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4話
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「本当ですか!? ありがとうございます!」
「ただし、今日は店じまいだ」
「えー!? なんでですか!?」
今度は落胆した様子のカルマ。表情がコロコロと変わる。
「この店の主な業務は武器の販売やアフターサービスだ。内容的に俺ひとりでこと足りるんだよ」
「販売なら、教えてもらえれば僕にだって」
「俺の個別魔法あっての販売だから、お前には無理だ」
セリフをさえぎられて、カルマは不満げに唇を尖らせる。
ジオンとしてもできればカルマに販売を任せ、事務作業に勤しみたい。しかし、武器に能力を付け加えるのはジオンにしかできないのも確かだ。いちいち「お願いします」と来られて作業を中断せざるを得なくなるというのも、逆に効率が悪い。
「だから、今日は店を閉めて素材を集めに行く」
「素材、ですか?」
カルマが復唱し、首を傾げる。
「何に使うんです?」
「武器を作るのに、だよ」
「え? ジオンさんは個別魔法で武器が作れるんですよね? 素材なんて集める必要なくないですか?」
「俺の魔法は、ないものだけしか創れないわけじゃないんだ」
ジオンは店じまいの準備をしながら説明した。カルマも順序を教えてもらいながら加勢する。
ジオンの個別魔法は、元々「既存の物質から別の物を作る魔法」だったのだ。
鉱石から武器を作る。植物から薬や毒を作る。
『第一開花』時代はただそれだけしかできなかった。この世にないオリジナルの物質を創り出したり、創った物に能力を付け加えたりできるようになったのは『第二開花』してからである。それでも『第一開花』時代の能力が帳消しされたわけではない。
ゆえに、ジオンの店で取り扱っている商品の中には集めた素材から作った物も少なくない。むしろ素材の性質を活かした武器を作ったり、素材と素材を組み合わせたオリジナルの武器も作ることもできる。そこに要望に合わせた能力を付与できるから好評なのだ。
ゆえに業務の中には素材集めも含まれている。それなら付き合わせていいかと思ったのだ。
それを聞くと、カルマはやはり目を輝かせた。手早く店を閉め、レジを閉め、ジオンは事務作業に入った。
「ジオンさん。どこに何を取りに行くんですか?」
売り上げの計算をしているジオンを見守りながら、カルマが尋ねる。
「ここから少し離れたところに鉱山があるんだよ。そこで採れる鉱石は硬くて、武器にすると頑丈なのができる」
「へぇ! いつもそこに?」
「いや、いろんなところで採ってる。そういや……あの森にも素材になりそうな植物とか生えてそうだよな」
電卓を叩きながら、ジオンは屋敷のある森を思い浮かべた。それが伝わったようで
「ああ、ですね! 珍しそうな花とか咲いてましたよ!」
「そういやお前は入ったことがあったんだったな」
頭の中では採掘したら店に戻って戦利品を置き、そのまま魔法陣で帰宅するという予定を立てていたのだが、あの森にも素材があるなら採取したい。
「帰りに寄るか」
脳内プランを書き換えながら提案すると、カルマは二つ返事で了承した。
業務が終わり、裏口から店を出る。そのまま街を出て鉱山に足を運んだ。
正式な名称も知らないその鉱山は、好戦的な魔物もおらず安全に採掘ができる。ジオンはいつも使う採掘場所にカルマを案内すると、その場でツルハシなどを『創造』し、カルマに採掘のやり方を教えながら掘っていく。
魔法を使って岩を砕けばいいじゃないですか、とカルマに首を傾げられたが、そこは拘りだ。むやみに魔法を使えば必要な鉱石まで砕いてしまう危険性がある。素材はできるだけ傷つけずに取り出すのがジオン流。説明すると、カルマは納得してくれた。
そうして時間をかけて黒く輝く鉱石が採れた。
「たくさん採れましたね!」
