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番外編: 人生相談〜妻の本音が知りたいのだが〜**
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ロワさん視点の話になります。
不快な夜会が終わり、ようやく館に引き上げて来たときにはレンの顔には疲労が現れていた。笑顔で食事の感想などを話しているが、私の目はごまかされない。
ゴア総督夫婦は少し感傷的過ぎるきらいがあるが、表面上の付き合いにはなんら問題はない。問題はあのマズラーだ。自分の両親の財産を没収し、追放した私の前によくも平然と現れることができたものだ。
確かに親類として、幼き頃より共に過ごした記憶はあるが、それは決して心穏やかなものではない。
マズラーは成人前より虚言癖を持ち、その狡猾さで仲間内からは蛇蝎の如く嫌われていた。さらに身体を鍛錬することもなく、親の脛を齧ってのうのうと騎士の称号を得た不届き者である。戦場に出ればすぐさまその正体が明らかになるだろうと、誰もその存在を気にかける者はいなかった。
ただ、彼の母親だけはその虚言を全て鵜呑みにしていたらしいが……
その母親もマンドルガから追放され、遠く南方にまで流れたと噂を聞く。どうやら、溺愛されて育ったマズラーは親を棄てたらしい。
このゴアでお得意の虚言を生かし、社交界に取り憑いているらしいが、望んだ死に方はできはすまい。既に借金で婿に入った家を傾けているとのもっぱらの噂だ。
従僕のカミツに手伝わせて湯あみを済ませた私は、灯を落とした私室に戻った。隣の部屋ではまだレンが動いている気配がする。火酒を運んできたカミツに、今日はもう良いと手を振って下がらせた。
マズラーに邪魔された日から途端に忙しくなり、今日までレンと夜を過ごせていない。以前ほど凶暴なまでの昂りは感じていないが、一旦レンを組み敷いたら冷静でいられる自信はない。今宵も夜泣きする愚息を宥める必要があるようだ。
明日、閨を共にしようと、レンに伺いをたてよう
心優しいレンは、最後まで致さないにしても、快く応じてくれるはずだ
そう決意して、夜着を肩から滑り落とした。愚息は既に天を突いており、吐精を今か今かと待ちわびている。手巾を片手に寝台にドサリと腰を下ろした時だった。
カチャリと僅かな音がして、レンの部屋に繋がる扉が開いた。
!
私はこれ以上ない速さで、寝台に滑り込んだ。慌てて潜り込んだため、上掛けがどうにか腰を覆っているだけだ。
ぐっ、愚息は隠れているだろうか!
飛び起きて上掛けを引っ張り上げたいが、小さく敷物を踏む足音に、息を詰める。
何故、隣室のレンの気配に気がつかなかったのか!
てっきり今日はこのまま休むものとばかり思っていたが、もしや、慈悲深いレンの方からまた閨事に誘ってくれるのだろうか。
いや、過度な期待は後で落胆を大きくするだけだ。ここは、彼女の出方を注意深く観察した方がいいだろう。そう思って、咄嗟に私がした行動は、寝たフリだった……
幼少期を除き、私は人前で熟睡したことなどない。戦場では、片目を開けて寝よ!という教えがあるからだ。もちろんそんな教訓を得ずとも、人前に寝顔を晒す私ではない。レンと褥を共にするようになり、初めて人前で深い眠りに落ちるようになったが、レンの息遣いや鼓動の変化を敏感に察知してしまうため、寝顔は晒したことはなかった。
そのためこうして狸寝入りとはいえ、今更ながら寝顔を晒すことは、いささか気恥ずかしく感じた。
そろそろと近づいてきたレンは、扉に背を向けた私の正面にまわると、私をまじまじと見つめている(気配からそうわかるのだ)
ドッドッドッと鼓動が早くなるのを感じるが、レンの目的が分かるまでは寝たふりを続けなければならない。それに、突然起きてしまえば、小動物のようなレンを心底驚かせてしまうだろう。出来るだけ呼吸は穏やかにし、平静さを保つにはかなりの努力が必要だった。
今、私は寝ているのだ。眉ひとつ動かしてはならぬ
そう己に言い聞かせるが、ある考えが浮かび上がると、途端に平静ではいられなくなる。
股間に上掛けが掛かっていないような気がする!夜風で愚息が冷んやりするではないか!
