメだ、マックス・・・。無理をするな・・・」
マックスは首を横に振った。
── ローレンスを失った悲しみを少しでもジムが忘れてくれればいい。例えこの一時でも・・・・。
ウォレスが帰宅して洗面所に立てこもった時、ウォレスが顔を洗っていたのは涙を隠すためだ。
── 少しでもこの悲しみが癒えたなら・・・。ジムの心も身体も包み込んであげたい。
マックスは、こそさら深くウォレスのペニスを銜え込んだ。
「うぁ!」
ぎゅっとそこを締め付けられ、ウォレスの顎が上がる。
その艶やかな声を聞いて、マックスの股間が再び疼いた。
── 感じている顔が綺麗なのは、あなたも同じなんだ・・・。
マックスは密かに心でそう思いながら、腰を動かした。
汗がボタボタとウォレスの厚い胸板に落ちる。
はぁはぁと荒れる自分の息遣いが生々しく聞こえる。
腰を動かす度に自分の猛ったペニスがウォレスの下腹部を叩く光景が見え、マックスはぎゅっと目を閉じた。
マックスのソコは、触れられもしないのに再び爆発してしまいそうだ。
いつの間にか自分は、アヌスだけでも深い快感を感じてしまえるような身体になってしまった。
ウォレスの熱いペニスを身体の内に感じるだけで、どうにかなってしまいそうになる・・・。
「あっ、あぁ・・・マックス・・・」
「ジム・・・中に・・・中に出して・・・。俺・・・、欲しい・・・」 ウォレスが目を細める。
そして互いに見つめ合ったまま、達した。
情熱的な情事が済んだ後、ベッドの上で裸のまま座るウォレスの腕を、マックスがすっと撫でた。
ウォレスが一瞬もの悲しげな表情を浮かべたからだ。
「どうしたの・・・?」
やはりこんな時に抱き合ったことをウォレスが後悔しているのだとマックスは思った。
マックスは途端に不安になる。
「マックス・・・」
ウォレスがマックスの手を取り、指先にキスをしながら囁いた。
「私が君を本当に愛していることは知っているね」
「え?」
マックスは唐突にそう言われ、再び頬を赤らめた。そしてコクリと頷く。
次の瞬間、ウォレスに手をぎゅっと掴まれるのを感じた。
「・・・私はさっき、シンシアにこう言った。『お前は、私が守る。命に替えても』と。君に対しても、嘘偽りなく同じことが言える。万が一君の命が危険に晒された時、私の命に替えてでも、君を守る。君が一時たりとも私の目の前からいなくならない限りは、守り抜く自信がある。自分の命が消えることに躊躇いさえなければ、どんな人間も最低ひとりは確実に守り抜くことができるものだ」
「そ、そんなジム・・・!」
マックスも身体を起こした。
そんなことを言い出すウォレスに、不安を感じた。
「命に替えてまでなんて、そんなこと・・・」
動揺するマックスの言葉を遮るように、ウォレスは続けた。
「だがもし・・・」
ウォレスが、マックスを見つめる。
「二人同時にそういう状況が発生したとしたら。正直私は、どちらを最後に選ぶのかわからない・・・。シンシアには、このことを最後まで言うことができなかったが、君には・・・」
「ジム・・・」
「私は、こういう男だ。許してくれ・・・」
ウォレスはそう囁いて、唇を堅く咬んだ。今にも泣き出しそうな表情を浮かべていた。
「ジム!」
マックスはウォレスを抱き締める。
「許すも何も・・・! そんなこと、思わないで・・・!」
ウォレスの変わりに、マックスが泣いた。
こんなことを言い出すウォレスが辛くて。
無性に泣けて、仕方がなかった。
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