山を降りながら無邪気に笑うカルマを見ていると、自然と笑みがこぼれた。店から持参した鞄にはこんもりと鉱石が詰まっている。もちろん、ジオンが個別魔法で創ったものだ。どんな重量にも耐えられる上に、持ったときに重さを感じないようにできている。
だから、その足で森へ向かうことも容易だ。帰宅するついでに植物採取をすると考えれば苦痛でもない。
その鉱山から森まではそこまで距離がなかった。あの屋敷の周りには素材集めに適した場所があったのだなとジオンは新たな発見をした気分になる。
森の中に入ると、空気がひんやりとしていた。木々がうっそうと生い茂っていて日が照らないからか、まだ太陽が昇る時間帯であるにもかかわらず辺りは薄暗い。こんなところに自生する植物などあるのか疑問だったが、案外木々の根元にちらほらと図鑑や専門書でしか見たことのない花やキノコ類が生えていた。普段、小説などの本を読まないジオンだが、素材集めの参考にするために図鑑などは購入して読んでいたのでそのあたりの知識はある。
その内容を思い出しながら、手当たり次第に採取していく。この森をさまよった経験のあるカルマに引っ張られて発見した植物もあった。
森の雰囲気にそぐわぬ、和気あいあいとした時間。
その最中のことだった。
「……カルマ」
ジオンはカルマにしか聞こえない声で話しかける。対して、カルマも同じ声量で答えた。
「ジオンさんも、気づきました?」
「ああ」
いつからかは分からない。楽しく植物採取をしていたら、ふと背後に気配を感じたのだ。
森に入った頃からだろうか。鉱山で鉱石を掘っていた頃からだろうか、それとも――。
相手に悟られないよう、そろりと背後を確認する。
木々が風に揺られてザワザワと音を立てる。それ以外に、魔物の姿は見えない。
否。
襲う機会を伺って身を隠している魔物の気配ではない。
まるで、こちらの行動を監視しているかのような。
見張られているような――人間の気配。
「カルマ。素材集めは一旦中止にするぞ」
足元の花を手折りながら耳打ちする。
「ですね。どうやって撒きます?」
このまま屋敷に帰るという選択はないことは分かっている。万が一、本当に何者かに後をつけられているのだとしたら、裏切り者の居場所を知られてしまう危険性がある。尾行者の目的がアルエだと決まったわけではないし、相手に容姿を知られていないのなら誤魔化せるかもしれない。それでも屋敷の場所を知っている者が少ないに越したことはない。
ジオンは頭をひねる。いっそ空中に逃げようかとも考えたが、密集した木々の枝が翼装置を傷つけてしまえば飛行に支障が出てしまう。木と木の間を縫って飛ぶことも難しそうだ。
街に戻ることも考えたが、戦闘になってしまえば周囲に迷惑をかけてしまう。
「それとも、いっそ……戦います?」
カルマの目は既に戦闘態勢に入っていた。
「いや。相手の目的も分かんねぇところだし、無駄に魔力を消費することはねぇだろ。できれば穏便にいきたい」
「意外に平和主義なんですね。てっきり賛成すると思ってたのに」
「どういう意味だよ」
意外そうに言うカルマに、ジオンは目を細めた。
「あ、じゃあジオンさん。このまま家に帰りましょうか」
「馬鹿。誰かも分かんねぇ奴に家の場所教えてどうすんだよ」
「帰るまでに撒けばいいんでしょう? いい方法があるじゃないですか」
いたずらっぽい笑みを浮かべて足元を指差すカルマ――その行動で言わんとすることを察した。
彼の得意な戦闘法。
その方法なら――姿が見えなければ。
「分かった、その方法で。……せーの、で行くぞ」
ふたりはさりげなく足に風属性の魔力をまとわせる。
カルマが視線で準備完了を伝える。
「せー……のっ!」
ジオンの声を合図に、同時に立ち上がって駆け出した。
木々の間を縫い、枝にぶつかりながら、肌にかすり傷を作りながら。
走る、走る、走る。駆ける、駆ける、駆ける。
ただ真っ直ぐに。ただひたすらに。