夫が寝たふりをしているだけでなく、股間を張り詰めさせていると分かった時には、レンは何と思うだろう。見たことのない軽蔑の眼差しで詰られるのだろうか……
恐ろしい!
どうかレンが股間の異変に気がつかぬように!と一心に祈りを捧げていると、眉間に柔らかなものが触れた。この感触……どうやら、レンの唇が触れたらしい。
私が苦しんでいるとでも思ったのだろうか
なんと、なんと優しき女性なのだ!
私は感動のあまり飛び起きそうになるのを、ぐっと堪えた。
ああ、愛しきレン
お前はなんと、慈しみに溢れた――
私が心の中で慟哭していると、レンはいつの間にか背後に回り、寝台に潜り込んできた。
っつ!
露わになった背中に、レンの体温を感じる。思わず力が入り、背部の筋が盛り上がった。
一緒の寝台に入ったということは、つまり、そういうことだろう。
それにしてもレンの香りはなんと芳しいのだろうか。夏漆の花のように爽やかでありながら、奥底ではとろりとした甘さを感じる。身体を繋げた時など、汗とともにどこか淫靡ささえ感じる香りを放つのだ。このレンの体臭は危険だ。私だけでなく、他の男も骨抜きにするに違いない。
私の愚息も既に臨戦態勢に戻っている。薄目を開けて股間を確認すると、上掛けから先端部分がズイッと現れていた。これから待ち受ける歓喜に震え、透明な滴を浮かべてさえいる。
待っていろ、お前の出番はまだ後だ
愚息を視線で窘めると、恥じらいながらも寝台に忍んできたレンを慰撫するため、向きを変えようとした。
しかし、
ふーーっと、安堵ともとれる溜息を吐くと、レンは動きを止めた。
まっ、まて!
寝てしまうのか!レンよ!
私をこのような状態にしておきながら、寝てしまうのか!
バチン
しっかりいたせとばかりに、愚息が腹を打つ。私だとてこのような結末は望んではいない。しかし、レンのこの様子では、ただ側で眠りたかったのだろう。彼女の守護者として私に出来ることは、温もりで包み、朝までその眠りを守ることだ。
バチン
ええいっ!煩いぞ、分をわきまえろ、愚息の分際で!
聞き分けなく存在を主張する股間のたかまりに、忍耐が切れそうになったその時だった。
「ん、ロワさん?」
眠そうな声がして、レンが身動きした。
終わった……何もかも……
真っ白になる頭では、都合の良い言い訳など思い浮かばない。この愚息の有り様をレンになんと説明したら良いのか……
起き上がったレンは、前屈みになった私を見ると、優しく微笑んでこう言った。
「夜這いにきました」
レンの口から出た夜這いという言葉、私はこの言葉の意味を理解できないでいた。いや、夜這いという言葉は知っている。問題は、私の知っている意味と、レンの考えている意味が同じかどうかということだ。
まさか、ただの同衾を夜這いだと考えているのだろうか。レンは、何も後めたいことなどないかのように、明るく微笑んでいる。この様子では、艶っぽいことなど考えてはいなさそうだ。
「夜這いとな」
必死に落ち着いた声を絞り出す私に、レンはそっと近づくと、耳を寄せた。
「旦那様が疲れていないのであれば、仲良くしたいです」
その言葉を聞いて、愚息が暴発してしまったのは、私だけの所為ではないと言っておこう。
「んぐっ、」
焼けつくような射精感に、奥歯をギリリと噛み締める。
思わず魔性という言葉が頭を過ぎた。
「っぁ、」
私が振り向いてしまったため、思わぬ白濁を浴びてしまったレンは、瞳を見開いて私を見上げている。その茫然とした表情の中で、珊瑚色の唇が赤々と艶めいていた。
「夜這い、大いに結構。喜んで受けて立とう!」
一瞬でレンを寝台に横たえると、その身体を跨ぐように膝で立つ。まだ滴を垂らす愚息が、次の闘いに備えて脈打ちはじめた。
「いざ、尋常に勝負!」
誠心誠意レンに応えるべく、愚息を扱きつつ彼女を見下ろすと……
「鎮まりたまえ……」
と青ざめた顔でささやく妻の姿があった……