尾行者がついてきているかどうかを振り返って確認する余裕もない。
それでも、愚直に走るしかない。
そうすれば撒けると信じて。
そうして、現在に至る
「ただし、今日は店じまいだ」
「えー!? なんでですか!?」
今度は落胆した様子のカルマ。表情がコロコロと変わる。
「この店の主な業務は武器の販売やアフターサービスだ。内容的に俺ひとりでこと足りるんだよ」
「販売なら、教えてもらえれば僕にだって」
「俺の個別魔法あっての販売だから、お前には無理だ」
セリフをさえぎられて、カルマは不満げに唇を尖らせる。
ジオンとしてもできればカルマに販売を任せ、事務作業に勤しみたい。しかし、武器に能力を付け加えるのはジオンにしかできないのも確かだ。いちいち「お願いします」と来られて作業を中断せざるを得なくなるというのも、逆に効率が悪い。
「だから、今日は店を閉めて素材を集めに行く」
「素材、ですか?」
カルマが復唱し、首を傾げる。
「何に使うんです?」
「武器を作るのに、だよ」
「え? ジオンさんは個別魔法で武器が作れるんですよね? 素材なんて集める必要なくないですか?」
「俺の魔法は、ないものだけしか創れないわけじゃないんだ」
ジオンは店じまいの準備をしながら説明した。カルマも順序を教えてもらいながら加勢する。
ジオンの個別魔法は、元々「既存の物質から別の物を作る魔法」だったのだ。
鉱石から武器を作る。植物から薬や毒を作る。
『第一開花』時代はただそれだけしかできなかった。この世にないオリジナルの物質を創り出したり、創った物に能力を付け加えたりできるようになったのは『第二開花』してからである。それでも『第一開花』時代の能力が帳消しされたわけではない。
ゆえに、ジオンの店で取り扱っている商品の中には集めた素材から作った物も少なくない。むしろ素材の性質を活かした武器を作ったり、素材と素材を組み合わせたオリジナルの武器も作ることもできる。そこに要望に合わせた能力を付与できるから好評なのだ。
ゆえに業務の中には素材集めも含まれている。それなら付き合わせていいかと思ったのだ。
それを聞くと、カルマはやはり目を輝かせた。手早く店を閉め、レジを閉め、ジオンは事務作業に入った。
「ジオンさん。どこに何を取りに行くんですか?」
売り上げの計算をしているジオンを見守りながら、カルマが尋ねる。
「ここから少し離れたところに鉱山があるんだよ。そこで採れる鉱石は硬くて、武器にすると頑丈なのができる」
「へぇ! いつもそこに?」
「いや、いろんなところで採ってる。そういや……あの森にも素材になりそうな植物とか生えてそうだよな」
電卓を叩きながら、ジオンは屋敷のある森を思い浮かべた。それが伝わったようで
「ああ、ですね! 珍しそうな花とか咲いてましたよ!」
「そういやお前は入ったことがあったんだったな」
頭の中では採掘したら店に戻って戦利品を置き、そのまま魔法陣で帰宅するという予定を立てていたのだが、あの森にも素材があるなら採取したい。
「帰りに寄るか」
脳内プランを書き換えながら提案すると、カルマは二つ返事で了承した。
業務が終わり、裏口から店を出る。そのまま街を出て鉱山に足を運んだ。
正式な名称も知らないその鉱山は、好戦的な魔物もおらず安全に採掘ができる。ジオンはいつも使う採掘場所にカルマを案内すると、その場でツルハシなどを『創造』し、カルマに採掘のやり方を教えながら掘っていく。
魔法を使って岩を砕けばいいじゃないですか、とカルマに首を傾げられたが、そこは拘りだ。むやみに魔法を使えば必要な鉱石まで砕いてしまう危険性がある。素材はできるだけ傷つけずに取り出すのがジオン流。説明すると、カルマは納得してくれた。
そうして時間をかけて黒く輝く鉱石が採れた。
「たくさん採れましたね!」
山を降りながら無邪気に笑うカルマを見ていると、自然と笑みがこぼれた。店から持参した鞄にはこんもりと鉱石が詰まっている。もちろん、ジオンが個別魔法で創ったものだ。どんな重量にも耐えられる上に、持ったときに重さを感じないようにできている。