不快な夜会が終わり、ようやく館に引き上げて来たときにはレンの顔には疲労が現れていた。笑顔で食事の感想などを話しているが、私の目はごまかされない。
ゴア総督夫婦は少し感傷的過ぎるきらいがあるが、表面上の付き合いにはなんら問題はない。問題はあのマズラーだ。自分の両親の財産を没収し、追放した私の前によくも平然と現れることができたものだ。
確かに親類として、幼き頃より共に過ごした記憶はあるが、それは決して心穏やかなものではない。
マズラーは成人前より虚言癖を持ち、その狡猾さで仲間内からは蛇蝎の如く嫌われていた。さらに身体を鍛錬することもなく、親の脛を齧ってのうのうと騎士の称号を得た不届き者である。戦場に出ればすぐさまその正体が明らかになるだろうと、誰もその存在を気にかける者はいなかった。
ただ、彼の母親だけはその虚言を全て鵜呑みにしていたらしいが……
その母親もマンドルガから追放され、遠く南方にまで流れたと噂を聞く。どうやら、溺愛されて育ったマズラーは親を棄てたらしい。
このゴアでお得意の虚言を生かし、社交界に取り憑いているらしいが、望んだ死に方はできはすまい。既に借金で婿に入った家を傾けているとのもっぱらの噂だ。
従僕のカミツに手伝わせて湯あみを済ませた私は、灯を落とした私室に戻った。隣の部屋ではまだレンが動いている気配がする。火酒を運んできたカミツに、今日はもう良いと手を振って下がらせた。
マズラーに邪魔された日から途端に忙しくなり、今日までレンと夜を過ごせていない。以前ほど凶暴なまでの昂りは感じていないが、一旦レンを組み敷いたら冷静でいられる自信はない。今宵も夜泣きする愚息を宥める必要があるようだ。
明日、閨を共にしようと、レンに伺いをたてよう
心優しいレンは、最後まで致さないにしても、快く応じてくれるはずだ
そう決意して、夜着を肩から滑り落とした。愚息は既に天を突いており、吐精を今か今かと待ちわびている。手巾を片手に寝台にドサリと腰を下ろした時だった。
カチャリと僅かな音がして、レンの部屋に繋がる扉が開いた。
!
私はこれ以上ない速さで、寝台に滑り込んだ。慌てて潜り込んだため、上掛けがどうにか腰を覆っているだけだ。
ぐっ、愚息は隠れているだろうか!
飛び起きて上掛けを引っ張り上げたいが、小さく敷物を踏む足音に、息を詰める。
何故、隣室のレンの気配に気がつかなかったのか!
てっきり今日はこのまま休むものとばかり思っていたが、もしや、慈悲深いレンの方からまた閨事に誘ってくれるのだろうか。
いや、過度な期待は後で落胆を大きくするだけだ。ここは、彼女の出方を注意深く観察した方がいいだろう。そう思って、咄嗟に私がした行動は、寝たフリだった……
幼少期を除き、私は人前で熟睡したことなどない。戦場では、片目を開けて寝よ!という教えがあるからだ。もちろんそんな教訓を得ずとも、人前に寝顔を晒す私ではない。レンと褥を共にするようになり、初めて人前で深い眠りに落ちるようになったが、レンの息遣いや鼓動の変化を敏感に察知してしまうため、寝顔は晒したことはなかった。
そのためこうして狸寝入りとはいえ、今更ながら寝顔を晒すことは、いささか気恥ずかしく感じた。
そろそろと近づいてきたレンは、扉に背を向けた私の正面にまわると、私をまじまじと見つめている(気配からそうわかるのだ)
ドッドッドッと鼓動が早くなるのを感じるが、レンの目的が分かるまでは寝たふりを続けなければならない。それに、突然起きてしまえば、小動物のようなレンを心底驚かせてしまうだろう。出来るだけ呼吸は穏やかにし、平静さを保つにはかなりの努力が必要だった。
今、私は寝ているのだ。眉ひとつ動かしてはならぬ
そう己に言い聞かせるが、ある考えが浮かび上がると、途端に平静ではいられなくなる。
股間に上掛けが掛かっていないような気がする!夜風で愚息が冷んやりするではないか!