だから、その足で森へ向かうことも容易だ。帰宅するついでに植物採取をすると考えれば苦痛でもない。
その鉱山から森まではそこまで距離がなかった。あの屋敷の周りには素材集めに適した場所があったのだなとジオンは新たな発見をした気分になる。
森の中に入ると、空気がひんやりとしていた。木々がうっそうと生い茂っていて日が照らないからか、まだ太陽が昇る時間帯であるにもかかわらず辺りは薄暗い。こんなところに自生する植物などあるのか疑問だったが、案外木々の根元にちらほらと図鑑や専門書でしか見たことのない花やキノコ類が生えていた。普段、小説などの本を読まないジオンだが、素材集めの参考にするために図鑑などは購入して読んでいたのでそのあたりの知識はある。
その内容を思い出しながら、手当たり次第に採取していく。この森をさまよった経験のあるカルマに引っ張られて発見した植物もあった。
森の雰囲気にそぐわぬ、和気あいあいとした時間。
その最中のことだった。
「……カルマ」
ジオンはカルマにしか聞こえない声で話しかける。対して、カルマも同じ声量で答えた。
「ジオンさんも、気づきました?」
「ああ」
いつからかは分からない。楽しく植物採取をしていたら、ふと背後に気配を感じたのだ。
森に入った頃からだろうか。鉱山で鉱石を掘っていた頃からだろうか、それとも――。
相手に悟られないよう、そろりと背後を確認する。
木々が風に揺られてザワザワと音を立てる。それ以外に、魔物の姿は見えない。
否。
襲う機会を伺って身を隠している魔物の気配ではない。
まるで、こちらの行動を監視しているかのような。
見張られているような――人間の気配。
「カルマ。素材集めは一旦中止にするぞ」
足元の花を手折りながら耳打ちする。
「ですね。どうやって撒きます?」
このまま屋敷に帰るという選択はないことは分かっている。万が一、本当に何者かに後をつけられているのだとしたら、裏切り者の居場所を知られてしまう危険性がある。尾行者の目的がアルエだと決まったわけではないし、相手に容姿を知られていないのなら誤魔化せるかもしれない。それでも屋敷の場所を知っている者が少ないに越したことはない。
ジオンは頭をひねる。いっそ空中に逃げようかとも考えたが、密集した木々の枝が翼装置を傷つけてしまえば飛行に支障が出てしまう。木と木の間を縫って飛ぶことも難しそうだ。
街に戻ることも考えたが、戦闘になってしまえば周囲に迷惑をかけてしまう。
「それとも、いっそ……戦います?」
カルマの目は既に戦闘態勢に入っていた。
「いや。相手の目的も分かんねぇところだし、無駄に魔力を消費することはねぇだろ。できれば穏便にいきたい」
「意外に平和主義なんですね。てっきり賛成すると思ってたのに」
「どういう意味だよ」
意外そうに言うカルマに、ジオンは目を細めた。
「あ、じゃあジオンさん。このまま家に帰りましょうか」
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「帰るまでに撒けばいいんでしょう? いい方法があるじゃないですか」
いたずらっぽい笑みを浮かべて足元を指差すカルマ――その行動で言わんとすることを察した。
彼の得意な戦闘法。
その方法なら――姿が見えなければ。
「分かった、その方法で。……せーの、で行くぞ」
ふたりはさりげなく足に風属性の魔力をまとわせる。
カルマが視線で準備完了を伝える。
「せー……のっ!」
ジオンの声を合図に、同時に立ち上がって駆け出した。
木々の間を縫い、枝にぶつかりながら、肌にかすり傷を作りながら。
走る、走る、走る。駆ける、駆ける、駆ける。
ただ真っ直ぐに。ただひたすらに。
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