夫が寝たふりをしているだけでなく、股間を張り詰めさせていると分かった時には、レンは何と思うだろう。見たことのない軽蔑の眼差しで詰られるのだろうか……
恐ろしい!
どうかレンが股間の異変に気がつかぬように!と一心に祈りを捧げていると、眉間に柔らかなものが触れた。この感触……どうやら、レンの唇が触れたらしい。
私が苦しんでいるとでも思ったのだろうか
なんと、なんと優しき女性なのだ!
私は感動のあまり飛び起きそうになるのを、ぐっと堪えた。
ああ、愛しきレン
お前はなんと、慈しみに溢れた――
私が心の中で慟哭していると、レンはいつの間にか背後に回り、寝台に潜り込んできた。
っつ!
露わになった背中に、レンの体温を感じる。思わず力が入り、背部の筋が盛り上がった。
一緒の寝台に入ったということは、つまり、そういうことだろう。
それにしてもレンの香りはなんと芳しいのだろうか。夏漆の花のように爽やかでありながら、奥底ではとろりとした甘さを感じる。身体を繋げた時など、汗とともにどこか淫靡ささえ感じる香りを放つのだ。このレンの体臭は危険だ。私だけでなく、他の男も骨抜きにするに違いない。
私の愚息も既に臨戦態勢に戻っている。薄目を開けて股間を確認すると、上掛けから先端部分がズイッと現れていた。これから待ち受ける歓喜に震え、透明な滴を浮かべてさえいる。
待っていろ、お前の出番はまだ後だ
愚息を視線で窘めると、恥じらいながらも寝台に忍んできたレンを慰撫するため、向きを変えようとした。
しかし、
ふーーっと、安堵ともとれる溜息を吐くと、レンは動きを止めた。
まっ、まて!
寝てしまうのか!レンよ!
私をこのような状態にしておきながら、寝てしまうのか!
バチン
しっかりいたせとばかりに、愚息が腹を打つ。私だとてこのような結末は望んではいない。しかし、レンのこの様子では、ただ側で眠りたかったのだろう。彼女の守護者として私に出来ることは、温もりで包み、朝までその眠りを守ることだ。
バチン
ええいっ!煩いぞ、分をわきまえろ、愚息の分際で!
聞き分けなく存在を主張する股間のたかまりに、忍耐が切れそうになったその時だった。
「ん、ロワさん?」
眠そうな声がして、レンが身動きした。
終わった……何もかも……
真っ白になる頭では、都合の良い言い訳など思い浮かばない。この愚息の有り様をレンになんと説明したら良いのか……
起き上がったレンは、前屈みになった私を見ると、優しく微笑んでこう言った。
「夜這いにきました」
レンの口から出た夜這いという言葉、私はこの言葉の意味を理解できないでいた。いや、夜這いという言葉は知っている。問題は、私の知っている意味と、レンの考えている意味が同じかどうかということだ。
まさか、ただの同衾を夜這いだと考えているのだろうか。レンは、何も後めたいことなどないかのように、明るく微笑んでいる。この様子では、艶っぽいことなど考えてはいなさそうだ。
「夜這いとな」
必死に落ち着いた声を絞り出す私に、レンはそっと近づくと、耳を寄せた。
「旦那様が疲れていないのであれば、仲良くしたいです」
その言葉を聞いて、愚息が暴発してしまったのは、私だけの所為ではないと言っておこう。
「んぐっ、」
焼けつくような射精感に、奥歯をギリリと噛み締める。
思わず魔性という言葉が頭を過ぎた。
「っぁ、」
私が振り向いてしまったため、思わぬ白濁を浴びてしまったレンは、瞳を見開いて私を見上げている。その茫然とした表情の中で、珊瑚色の唇が赤々と艶めいていた。
「夜這い、大いに結構。喜んで受けて立とう!」
一瞬でレンを寝台に横たえると、その身体を跨ぐように膝で立つ。まだ滴を垂らす愚息が、次の闘いに備えて脈打ちはじめた。
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